デンマーク


クリスチャンボー城
(Christianborgs Slot)


1167年にアブサロン大主教によって建設されたコペンハーゲン発祥の地。城は、5度にわたって破壊、再建が繰り返され、現在の建物は1928年に完成したネオバロック様式。かつては王宮として使用されていたが、現在は国会議事堂や、女王の謁見の間として利用されている。


正面前に建つクリスチャン9世の騎馬像




アメリエンボー城
(Amalienborg Slot)



もとは4人の貴族のマンションであり、1794年にクリスチャンボー城が炎上したため、当時の国王クリスチャン7世が移り住んだロココ様式の城。現在も、マルグレーテ女王ほかの、王族が居住している。建物は、広場を囲むように4棟に分かれている。そのうちの一つ、クリスチャン8世王宮殿は宝物展示室として公開されている。



正午に行なわれる衛兵の交代式




クロンボー城
(Klonborg Slot)


コペンハーゲンから北約30kmのヘルシンオアにある。オーレスン海峡の最狭部の海岸に面して建つ。対岸のスウェーデンとは4km足らず。
15世紀に、エリック7世により通行税徴収のために建造されたが、一時さびれたあと、1574年にフレデリック2世が再建に着手し、1585年に完成した。1629年に焼け落ちたが、クリスチャン4世により修復された。その後、スウェーデンに最も近い場所として戦争を度々経験し、1924年に現在の姿に改修された。
四方に堡塁を持つ四角形の城であり、北棟は王の住居、西棟は王妃の住居、東棟は王族の部屋と厨房、南棟は教会。2000年に世界遺産に登録された。






附属する教会の内部


中庭広場 シェークスピアの「ハムレットの舞台になったとされる


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