南都楽人
nanto gakujin
Believe In Snow

信雪が南都の楽人として 出演などした記録です。
トップページから見てくださいね。

 

南都楽人(なんとがくじん)

奈良で雅楽を伝承するために平安時代後期(西暦1000年ごろ)に形成された南都楽所(なんとがくそ)の雅楽の演者(楽人)を南都楽人と呼んでいます。南都楽所には任免についての記録『楽所補任(がくそぶにん)』にちなんで、現在も楽頭(がくとう)・楽師(がくし)・楽師補(がくしほ)・楽生(がくしょう)・研修生などの楽人の登用制度 があります。
京都・奈良・大阪の雅楽を伝承する団体として大内楽所(おおうちがくそ)・南都楽所(なんとがくそ)・天王寺楽所(てんのうじがくそ)があります。これらは「天下の三方楽所(さんぽうがくそ)」とよばれています。このうち、南都楽所は社団法人南都楽所として現在に至っています。
 

 


舞楽振鉾(左方)/舞人

テレビ

Date Channel Title Content
2011/
1/1(土)
7:00〜
8:30
NHK総合テレビ 『春日 大社神々が降り立った森からのメッセージ』〜千二百余年人知れず捧げられてきた祈りの記録宝物の数々〜 春日 大社の伝統行事を取材。自然と人、夜の森のざわめきや行事の深奥(しんおう)を取材映像を重ねることで表現していると思いました。特に、おん祭では異例の特別許可で最新のカメラによる遷幸、還幸の儀 が撮影されました。邪気をはらうため拝殿の御格子(みこうし)をあげしめする場面は楽人も毎年音を聞いていたけれどはじめて見る光景でした。お正月の朝ということもあって、たくさんの方に見ていただけたようです。
信雪・蘭陵王舞人・その他
2010/
9
テレビ 『京都遺産』 2010年5月5日の万葉植物園での南都楽所の太平楽の映像。信雪が舞っている姿が出ていたと連絡を受けました。
信雪・太平楽2臈舞人
2007/
3/21(水)
10:30〜
11:25
ABCテレビ 『神と遊ぶ 春日若宮おん祭』 春日若宮おん祭を3年にわたって丁寧に取材。ハイビジョンで紹介する。特別許可によって撮影された遷幸、還幸の儀の超高感度カメラによる珍しい映像があります。おん祭りにかかわる多くの人々を取材するなど、丁寧な番組制作がなされていました。おん祭の舞楽と外国とのかかわりを面白い形で紹介していました。 先輩の楽人と今は建て替わった江戸時代の長倉という建物でご飯を頂いている場面も撮影されていて、とても懐かしいです。
信雪・右方だ太鼓・萬歳楽舞人・その他
2007/1 テレビ 『info宝くじ』 司会鈴木あんじゅ ショートコーナーで東京代官山 iスタジオで舞った蘭陵王が放送された。
信雪・蘭陵王舞人。
       
