頚城、空沢山&放山山スキーツアー
2008年3月21〜23日     同行者:SK,OM
訪問先  空沢山&放山
3月21日:出発
深夜で能生ICを出る。国道脇の例の場所で幕営。小宴会の後、就寝。
「明日もいい天気だよ!」
3月22日:空沢山

 8:15笹倉温泉登山口出発ー13:30空沢山山頂14:00ー(北西尾根滑走)ー16:00ー登山口駐車場
 
前回は放山から尾根を辿って空沢山に登ったが、今回は北西尾根を辿る。
火打山から北に延びる稜線に空沢尾根と名前がついているが、この山自体は著明なピークでもないので、不遇な山である?
放山から辿ると途中まで下りになるから、反対は登りになってしまう。
この山の東西とも、スキーに適した好斜面が広がっている。
ただし北東尾根は、西飛山ダムから長い林道歩きが待っている。



朝から快晴です。
「天候に恵まれ、この週末で良かったですね」
笹倉温泉から直ぐにシールで出発です。
晴れ渡り、頚城の山々が良く見えています。

「今回の問題は、矢張り渡渉点ですね!」
「頑張って探しましょう。スノーブリッジがあればいいんですが」


最初は九十九折の林道を進みます。
ここは火打山からのツアーで、降りてきた記憶があります。

所々でショートカットしますが、
最後は流石に急傾斜で道なりです。
 
SKさん、火打山川を渡る橋で

やがて、尾根の西側をトラバースして行く。
所々で急な崖になっており、注意していかねばならない。
やがて892mと981mピークの鞍部に出てきた。

 「此処から広河原に降りないといけませんね」

左に林道の分岐があるようです。
ここらは疎林で、開けています。
トラバース気味に進み、広河原に降り立ちます。

「下流に大きな堰堤がありますが、渡渉点は無いですな!」
川の両岸は急な雪壁となっており、渡渉点を求めて、上流にどんどんと登ります。
渡渉点を探す
 やがて上流に堰堤があり、その上部で丈夫なスノーブリッジが形成されていました。
「此処は安心して渡れます」
最初はかなり急な斜面ですが、何とかシールでよじ登ります。
疎林の稜線に出ると、快適です。
「十分シールで登れますが、余り潜らないのでツボ足で直登するほうが効率的ですね!」

途中から平坦な尾根になり、再度シールを着けます。
頂上はまもなくですが、今日の空沢山には誰もおられません。
山頂に向かうOMさん
焼山も非常に間近くに見えます。
「焼山は一級品の存在感があります。
火打山の南面は優美な山容ですが、此処からは?

ややのっぺりとしたピークに見えるのが残念です。

頚城の山々が一望のもとです。
「どの山も白く、美しく輝いていますね!」
鉾ケ岳をバックに空沢山山頂で、Bergen
苦労して登ってきたので、感激も強いのです。
ビールで乾杯します。
「カンパーイ!」
日本海の海岸線もくっきりと見えています。

「腹がへっては戦が出来ない!」
腹ごしらえが済めば、イザ!滑降です。
最初は快適な斜面ですが、直ぐに雪が重くなってきます。
最後の急傾斜を滑り降りたら、渡渉点でした。

此処から少し登り返したらトラバースの林道ですが、
意外と時間が掛かりました。
焼山をバックにSKさん
3月23日:放山

 9:00スキー場リフト終点出発ー10:00山頂11:00ー(尾根滑走)ースキー場駐車場ー帰神
 
放山はシャルマン火スキー場から1時間ほどで登れるので、非常に人気がある。
最後の尾根の登り以外は、快適な小ツアー気分を十分に味わえた。

今日はシャルマンスキー場から放山の往復です。
楽な行程にしました。
実のところ、この斜面は滑る機会が無かったのでした」
今回は、今までの宿題を果たす機会です。
放山に向かう尾根で、中央がスキー場の頂部
頂上までは疎林の林で、快適な滑降が期待できそうです。
トレースが縦横に走っています。
「下りはちょっとしたアー気分が味わえますね!」

途中で、2人組のパーティーを追い越します。
頂上には数パーティーが御寛ぎです。
焼山の北斜面、いい天気だ!
名古屋の4人組は昨日焼山に行った、とのお話でした。
今日は少しけむっていますが、矢張り雄大な光景です。
またまたビールで乾杯です。
「何時来ても、この雄大な景観はいいですね!」

ールを外して、スキー場への滑降です。
途中の池からは登りを余儀なくされるのだが、幸いにもルート取りで登りは最小になった。
「これでも、返って文句を言う人もあるのだ?」
誰のことか?
火打山、空沢尾根の奥に聳える姿は優美である

黒部、生地の湯で入浴し、帰路に着く。
今回は計画通りに進み、大変充実したツアーでした。