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vol. 4 車椅子マーク考 ・・・・ '06年3月7日
右の写真で、フロントガラスに貼られているマークをご存知だろうか。 本来は、「障害者が利用できる建築物や公共輸送機関である」 ことを示すマークだが、他のドライバーに配慮を求める 意味などから、マイカーへの利用も特に制限されていないという。 カー用品店などへ行けば、1枚数百円で売られて いるらしい。
ならば、このマークは誰でもマイカーへ貼り付けていいのだろうか。 それは違うと思う。 このマークは、障害を持っ たドライバーの車や障害を持った人を乗せた車にだけ、貼ることができるはずである。
今朝の新聞記事によると、2〜3年前から、「健常者が自動車に車椅子マークを付けて、障害者用駐車場に停めている」 との苦情が増えているという。
商品には、マークの権利を持つ日本障害者リハビリテーション協会の要請で、製造業者が注意書きを添付しているらしい。 しかし、苦情は減るどころか東横インの不正改築事件で、障害者用駐車場問題が注目され、むしろ増えているらしい。
協会は、「本当に困っている人たちのために、どうか悪用しないでほしい」 と訴えているが、利用者のモラルに委ねる しかない現状であるという。
もう1年以上前の話だが、父が闘病生活を送っていた頃のこと。 入院していた府立病院からの一時帰宅や外出などの際 には、私が車で送り迎えをしていた。
有料の一般駐車場に停めた車を、一時的に病院の玄関前にある身障者用駐車スペースへ移動させ、病室から車椅子に 乗った父を連れてきて車へ乗せる。 時間にして約15分程度のことである。
ところが、そのわずか15分間がなかなか停められない。 なぜか、駐車スペースが常に一杯なのである。 開いたと思って車 をまわしてくると、すでに塞がっている。
最初の頃は、さすがに病院では車椅子を利用される人が多いものだなあ、と考えていた。 しかしそのうちに、それ が間違いであったことに気付かされる。
4人乗車でやってきて、全員がしっかりとした足取りで歩いてゆく。 若いカップルが、くわえ煙草で歩いてきて、2シータ ーのスポーツカーで発進してゆく。 そんな車が結構多いのである。
一度など、ラインを無視し、3台分の障害者用駐車スペースへ5台もの車が停まっているのを見た時は、呆れてものが 言えなかった。
駐車スペースがなかなか開かない時には、仕方なく一般区画の駐車場で父を乗せたり降ろしたりした。 寒空の下で 段差を越えながら、100m以上も車椅子を押していると、病気の父にすまないという思いと、モラルの無い人たちへの腹立た しさが交錯したものである。
便利だから、少しの間だけだから、などと健常者が身障者スペースへ駐車してしまうと、本当に困っている人が使えな い。 まして、車椅子マークを不正に貼り付けてカムフラージュするなど、何をかいわんやである。
今後は、そういったドライバーのモラルアップを期待したいし、どう見ても健常者としか思えない人には、注意したいと いう気持ちもある。 しかし、外見からでは障害の有無が分かりにくい人もいるため、見た目だけで不正と決めつける訳 にはいかないのが難しいところだ。
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