2006/
1/16(日)
22:30〜
24:00
TBSテレビ 『世界遺産 古都奈良の文化財V』 世界遺産古都奈良の文化財を雅楽をとおして見つめる。五常楽四臈。
http://www.tbs.co.jp/heritage/index-j.html(外部)
2005/
4/4(月)
14:05
関西テレビ 『2時ワクッ!』 ローマ法王逝去のニュースの中で1990年のバチカン公演の映像が流れた。15年前で、法王も元気でいらした時、私の左肩に法王が手を置いてくださった時の様子も流れていた。自分の学生時代の姿を見て若いなあと感じた。 そして法王のお言葉を思い出した。
2004/
1/12(月)
9:00〜10:00
NHK総合 『ニュース10』 ニュース10全国ネットで、舞楽始式の賀殿と蘇莫者が放送された。「この映像を見ながらお別れしましょう」として、賀殿の二臈を舞っていた信雪の姿、そして、蘇莫者と御笛役の姿があった。 「新年を祝う舞楽が奉納されました、今年は干支の申にちなんだ演目が披露され、金色の猿の面をつけた山ノ神が登場しました。美しい笛の音にあわせて猿の姿になって舞う山ノ神のきらびやかな姿に、訪れた人たちは、今年一年の平穏無事を祈願していました。」と、キャスターが紹介した。夕刻の関西のニュースで も振鉾、賀殿、蘇莫者が紹介されていたそうです。
2003/
3/21(金)
10:30〜12:00
NHK衛星BS2 『薬師寺 甦る白鳳の大伽藍 』 薬師寺の大講堂の落慶法要の模様を伝える生中継。薬師寺の歴史などをまじえての放送。大講堂の前で二人の舞人が舞い、舞台に続く特設の橋掛かりの上で、もう一組、合計4人で振鉾を舞うという異例の演出。信雪は左方振鉾の舞人として出演。道楽は襲装束で 、左方の楽頭は鼗鼓、鶏婁鼓、右方の楽頭は壱鼓 を持つ。薬師寺がこのたび復興した荷太鼓と荷鉦鼓など、大法要の時のみの正式な演出。加西アナウンサー
2002 NHK教育 『おしゃれ工房 』
東儀秀樹
東儀秀樹さんが雅楽の紹介をする番組。オープニングで南都楽所の賀殿の映像が流れる。2000年と同じ映像だと思います。
信雪・賀殿舞人
2001/
9/28(土)
9:45〜10:00
毎日 『真珠の小箱 』
いにしえの響き・南都楽所
音楽家 久石譲
久石譲さんが南都楽所を訪れる。賀殿四臈の舞人として出演。
2000/
4/8(木)
1:53〜2:53
テレビ朝日系ABC放送 『住吉大田楽』
〜今よみがえる日本の原風景〜
近年、復活された田楽に関するドキュメント番組で、歌手の河島えいご、あみるの親子や、狂言の野村万之丞さんが案内役です。
平成11年の春日若宮おん祭り、左方の振鉾(えんぶ)で信雪が鉾を振って、首を振るところなどが撮影されています。その後、萬歳楽の一臈(いちろう)。
お願い:どなたか、ビデオ録画した方は連絡をください。
2000/
1/2(日)
9:00〜10:00
NHK総合 『日本美の精華』
公開・皇室コレクション
ハイビジョンによる美しい映像で、御物(ぎょぶつ)の紹介をしています。『春日権現験記絵巻全20巻』高階隆英・鎌倉時代 の紹介のところで、春日大社の林檎の庭での舞楽の様子が撮影されています。
信雪が春日大社のりんごの庭で賀殿を舞ったときのアップが出ていたと連絡を受けました。
1999/
12/28(火)
0:55〜2:50
NHK総合 『日本の祭り』
〜春日若宮おん祭り〜
古都奈良の師走を彩る「おん祭」
舞楽など「お旅所祭」は1990年に衛星放送NHKで中継されたので、今回は祭りの行列の中継。。「松ノ下式」を中心に撮影された貴重なフィルム。平安時代以降の風俗芸能を通観することが出来る「お渡り行列」の中継番組 。日本でも最大級の「 鼉太鼓(だだいこ)」という太鼓の演奏者として、少しの時間ですが映っています。演奏する直前でエンディングをむかえるのが残念ですが・・・。クレーンからの空撮の芝舞台は大変珍しい映像です。1999/12/31(金)午前中NHKBS9ハイビジョン放送 でも再放送されました。このとき、鼉太鼓の初舞台でした。
1999/
12月下旬
22:24〜22:30
テレビ朝日系 『歴史街道』
〜おん祭り〜
雅楽の稽古風景。
1999/1/5 NHK 『堂々日本史』
〜平安王朝 雅の宴
 百人一首に秘められたドラマ〜
催馬楽の歌で声の出演
1995/
12/15(金)
10:45〜11:00
毎日 『真珠の小箱』 萬歳楽の舞人として出演
1995 NHK 『蘇る春日大社』        ハイビジョンで撮影されたもの。1995年の御造替(ごぞうたい)のドキュメント。舞楽の場面で賀殿の舞人として「ぬきがいな」の手のところで 信雪のアップの画像あり。
1990/
12/17
NHK衛星 『日本列島ふるさと発スペシャル』
〜神にささげる祈りの舞、
奈良春日若宮おん祭り〜
3時間に及ぶ春日若宮おん祭りのお旅所祭の舞楽などの生中継番組。三隅治雄氏が解説を行ったもので、司会児島健次郎氏。東遊(あずまあそび)から舞楽地久(ちきゅう)までを撮影した貴重な記録。 信雪は東遊の琴持付歌、舞楽の管方として出演。衛星放送が始まって間もない頃の試験放送です。
1990         NHK 『春日舞楽海を渡る』            南都楽所ヨーロッパ公演を密着取材したドキュメント番組。団員として参加した信雪の姿 も多く映る。ローマ、バチカン、ベニス、ミュンヘン、ベルリン、アムステルダムなどで公演をする。20歳のころ。バチカン宮殿ミサ公演でローマ法王ヨハネパウロ二世に演奏中、肩を触れていただいたのはこのとき。これによって、 信雪が洗礼を受けたという噂が流れたが、それはうそだよ。国は違っても雅楽に訴える力があることを再認識しました。2005年4月に法王が亡くなれた時に8チャンネルで何度もこの公演の時の映像が流れていた。「音楽はすべての人の心をやすらかにします」という法王のお言葉が胸に残っている。

