〜完全自家製ピザ教室〜
Believe In Snow

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ITALY
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ピザのすべてを自分で作ろう。そう思ったのが始まり。まずは基本のピザマルガリータを作ろう。
Believe In Snowレシピ」

◆◆◆バジルを育てる◆◆◆

スウィートバジルの種を五月頃まく。
えっそんなところから始めるの?そうです。だから完全自家製ピザ教室なのです。

バジルにはいろんな種類がありますが、スウィ−トバジルが一番よい。ジェノババジルでもOKだけれど、簡単に手に入らないし、スウイートバジルが一番よい。ハーブは花をつける頃が一番香り高くなる。ただし、花をつけてしまうと葉が硬くなるので夏の暑いじきには花芽をどんどん取ってしまおう。そうすることで横に張り出して成長し収穫時期も長くなり、丈夫になる。
バジルは25℃を越えると、いきなりすくすくと成長し始めます。
保存は冷凍か乾燥ですが、せっかく育てるのですから使うときは、夏の太陽をいっぱい浴びた葉を直前につみましょう。

メモ・冬はドライのバジルをスーパーで手に入れることが出来ます。

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バジルの写真
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◆◆◆ピザドゥ◆◆◆

リチェッタRicetta(料理法)
直径20センチで二枚ぐらい
1・ぬるま湯(40℃ぐらい。温度が高いと菌が死んでしまうので注意)
2・生イースト10g(ドライイーストでもよい)
3・塩10g
4・オリーブ油10cc
5・強力粉250g

1.ぬるま湯にイースト、塩、オリーブ油を入れ、よくかき混ぜる。
2.1を強力粉にくぼみを作って入れ、10分ほどたたいたりこねたりする。
3.オリーブ油を塗り、軽くラップして発酵させる。2時間ほどで2倍に膨らむ。(注意・発酵が十分でないと焼いたときイカ焼きみたいになってしまってかたくておいしくない。)

メモ・イーストはドライイーストなら簡単に手に入る。こだわって生イーストにしたいなら良心的なパン屋さんに分けてもらおう。ただし、パン屋さんにしてみたら、10gなんて少ないのは邪魔くさいので、ごめんなさ〜いってかんじで買おう。

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ボールのドウの写真    まわしている写真
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4.空気抜きをしてひろげる。ある程度のばすと、まわしてとばすのがいいと思う。

メモ・ナポリとローマでピザの厚さが違う。あつめの生地で焼くとぽってりとしていてやわらかくおいしいし、薄くするとパリパリっとして、これもおいしい。どちらにするかは好みです。
イタリア現地レポート・さらに北のフィレンチェでは分厚くてずっしりしていた。ナポリのはぽってりしていて、とにかく大きかった。 上にのっている新鮮なモッツァレラチーズがおいしかった。

◆◆◆トマトソース◆◆◆

トマトを手に入れる。
実はトマトを庭で作るのにも何度か挑戦したのだけれど、日本でなかなかおいしいトマトを作るというのは難しい。今のところの結論はソース用のトマト栽培は日本では無理だということです。イタリア産ホールトマトのかんづめを使うのがいい。
生の長細いサンマルツアーノ種のトマトを使うといいのだが、日本では売っていない。
もしくはトマト農家で栽培時期の終盤時期に小さくて商品にならないようなものを特にのけておいてもらう。国産の形のいいみずみずしいものはピザソースに使うには水っぽすぎるが、収穫時期の終盤は比較的味も濃くなっていて規格外のものは値段も安い。
ホールトマトカンを買う場合は、デルモンテのは酸味が強いのでやめておいたほうがよい。わけのわからないメーカーでちょっとさびているぐらいのイタリア産のカンで100円 以下の安売りを買おう。缶に詰めてから 2年ぐらいしたものぐらいのほうがおいしいからです。

さあ、トマトが用意できたらミキサーに入れよう。トマトカンの場合、軽くつぶすだけでもそれはそれでうまい。ミキサーに入れるときにバジルの葉を入れよう。コショウも少し振っておくとよい。

