12月18〜19日 12月23日 12月26日 12月29日 12月31日
12月18日(土曜) 今回は10月以来の「備中」の岩場です。 メンバーはK崎さん、学生の磯B君、N田さん、私の4人です。 前回、備中に来た時とほぼ一緒のメンバーになりました。 天候は冬型の気圧配置が強まり、この冬一番の冷え込みと天気予報で 聞いていたので、冬でも登れるエリアを求めて登ることにしよう。 始発電車に乗り、集合場所の阪急・豊中駅に6時20分到着。 速攻で中国道を目指す。K崎さんが仕事の疲れが残ってるようなので ドライバーは私。いっきに備中まで走る。 現地に到着したのは9時45分。エリアは、あの「東 秀磯」さんが開拓 したニューエリアです。正式なエリア名はまだ付いていないよう・・・ 雑誌にも発表されてません。パンプ大阪の「とみやん」に頼んでトポを手に入れました。 地元の杉田さんもここでルートを開拓中やから、 東さんだけのエリアとは言えないのですが、 とりあえずは便宜上「マッスル東のエリア」とでも呼んでおきましょうか(^.^) (エリア名は後に「長屋坂」で定着) まず、「ザグ」 5.9 を登る。 N田さんOS。私もフラッシュ。まだ、岩がほこりっぽくて登りにくい。 続いて「プラナン 1/10 」 5.9 にトライ。 N田さんOS。私も同じくフラッシュ。ガバガバのルートだけど、欠けやすい ホールドが多いので、もっと再登者がでないと、岩が安定しないだろう。 でもグレードが変わることはないと思う。 次に「ミセスエリコ」 5.10a 。凹角からカンテを回り込むというラインです。 ステミングを決めれば両手を離してレストできます。 N田さん、またまたOS。私も続いてフラッシュ。 ガンガンいきましょう(^o^) お次は「T.T.ハイスクール 5.10d 」。 "デリケートなスラブ・クライミング"とトポのコメントがありますが、 実際はフェースのムーブです。 まず、私が登る。核心はちょっと遠いホールドを取るのに、スタンスが高い位置に 決まるかどうか、というムーブ。 結果はOS。 次にN田さん、核心で惜しくもフォール。大きなホールドにこだわったのが 失敗だったようです。その上の小さいホールドを使って難なく越えた。 彼女も「なーんや」と言ってました。 リーチも違うのだから、私と同じムーブにこだわる必要はなかったです。 私が違うムーブをやってみるように勧めたらきっとフラッシュしてたでしょう。 私もアドバイス不足を反省・・・ 一便目のトライなので、あまりムーブを教えるわけにもいかず、 難しいところです。 次は私が磯Bくんのビレイで「ストライク・バック」 5.11b にトライ。 さっきK崎さんと磯Bくんがトライしてて、それぞれHDとフラッシュのようでした。 トポでは★★★のルートです。 このルート、タテホールドをうまく使わないと、かなり苦労するでしょう。 それとフットワーク・・・。強引に突っ込めば、ハマります。 結果はOS。私の得意パターンのムーブでした。 意外とあっさり登れたので、手も張っていない。 磯Bくんが「続けて隣りの「少年ジェット」 5.11d もやりますか?」 と言うので、調子にのってやってみることにした。 「出だし核心、あっという間の終了、さもなければ墜落」とトポにあります。 確かにボルダームーブで悪い! 出だしは越えたが中間のきついムーブで落ちてしまった。 磯Bくんと交代。彼も出だしからつまづき、HDで終了点まで。。。 彼のムーブを参考にし、次のトライでRP。二撃でした。 彼もそのあとトライしてRP。さすがです(^^) 昼食をはさみ、N田さんが「スプリング」 5.11a-b にトライすることに・・・ 出だしは、かぶった凹角を縦ホールドをうまく使って登るように見てとれる。 ポイントになりそうなホールドを私も一緒に確認して、登り始める。 数手進んで、ガバを取る手前のムーブが核心のようです。 何度も行きつ戻りつし、トライを続ける。 