植物採集図鑑
Believe In Snow
しょくぶつさいしゅうずかん

はじめに

小学校のときに採集した押し花植物図鑑を中心にしたページです。低学年のときは家の周りの雑草を中心として、高学年で羊歯(しだ)を集めていました。周りは圧倒的 (あっとうてき)に昆虫採集派が多かったように思います。できるだけ昆虫は採っても、一晩たてば逃がすということにしていました。こういうのをリリースっていうんですよね。なにぶん、小学生の 私がやったことですから、不備も多いのですが、あえて当時のままで公開することにしましょう。押し花の写真と押し花の作り方を紹介します。小学生の頃にすみからすみまで眺めていた植物図鑑に書いてあった牧野富太郎博士にあこがれて、植物学者になりたいと思った時期もありました。小学生のみんなの夏休みの宿題の参考になれば、うれしいです。

植物採集のやり方

植物を探しに行く。

どんなあつめかたをする?
特別めずしいものをとるのではなく、身近にあるものにしましょう。
1・ある地域のものをあつめるようにする。
 ヒント・自分の住んでいる地域のものばかり集めたり、旅行に行ったとき、おじいちゃんおばあちゃんの家に里帰りしたとき、その周りで集める。
2・ある季節のものを集める。
 ヒント・夏休みであればその季節のものばかりを集めます。そうすれば、その季節と植物の関係が見えてきますね。
3・同じ種類のものばかりを集める。
 ヒント・植物の分類の方法を勉強して、それごとに集めてみる。

用意するもの

新聞紙・白い紙・はさみ・画用紙・ネームラベル・重い本(重し)
お金をかけずに家にあるものを使いましょう。
オススメの植物図鑑
・『植物図鑑』 小学館←値段も安くてすべて絵でかいてあるのでしらべやすい本です。
・『原色牧野植物図鑑』←本格的にやりたい人。図書館にあるので、それを見に行きましょう。

名前を調べる

・植物図鑑をながめてみましょう。
・夏休みに市町村が無料で植物の名前調べ会を行っている場合があります。広報などを見てみましょう。

押し花のつくりかた。

・採ってきた植物に虫がついていないか確認する。いたら、とっておく。
・新聞紙の間にはさみ、重い本を上から置く、小さいものだと、電話帳にはさむという方法もあります。つるつるの紙の広告ではうまくいかないので注意しましょう。
・何日間かそのままにしておく。時々、めくってみるほうがいい。そのままにしておくと、新聞紙に引っ付いてしまうことがある。朝顔の花などは難しい。
・ネームラベルをつくる。コピーして何枚かつくっておく。
・B4サイズの画用紙を採集した数以上、かってくる。これだけは、買ってもらいましょう。
・植物を貼り付けるときは、細く切った紙にのりをつけて、何箇所かおさえてとめましょう。セロハンテープだと、何年かすれば、色が変わってめくれてきます。

植物採集図鑑

小学生から中学1年生にかけて集めた採集の中からいくつか紹介します。


これは「あまくさしだ」といってちょっと珍しいものだね。無理に珍しいものを探そうとせずに身近なものを集めていると自然にこんなのに出会ったりもするんだね。


こんなふうに、紙を細く切ったのにのりをつけてはるといいんだよ。あっ、これは「あまちゃづる」だよ。


これは、「かやつりぐさ」といって、道端に生えていることが多いどこにでもある草だよ。
どんな根をしているのか知るために、根まで抜いて洗って押し花にするのも、意味のあることなんだよ。

羊歯のコレクションのなかには、かなり珍しいものがあります。いまや絶滅の危機に瀕しているものがあります。(当時はたくさんあった。)20年ほどまえのものでもこうやって残っているんだよ。

参考になったでしょうか。夏休みも後わずか、宿題たまっていませんか?自由研究がんばってくださいね。

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