vol. 5  スポーツシングルを気持ちよく走らせる ・・・・ '06年3月23日


バイクを走らせるうえで、コーナリングは大きな楽しみのひとつだといえる。 ツーリング途中のワイ ンディングでバイクを意のままに操り、待ったなしに迫るコーナーをクリアする。 バイク乗りなら ちょっとした至福の瞬間だろう。
ところが実際には、そういつもうまく走れるとは限らない。
だからこそ、路面やバイクに合わせて操り方を工夫してみたり、バイク自体に手を加えてみたりする。  そうやって、自分が理想とするコーナリングへ近づけていくというのも、バイクの楽しみ方のひとつだと思う。

右上の写真は、YAMAHA SRX600 といって、軽量スリムな車体へトルクフルな600ccの単気筒エンジンを載 せたバイクである。 発売されてからもう16年も経つモデルだが、色褪せないスタイル、質感の高い各 部の仕上げ、そして鼓動感溢れるエンジンフィールなどに魅力を感じている。
SRXを見た人の多くは、「このバイクなら、どんなコーナーでも自由自在だろう」 と言うが、実際に走 らせてみると、案外難しかったりする。 意外なほどの直進安定性をみせるが、コーナーではアンダー ステアが強く、決して曲がりやすいとはいえない。

旋回性が低いのは、自分のバイクに限ってのことなのか、あるいはSRXというモデル全体にいえることな のか。 以前から疑問に感じていたため、色々と調べてみたことがある。
SRXオーナー達のサイトを訪れて、乗り味らしき記述を片っ端から読んでみる。 するとやはり、「旋回 性はいまひとつ」 というような内容の記述が少なからず見受けられた。

そして極めつけが、clubman誌'06年1月号の記事だった。 「スポーツシングルの灯は消えない  ブームはきっと来る!」 という特集記事に惹かれて購入したのだが、その記事の中ではこう書かれて いた。 「ここ10数年ではSRXやグースといったモデルもあったが、スペックもそのハンドリングも 、今一歩突き抜けることはできなかった・・・」 と。 そして最後の国産スポーツシングルとして誌上 で紹介されているのは、なんと HONDA CB250RS-Z だった。

やはりそうだったのか。 はっきり言って、ショックだった。
シングルやツインのスポーツバイクに造詣が深い clubman編集部が、SRXはスポーツシングルと して今ひとつ、との評価を下しているのである。 しかも私の認識では、実用バイクとスポーツバイク の中間あたりに位置すると思っていたCB250RSよりも、ハンドリングが劣るのだという。
うーむ、世界のHONDA 恐るべし。

まあしかし、この美しいバイクのコーナリング性能を向上させるべく、今後少しずつモデファイを加え て行こうと考えている。 現行マシンに迫るとは思えないが、足回りにちょっと手を加えてみることで 、その乗り味が少しでも改善できれば嬉しいものだ。
そしてSRXに適したライディングのコツを掴むことができれば、いつかワインディングを気持ちよく走ら せることができるだろう。 これから楽しみだ。




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