金北山(佐渡島の最高峰、お手軽登山)
2008年6月13日     単独行

佐渡島は新潟の沖60kmの、日本最大の島である。
その山々は、雪と海流の影響で、低山(1000m程度)にもかかわらず高山の雰囲気と植生が華やかである。
 国仲平野を挟んで大佐渡(北)と小佐渡(南)の二つの山脈に囲まれている。金北山は1000mを越す大佐渡山脈の最高峰であり、以前から登頂の対象であった。
 今回、一念発起して早朝からの登山に踏み切った。
強風は吹き荒れたが(佐渡では強風は日常である?!)天候に恵まれ、快適な登山であった。

大佐渡スカイライン脇のカンゾウの群生

 5:30出発(白雲荘登山口)…6:30金北山山頂…7:30登山口

天候は良くなりそうだが、強風と霧の中、ゆるりと出発。 
 
今まで何回も登ろうと思っていた金北山。
佐渡の最高峰です。
今回は、幸いにも天候に恵まれました。 
朝早くから出発して、山頂に挑みます。
登路は色々ありますが、初めての体験ですから、一番簡単な白雲荘からの道を選びます。
駐車場に停め、直ぐに防衛省管轄の道路に入ります。

ここは佐渡島のレーダー基地の管理道路なんです」

前もって(利用許可の)連絡を入れておきました。
白雲荘登山口にて 

山頂付近はガスで見えません。

「それにしても風がきついですね」

今回の目的は、ずばり!登頂です。

「道路だから、潤いは無いが安心ですね」

途中から地道になるが、コンクリートの舗装工事も進んでいる。
自衛隊レーダー基地の分岐点

途中のレーダー基地分岐点を過ぎると、一旦、下りになる
分岐点に、
「進入禁止!」の、表示がある。

 「それにしても風が強く、霧も舞っていますね!」

鞍部からも急傾斜の道路が続く。
最後の急傾斜を登り切ると、霧の中に忽然と、
山頂の建物群に到着した。

「これは(ここで山頂とは思いもしなかった!)意外でしたから、感激ですね」
神社の狛犬
早速、基地の脇の登山道を辿り、山頂に到達。
レーダーのドームに囲まれた神社なので、窮屈である。

「国防の最先端ですから、大事な基地ですが!」
巨大な建物群ですが、人影はありません。
富士山山頂測候所と同様に
、無人で運営されているようです。

レーダー基地の脇の山頂。風が強い。

強風も次第に緩み、霧も晴れてきました。
眼下に町並みや対岸の山並みも見えてきました。

「あれが弥彦山ですね。その奥が越後三山ですか?」

手前には、両津や真野の両湾ともくっきりと見えます。
山頂から両津方面
下りは霧も晴れたので、レーダー基地の全貌が見えました。
今まで、下からでは良く分かりませんでしたが、なんと多くの建物があるのでしょうか。
手前の2箇所のピークにも、(新しい?)施設が運用中と、建設中でした。

風は強くとも視界が開けているので、安心、快適に下れました。
金北山頂のレーダー基地