そして、私が予想したムーブとは違うムーブでガバを取った! 核心をぬけ、スラブを登り、終了点へ。 やった!初の「イレブン」のオンサイト(^o^) 本人もとても喜んでいたけど、私も自分のことのように嬉しい! 私も初めて 5.11a をOSした時のことは、今もよく憶えています。 おおげさに言えば、世界が違って見えたように思います。 きっと彼女も今日のクライミングをずっと憶えていてくれるでしょう・・・ しばらく終了点でまわりの景色を楽しんでもらって、ゆっくりロワーダウン。。。 岩場から備中町の町並がよく見える。 その手前には成羽川の清流が冬の太陽に照らされて輝く。 目の高さの谷間を、北風が舞い上げた木の葉がときおり キラリと光りながら右から左へ流れていく・・・ こんなに美しい自然を感じながら、健康な体で楽しい仲間たちとクライミングが できることを心から幸せに思う。。。 今回は自分のクライミングも、もちろん大切なのだが、 N田さんのオンサイト能力をもっと伸ばしてあげたいという気持ちがありました。 今までの「クライミング日記」に今までのいきさつを書いていますが・・・ 一度でも「トゥエルブ」を登れば、周りの人はそれなりの「目」で見るようになります。 でも、そのレッドポイント能力に相応しいオンサイト能力がなければ、 本当に力があるクライマーとは言えないでしょう。 私としても「トゥエルブ・クライマー」なら それにふさわしいグレードはオンサイトして欲しいもの。 グレードにして 5.11a 〜 5.11b は5割以上の確率で オンサイトしなければ、と思います。 そして今回、私は自分が知っているムーブのコツや オンサイトの狙い方をたくさん伝えました。 彼女も最近は私の登りを見ているので、私のオンサイトへの こだわりを知ってくれています。 この2ヶ月、最初に見た頃とはあきらかに違うクライミングになってきました。 「本物の力」が付きつつあります。 きっと、これからもっともっと伸びていくでしょう。 そして、誰もが一目おくクライマーになると信じています。。。 この後、私が「フリッカー」 5.11c にトライ。 しかし、中間のハングからフェースに出る部分を越えられずに敗退(^^ゞ ちょっとボルトの位置が悪いように思うのだが・・・ 最初に登ったその隣のルート「ザグ」をもう一度登って、ヌンチャクを回収。 今日のクライミングはこれで終了とした。 備中町に戻り買い出しをして「用瀬の嶽」の小屋へ行く。 今日の晩飯は「おでん」です(^.^) 小屋では島根の阪井さんらのグループ、香川のエビスさんらのグループらと 食事のあとも薪のストーブを囲み、飲みながら楽しい夜を過ごす。 エビスさんは噂に聞いてたけど、話のとおりの人物でした(^^ゞ <今日のまとめ> ザグ /5.9 ・・・Flashing プラナン1/10 /5.9 ・・・Flashing ミセスエリコ /5.10a ・・・Flashing T.T.ハイスクール /5.10d ・・・OS ストライク・バック /5.11b ・・・OS 少年ジェット /5.11d ・・・二撃 フリッカー /5.11c ・・・敗退 ザグ /5.9 ・・・RP。 ↑回収のためもう一度登る。 12月19日(日曜) 昨日も雪がちらつくほど寒かったのですが、今朝も厳しい冷え込みです。 起床は7時半。小屋の中も凍てついていて、薪のストーブに火を入れて朝食をとる。 K崎さんは朝はあまり食べないようで、他の3人でラーメンをすする。 食後にはやっぱりコーヒーです(^o^) そんなふうにのんびりしてたら、もう8時半! そそくさと用意をし、今日のエリア「杉田ロック」へ向かう。 駐車場から歩くこと30分。最後の急登を登りきり到着。 一汗かき、いいウォームアップになりました。 この岩場は、ほぼ真南に面して、北風がほとんどあたらず、冬でも快適なエリアです。 風さえなければ、Tシャツで登れます。 