ノンバーバルの教育で人の気持ちまで汲み取ることが大切なことと
理解した上でもう一つ大切なことは「お客様達」の集合体としての管理から
顧客一人ずつ個々として管理することへの移行である。
当店はお客様を皆平等に扱っています。
だから既存も新規も同じ様に扱っています。
平等の精神だから問題無いと主張します。
しかしこの様な質問を投げかけてみます。
今、店内に顧客が3人居たとして店長に今、お客は何人と聞けば
当然「3人です。」と答えるはずです。
しかし、この質問を一人のお客に問いかけると「お客は私一人よ」
と答えるということです。
これは何を意味しているのでしょうか?
別の例を挙げてみましょう。
もし貴方が友人と旅行に出かけて皆で集合写真を撮ったとしましょう。
出来上がったその写真を見るときに貴方はその集合写真の中で
まず、誰から探しますか。
例外なく、自分からでしょう。
人は誰しも自分が大事・・これが自然の法則です。
先ほどのお客は私一人の答えも、「私こそお客よ」というのが
自然の心理ということになります。
人間は誰しも自分が大切だと思っている。それならば相手もきっと「自分が大切と思っている。」
この発想こそ「相手を思いやると言う精神が生まれてきます。
同時にお客を全体で管理するのではなく、個人個人のそれぞれのニーズを理解し
その個別のニーズに出来るだけ応えて行こう・・これこそ個客管理となる。
この人間の持つ自然な心理を理解した顧客管理が
正しい顧客管理ということになります。
すなわち顧客管理は個客管理とすべきなのです。
「お客様どうぞ」、では無く「○○さんどうぞ」と名前を言ってあげるのも
名前はその人だけのものだからです。