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vol. 7 バイクでトレッキング ・・・・ '06年4月24日
最近こんなバイクを買った。 HONDAのSL230である。
この軽量コンパクトなオフロードバイクで、山の奥深くへ分け入ってトレッキング走行を楽しんでみよ うかと考えている。
3月の中頃に、何となく検索していて偶然見つけたサイトがある。
コンテンツは、バイクによるトレッキングをレポートしたものだった。
そのサイトの管理者は私と同年輩の方で、「 足を着こうが何をしようが山へ分け入って獣道を楽 しく走れればいい 」 といった気楽なコンセプトで活動されているらしく、レポートを読ませてもらっ ていると何やら本当に楽しそうである。 バイクも気前よく放り投げていらっしゃる。
オフロード走行をご存知ない方は、なんだって?バイクを投げるだって!? と思われるかも知れ ない。 ところがオフロードでは、急坂や段差越えの際にバイクのフロントが浮き上がってくることが よくある。 それをうまくコントロールしながら走るのが面白いのだが、時としてその浮き上がりが コントロール限界を超えてしまうこともある。 いわゆる 「捲れる」 とか 「竿立ち」 と呼ばれる 状態である。
そんな場合には、あっさりとバイクを放り投げて我が身を守る。 それは大切な危険回避テクニックの ひとつなのである。
無論、放り投げた先の状態によってはバイクにそれなりのダメージが加わることもあるだろう。 坂道 を縦回転しながら転がり落ちてゆく自分のバイクを見るのは、ちと悲しくもある。 また、その瞬間に ローン残高が頭をよぎる人もいるだろう。
しかし自分が怪我をしないためには、間違ってもバイクと一蓮托生というわけにはいかない。
まあ、所詮土の上でのことなので、バイクへのダメージといってもたかが知れているのだが.....。
少々脱線してしまったが、要するにそのサイトに感化されて、私もバイクによるトレッキングがしたく なったのである。
そこで、さっそく所有しているオフロードバイクのKDX220SRに跨って、山へ走りに行ってみた。
しかしこの2ストエンジンは、開けるとパワーが出るものの極低速でのトルクが少々足りない。
フラットダートを走れば胸のすくような加速がとても楽しいKDXだが、ほとんど1速ギア固定で半クラッ チを多用して走るような獣道走行には、どうやら不向きのようだ。
しかも車高が高いので足着きがとても悪い。 私が跨るとまるでバレリーナ。
おまけにセルが無いのでエンストすればキック始動のみ。 これもけっこう辛い。
足場のいい所ならともかく、もし段差や急坂でエンストなどした場合には最悪である。
無理な体勢 でのキック始動を強いられて、非常に体力を消耗する。 すぐに再始動できればまだいいのだが、そう いう時に限ってなかなかエンジンが掛かってくれないのである。
何度もキックを踏んでいるうちに、ただでさえ斜面で悪くなった体勢がさらに悪化する。 最後には、 バイクを放り投げるしか選択肢が残されていないことに気付いて天を仰ぎ見る。 アーメン。
私レベルの腕前で、このバイクに乗って山道を楽しくトレッキングというのは無理があるようだ。
というわけで、トレッキングに適したバイクを新たに調達することにした。
軽量コンパクトな4ストセル付きオフロードモデル。 しかし山を走ればバイクはそれ なりに傷む。 なので格安の中古車がいい。 そんな条件で、YAMAHA のマウンテントレールとして名高い セロー225、HONDA のフリーランドスポーツ SL230 を候補に上げた。
以前所有していた kawasaki の superSHERPA も一応検討したのだが、いまひとつ軽さを感じられない 乗り味だったことを思い出して却下。 結局、中古車としては割高感のあるセローをやめて不人気車の SL を選ぶことになったのだが、結果としては正解だったようだ。
実際に乗ってみると、その外見とは裏腹に驚くほど山道を走るのに向いている。
トレールっぽくない外見のためか、オフロードバイクとして人気が出なかった SL230 だが、やはり HONDA が打倒セローを掲げて開発したバイクは伊達ではなかったということなのだろうか。
これからバイクでの山散歩が楽しくなりそうだ。
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