まず、アップに 5.10 クラスを登りたいのだけど、このエリアは一番易しいルートで 5.11b です。後から来たエビスさんたちに教えてもらい、あるルートの下部をアップに 使って登る。2本あって、どちらも 5.10+ くらいです。 K崎さんとN田さんは、いきなり「フクチャンのC 5.11b 」にトライしている。 私と磯Bくんはアップをすませ、「変な事聞いていいですか 5.11d 」をやることにした。 磯Bくんから登る。 途中、HDでムーブを探り、終了点直下までいったけど、最後のヌンチャクでロワーダウン してきた。エビスさん曰く、最後の最後が核心なのだそうです。 次は私のトライ。 出だしはアップで登ったところなので、無難に上がる。 ここからが事実上のスタートです。 まず、左にトラバース。フェースをやや右上し、もういちど左にトラバース。 この時、磯Bくんは手を持ち替えるムーブをしたそうだが、私はクロスムーブでこなした。 けっこう遠いホールドを取るので、このクロスムーブが決まると、かっこいいです(^^ゞ 城が崎の「サーカス」ほどではありませんが、なかなかのムーブですよ。 この後、コルネを使ったり、フェースのカチを使ったりと登る人を飽きさせないムーブが 続きます。 気がついたら、ノーテンで終了点直下の核心手前まで来ていた。 「ここまできたら、落ちたくない!」と独り言が出てしまう。 下からN田さんやエビスさんの「ガンバ!」の声も聞こえる。 核心手前のガバでレストをし、突っ込む。使うホールドは判るのだが、 スタンスがもうひとつ良くない。スメアで耐えているうちにパンプアウトし フォール。 あと2手か3手だったのに・・・ イレブンの後半になると、簡単にオンサイトさせてくれません。 HDでムーブは解決し、ロワーダウン。 朝、島根のサーティーンクライマー、阪井さんが言っていたのですが、 「杉田ロック」の右半分のルートはみんな★★★だそうです。 私もこのルート、はっきり言って★★★★をつけてもいいくらいに思いました。 多彩なムーブ、ラインどり、ボルトの間隔・位置、適度なレストポイント、 そして最後の最後で出てくる、厳しい核心のムーブ。 今まで何百本と登ってきたけど、このルートは間違いなく私のベスト5に入る 面白いルートだと思います。 ルートのネーミングは???ですが(^^ゞ K崎さんは、朝からやってる「フク・・・」をなかなかRPできず、 モチベーションをすっかりなくしたようだ。 先に車まで帰ってしまった・・・(-_-;) まぁこの人にはよくあることなので、あまり深刻に考えないようにしましょう。 最後に磯Bくんがもう一度トライ。しかし、やっぱりさっきと同じように HDで終了点まで。。。 最近、彼もいまいちの調子のようです。 今日は早く帰らねばならなかったので、これで終了。 エビスさんたちにお別れを言い、岩場を後にした。 帰りも私が運転し、大阪には6時40分に到着。 二日目はみんな成果がなかったので、きっとまた「杉田ロック」へ 行くでしょう。特にK崎さんは不完全燃焼みたいやったし・・・(^.^) それに、クライミングツアーはやっぱり楽しいですね。 月に一度はこうして行きたいものですねー。 <今日のまとめ> アップ用のルート1 /5.10+ ・・・OS アップ用のルート2 /5.10+ ・・・OS 変な事聞いていいですか /5.11d ・・・HD |
