川柳
〜川柳〜
Believe In Snow
俳句を作る人を俳人といいますが、川柳を作る人は柳人と呼ばれたりします。
信雪の父の「良心ryoushin」の句を紹介するコーナーです。「良心」は父の雅号です。
福じい(良心の川柳キャラクター)
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〇 一族がカメラに納まるめでたい日
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新春詠 平成13年 汗かいて還暦の巳が蛇行する 平成14年 鶴亀の軸にお屠蘇をせがまれる 平成15年 ひたすらに平和を願う群れひつじ 平成16年 自家彩のおせちが揃う初春の膳 |
信雪の川柳に対する思い出など
川柳には現代の川柳と、いわゆる古川柳の時代があります。小学生のとき図書館で写真入の本で見て気に入っていた古川柳に「本降りになって出て行く雨宿り」があります。どういうわけかそのページが気に入って、図書館に行くたびにそのページを確認した覚えがあります。
上の句は後で調べてみると正しくは「本ぶりに成て出て行雨やどり」『誹風柳多留597番』でした。
川柳は五七五であらわした駄洒落だと勘違いされている場合がおおくあります。しかし、父から川柳は単なる駄洒落ではないと聞いてきました。もちろん、ユーモアの精神が中心であることはいうまでもありませんが、そこには、ひたむきに生きようとする人の生活があるようにおもいます。俳句は季節を読み込み、川柳は人情を読み込むことを中心としていると思います。