鯖街道、「八丁平越え」の旅
2008年4月15日(火)   L:MA,同夫、U,豊中労山の”キャンデーズ”(S,M,K)&Bergen,計6名
記録
4月15日():

9:00花背峠出発…12:30大見…13:30尾越14:30八丁平…15:40久多ー帰阪

鯖街道ツアーの第2段は花背峠から出発です。基本的には稜線を辿りますが、大見、尾越では谷筋でした。さて、何処まで楽しいやら?
出町柳から広河原行きの京都バスに乗る。

「今日は花背峠まで行くのですね」
京都の町も、久方見ないうちに大いに変わっている。
なにせ、京都を去ってから、、既に20年近くも経っているのだ。朝の素晴らしい天候の中、バスは先を急ぐ。
花背峠で下車して、これからの行程を祝して(?)記念撮影する。
花背峠にて

此処からは尾根筋の林道の道だ。
かなり退屈な道です。それでも、景色がよろしい。
たおやかな雲取山の景色も良く見えます。
皆さんも満足して登山道を下ります。

「琵琶湖が見えますね」
そうです、花背峠の少し先で、琵琶湖が見通せるのでした。

漸く懐かしの大見(今では廃村)に到着です。
「思い返せば〜、この町に到着したのは、京都時代でも数回ですね」
久方ぶりの出会いに、思いは万感です。
大見にて
今日は此処から北山を北に縦走ですが、この山域は、私も希体験です。それでも、 大原の病院勤務時代に結構来ました。

「尾越に釣りのプールがあるが、、京都時代の彼は今でもやっているのか?」
懐かしさも、素晴らしい!の一言に尽きる、景観でした。

大見の、尾越に向かう分岐点にて
「下りばかりでないですね?」
花背峠から下りばかりと聞かされていた衆生は納得しない。
遠来の客の心情も考えねば成らない。

「先ずは八丁平の景観を優先しましょう」
時間は十分あるが、先を急がないとならないのである。

途中、懐かしい山城高校の山小屋に出会いました。
「芦火谷小屋」でした。
昔も、赤色のペイントが印象的だったのでした。

山城高校の芦火谷小屋
大見、尾越を過ぎると、漸く八丁平の入口に到達する。
「此処は反対運動で八丁平が(林道開発から)守られた原点ですね」
懐かしい大学時代の地である。
「此処からですね」
我々は八丁平の直ぐ際まで作られた林道を登って行く。
林道からは、唯一自然が残された登山道だ。
大原、野村別れの標識
t峠を越せば,ゆったりとした広い道を、横に小川の流れを見ながら登ります。
「まあ、まだ山は冬ですね」

そうこうするうちに、八丁平のベンチに到着です。
八丁平にて
途中のブナの木に、熊の爪あとが刻まれています。
「凄い爪あとですね」

八丁平は、平日なので登ってくる人は少ない!
「なかなか良いハイキングルートで簡単なのですが?」
ブナの木に熊の爪あと
漸く久多からの林道に行き当たると、もう少しだとの判断で、急に話が弾んだ。
「えーっと、山菜は無いですかね?」
なかなか見当たりません。
これは待つしかないようです。

豊中の皆さんは楽しげに談笑です。
私達は”キャンディーズ”です!と、のたまわれています。

「これに懲りずに、また来年の会合は、このパターンで行きましょう」
公共交通機関利用の山行も、また楽しいものです。
豊中労山の”キャンディーズ”