栂池ー蓮華温泉スキーツアーの旅 | |
2011年4月28〜30日 同行者:TKリーダー以下、Teruruの皆さん(HR,IK,MH)、白峰MTさん&Bergen、総勢6名 |
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またまた他の会の山行に参加です。 今回はTeruru主催の山スキー&登山に居候です。 天狗原から、初めての蓮華温泉! 今回は下(平岩)に下らずに、往路の往復です。 期待と不安が混じります。 前夜泊は栂池の駐車場です。 行きは何とか好天に恵まれましたが、帰りは凄まじい強風と雨でした。 |
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ロープウエイ、栂池自然園駅にて# | |
4月28日(土): | |
22:00大阪,i南茨木駅前集合、出発 |
予定より少し早く到着。 登山口の栂池ゴンドラの駐車場で幕営。 |
例によって南茨木でpick-upしてもらう。 今夜はHRさんも一緒だ。 彼女は高槻から到着だが、何と一緒の電車に、彼女も吃驚?! 名神は結構空いている。久し振りの中央道であるが、北陸道に比べると矢張りカーブや上り下りが多い。 栂池の駐車場には予定より早く到着したので、テントを張って仮眠する。 「少しの時間ですが、しっかり仮眠しましょう」 元セミナー生のMHさんも、現在はTeruruのメンバーである。 |
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振子沢の途中で、Bergen | |
4月29日(日) | |
8:55 ロープウェイ自然園駅出発 10:10 天狗原(お宮) 11:20 白馬乗鞍岳山頂 12:00 振子沢下り口 13:20 トラバース開始 14:15 蓮華温泉 |
今日は早くに取り付きます。 雪は例年に比べて多い! (タイムスタンプは、TKさんのGPSログより頂きました) |
今日の登山も、山スキーと歩行隊の混合メンバーです。 といっても、歩きはIKさんのみ。(前回の同数とは違います) 白峰のMTさんはボードなので、スノーシューです。 山スキー隊は全員、シール歩行ですが、このくらいの斜面なら楽勝です。 今朝も、始発のゴンドラ、ロープウエイに乗ります。 白馬乗鞍山頂は必ずしも目指していないとの触れ込みですが、 リーダーのTKさんは意欲的です。 「この時間に取り付けば、十分往復できますよ」 |
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ロープウエイ終点にて | |
今回は栂の森までのゴンドラのみならず、栂池自然園までのロープウエイも利用できるので、登りの1時間はセーブできます。 積雪量がかなり多いので、小さな上り下りは消えて、なだらかな斜面に変貌しています。天狗原への登山道の始まりです。 此処の道も、しっかりと記憶に残っています。 「少し左を巻き気味にルート取りすると、ロスが少ないのですよ」 大勢の人たちが斜面を登ってゆきます。 歩きの方も居られますが、殆どがスキーヤーです。 |
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この頃は天気もよかった | |
漸く天狗原の祠に到着したが、風が強い。 ゆっくりとは休憩できない。 時間も早いし、今なら白馬乗鞍の往復も十分可能だ。 「中々の急傾斜ですが、まあなるようになるでしょう。 雪崩の危険もそう高くないだろう」 勿論、TKリーダーは、しっかりと弱層テストをなされている。 「こういった点は、中々御立派です」 横着なBergenとしては、感心する次第です。 上り下りで約1時間です。 これなら蓮華温泉まで滑り下りても、十分に明るいうちに下れるだろう。 「まあ、過信は禁物ですが、十分可能な見通しです」 |
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天狗原の祠 | |
積雪は十分で、しかもうっすらと新雪が程よく乗っている。 「この時期とすれば、最高のコンディションですよ!」 白馬乗鞍からの滑降こそ少し慣れずに下らざるを得なかったが、振り子沢の滑降は極めて快適であった。 途中の平原で休憩するが、その後は急な谷の側面のトラバースが続く。 「そんな急斜面で、しかもスキーのシュプールだけなら、スノーシューやワカンでのトラバースは難しいですね」 幸いにも、滑落などもせずに下り続けます。 |
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途中の平原で休憩 | |