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トマト写真
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◆◆◆トッピング◆◆◆

のばしたドウにトマトソースをひろげる。バジルを散らし、モッツァレラチーズを刻んで散らす。最後にオリーブ油をたらして、釜に入れる。マルガリータはこれだけをのせる。その他にマッシュルーム、 なすびなどをいれるといろんなアレンジが出来る。でも始めはぜひトマトとバジルとチーズだけのマルガリータを食べてくださいね。やっぱりこれが一番うまいのだ。

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写真
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◆◆◆焼き上げる◆◆◆

家庭用のオーブンでなるたけ高温になるものがよい。500ワット以上は欲しいなあ。250度。余熱をしっかりしておくこと。時々見て確認するけれど、そのとき極力オーブンをあけないように。温度が下がってしまう。

ピザは焼きあがったらすぐに食べよう。さらにバジルを散らし、オリーブ油をたらす。
もっというなら石の釜が欲しいけど、そこまではむりだなあ、ちなみにこんなのが欲しい。下の絵。

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ピザはイタリアでもナポリが本場らしい。ローマより北にあるものは観光客用なんだそうだ。この話をきいて、ちょうど日本で関東はあんまりたべないけれど関西ではお好み焼きをよく食べるというのと似ているように思った。

◆◆◆CDを買いに◆◆◆

音楽って大切な要素だと思う。ピザにあうすてきな音楽を見つけてください。

信雪セレクション

ピザ作りにあうCD

『エラインローマ』・エラフィッツジェラルド スペイン階段でのエラの誕生日に行われたコンサート。晴れたローマの空にジャズボーカルが冴え渡る。
『イル・ポスティーノ』 詩情豊かな、イタリア映画のサントラ。
『Franc franc's selection Vol2』 けだるいボサノバが中心で、まったりしていてよい。お昼の食事ならこのアルバム。雑貨や家具などを扱うご存知、フランフランの店内で使われていた音楽。
『Evening at Greasy Spoon Diner安食堂の夜』 KAMA AINAの企画参加のアルバム。架空の安食堂で流すための音楽として編集されている。夜にピザを食べるとき、何人かで味わおう。

 ピザにあう曲

『鬼のパンツ』・原題はわからないけれど、たぶんイタリアの歌だと思う。日本での歌詞は「♪鬼のパンツはいいパンツすごいぞすごいぞ〜はこう、はこう鬼のパンツ〜♪」イタリアに行ったときにバス移動の最中この音楽がエンドレスで流れていた。それで、これをきくとイタリアを思い出す。知っている人はこの歌を口ずさみながらピザを作るとおいしいのが作れる?。「オーソーレ、ミーヨ、サンフロンテアテ〜♪」なんてのもいい。

『還城楽〜萬歳楽』・ピザにあう雅楽曲。考えてみたけれど、そんなもんない〜!あえてあげると、ピザのドウをこねているときは、只拍子(ただびょうし)の還城楽あたりがいいのでは?焼きあがるのを待っている時は、う〜ん、延拍子のゆったりした萬歳楽の当曲を一回聴いたぐらいで一枚焼きあがるんじゃないだろうか。それにしても、無理やりやなあ。

できた!

Believe In Snowレシピ」で実際に作られた方の感想、アドバイスくださいね!
プロの方からも歓迎(って虫のいい話?)

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メモ・スパ用・・・

多めのオリーブ油で香草を炒めて取り出す。

メモ・オリーブ油には代表的なものにピュアオイルとエクストラバージンオイルがあるが、値段は少し高いけれど、ぜひともエクストラバージンオイルにしておきたい。日本のメーカーだと味の素がだしているし、イタリア産のBOSCOはよく売っていて味もよい。緑色のバージンオイルは香りもよい。
僕は炒め物のときはピュアオイルを、サラダや仕上げに使うときはエクストラバージンオイルを使うようにしている。