寒いです・・・ こんな寒い日にクライミングに行くのは、そうとうの物好きしかいません。。。 日本海側は大雪です。神戸の最高気温は8度くらいです。 ここ、「こうもり谷」は6度くらいと思われます。 しかーし、登るんじゃい! 一緒に来たのは磯Bくんです。 まず、アップに「哲学の道 5.10c 」を登り、終了点に着いたらトップロープ状態で 同ルートをクライムダウンする。 磯Bくんが「パインヒル 5.10c 」をそうして登って、 降りてきたので同じようにやってみました。 こんな練習ができるのもこの岩場に、だーーーーーーれもいないからです(^_^;) 次に磯Bくんが「一部損壊 5.11c 」をRP。 私もアップにはちょっときついかなと思ったけど、同じくこれを登り、RP。 ちょっと、パンプしすぎたかな・・・ 今日の目的は「仮設住宅 5.12b 」のトライ。 レストしてやることにする。 磯Bくんは「活断層 5.12a 」にトライするが、途中でワンテン入りました。 私は前回登ったので今日はトライしません。。。 最初のトライ。テンションをしてしまったのは5本目のボルト。 前回の時と一緒の高さです。 うーん、進歩がないなぁ。 とりあえず、HDでムーブを確認しながら終了点まで登る。 次に磯Bくんも同ルートをトライする。 彼も4,5回のHDで登る。しかし、彼のムーブを見てだいぶ参考になった。 1時間ほどレストし、今日2度目のトライ。 今度はさっきより最高到達高度を伸ばし、7本目まで登った。 ムーブ的には5本目から8本目あたりが核心部です。 全体的にストレニュアスなムーブの連続する、「パワーエンデュランス」の ルートと言えるでしょう。 このトライはテンション3回で終了点に到達。 ムーブもほとんど固まった。 しかも、10本目のボルトあたりでレストできるガバがあるのだが、 そこで、たぶん誰もやってないレストの方法を見つけた。 それは、右足をかなり高い位置、胸あたりに「ヒール&トゥ」を決める、 という方法だ。 ヒールフックでレストする場合、高ければ高いほど手のかわりに体重を 預けられる、というセオリー通りですね。 次回からはいよいよRP狙いでトライすることにしよう。 あわよくば、今年中にRPしたいなと思っていたけど、 ここへはせいぜいあと一回か二回くらいやろうなぁ。 って、まだ登りに行くんかい!!・・・(^^ゞ <今日のまとめ> 哲学の道 /5.10c・・・RP。 一部損壊 /5.11c・・・RP。 仮設住宅 /5.12b ・・・HD。ドテンション。 〃 / 〃 ・・・HD。テンション3回。 |
今日は1999年最後の日曜日です。今年中に登っておきたい「仮設住宅 5.12b 」、 どうだったでしょうか。 気温は23日より、ちょっとだけ“まし”という程度です。。。 登ってると指がかじかんできて、ホールドを保持してるのか、はずれそうなのか 不安になります。 だけど、頑張って登りましょう。 今日も一緒に来たのは磯Bくんです。 まず、前回と同じように「哲学の道 5.10c 」をRP。 同ルートをクライムダウンして、逆RP(^^) 続いて隣りの「パインヒル 5.10c 」を登り、同じようにクライムダウン。 これで、ウォームアップは終了。 磯Bくんはさらに「一部損壊 5.11c 」をアップで登る。体力あるなァ。 しばらく休んで、一回目のトライ。 ムーブはほぼつながったけど、上部で2ヶ所ほどクリップホールドの 選択に迷ってる場所があるので、そこに注意して登ることにする。 しかし、中間のトラバースで手順を間違えフォールしてしまった。 左足をカウンターバランスで流して(アウトサイドフラッギング)、 左手で次のホールドを取るムーブを先に足を上げようとしてしまったのだ。 ミスにすぐ気付き、HDで終了点の直前まで登り、ロワーダウン。 磯BくんもHDでテンション5、6回くらいでしょうか。 彼、もっと登れるはずなんやけどなぁー。 本当の限界まで粘らず、「テンション」を簡単に口にしてしまうのが ちょっと欠点でしょうか。。。 1時間ほどレストし、2回目のトライ。 今度はムーブを間違えることなく、23日の最高到達点を突破。 そのまま限界に近いほどのパワーを振り絞り、最後のレストポイントへ。 ヒール&トゥでしっかりレストをする。 しかし、この長時間のレストが裏目にでて、回復のピークを越えて、 逆にパンプを感じてきた。 慌てて登り始めるが、あと3手で最後のホールドを掴めるところまできて フォールしてしまった! 「ちくしょーーーーー!!!」 