コレステロールと中性脂肪   どう違うの?

同じ脂肪でも役割が違います。

正解は
下の表のとおりです。

●コレステロール

●中性脂肪

体の細胞を作る 体のエネルギー源になる
やせていても高コレステロール
の場合がある
太っている人に高中性脂肪が多い
食事後、コレステロール値はすぐ
には上昇しない
食事後、中性脂肪はすぐに上昇する
高コレステロールに洋菓子は禁物 高中性脂肪に和菓子、果物は禁物
動脈硬化以外に胆石を引き起こす 動脈硬化以外に急性膵炎や、通風
、脂肪肝を引き起こす

コレステロールと中性脂肪は、同じ脂質であること、リポタンパクの形をとって血液から体内に運ばれていくこと、そしてふえすぎると動脈硬化を起こすことなど、多くの共通点があります。

しかし、体内での役割は明らかに異なります。コレステロールは体の細胞膜などの組織を作るのに対して、中性脂肪は体のエネルギー源となるものです。この他にもいくつかの違いがあります。たとえば、食事をした後すぐにコレステロール値が上がることはありませんが、中性脂肪の値は食事をした後にすぐに上昇します。また、中性脂肪が高いということは、皮下脂肪が多いということなので太っていることが多いのです。一方、コレステロール値はやせていても高いことがあります。