安楽寺八角三重塔

所在地 長野県上田市大字別所 種別 近世以前/寺院
構造形式 八角三重塔婆、初重もこし付、こけら葺
時代区分 鎌倉後期 年代 鎌倉後期(1275-1332)
指定年月日 1952.03.29(昭和27.03.29) 所有者 安楽寺
附指定 仏壇1基 棟札1枚
安楽寺は、鎌倉時代に臨済宗の僧樵谷惟僊が開山した、信濃で初めての禅宗寺院。室町時代末期に衰えたが、天正8年(1580)、曹洞宗の寺院として再興された。


三重塔は初重に裳階を付けるため4重屋根になり,現存唯一の八角形の平面で,様式的特徴から鎌倉時代後期と考えられている。緩やかなこけら葺きの屋根,放射状の垂木,詰組とした各重の尾垂木付き三手先組物など,本格的な禅宗様である。
(文化庁HPの解説文)


各層の軒は垂木が二重になった二軒 初重は庇のような裳階


 <アクセス>
安楽寺は、別所温泉の市街の西北端にある。上田電鉄別所線の別所温泉駅の前を南西へ向けて通過し、600m先の温泉街内の交差点を北側へ折れる。60m程先の左側に門があるので、この門を潜り抜けると、100m程先に無料駐車場がある。(2013.05.27)