血がのぼった頭を冷やしながら、ホールドをクリーニングし、ロワーダウン。 パンプアウトした前腕を見ながら、「今日はもう次のトライはできないかも」と いう考えがよぎってしまう。 とりあえず、バナナとおにぎりを食べて休憩・・・ 最後のトライに賭けよう。 それから1時間以上休憩してたら時間も4時に近くなってきた。 磯Bくんの次のトライもやっぱりHDでした、私が「自分からテンションというな」 とハッパをかけたので、さっきよりかなり上まで登ったけど。。。 そして、今日最後のトライ・・・ 手もだいぶ張っていたので、行けるとこまで・・・と軽い気持ちで登り始める。 ムーブはホールドも、スタンスもまったく間違えることなくグングン高度を稼ぐ。 止まったらパンプアウトして、終わってしまいそうだったのでほとんどレストせず 最後のレストポイントまで来れた。 今度はレストの時間をよく考え、回復した感じがしたらすぐ登り始めることにした。 時間にして2分くらいだろうか、下からの「ガンバ」の声に押されるように最後の ムーブにはいる。 ラストのクリップをし、甘いホールドで耐えて一手一手進む。 さっきはタッチしただけのホールドを今度はしっかり保持する。 体を振って右手を伸ばし、最終ホールドを掴んだ! 終了点のカラビナにクリップし、「やったーー!」と思わず叫んでしまった。 なんせ、自己の最高グレードを更新したのだから、嬉しくないはずがないです。 今度は気分良くクリーニングをしながらロワーダウン。 下にいる磯Bくん、S水さん、N田さんと握手をし、RPを祝ってもらった(^^) 初めて登った “5.12b”というグレード。 しかも、今日3回目のトライだったというのが少し嬉しい。 以前ならこういう前傾壁にトライすると、1回目のトライが一番良くて、 2回、3回と登るごとに、だんだん到達高度が下がっていくというのが 当たり前でした。 少しずつ、持久力も付いてきたようです。 よーし、この調子でさらに頑張るぞ! <今日のまとめ> 哲学の道 /5.10c・・・RP。 パインヒル /5.10c・・・RP。 仮設住宅 /5.12b ・・・HD。2テン。 〃 / 〃 ・・・HD。終了点直下でフォール。 〃 / 〃 ・・・RP。今回、通算6回目のトライ。 |
今日は今年最後の岡山でのクライミングです。メンバーはK崎さん、T田さん、磯Bくん そして初登場のS山くん、私の5人です。 "野郎"ばかりで、ちょっとむさくるしいツアーとなりました(^^ゞ 行ったエリアは「デッケン」です。まだ雑誌等では未発表のはずですので、 詳しくは書きませんが、「ウェスタン(杉田ロック)」以上に暖かで、 アプローチはたったの3分。高難度ルートだらけで、易しいルートで 5.11ノーマル。 難しいものは 5.13以上のルートがあります。 トポがないのでルート名を誰も知りません。今回は便宜上、登った順にABCと 呼ぶ事にします。 まず一本目、「Aルート 5.11c 」。 壁の中央付近のハングを越えていくルートです。磯BくんがHDで登ったあとにトライ。 しかし、核心でワンテン入る。。。 ムーブ自体はそんなに難しくないのだが、傾斜の強さから正解のムーブでないと あっという間にパンプしてしまう。 レストの後もう一度トライし今度はRP。 次はそのすぐ右の「Bルート 5.11d 」にトライ。 ルーフを右上してからのっこし、フェースを登るのですが、 ルーフ部分よりフェースのほうが難しいです。 最初のトライはハングの出口まででロワーダウン。 二度目のトライでハングを越え、フェースに入ったのだが、中間あたりでフォール。 腕もパンパンなので、次のトライはまた今度来た時にします。 磯BくんとK崎さんは 5.12a-b のルートにトライ中。 かなり難しそうです。いわゆる「岡山グレード」というやつですね。 1〜2グレード辛めです^_^; S山くんはまだクライミングの経験が浅く、人工壁で1年くらいボルダーばかり やっていて、リードの回数も十数回程度しかないのに、5.11c をRPしています。 