台高のマッターホルン-白鬚岳
2004年11月13〜14日     同行者:S.I、KK、OM,NC,SY,MK
訪問先 14日:白鬚岳
記録
11月13日(土):KKさん宅より柏木まで

19:00梅田集合-20:30KK氏宅-23:00登山口(幕営)
 土曜日が法人の研究会だったので仕方なく近場の山登りを計画した。皆さんには私の都合に合わせていただいて、恐縮であった.。白鬚岳は私も友人達と12月に小雪の中、登頂した。
Y山岳会でも途中まで(小白鬚岳)登ったが、時間切れで引き返したという.が、予想以上に良い山だった。

テントで宴会,今夜は鴨鍋
 梅田で集合し、一路KKさん宅まで2台の車は進む。進路を互いに連絡していなかったので、ISさんの車は水越峠から、我々の車は竹之内峠から奈良盆地にはいった。.
 結局は我々が20分ほど早くKKさん宅に到着。ISさんと集合してから、一路柏木まで車を走らせた。

 今夜のメインデイッシュは鴨鍋だ。
思い返せば、冬の高見山山頂まで鴨鍋を担ぎ上げ、大宴会した記憶がよみがえる。
アルコールも種々飛びだして、何時ものように終わりの知れない宴会は暮れて行く。
11月14日():白鬚岳登頂

5:30起床7:30出発…10:30白鬚岳山頂11:30…13:50登山口-15:20入浴-16:10KK氏宅-橿原で夕食ー20:00帰神
  柏木の集落の東の谷登山口より、駐車スペースに車を止めて歩き出す。
 最初は沢沿いだが、数回谷を横断してから、次第に急傾斜のトラバース気味の九十九折れの道となる。高度を上げるのも急ピッチである。
 残念ながら、本来は紅葉の見頃なのだろうが、些か煤けている。しかもこの山は、本質的に植林の山だ。スギに檜がびっしりと植林してあり、谷筋と尾根筋にのみ広葉樹が残っている。そして所々に鮮やかな赤、黄色の葉が見える。

 途中に水場があリ,岩の間から清水が迸り出ている。「これから上には水場はありません」と、標識がなされている。遥か上に稜線が見えるが、コルまではそれはそれは遠い。
 コルに出ると、尾根筋の下り道には丸太で通行止めの表示がなされている.。此処からは恐ろしくなるほどの急傾斜の尾根道だ。しかもやせ尾根と来ている。
 

コルで、左からMK,NCC,SY,そしてOMの各氏

急な山道を喘ぎながら登る
小白鬚」岳より吉野の山
 延々たる急傾斜を上り詰めると、そこは小白鬚岳の山頂だった。記憶にあるように、大木が切り払われて見晴らしがよろしい。前方に白鬚岳の峻峰が堂々と見える。
 頂上からは東に下るが、途中の大小のピークの上り下りも大概のアルバイトだ。
尾根上の踏跡を行くが、矢張りやせ尾根で登りは急である。此処からの眺望も素晴らしい.。
 
 かなり急な上り下りをくり返すが、最後にもうこれ以上はないという急傾斜を登り終えると、そこは白鬚岳手前のコルに至るピークだった。
此処から下ったコルは、落ち葉の敷き詰められた気持ちのよい広場となっている。
 もう此処からは最後の登りだ。
相変わらずやせ尾根の急傾斜だが、不思議なことに危険は余り感じない。木々が覆うように生えているからだろう。これが木のない岩山なら、高度感はとてつもないものだろう.。
 それにしても途中の周りの山々の眺望も素晴らしい。
急な登りも、風景を見ていると大いに気分転換になる。

 北の薊岳,明神岳、東の池小屋岳、南の大台ケ原、西の大峰山脈の屏風のような山並みは、見ていても飽きない。
殊に大普賢岳の、前穂高岳北尾根を彷彿させるようなスカイラインは感動ものだ。
途中の小ピークで
途中のピークより白鬚岳

山頂にて、Bergen


山頂からの急な下り
 頂上からの眺望は最高である。しかもこんなシーズンなのに、だれにも。出会わない。
 ビールで乾杯!つまみも出て、雄大な眺望を肴に、又懲りもせずに宴会が開かれる.。
 
 頂上で山名同定を行なう。
特徴のある大峰、大普賢岳は誰が見ても分かるが、遠くの釈迦岳や弥山はそれなりにイマジネーションが必要だ。
 二上山、金剛、葛城は位置的関係から明らかだ.。白屋岳も昔登ったので、明白だ。
5月に登った馬ノ鞍峰は意外なほど低いところに見えていた。標高が1100m台なので仕方なかろう。
 
 天候は明らかに下り坂である。.宴会も、山名同定も程ほどにして、下りを急いだが、慎重に歩いたので、思いもかけぬ時間を要した。
 
 吉野町の温泉で汗を流し、橿原で夕食を済ませて、一路帰路を急いだ。
 
登山口で全員集合