海 外 溯 行 同 人 会則


 沢登りを行う山岳会は多数あるが、外国の沢にまで興味を持ち実践する人は少数であり、全国の山岳会に分散している。しかも一つの山岳会だけで外国の沢を継続して行うのは不可能に近い。そのため、山岳会の枠を超えて志を同じくする人が集り、共に語り、共に海外遠征できる場を創ることを目的とする。本同人は山岳会ではなく、山岳会の枠を超えるものを目指す。

1.同人の活動

 山岳会ではないので、代表者は設けない。基本的に個人活動によるものとし、その活動を支援するために事務局を設ける。同人の活動は下記である。
  1.海外で沢登り
  2.世界の渓谷研究
  3.研究報告(目標 1回/2年)
  4.海外交流と啓蒙

2.規則

 @参加資格
  海外の渓谷に興味があり、海外で沢登りをしたい人あるいは研究者。
  所属会に関わり無く同人に参加できる。退会は本人の希望、運営費の1年以上の未納、または著しく同人の信頼を損ない、総会で参加者の過半数により退会を勧告された場合。

 A 運営費
  年3000円とする。
  会計年度は4月〜翌年の3月とする。
  残金は積み立てる。

 B事務局
  事務局は総会参加者の過半数の承認による。
  任期は2年とするが、限度は設けない。
  事務局は運営に必要な補佐を若干名指名できる。
  事務局は「海外溯行通信」を随時発行し、会員に情報を提供する。
  事務局は年1回総会を開催する。
  事務局は年1回同人の公募を行う。

 C海外での沢登り計画は事務局に届け、事務局はそれを公示する。会員はそれを見て参加希望できるが、参加の可否は谷のレベルと希望者の実力を判断して決める。
  判断は計画者が中心となって行う。

 D海外に遠征する者は掛け捨ての海外登山保険を掛けること。(個人負担)
  個人で掛けても、または隊としてとりまとめてもいずれでも良い。

 E同人参加者はなんらかの山岳捜索保険に入ること。
  無所属の参加者については事務局で取りまとめて保険に加入する。