越前甲、山スキー&登山(混成隊)
2011年4月2〜3日     同行者:Teruru(N,T,K,I)
訪問先  福井、勝山 越前甲(大日山)1319m
4月2日:出発
今回はTeruruのTKさんが急遽参加出来るとの連絡を頂き、かねてから狙っていた越前甲(1319m)に向かった。

大阪労山山スキー同好会のメンバーはTKさんだけだが、
Teruruの3名の登山隊も参加して頂いて、楽しい雰囲気であった。
国道脇の駐車場から眺める越前甲ー迫力である!
4月3日:横倉登山口ー林道ーJPー山頂ー往路滑降

 7:30出発…11:45山頂ー(滑走)ー14:00登山口ー水芭蕉の湯(入浴)
 
昨夜は小宴会の後、テントで仮眠。
朝早く起きると、周りはぐるりと雪山に囲まれている。。
今回は寡雪を心配していたが、杞憂であった。
林道の除雪終了点からはシールである。
雪は重く、視界も利かず。
とても快適なスキーとは言えませんでしたが、
念願の山頂を踏んで大満足でした。

林道(本当は国道なのですーとはいえ、石川県には抜けずに盲端路線です)の奥には、「あまごの里」という宿泊施設があるので、かなり奥まで除雪されているのだろう。車が数台止まっている。我々が準備していると、1台の石川ナンバーがやってきた。
お聞きすると、2回目だという。
3名のスキーヤーである。

思いのほか、うす曇りである。
スキー隊は、最初はシール登行で進む。
傾斜がないので比較的楽である。
「壷足隊は所々で深く沈みますが、稜線までたどり着きましょうね」
Teruruの番頭役(?)Kさん
途中から林道を外れ、左側の斜面の植林隊の間を登って行きます。此処までは予想していたより、マシだった。
「此処から上が、急傾斜で大変なんですよ」
3人連れの皆さんが申される。

それでも大日峠に向かう谷筋の手前の尾根までは、シールで比較的快適に登りました。
ここから尾根に取り付くものと、斜面をそのままトラバースして行くトレースあり。トラバース道には複数のクレバスあり。
クレバスが不気味なのと、山頂まで近道なので尾根歩きです。
流石にタフな登りでした。
でも傾斜が落ち着いた所までくると、ブナの疎林が美しい。
「木々の配置が綺麗ですね」
林道から外れて斜面に取り付く
木がまばらになった稜線に出ると、流石に風が強くなる。
所々でソリを担いでゆく。
空模様は次第に悪化の雰囲気である。
「此処は滑落すると止まらないですよ!」

越前甲までは少し厳しいかと思えたが、先を進む。
結局、山頂に全員到着。
南面は雪庇と、クレバスが至る所に穴を開けている。
残念ながら、白山の大展望は見られずであった。
急な稜線を這い登ると主稜線上のJPである
それでも、取立山や法恩寺山、経ヶ岳などは良く見えている。
銀杏峰や部子山もうっすらとは見えている。
まあまあ、満足です。

さあ、滑降です。
しかし、かなり重く、深い雪です。
下りは急傾斜ともあいまって、思うようにコントロール出来ません。怪我するリスクが高いので、安全運転です。
「殆どが斜滑降ですね。北の谷に滑り降りて、登り返せば面白いでしょうが」

登山隊とは付かず離れづの合間を取って滑り降りますが、どうしてもスキーが待つシーンが多くなります。
「登山隊の方も、気をつけて降りましょうよ」

最後は登山隊の皆さんもぼてぼてとコケテお出ででしたが、楽しまれていました。
此処まで来て良かった!と心から思いました。
山頂にてーレンズが曇っている