放射線メモ

甲賀市の放射線平常値は0.073μSv/hで、日本では高いほうです。
1年は8760時間(24時間×365日)ですから、0.64mSv/年となります。
一般には十分安全と考えられる1mSv/年がひとつの目安として用いられます。
1mSv/年を時間換算すると、0.11μSv/hとなります。これ以下ならばまず安心しても良いでしょう。

100mSv/年以上の線量を浴びた場合、放射線の影響が現れてくることがわかっています。
がんに関しては、それよりも低い線量で発症の可能性が否定できませんが、
他の多くの発癌原因に隠れて検証することができていません。

世界には、自然放射線が高い地域があります。人はあまり住んでいないですがイランのラムサールは10.2mSv/年です。
ここでは、染色体異常など細胞遺伝子学的研究が行われているそうで、10mSv/年でも影響が出る可能性があると
専門家が見ているということです。

雨が降ると放射線量は上がります。これは、雨に含まれるビスマス214と鉛214によるものであり、
どちらも半減期が短い(ビスマス214:約20分、鉛214:約27分)ので、短時間で消滅します。