< エイトノット >
 ロープをハーネスに結ぶ時、みなさんはどういった方法で結ぶだろうか。
通常は「8の字結び」で結び、余分を末端処理する、というのが多いと思う。
以下に記す方法は実践している人も多いが、あえて書いてみる。。。      

 あるルートをトライしていて、ロングフォールした時やハングドッグを長時間していると、
ロワーダウンしてロープを解こうとしても、堅く締まって解きにくいことがある。
これは8の字結びの特徴で、安全性を考えると良いのだが、パンプした手でこの作業はツライ。
そこで、このデメリットを少しではあるが解消する方法を紹介する。

 最初は普通に一重の8の字を作り、末端をハーネスのレッグとスワミの
両方に通す。
 そしてこれをもう一度繰り返し、ロープがハーネスを2重に通っているようにする。
こうすることによりロープとハーネスの接する面積が増え、
ハーネスの傷みがマシになる。<P−1>

 次に通常の方法で8の字結びを完成させる。<P−2>
末端は30センチほど残し、末端処理のため、止め結びをする。
<P−1>
<P−2>
 そして更に、その末端を8の字の方に折り返し、
先端を差し込む。<P−3>
 差し込む深さは先端が出ない程度にする。こうすればフォールして堅く締まっても、
先端を引き抜けば余裕が生まれ、解きやすくなる。<P−4>

 
また、末端が長く余ったら、結びの根元(体に近い方)に差してもいいだろう。<P−5>
締まりを防ぐ効果も同じくらいだと思う。
<P−3>
<P−4>
<P−5>




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