何とか林道まで到達しました。 最後の危険な橋を渡ると、直ぐ脇に蓮華温泉が見えました。 気分はすこぶる高揚します。 周囲はモヤのため、遠い方向の眺望が望めませんが、 白きたおやかな峰は、我々の満足感を反映しているのでしょうか? 「輝くオーラーを漂わせていますネ」 |
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HRさん | |
ゆっくりと部屋で寛いでいましたが、 「折角此処まで来たのですから、(かの有名な)ですから露天風呂に行かねば!」 ロッジ裏の、かなりの雪の急斜面を登ります。下りは注意が必要です。 少し待って、男性、女性とも入浴できました。 如何せん!強風の中のぬるい露天風呂で、大いに苦労した入浴体験でした。 「これはきっといい思い出になりますよ」 |
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蓮華温泉にて | |
4月30日(日) | |
6:40 蓮華温泉出発 7:45 振子沢 9:00 2072m 9:25 千国揚尾根 9:55 天狗原(お宮) 10:20 ロープウェイ自然園駅 |
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昨夜は小宴会の後、20時過ぎに就寝しました。 夜は少しも目覚めないほどの爆睡でした。 天狗原からの下りは雪に恵まれ、快適な滑降でしたが、園前の白馬乗鞍の登りで結構消耗したのかな? さて、今朝は晴れのようです。 周囲の山々もその輪郭までよく見え、僅かながらもモルゲンロートも見られました。 朝食を済ませて、出発の用意も進みます。 「今日はばっちりと楽しめますよ!」 (これが期待外れと分かるのには、そんな長い時間は必要としなかった!) |
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蓮華温泉、出発の朝 | |
登りは林道から谷筋に入りますが、下りのように谷筋の斜面のトラバースは止めです。シールで登るには谷筋の傾斜が急腕、しかも重い。 十分な積雪量があるので、谷底を注意して登るほうが効率的です。 シールで高度を稼ぎながら、結構快適に登れる。 「注意しなければならないところは、振り子沢に渡るところですね」 其処には、十分すぎるほどの標識がつけられていた。 ところがこの頃から、雨が降り出した! 「これは合羽ですね」 しかも谷底からの吹き上げる強風が中々止まない。 風と雨のダブルパンチです。 耐風姿勢で頑張りが利かず、転倒するメンバーもちらほら。 |
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振子沢の途中にて、次第に天候悪化する | |
天狗原での後立山連峰の大眺望は望むべくもありません。 強風下でのシール着脱と滑降準備しか許されなかった。 急傾斜を下りますと、流石に風は止みました。 「しかし雨で、手袋がびちゃびちゃになりましたね。 この天候の中、ものすごく大勢の人たちが登ってきますね」 些か震えながら、何とか下って、暫し休憩します。 (入浴に入った「倉下の湯」からは、雷鳴を伴う豪雨が後立山連峰を蔽っていった。良くぞ早く下山したものだと、胸をなでおろした。報道によると、遭難者があったようだ) |
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漸く着きました、MTさん | |
IKさんはまるで風呂上りかのように頭髪がぬれている。 しきりに寒気を訴えるが、その割には元気である。 「あの天候の中の行動時間がもっと長ければ問題でしたね」 |
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髪の乱れも気にせずに?寒さに震える!# | |
久方ぶりの天狗原は、十分な積雪と楽しい仲間に恵まれ、快適に登れました。 参加メンバーは6名で、私を除き、若い方々ばjかりでした。 同一行動で若い人たちの考え方も十分に理解しました? これからも若い人の元気を頂きましょう。 山は天候と仲間が一番で、帰りの天候の急変は、昔の剣沢の山スキーを思い出させました。 あの時は、晴れから曇り、そして雪から雨に、局所的な急変で予定を已む無くされました。 自然の前には、人間は無力なものです。謙虚に成らねば成りません。 私は何時も言います、 人生全て、謙虚!法師(奉仕)だぜ! Teruruのblogは此処 |
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蓮華温泉にて | # TeruruのHRさん及び白峰のMTさん提供 |