有馬四十八滝巡り-実際は三滝のみ
2004年2月1日     同行者:MO
記録
2月1日(


10:15一軒茶屋(車、駐車)-11:00極楽茶屋-(紅葉谷)-
12:00百間滝、似位滝(昼食)13:30-白石谷出合-白石滝-
高巻き-懸垂下降-登山路-16:10一軒茶屋


 生憎のうららかな(?)天候にがっかりしながらも、予定通り有馬四十八滝巡りに出かけました。
 滝は凍っていましたが岩との間は水が流れ、とてもアイスクライミングが出来る状態ではありませんでした。
でも初めてこの辺りに来たので、今度極寒波が来たら再トライする価値は十分あります。
極楽茶屋下り口の案内板
一軒茶屋の近くの路肩スペースに車を停めて、縦走路と道路を歩く。
 極楽茶屋から有馬四十八滝巡りの始まりだ。
i入り口には立派な看板がある。
それにしても良い天気だ。

「ほんとに凍結してるのかな?」

いざ下降だが、天気が良過ぎる!雪も無い。
下り初めから路面には雪が固まっており、非常に滑りやすい。かなりゆっくり下らないと危険だ。
Oさんの脚の状態もあるので、アイゼンを着ける
ここで迂闊にも、小物入れを置き忘れてしまった。

[いやな予感が、するなー」

アイゼンを着けたOさん

道は谷筋までジグザグに下り、右岸に渡ると傾斜も緩やかになり、雪も消える。
ますます凍結してるはずが無いとの思いに囚われる。

「まあいいか、今日は小春日ハイキングだ!」

何事も、気持ちの切り替えが肝要である。
これが人生の生き方である。

「既成観念に囚われたり先入観を捨て切れない人生は、後向きの人生である!」
私の座右の銘である。


「確実なことばかり、何ぼやっても仕方がない。大事なのは、(自分にとって)初めての仕事だ!」
 

 


天気も良いので人出も多い。中には犬を連れてきている
パーティも
 アイゼンを外して暫く行くと、 百間滝入口だ。急な斜面のトラバース道で、なお且つ日差しが明るい。

 「これでは結氷しているわけ無いか?」

と思ったが、取り敢えず最初の滝表示なので、下ってみる。 

百間滝
小さな枝沢に出会うと、その落口が凍り付いていた。
見下ろすと20mほどの落差がある。
百間滝だ。
急な九十九折の山道を下って、百間滝直下へ到着。 
見上げると結構立派な滝で、上方15mほどが着氷している。
ためしに取り付いてみるが、下の岩場で濡れ鼠になりそうですぐに中止。
しばらく見物したあと似位滝似も足を延ばす。

似位滝
似位滝は結構落差がある。
周りの壁が崩壊著しい。妙な形だが美しい滝である。 
百間滝に戻り、昼食とする。
鍋風(?)うどんである。

昼食をしていると大勢の登山者が珍しそうに見て行く。
たまらずそそくさと済ませる。

次に白石谷出合に向かって下る。
途中廊下状の部分は右岸の巻き道を下ったが、谷筋でも十分下れる。ここら辺りの両岸とも崩壊著しく、やや危険である。
広い河原に行き当たると、白石谷出合である。
 白石滝は直登したが、、左岸には高巻き道もある。
先行グループはその道を取って行ったが、かなり上まで登らねばならない。滑りやすいが簡単な直登コースが楽である。

昼食の鍋風うどん

 暫く沢沿いに進むが、小さな滝の上で道が不明瞭となる。矢印、目印も輻輳する。左岸の目印を辿ると、途中で踏み跡が不明となったが、強引に段々の急峻な小沢を登る。
上に石垣があったので強引に進んだのだが、これは廃道のようだった。 

かすかな踏み跡を頼りに尾根筋を強引に登る。
ブッシュがうっとうしいが、ヘルメットが役に立つ。
こんな状況の中でも、文句も言わず黙々と従ってくれる(それしか選択肢はないのだが)OMさんは流石だ。

小さなコルに到達したが、左手に見える最高峰までの標高差はかなりのものだ。又この尾根を更に詰めるしかない、と思った時、左手の枝沢の突き上げに目印が舞うのが見えた。

 一旦はこのまま直登と考えたが、目印が気になった。よくよく見てみると、目印はその上にも続き、明瞭な道もあるではないか!
しめたとおもったが、枝沢の源頭には簡単には降りれない。止む無く、懸垂で降りた。

 後は、この上の白石谷第5堰堤を右より巻き、目印を頼りに長い急なのぼりを歩き続けた。
最後の急な木の階段には甚だしく消耗させられたが、暗くならないうちに漸く魚屋道に辿り着くことが出来た。

白石谷出合



強引はいけません。
間違えたと思ったら、元に戻ること.。急がば回れ!
しかしこんな経験も面白い。人生、順風万帆ならつまらないこと夥しい。