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ポポロクロイス物語・感想

 私がこのゲームを購入したきっかけは、昔々…朝日小学生新聞に毎週連載されていた原作漫画「ポポロクロイス物語」 を読んだことでした。
 その頃からファンタジー好きだった私は、このファンタジー漫画の「豆と唐辛子の袋で森の魔物を退治するエピソード」や、 「お母さんを捜して主人公の仲間になる小さな竜の仔」がとても気に入っていました。
 それから十数年経って、就職した私は、そんなことはすっかり忘れていました。
 が、ある日、ゲーム屋の前でポスターを見つけたとたん、古い記憶がよみがえり…気が付くと、発売日をチェック。 発売と同時に購入していました。(それでも、予約するほどマメでは無かったり…)

 システムとしては、普通のRPGです。でも、中身が童話的なのが特徴です。
 ほのぼのとした画面でストーリーも良くて、ときにほろっと来ます。
 原作とは絵柄も内容も変わっていましたが、主人公達の名前などはそのままで、原作の話も形を変えて使用されていました。

 私にとって何よりツボだったのは、主人公のピエトロ王子が「お母さんのために頑張る10歳の少年」だったこと!  です。(全く同じ理由で、和田慎司の「ピグマリオ」にもはまったことがあります…)
 それと、竜が重要な役割で出てくるのが、竜好きとして、非常に嬉しかったものです。

 町や村の人達の話が、物語の進行に会わせてきめ細かく変わっていくのも楽しく、頻繁に世界中出来る限り(!)の人に 話し掛ける事が習慣になりました。
 また、世界各地の「お土産」を買って「お土産部屋」に並べることが出来るというオマケ要素も、楽しかったものです。

 私としては原作で一押しキャラだったカワイイ竜の子が、ゲームではすっかり主人公に吸収合併されて消えてしまっていたのが 残念でしたが…
 あと、戦闘は他のRPG同様、モンスターを剣と魔法でやっつけるというのも…最初のうち、ちょっと、残念でした。

 エンカウント率が高かったり(マップがそんなに広くないのと、後半は魔法で敵の出現率を下げられるのでまだいいのですが) 主人公の動かし方によっては、画面が激しく揺れたり…と、いったことも、プレイしていて少し気になりました。
 また、随所にアニメーションが挿入されていて…これがかなり評判だったのですが、私としては、 画面がいちいち切り替わることや、その時の絵柄(自分の頭の中で勝手に作っていたのとは違ってくる)に 違和感を感じていたモノです。ドット絵のイベントの方が好きでした。この違和感は、2が出る頃まで続きました…。
 とはいえ、これらは「あえて言えば気になる」程度のモノで…

 私にとっては、主人公の設定がきめ細かく決められたゲームの中では、もっとも楽しめたゲームの一つでした。



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