フッ素化合物 | 懸念物質:フッ素化合物 | 症状:フッ素症/IQ低下 |
フッ素は虫歯予防効果があると言われており(無いという意見もあります)、ほとんどの歯磨き粉にフッ素化合物が入っています。 しかしながら、濃度が高いとフッ素症(歯に斑点が出来たり、関節の変形などが起こる)を引き起こします。 虫歯予防のために水道にフッ素を入れるべきだという人もいて、過去には日本でもフッ素を入れていたところもあります。 WHOでは、フッ素濃度と作用の見解を以下のとおりとしています。 0.8〜1.2 mg/l:虫歯予防と骨格強化作用 1.5mg/l以上:フッ素症の初期症状(歯のエナメル質に小さな孔ができたり、骨への沈着による骨量増加)が発生する 10mg/l以上:骨格に深刻な影響を与える 日本では水道水の水質基準は水道法第4条に定められており、フッ素及びその化合物は0.8mg/L以下とされています。 ちなみに中国は0.6mg/L以下、アメリカはずいぶん高く4mg/L以下が基準です。 また、フッ素によりIQ低下を招くとされるのが一般的な考え方のようで、低濃度でもIQ低下は起こるとする論文が多いです。 例を挙げると、国際フッ素研究学会(ISFR)発行のFluorideジャーナルでの報告では インドの例 飲料水フッ素濃度:IQ 5.55mg/l(サナチャ地区):IQ92 2.01mg/l(チャンドロディア地区):IQ104 イランの例 飲料水フッ素濃度:IQ 2.5mg/l(マジマバード地区):IQ88 0.4mg/l(ゾヤール地区):IQ99 となっています。上記他のHPからの抜粋なので、原文読まないと正確にはわかりませんが、 インド内での比較、イラン内での比較はそれぞれ生活水準が同じとしての比較で、 2.5mg/lでもリスクはあると解釈できる文面なのかと想像されます。 まぁ、2.5mg/lはppmに換算すると、2500ppmなので、フッ素歯磨きで使われる濃度900ppm程度なら 問題無しと考えるのも有りとも言えます。 端的にまとめますと、「フッ素は、虫歯予防効果があるがIQは低下する。」くらいが現行有力説でしょうか。 ちなみに、まだ民間療法的なのかもしれませんが、フッ素よりも重曹のほうが虫歯予防に効果がある説も活発なので、 興味あるかたは調べてみてください いずれにせよ、個人的には生命の基本となる水はできるだけ水のままで供給してほしいと思います。 <情報元> WHOのフッ素情報ページ |
ひじき | 懸念物質:無機ヒ素 | 症状:発がん性 |
実験に使用したひじきでは調理された状態で最大22.7mg/kg含まれていました。イギリスでは食べないように行政指導されています。(2004年) 日本の厚生労働省は、「仮にこのヒジキを摂食するとしても、33g/週以上を継続的に摂取しない限り、WHOが1988年に定めた無機ヒ素の暫定的耐容週間摂取量(1988年)を超えることは無く、海藻中に含まれるヒ素によるヒ素中毒の健康被害が起きたとの報告は無い。」としています。 イチゴ1個が10g程度なので、1週間にイチゴ3個分くらいの重さのひじきは食べ続けても大丈夫という感覚ですね。 <情報元> イギリス食品基準庁よりダウンロードした記事1:日本語で結論がわかりやすい。 イギリス食品基準庁よりダウンロードした記事2:Inorganic arsenic(無機ヒ素) イギリス食品基準庁のWeb発表 厚生労働省のWeb発表 |