中央アルプス、木曽駒ケ岳スキー登山
2008年5月4日()      同行者:OM,ST
記録
5/4(

6:00駒ヶ根高原バス停ー6:50ロープウエイ7:10…8:00稜線…9:10山頂ー(滑降)ーロープウエイ=帰阪


連休最後の山スキー。
3日間ハードなスキーツアーで(お疲れもあって)、お手軽なツアーにしましたが、これが中々良かった!?
癖になりそうですね?

昨夜の宿は、駒ヶ根の古城公園であった。
そんな辺鄙なところで!と、おっしゃるな。
ちゃんと、先に幕営しておられる方が居られた。
「かなりの手馴れのものに違いない!」

桜の頃ならいざ知らず(尤も、夜は閑散?)、この時期に幕営っしてる人はいないだろう。
一等地をお譲りして、下の駐車場で幕営。

翌朝は早起きして、高原バス、ロープウエイと乗り継ぎ、7:00には白銀の千畳敷に到着。
「さすがに(早朝ゆえ?)、人はまだ少ないですね」
ロープウエイ山頂駅で

ロープウエイの山頂駅(ホテルも併設)は、日本の最高所の駅だそうです。
立山の室堂が2500m位ですから、200m近くも高いのです。

早速、外に出て(山頂へ登行)用意します。
一面の雪です。
「ワーッ、すごい。雪が多い!
中央アルプスといっても、流石に標高2700mだ」


正面の斜面は先行者のトレースがしっかり着けられており、大勢の人たちが登っています。かなりの急傾斜ですが、
雪面はもう既に軟らかくなり、滑落の危険もありません。
スーパー林道料金所
早速、先行する人たちの後を登り始めます。
雪もところどころ固いですが、バケツのようなステップなので、キックステップもあまり必要ありません。

途中、インゼルのような岩があり皆さん休憩していますが、続けて登ります。

「中々苦しい登りですね」
林道から登山道への取り付き
漸く平坦なコルに到着です。
パトロールのお兄さんから、山名や連休の情報など、色々と教えて頂きます。
右手は広大な斜面ですが、
ここから左の稜線をまず中岳に登ります。

緩斜面は流石に雪解けが早く、水溜りや砂礫面が露出しているところも多い。雪は腐ってきており、ラッセルは多いところで足首までだが、時折落とし穴がある。

「これは要注意だな」
千畳敷からの急坂を登りコルへ
中岳はピーク伝いに降りず右の肩付近をトラバースすると、スキーで滑降できる。
しかし、散在する巨石に注意が必要である。
最後の急坂を登りきると、木曽駒ケ岳の山頂であった。
「何度目の山頂でしょうか?」
(実は三度目、1回は木曽駒高原から、残りは駒ヶ根からなんですね)

なんと言っても天候の良いのが助かる。
暖かく快適である。
山頂にて

青空に雪や岩、ところどころ這松が映えて、とても美しい。
今日中に帰阪せねばならないので、先を急ごう。

木曽駒の斜面は思い思いに滑降する。
登りの人たちの注目を浴びる。
「かっこ悪い滑り方をしたくないが、安全第一です」

雪面は軟らかいザラメで滑りやすいが、所々にトレースの大穴が開いているので注意だ。
中岳の南斜面と、右に広がる広大な沢の源頭
中岳のコルまでは登り返しだが、今度はピークまで直登する。 北面なので雪がしっかり着いていますが、岩も良く出ています。

ピークからは左の広大な斜面も魅力的です。
残念ながら、此処にはシールを持ってこなかっのでした。登り返しに潜るのを考えると、残念ながら諦めです。
「時間も迫っているし、帰りが混みますよ!」

最後のコルからの(登山ルートの)滑降は禁止です。
「伊那前岳から滑降するのです」

中々の急傾斜で、滑るたびに足元の湿雪の層が雪崩落ちてゆきます。
「もっと良い時期に滑り降りたかったね」
伊那前岳からの下降路から千畳敷

色々ありましたが、連休の山スキーは無事に終了。
来年に課題を残しました。