俳句鑑賞
〜先人の俳句〜
Believe In Snow

俳句を作るには、今まで作られたきた俳句に触れて、想像を膨らませたり、技法を学んだりすることで、作る俳句の幅が広がると思います。

いくつか俳句の例をあげます。近代の有名なものを中心に集めてみました。
現代のものや、その他のものは、少しずつ増やしていきたいと思っています。

考えてみよう

次の事柄について考えてみてください。俳句を作る上での基本的な練習にもなります。

スクロールボタンを押すと1〜5の答えがでてきます。
1・季語を抜き出してみよう。1〜3はクイズを解くようなつもりで
2・季節を考えてみよう
3・切れ字があれば抜き出してみよう。
4・作者について調べてみよう。
5・どんな状況か、内容について想像を膨らませてみよう。特徴を考えてみよう。

 自分なりの想像で情景を考えてみましょう。考えたり想像したりすることが最も大事です。

いくたびも雪の深さを尋ねけり


をりとりてはらりとおもきすすきかな


つきぬけて天上の紺曼珠紗華


鰯雲人に告ぐべきことならず


鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる

降る雪や明治は遠くなりにけり

外にも出よふるるばかりに春の月

水枕ガバリと寒い海がある

風は初夏のさっさうとして歩け

こんなよい月を一人で見て寝る

 

葡萄食ふ一語一語の如くにて  中村草田男  『銀河依然』

でで虫が桑で吹かるる秋の風  細見綾子  『桃は八重』

湯豆腐やいのちのはてのうすあかり  久保田万太郎 『流寓抄以後』昭和38年 数ヵ月後になくなる