vol. 14  アイスランドの歌姫 ・・・・  '06年12月13日


このところ、ビョーク(Bjork)の歌声にはまっている。
ビョークというのは、神秘的なサウンドと不思議な歌声を持つアイスランド出身の女性ヴォーカリストのことである。

ビョークは語りかけるように歌い、歌うようにささやく。
ビョークの曲はユニークで独創性に満ちており、私の想像力を刺激してくれる。  個性溢れるビョークの活動は、現在活躍するミュージシャンたちの中でも異色の存在だといえよう。

私がビョークを初めて知ったのは、6年前に公開された映画 「Dancer In The Dark」だった。
それは、胸が締めつけられるようなストーリーのミュージカルなのだが、作品としての完成度は高い。 ビョークはそこで主演 を務め、音楽プロデュースを担当していた。
その時から魅力を感じていたが、何となくそのままになっていた。 ところが最近になってふと思い出し、何枚 かのアルバムを買って聞いてみたところ、見事にはまってしまったのである。

ビョークが創り出す音の世界は、まるで 「解き放たれた自由」のようであり、「限りない癒し」である。 カテゴ ライズ不能とも思えるそのサウンドは、独特の魅力に満ちている。
呟くような歌声であったり、悲しみや怒りを爆発させるかのようにハイトーンを炸裂させたりと、聴くものを圧倒する。  その表現力と歌唱力は、大胆にして繊細だといえる。
たとえ意味など分からなくても、彼女が発する歌声のひとつひとつが耳に飛び込んでくると、いつの間にかすっかり その世界に引き込まれてしまうのである。

アイスランドの音楽シーンから世界に向かって羽ばたいてきたビョーク。 今後も、常にユニークで完成度の高い音楽 を創り続けて欲しいものだ。

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《 ビョーク : Bjork 》
1965年、アイスランド生まれ。 6才から音楽学校に通い、13才の頃からバンド活動を始める。 1986年に シュガーキューブスを結成し、300万枚以上のセールスを記録する成功をおさめるが、1991年のワールドツアーを 最後に解散。 1993年からはソロで活動を続けている。
1997年にリリースされた3枚目のアルバム 「homogenic」は日本でもヒットした。 女優としても活躍しており、2000年 の主演映画 「Dancer In The Dark」が、カンヌ映画祭でパルムドール(大賞)を受賞。 彼女自身も主演女優賞に輝い た。
2004年には、基本的にいっさいの楽器を使わずすべてのトラックを人間の声によって構築したアルバム 「medulla」 を発表し、話題となる。




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