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啓蟄のかえる達


「やあ、元気ケロ?!」

「おや、しばらくケロ。話は、ティシアに聞いてるケロ。 妖精にいたずらされてた体の色、元に戻ったんだケロ? 良かったケロね!!」

「うん、いろんな色に変えられて、どうなることかと思ってたケロも… 君の友達の人間さんのおかげケロ」

「あの人間さん、本当にいい人ケロ」

「ね、ね、そうケロ?」

「うん。それに、君の言ってた通り、ホントに変わった感じのする人間さんだケロ」

「だ、ケロ? かえると同じ感じだケロ」

「かえるの感じ…だけじゃないケロ。ボクには、大きな水鳥みたいな感じもしたケロ」

「あらケロ? わたしは、優しい蛇みたい…って感じたケロ」

「優しい蛇? 何じゃそりゃ、だケロ。あれは、大きな年取った魚の感じだケロ」

「違うケロ、もっともっと大きい感じだったケロ。湖みたいな感じだったケロ」

「…とにかく色々、不思議な感じのする人間さんだケロ」

「そうケロ! みんなもそう思うケロ?」

「うん、ケロ」

「…この間は、人間さんのことで君のことからかったりして、悪かったケロ」

「あんな人間がいるなんて、知らなかったケロ」

「ホント、ゴメンケロ」

「謝ること無いケロ。気にしてないケロよ」

「帰ったら、あの人間さんに、よろしく言っといて欲しいケロ」

「うん、ケロ」



私は、「ティアヌのペンダント」のシナリオでは、ティアヌやシェリクのことよりも、かえる君たちのことが 気になってしまいます。細かいことは、いずれ、白龍編の主人公に語らせるつもりですが…。

かえるクンって、かなりかえる仲間の交友関係も広いみたいですね。で、こんな話を思いつきました。
ティシアは、のろいや魔法ですっかり姿が変っていますが、なんと言っても竜族ですから、その気配も 一筋縄では行かないのではないかと思います。


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