
宇治の紅葉
「紅葉」と書いて「もみじ」といいますが
これは秋になって、木々が色づくことを
「紅葉つ、黄葉つ(もみつ)」または、「紅葉づ(もみづ)」
といったことに由来するそうです。
さらに狩りもしないのに「紅葉狩り」というのは
諸説あるそうですが、狩りを好まない貴族が
自然を愛でることを狩りに例えたという説があるそうです。
能書きはともかく、11月も残り少なくなったので
紅葉狩りに宇治まで出かけました。
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この秋は、地方大会観戦に明け暮れて、
折角訪れた土地をじっくりみることがほとんどなかった。
11月も後半に入り、ようやく関西にも紅葉たよりが聞こえるようになった。
2年ぶりに紅葉狩りも悪くないな・・と思い立ち、比較的自宅から近い宇治を訪れることにした。
京阪電車のHPに沿線の紅葉スポットが紹介されていて、
宇治川上流近辺は今が見ごろという案内がでていた。
天気予報は、かなりの確率で雨。
しかし、自宅を出るときは曇り空。
「降り出したら帰ったらいいや」ととってもきままな気持ちで電車に乗り込む
(さすがに車での移動はやめようと考えた。雨で車の渋滞が避けられないと考えたから・・)
昼過ぎに京阪宇治駅に到着、宇治の紅葉狩りのスタートである。

京阪宇治駅の横には宇治橋がかかり、宇治川が流れる
旅情がかきたてられる瞬間だ。

川に沿って上流方向に歩く
しばらく歩くと源氏物語 宇治十帖のモニュメントが見える
いかにも「宇治」らしい演出だ。

宇治川にかかる朝霧橋
朱塗りの橋が川面に映える

そのまましばらく歩くと
紅葉のトンネル「琴坂」で知られる興聖寺に着く。
いよいよ宇治の紅葉の始まり

山門から寺へ至る坂が「琴坂」。
自然のトンネルで色づくと美しいのだが、
まだ早いようで、色は緑・・

しかし、坂の上はしっかりと色づいていました

特徴的な山門がお出迎えです


興聖寺をあとにして、宇治神社へ向かいます。

11月ということで境内には七五三の親子連れの姿が見られました。

くぐると頭がよくなると言われる知恵の輪です

宇治川に沿って歩くと色とりどりの景色や木々が目に飛び込みます
宇治といえば10円玉ですね
そうです、平等院鳳凰堂です。
近くに住んでますが、訪れるのは実に30年ぶりくらいかな・・
折角の宇治訪問なので、行くことにします。
朝霧橋からみる宇治川の流れ

橘島(中州)にある、宇治川先陣の石碑
平家物語に書かれている、佐々木四郎高綱と、梶原源太景季(かげすえ)との
宇治川の合戦での先陣争いの話に由来するものです。

橋を渡ると、平等院の参道
茶屋の店先に飾られるソフトクリームは当然・・抹茶ソフトです。

平等院の表門付近は見事な紅葉でした。
そして10円玉とご対面。
もちろん境内も美しい紅葉で占められてました
平等院の参道には、宇治茶の店が軒を連ねます。
歩いて疲れた体にお茶の香りが癒しを与えてくれます。

次に世界遺産の宇治上神社へ
本殿は平安時代の建築で現存する神社建築では日本最古のものだそうです


ここで雨が激しくなってきました。
まだまだ見所があったりするのですが、ここで打ち止めとします。
約3時間の散策の締めくくりはつうゑん茶屋の抹茶と団子
疲れた体をほぐしつつ、秋のひとときを振り返ります
ほのかに甘さを感じる抹茶の味
非常によろしゅうございました。

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京都の紅葉は大変有名ですが
ここ宇治の紅葉もなかなかのものです
皆様も是非一度足を運ばれてはいかがでしょうか?

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