ラジオ

Date Channel Title Content
2002
7/30(火)9:20〜
9:40
AM神戸 『谷五郎のOHハッピーモーニング』 谷五郎さんの番組の「ビビビな街角」で高校の雅楽部を紹介。その顧問として生徒といっしょに雅楽について質問に答える。10分ほどのコーナー。谷さんやレポーターの北村さんと、とても楽しい時間でした。

AM神戸「ビビビな街角」http://www.amkobe.co.jp/happy_m/machi/machi_7.html(外部リンク)

 

1990 ラジオ関西      『がんばれ受験生』            トーク番組のゲスト出演として信雪が15分ほど雅楽についての質問について答えている。学生時代の出演。

出版物

Title     Content
『常用国語便覧』改訂版 加藤道理 他 浜島書店 高等学校の国語の便覧で、出版されている中では一番詳しくわかりやすい良書だと思います。
48ページで春日大社の春日祭の和舞(やまとまい)を写真で紹介している。
和舞(やまとまい)琴持付歌、陪従(べいじゅう)役
『週間ビジュアル源氏物語』     裏表紙おん祭り「万歳楽」舞人の写真の一臈(いちろう)
『雅楽壱具』 林陽一写真
東儀俊美監修
東京書籍 万葉植物園の池の舞台「打毬楽」舞人の一臈(いちろう)
「万歳楽」舞人の写真の一臈(いちろう)
                                                     『図説日本の楽器』                           吉川英史監修               東京書籍             和琴の説明のページで東遊演奏写真  琴持付歌の後姿
『雅楽への招待』 東儀俊美監修・林陽一写真 小学館 万葉植物園の池の舞台「万歳楽」舞人の写真の一臈(いちろう)
『秘儀開封春日大社』 上田正明監修・大塚清吾写真 角川書店 春日祭での和舞(やまとまい)の陪従(べいじゅう)役、
万歳楽(まんざいらく)四臈(よんろう)の舞人など
『関西ウォーカー』     雅楽以外のおまけ。奈良では鹿の角きりが秋に行われる。角を切るために鹿と死闘する?闘鹿士?のことを「勢子(せこ))」という。僕が学生時代は、朝昼ご飯付○○円、命の保証なし(これは本当)というものだった。危険だということで今はアルバイトは雇っていないということだ。それをやったときの様子が載っていて、そこにのぶゆきの姿もあった。素人には追い込むための竹の棒が一本与えられる。医師と看護婦が横で常に待機してはいるのだが、それは、主に鹿の手当てをするお医者さんなのだ。角でさされたときは、そこで手当てしてもらう。僕は頭をけられて、気を失いそうになった。そういえばこのときテレビの取材 で、峰竜太とゴダイゴのたけかわさんが、レポーターで来られていました。鹿の角きりはシカを守るためにやっていることなのです。

 

注・四人舞の場合一番目に出てくる人が一臈で、二番目に舞台に出てくる人が二臈です。