善光寺本堂

所在地 長野県長野市大字長野元善町 種別 近世以前/寺院
構造形式 桁行十四間、梁間五間、一重もこし付、撞木造、妻入、正面向拝三間、軒唐破風付、両側面向拝各一間、総檜皮葺
時代区分 江戸中期 年代 宝永4年(1707)
指定年月日 1953.03.31(昭和28.03.31) 所有者 善光寺
附指定 厨子1基  
善光寺の創立は推古天皇10年(602)にまでさかのぼると伝えられる。現在の本堂は元禄13年(1700)に炎上のあとの再建であり、別当慶運が浄財を集め、大工甲良豊前入道宗賀の設計によって、宝永4年七月に完成したものである。東日本最大の規模を誇る。


桁行(側面)十四間、梁間(正面)五間のきわめて縦長の建物である。柱はすべて丸柱で、入側柱が高く、三手先組物で軒を支え、T字形の棟をもつ入母屋造屋根をかける。
 善光寺本堂は、奥行の深い平面を持つ規模の宏壮な建物で、独創的な形状は、仏殿建築として一生面を開いたものと云える。その非凡な設計はコ川時代中期に於ける傑作である。
(文化庁HPの解説文)


屋根の平面形状がT字型になった撞木造 側面に庇が張り出す


 <アクセス>
善光寺は、JR長野駅の北5km。長野市のメインストリートの中央大通りを北上すると、善光寺の南正面に突き当たる。駐車場(有料)は善光寺の裏(北側)にある。(2013.05.26)