羽化時の注意点 

  ・幼虫が大きくなり、あるタイミングで前蛹になるスイッチが入り
  餌を食べなくなり白っぽくなりながら蛹室を作る。
  ・その蛹室の中で幼虫が棒状になり、やがて前蛹となる。
  ・その後、1〜3ヶ月で飼育の最大の難関である羽化がはじまる。この時点での
  注意点をまとめた。
  

                資料作成:BEETLE・SCHOOL
                    
        
                 HP:http://www.eonet.ne.jp/~beetle-s/

 オオクワガタの前蛹                          youka1.JPG                                    
●飼育環境温度は28℃以下で直射日光の当たらない静かな場所で羽化を待つ。
●前蛹になったら飼育容器を極力触らない。(容器を振ったりするのは厳禁)
●飼育場所を移動しない。(同じ環境の基で羽化を待つ)
●極力動かさず羽化を待つ事が重要である。
●マットの劣化や蛹室が壊れた場合は、人工蛹室を作り羽化させる方法がある。

待望の羽化シーン  GiraUka0505.JPG                
●大型になるほど羽化不全になり易いく、♀は比較的羽化不全が少ない。
●マットや菌糸ビンの劣化は死亡事故につながりますので、最終のマット交換タイミング が重要な要素となります。
●容器の底部(ガラス面)で蛹室を作らすと羽化不全する可能性が高い。カブト虫の場合はほとんど問題ありませんので、そのまま羽化を待ちましょう。
 (蛹室がガラス面の20%程度までなら、そのまま羽化しますがそれ以上なら人工蛹室へ)
●人工蛹室での羽化も、すべてが上手く行くわけではありませんので初心者は、要注意。
 (上手く羽化させる一番のコツは、容器底部に蛹室を作らせない事)
●初心者方はとりあえず、イジクリマワサズ静かに羽化するのを待ちましょう。
●羽化後、体が固まるまで最低でも15日〜1ヶ月は必要ですので、それまでは成虫の取り出しは禁物。
 (お尻が上羽の中に収まってから取り出すのが安全です)
●カブト虫の場合は、自然にはい出してくるまで待てば安全ですが、餌は直ぐに与えましょう。



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