花粉症対策のための鼻炎薬メモ
最近は、第二世代抗ヒスタミン薬が好まれるようです。
第二世代抗ヒスタミン薬とは、抗ヒスタミン薬のうち、1983年以降に発売されたもので、第一世代抗ヒスタミン薬と比較して、
眠気などの中枢神経抑制作用や、口渇や胸やけなどの抗コリン作用などの副作用の少ない薬です。
■第二世代抗ヒスタミン成分の鼻炎薬
商品名 | メーカ | 有効成分 | 本社(売上高) | 備考 |
ストナリニZ | 佐藤製薬 | セチリジン塩酸塩 | 東京(日本32位) | |
アレジオン | エスエス製薬 | エピナスチン塩酸塩 | 東京(日本27位) | |
アルガード鼻炎内服薬Z | ロート製薬 | メキタジン | 大阪(日本15位) | 現在の愛用品 |
アレグラFX | 久光製薬 | フェキソフェナジン塩酸塩 | 佐賀(日本14位) | |
コンタック鼻炎Z | グラクソ・スミスクライン | セチリジン塩酸塩 | イギリス(世界6位) | 2013年発売 |
*世界ランキングは2011年の売上高
*日本ランキングは2010年の売上高
■第一世代抗ヒスタミン成分の鼻炎薬
商品名 | メーカ | 有効成分 | 備考 |
エスタック鼻炎ソフトニスキャップ | エスエス製薬 | d−クロルフェニラミンマイレン酸塩 | 昔愛用していました。効き目も副作用も強い |
・抗ヒスタミン薬の作用とは?
アレルギーそのを治す薬ではありません。
アナフィラキシー型アレルギーは、IgE受容体に作用し、ヒスタミン等を放出させるのが契機となっています。
ヒスタミンには血管拡張作用があり、くしゃみ、鼻水を引き起こします。
この作用を担うヒスタミン受容体はH1受容体と呼ばれ、抗ヒスタミン薬はこの受容体の作用を抑制することで、アレルギー症状を抑えます。