更新日2002年12月14日
こうなるともう日記ではありません・・・
いってまえ〜♪
不思議な姿だ・・・
西岡自動車さんにはお昼前に到着。
着いて早々、まさしく鉄板以外何も付いていない正真正銘丸裸になった2ドアレビンが目に入りました。
「な、なんじゃこりゃぁ〜!!」
ここまで完全に丸裸にされたボディは初めて見ました。
そのマシンはニシオカさんのサーキットスペシャルマシンでありました。
話を聞くと極秘プロジェクト(笑)で、丸裸にした状態からフル補強を入れていくらしい。
「も、もしかして俺の車もお願いしたらこの状態からやってくれるのだろうか?!」
いきなり私の中でいけない妄想がぐるぐると回りはじめました。
「い、いかん!とりあえずフロントまわりのアンダーコートを剥がすことにしよう!」
てつ号はフレーム修正機にガッチリと固定してありました。
シートや足元のカーペットやオーディオ周りの内装はすべて取り払われているので、比較的楽に作業できそう。
初めてのアンダーコート剥がしに最初は戸惑っていましたが、なんとか少しずつ剥がせています。
しかし私の持ってきたタガネは厳密に言うとこういう作業で使うものではないらしい。
ニシオカさんのタガネと見比べると確かに全然違う (^_^.) なんかゴツすぎる感じ(笑)
まあとりあえず剥がせているからいいか?!
久しぶりの力仕事にちょっと作業しては休みちょっと作業しては休みの繰り返し。
「まあでも3日間もあるんだから比較的楽かな?」その時はそう思っていました。
←このくらいまでは楽勝でした(笑)
さてお昼をすぎてニシオカさんが聞いてきました。
「てつさん、どのくらいやられるつもりです?後ろのほうとか内装どうしはります?」
うーむ、どうしよう??横にあるドンガラマシンがめちゃめちゃ気になるんですけど。
「あのー、お願いしたらあの車みたいな状態からやってもらえるんですか??補強とかも含めて・・・」
「まあ、予算の関係とかもあると思いますけど、やりますよ」
(グラグラグラグラァ〜!!!)あああああぁ〜!!やりたい!めちゃめちゃやりたい!!
ここでどのような作業を行ってもらえるかを聞いてみました。
内容は大体こんなかんじ
・補強はボディに熱を入れなくてよく、しかも非常に強い特殊なリベットを使用
・リベットを打ち込むときは穴あけ→バリ取り(ガタがでないように)→プライマー塗布(錆止め)→リベットと念を入れて行う
・ドア枠にはスポット溶接機・ストラット上部には半自動等、部分的に効果的にスポット溶接を行う
・補強を入れる際には、ボディに歪みがでないように修正機に固定して行う。
・闇雲に補強を入れるわけではなく、逃げやボディのねじれを考えながら入れる。
・ボディについては、錆取りはもちろん行い妨錆剤を浸透させ、シール剤は一度剥がした後にもう一度塗る
・ロールバーについては、どのように固定するか別途相談
うほー!至れり尽くせりってやつですな!
当初からやる予定だった以下の作業と合わせれば、マジでフルレストア&フル補強マシンができあがる!!
・フロントフレーム差し替え
・エンジンルーム塗装
・前後フェンダー叩き出し(錆が出ないように西岡スペシャル加工)
・フレーム修正
ずいぶん長い間悩む。
プチッ!私の中で何かが切れた!
今やらないでいつやるのだ!!
ボディをやってもらうなら、今までの会話や変態的に丁寧な仕事内容を見ていても西岡自動車さん以外には考えられないではないか!!
「とりあえず中全部いっときましょか!」(言ってしまった。嫁に相談もせず!)
「じゃあ、てつさんのできる範囲で全部外していってもらえますか。ネジとか適当に放り込んでもらえばあとからでもどこのネジかはわかりますんで」
(ネジが分かるって・・・ま、まじっすか?!)ここでニシオカさんの変態ぶりの片鱗をみることとなる(笑)
とりあえずロールバーから後ろ周りの内装を全て外したところで私のできる範囲は終わり。
「ニシオカさん、ダッシュ周りとかよくわからないんですけど・・・」
「じゃあ、やりますわ!」と言ったかと思うと、まさしく電光石火の勢いでダッシュ周りをばらし始めた!
もうほんまめちゃめちゃ早い!オーディオ周りの配線関係はあとからでも分かるように印を付けながらも、私の10倍、いや100倍くらい作業が早い(笑)
ドアなんか配線がいっぱいあるのに、片側1分ほどで外して持っていってしまった(@_@)
あっという間にほぼドンガラ状態のマシンができあがった。
「す、すげえ・・・」
「てつさん、ガラスどうされます?」
またもや悩みどころだ・・・ドンガラと呼ぶ状態から作業するにはガラスは外してしまいたい。
できることなら後期のくせになぜか強化ガラスが入っているフロントガラスは合わせに変えてしまいたい・・
(事故で割れたのか社外品が入ってました)
私の性格上、ここまでのことをやるのに中途半端は許せない。
中途半端に金かけて、また錆が出て来たりしたらいやだ!!
「ガラスいっちゃってください♪」(またもや言ってしまった)
こうして完全にドンガラ(このときはまだ駆動系は残ってたけど)のマシンがもう一台出現してしまいました。
このときはまだ全塗装や室内の塗装については全く会話できていない状態。
ドンガラのマシンを眺めながらしばし考える。
しかしここまで持っていってしまった。
もう後戻りはできない!!前進あるのみだ!!いってまえ〜♪
「この状態だったら全塗装ってどうですか?」(ああもう止まらない!!)
「バラバラなんで比較的楽にできますよ」
「もうこうなったらいっちゃいたいですね♪」
「室内とかはどうされます?」
「エンジンルームとおんなじ色で塗りたいですね!」
「裏側は?」
「うーん、エンジンルームと同じ色かなぁ」
なんかどんどんとハイテンションになってきた!!
夢のフルレストア、フル補強、全塗装だぁぁ!!
お金のことはあとから考えよう!!こういうときは都合よく能天気に考えるB型人間(笑)
そうそう、ついでに言っとくと西岡さんところで使っている塗料は、某フ○ラーリが純正指定しているという高級塗料なのです♪
仕上がりが全然違うそうです。
ぐほ〜♪めちゃめちゃ楽しくなってきたぞぉ〜♪
一気にハイテンションとなった私は残りのアンダーコートを剥がす作業に取り掛かったのでした。
←そしてこの姿(笑)