2月10日
2002年、最初の備中でのクライミング。
今回は私たち夫婦、いそべっち、ロセンの3人だ。
宝塚を朝6時半に出て、川上町のデッケンに着いたのは10時20分。
デッケン下は人が多かったので、ジャングルに行く。
アップに、「DOCTOR 5.10b」、「VIPER 5.9」、
「SHOCK 5.11b」と立て続けに登る。
ヒロコも「VIPER」をRP。
デッケン下に移動して、「ガバレス 5.11b」を登る。
手が冷たい・・・ 今日は冬型が強まってかなり寒い。
雪も時々舞っている。
デッケンに上がってみる。
地元岡山の人たちや香川のエビスさんらがいた。
H原さんに、 「最近、更新しとらんのう。こないだは、2ルンゼばっかりじゃのう。」
と、チクリと刺される。
K藤さんは「スサノオウ 5.13a」をやっている。
しばらく会わないうちに、レベルを上げてるなぁ。
H原さんのヌンチャクを借りて、「酒つくりの命 5.12a」をトライする。
下のハング抜け口でガバが取れそうで取れないという時、
ビレイするヒロコに 「張ってェ〜〜〜」と弱気な言葉を口にしてしまったが、
なんとか届いたので、 「やっぱり、張らんでええヨ」 どっちやねん!!
しかし、上部でテンション。
やっぱり備中の5.12はなかなか登らせてくれんなぁ。
余談だが、ロクスノの2001年春号では、「酒つかりの命」と紹介されていた。
酒に浸かる?
実際、この名前を使ってる人もいた。
間違ったルート名がメディアに載って、一人歩きしているのは残念だ。
最後にデッケン下に移動して「コヨーテ 5.11a」を登る。
手順を間違えてハマりそうになるが、RP。
デッケンスーパーで買い物して小屋に行く。
小屋は連休にもかかわらず、少なかった。
小屋で聞いた話によると、この日、城ヶ崎・シーサイドには200人くらいクライマーがいたそうだ。
2月11日
朝起きると、外は雪国の風景だった。
成羽川の対岸も、岡山エリアも真っ白だ。
特に岡山エリアは、灰色の石灰岩と雪の白さが幻想的な美しさだ。
カメラを持ってこなかったのが悔やまれる。
朝食を食べてるときも、まだ雪がチラチラ降っていた。
あまりに寒いので、なかなか外に出る気にならず、小屋でうだうだ過ごす。
10時半ころ、やっと重い腰を上げ、2ルンゼに行く。 ←また2ルンゼかい!?
まず、下の2本を登る。
「やさしいフェイス 5.8」、「かぶったエイト 5.9」。
やっぱり、どちらも5.10aくらいと感じる。
上部に上がってみると、2人クライマーがいた。
岩場は直接、風が当たらないが、川のほうは時々、吹雪のようになっている。
あまりに寒いので、昼食は小屋に戻って食べることにした。
小屋にいると、杉田さんが前を通ったので、宿泊代を預ける。
岩場に戻り、久しぶりに「ぬれた豆 5.12a」をやってみる。
前に登ったのは2000年の5月なので、ムーヴの細かいところはすっかり忘れている。
下部は戸惑いながらも、核心のコルネ手前までくる。
左手をコルネの上部へ持ち替えながら、左足を上げようとするが、、、 上がらん・・・・
耐え切れずフォールする。
2、3度試して越えるが上部も気が抜けない。
終了点のクリップもバランスが悪い。
アンカーの位置を無理に上げすぎではないだろうか。
いいホールドでクリップできる位置のほうが、登って気持ちがスッキリするのだが。
露泉は右端の「ダンゴのリズム 5.10c」で苦労している。
いそべっちは「半分バナナ 5.11c」ではまっている。
気温が低いので、辛そうだ。
私はレストして、もう一度トライ。 今度は一度で核心を越える。
ぎりぎりのところだったけど・・・ あとは上部を慎重に登りRPする。
これで終了し、小屋で顔を洗って帰阪する。
ロセンは初めての備中で、厳しい条件のクライミングになったのは可哀相だった。
これに懲りずに、この地でのクライミングを楽しんで欲しいものだ。
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