赤谷山&猫又山登山 | |
2007年10月5〜8日 同行者:,OM、IS,MA,MK,NT,OK,NC,MA | |
訪問先 裏剣の好展望台、赤谷山&猫又山 | |
10月5日:出発日 | 。 |
20:30大阪出発ー立山IC− |
10名の参加者を得て、深夜の北陸道を2台の車は進む。 しかし、途中でNTさんの車に異常な兆候が! 何とか登山口に辿り着きましたが、車の異常の精査は下山後に持ち越し? |
馬場島から荒れた林道を進む。 所々路面のコンクリートが割れており、車の底を擦りそうである。 その度にドライバーを残して満員乗車の乗客は歩く羽目になる。 急坂を過ぎると路肩に空き地があるので、此処で幕営とする。 宴会、睡眠中に多くの車が抜けて行く。 明日の駐車場は確保できるのだろうか? |
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最終の駐車場(下山時) | |
10月6日:ベース設営&赤谷山 | |
登山口手前(幕営)ーブナクラ峠ー幕営地ー赤谷山ー幕営地 |
ブナクラ峠付近に幕営適地はあるか? 行動、共同に必要な水を全て担ぎ上げねばなら無い! これが今回の課題でした。 予定の赤谷山へのルートは、幕営後にアタックしましたが、 やや遅かった? |
昨夜の幕営点より少し進めば、其処が駐車場であった。 既に沢山の車が停まっているが、駐車スペースは何とか確保できそうだ。天候は心配なし。 「ここで着替えて出発です!」 それぞれに出発装束に着替える。 今回、問題なのは、今から、 「行動中の個人および共同の水を全て担ぎ上げねばならない!」のだ。 一人当たり、何と4Lに相当する! 「一人4kg担ぎ上げねばならないのだ!」 登山路は、先ずは、堰堤のせせこましい鉄梯子を登るところから始まったのだ!注意深く登る。 |
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最初の堰堤の鉄梯子を登る | |
その後は、幾度、河原や樹林帯、そして砂礫帯を進んだ。 そして、最後の給水点に至った。 しかし、何と!此処での給水を!怠ったのであった! 並行する他パーティーのガセネタ(「この上にまだ水場がある」)を、信じてしまった。 結局、代償はNTさんの努力で購われた。 「NTさん、どうも有り難う御座いました」 漸く到達したブナクラ峠には、お地蔵さんと立派な標識がお出ででした。 |
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ブナクラ峠の道標 | |
さて、今夜の幕営場所です。 下(ブナクラ峠)から見上げての観察のと、偵察からですと、猫又方面のほうが可能性がありそうですが、文献的には赤谷山方面がウリです。 早速、その方面に暫く行きますと、これ以上は無い適地に出会いました。 「これは文句無し!此処で幕営ですね!」 幕営設営終了しましたが、まだ日は高く宴会の時間ではありません。 「これは(赤谷山まで)行かんとあきまヘンで!」 急遽、赤谷山のピークハントに出かけました。 |
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ブナクラ峠南方のテント地点 | |
登山道は、なかなか急な登りです。 途中で、滑りやすい岩がごろごろと重なった、急な涸れ沢も出てきます。「これは試練だ!今回の目的は登頂だ!」 頑張ります。 結局は、時間切れで登頂者は半数だけになり、問題を残しました。 「もう少し時間に余裕があれば、全員登頂できたのですがね?」 皆で登れなかったのは、返す返すも残念でした。 「次回にこの教訓を生かしましょう」 今夜は、3ヶ所のテントに分かれて幕営です。 |
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上がり来る霧に隠される剣岳 | |
10月7日:猫又山 | |
4:00起床 6:00出発…11:00猫又山山頂1120…12:30幕営地 -下山、魚津で幕営 |
今日は猫又山経由で大猫平で幕営予定であったが、天候を考えて猫又山迄の往復登山です。 予想通り天候も素晴らしく、富山湾、剣岳、後立山連峰の眺望は最高でした。 NTさんの車も、問題解決!良かったですね。 |
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)今朝は定刻に起床。 ブナクラ峠まで下り、黎明の剣岳を眺めるべく先を急ぐ。 最初は急な樹林帯であるが、殆ど平地が無い。 「こりゃ、昨日、(幕営の)偵察に行かなくてよかったですね!」 天気も良く心も軽いので、(夜明けの)良い写真を撮ろうと先を急ぐ。 途中から結構な急斜面になる。 やがて上がったところが、猫又山のカール地形に向かうな湿原帯であるが、勿論急な痩せ尾根である。 岩越しに見る朝焼けの剣岳が美しい。 |
岩越しに見る、朝焼けの剣岳 | |
ここから再度、痩せ尾根の急斜面を登る。 今までの登りよりかなり急である。 「下りは大丈夫かな?」 と、思わず考えてしまう。 やがて木々も疎林となり、カール状の地形に到達した。 ここは冬季は一面の雪原である。 それにつけても、素晴らしい天候です。 山の神さまに感謝です。 花の盛りは過ぎているが、それでも名残は残っている。 振り返ると剣岳が大きな山容を見せている。 漸く紅葉し始めた樹木を見ていると、期待で満たされる。 |
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山頂前のカール地形を望む | |
「頂上までなかなか遠いですね!」 最後はカール地形の急斜面を登りきり、漸く頂上に到着。 周囲の山々の眺めが素晴らしい。 「今日は今までに無い大眺望です!」 眼下には山頂直下の高層湿原と毛勝山域の広大な眺望が広がっています! |
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釜谷山(右)と毛勝山、猫又山山頂直下の池塘より | |
風はありますが穏やかな天気です。 富山湾と後立山連峰のこの眺望では、ひたすら長居です。 此処からの富山湾の眺望は真に素晴らしいです。 富山では、 「能登半島が見えれば、雨だ!」 そうです。 明日は、きっと雨でしょう。 「能登半島がしっかり見えています!」 今夜は下山して、魚津で幕営です。 NTさんの車の異常振動は、途中で寄ったTOYOTAのディーラで、タイヤの問題だったのが判明!タイヤ交換で終了。 「これで安心して帰れます!でも、山に向かうには、種々の問題が出てきます。その都度、皆で協力せねばなりません」 |
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山頂で集合写真。背後に剣岳、参加者の面々(撮影、Bergen) | |
10月8日:帰阪日 |
朝から大阪に帰りました。下山が雨の中でなかったのが、幸いでした。 |
魚津の今朝は、予想通り雨である。 しかし、テントは軒の中なので、撤収も楽である。 雨模様の空も、福井辺りで漸く晴れてきた。 予定では昨夜は大猫平で幕営である。 残念ながら、折角の休日は帰阪日そのものになった。 それでも眺望にも恵まれた2山を登頂出来たので、大満足である。 「人間、須く贅沢を言ってはいけない!」 それに付けてもリーダーの重責を粛々と成し遂げたOMさん! 「ご苦労様でした。これからもどんどん(リーダー任務に)チャレンジしてください!」 |
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赤谷山山頂より白馬岳方面 |