今日も「Aルート」を3回目でRPしました。末恐ろしいです・・・ 人工壁で育った人はムーブに無駄がなくてキレイです。 自然の岩で違和感なく登れたら、あっと言う間にイレブンくらいは登ってしまいます。 グチじゃないですよ、グチじゃ・・・(^_^; 「Bルート」でかなりダメージを受けたので今日は終了としました。 大晦日は久々に故郷の九州で登ってきます! <今日のまとめ> Aルート /5.11c・・・ニ撃。 Bルート /5.11d・・・HD。二回トライして未登。 |
今日は「大晦日」です。今回は実家への帰省を兼ねてクライミングをしてきました。 ギア一式を新幹線に持ち込んで、九州まで帰るのはつらかったゾ(^^ゞ 今回のエリアは北九州市小倉南区にあるカルスト台地・平尾台の「千仏ロック」。 平尾台へは小学校の遠足で来て以来です。まさかクライミングで再び来ることに なろうとは夢にも思わなんだ。。。 天気は快晴! 気温も上昇し、Tシャツで登れました。 今日、パートナーとして来てくれたのは、柴川さんとその友達、横山さん。 柴川さんはこのエリアの開拓メンバーの一人で、大阪のクライミングジムで 知り合いました。故郷が同じ九州ということで懇意にしてもらい、 私が九州に帰ったときは、ぜひ一緒に登りに行こうと約束していました。 このエリアは山と渓谷社の「ROCK&SNOW」誌・第5号で発表されています。 ご参照ください。 また余談ですが、この岩場で先日(12/18.19)「備中」で会った、 香川のエビスさん達と再会。 徳島の「慈眼寺」(11/19-21)で会った人も二人いました。 そして、島根の上手なクライマー、阪Iさん達も来ていました。 クライミングの世界は狭いものです・・・(^.^) 最初に登ったルートは「どぎゃんでんよか 5.10a 」。 ボルト4本の短いルートです。結果はOS。 ちなみに「どぎゃんでんよか」とは北九州の言葉で「どうでもいいよ」という意味です。 2本目「楓 5.10c 」。出だしはスラブ、上部はガバガバのルートです。 これもOS。 3本目は「スカーレット 5.11a 」。この岩場で一番でかいコルネの右を登る ルートです。そのコルネの形はまるで「鮫」の頭のようです。 このルートもコルネ主体のムーブで快適に登れます。・・・OS。 4本目、「ウィリー 5.11c 」。出だしから甘いコルネを登り。4本目のボルトから 右上する部分が核心です。キョンを2連発して右手、左手と出していったのだが、 ガバのポケットに気付かず、よく目立つコルネを取りにいったため力尽き、フォール。 判ればなんでもないんだけど、下からは見えにくい位置なんだよなぁ。 また 5.11c のOSを逃してしまった(+_+) 5本目は「パラダイス・ア・ゴーゴー 5.11b 」を登る。最後が微妙なバランスで 気が抜けない、なかなかいいルートでした。・・・OS
あとは快適なフェースです。ポケットとフレークを繋いで「フリフリムーブ」で 気持ち良く登れます。「小川山物語」のようにクライミングの楽しさを 再認識できるルート。三ツ星!! 今回は、せっかく九州まで来て登るのだから、高難度のルートはやらずに イレブン台でOSを狙って楽しむつもりで登りました。 次に来る時は、トゥエルブのルートをOSでトライできるように 力をつけて頑張ろう。 柴川さん、横山さんありがとうございました。 また帰省したら一緒に登ってくださいね。 これで本当に今年のクライミングはおしまい! 来年もさらに上を目指して頑張るぞ!! <今日のまとめ> どぎゃんでんよか /5.10a・・・OS 楓 /5.10c・・・OS スカーレット /5.11a・・・OS ウィリー /5.11c・・・二撃 パラダイス・ア・ゴーゴー /5.11b・・・OS アイスマン /5.11b・・・OS お不動さん /5.11b・・・OS |