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vol. 9 スタイルの違い ・・・・ '06年6月24日
またまたトレッキングの話である。 最近の私は、興味のベクトルが山へばかり向いているため 、どうかお許しいただきたい。
日頃は、単独での山行きが多い私だが、トレッキングを始めてから他の人達と一緒に走る機会も何度か あった。 複数で走ると、リカバリーなどの際に心強いうえ、何より楽しい。
色々な方々と一緒に走るうちに、ふと気付いたことがある。
オフロードバイクに乗って、好んで山道を走る人は結構いるが、その走行スタイルはどうやら二分され るようだ。
例えば、豪快な走りを好む人たちがいる。 基本的にどんなところでも勢いよく進もうとする。
段差や倒木越えでもバイクにしっかりと乗って、当たって砕けろといわんばかりに突っ込んでゆく。 ヒルクライムではシート後方へ座ってトラクションを稼ぎながら、リアが空転しようがフロントが 浮き上がろうが、無理やりバイクを押さえつけながらパワーをかけてゆく。
サスストロークが長くてパワーのある、エンデューロマシンやフルサイズトレール車を好み、 タイヤもモトクロスタイヤやエンデューロタイヤを装着している。
一方で、比較的地味な走りを好む人たちもいる。 低速でのグリップ走行を好み、段差や倒木越え ではサスペンションを有効に使って堅実に越えようとする。 ヒルクライムではスタンディング姿勢で ステップに乗って、ボディアクションによってトラクションや車体姿勢をコントロールしようとする。
トライアルマシンを公道仕様にしたものや、ミドルサイズトレールへトライアルタイヤを 装着した車両に乗っていることが多い。
前者をエンデューロ系ライダー、後者をトライアル系ライダーと呼んでも差し支えないだろう。
それぞれが目指している走り方の先にあるものが、エンデューロレースなのかトライアル競技なのか の違いである。 必ずしも、レースや競技に出ることを目的としているわけではないとは思うが、目指す 走行スタイルは確かにその辺りにあるらしく、似て非なる走行スタイルだといえる。
ところで、私の走行スタイルはどうなのかというと、後者に近いといえるだろう。 というか、後者を 目指したい、と常々考えている。
トレッキングを始めた当初は、エンデューロ系の走りを目指したように思うが、山行きを重ねていくに つれて、次第にトライアル系の走りを目指すようになっていった。 山用バイクを購入してすぐに装着したエン デューロタイヤも、2、3回走っただけでトライアルタイヤに交換してしまった。
豪快だが勢いのいい走り方は、ハイリスクハイリターンな側面を含んでおり、いまひとつ馴染めなかっ たのである。
それに、エンデューロ系の人たちが好んで使う、「ゲロツーリング」や「アタックツーリング」という 言葉からも、何となく違和感を覚えた。 私はゲロと呼ぶほど過酷な走りをするつもりもないし、アタックと 呼ぶほどの難所へトライするつもりもない。 それよりも、トライアル系の人たちが多く使う 「トレ ック」や「トレッキング」という言葉の方が、何となく爽やかな印象ではないか。
ただ、言葉だけでなく実際の走りを爽やかにするためには、もっともっとテクニックを磨かねばならない 、というのが悩みの種ではあるが。
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