05年のおさめは広島

2005年 おさめの小旅行です
場所は、脈絡ないけど
尾道→呉→宮島→西条 そして播州赤穂です

2005年12月29日

2005年おさめの旅行は2泊3日の広島・赤穂の旅です。
はじめは、車で訪れようと考えていたのですが、
今年の冬の天候が不順で、高速道路の状態が読みにくかったので
急遽電車での旅となりました。
広島方面を効果的に回るにはどうしたらいいのか
思案していたところ、目についたのが「広島・瀬戸内フリーきっぷ」です
左:パンフレット 上:周遊券

これがなかなかの優れもの。東は福山、西は岩国
北は三次まで区間内のJRと広島電鉄そして
観光船が乗り放題。
そのときまでどこに行くかわからないプランだけに
このような自由周遊券は大変重宝します。

今回はこの周遊券でめぐることのできるところを
中心とした小旅行です。


【 尾 道 】

まず、訪れたところは、坂の町 尾道です。
文学のまち、映画ロケの町、古寺の町そして尾道ラーメンの町として有名ですが、
今はさらに映画公開中の「男たちの大和」のロケ地としても知られている町です。

原寸大のロケセットがあると聞き、当初行く予定もなかったのに福山で新幹線を途中下車。
尾道へと向かいました。
ところが行ってみると、「木曜日休館」の文字。12月29日は・・木曜日
年末年始は営業しているのではと淡い期待を持ったのですが、やっぱり休館。
仕方なく、遠くに見えるセットらしきものを眺めることであきらめることにしました。

そこから、千光寺へ向かうことに、ロープウェイに乗ってそこの展望台から尾道の町並みを
眺めて気分を満足させようと思ったのですが・・ここでも大きなカベが立ちはだかります。
なんとメンテナンスのためお休み!ここに来て本当についていないというか
事前にきっちり調べておかないとやはり痛い目に遭いますね。大いに反省。

せめて、尾道の雰囲気を味わうには・・やはり坂を実際歩くこと!
古寺めぐりのついでに坂を上りましたが、これほど急とは思わなかった。
テレビなどの情報で坂が多いとは聞いていましたが、やはり実際行かないとわかりません。
尾道の郵便局員さん、宅配便の方、本当にご苦労さまです!


電車の待ち時間で駅前のラーメン屋で尾道ラーメンを堪能できたことが、せめてもの救いでした(汗)

【 呉 】
次に訪れたのが、呉。軍港として栄えた町です。
今年オープンした「大和ミュージアム」を見学しました。
結論からいうと、これはすごい充実した施設です。
呉の歴史を通じて日本の歩んできた道を知ることができ、
子供向けの科学館もあり、1日いても飽きない施設です。
呉といえば、呉二河球場しか知らなかったので、大変うれしい発見でありました。

大和ミュージアム(正式には「呉市海事歴史科学館」)には戦艦大和の10分の1の模型が展示されています。

入場料もこれだけの施設で500円は大変、リーズナブル。もし呉に行く機会があれば、是非立ち寄られることを
お勧めいたします。

この日の宿泊は、広島プリンスホテル。広島港のほど近く、宇品にあります。
穏やかな瀬戸内海が眼下に広がります。

夜の広島に繰り出して、立町にある老舗の酔心本店で広島料理を堪能しました。
牡蠣なべはやはり旬の味。大変美味でした。
夜の原爆ドームを訪れて、本日の旅は終了です。



2005年12月30日

【 宮 島 】

2日目は、宮島です。
広島プリンスの裏手から観光船が出ていて、直接宮島まで行くことができます。
(しかもこの船に周遊券で乗船できて、ラッキーでした)


日本三景で知られる宮島。鹿が出迎えてくれます。


宮島といえば、なんといっても厳島神社の大鳥居。
いつ見ても威風堂々としていて素晴らしい。
さすがに世界文化遺産たる所以です。


厳島神社の回廊を巡った後は、弥山(みせん)へ行きます。
宮島ロープウェイを使って展望台へ向かいます。
(尾道と違い、宮島ロープウェイは動いていました・・よかった)

ロープウェイ乗り場は、麓からしばらく歩くのですが、その案内板。
確かにゆっくり歩いて8分でしたが、「ときどき走る」ってどんな状況なんだろう?


宮島ロープウェイは大変珍しい形態です。
麓の乗り場(紅葉谷駅)から、中間駅(榧谷駅)までは循環式(スキー場のゴンドラみたいな感じ)
そして、中間駅から終点(獅子岩駅)までは交走式(いわゆる一般的な形)というものです。
麓から中間駅までの
「循環式」ロープウェイ
中間駅から終点までの
「交走式」ロープウェイ

終点の獅子岩駅では、ニホンサルがお出迎え・・
やはり山は寒いです・・


獅子岩展望台から瀬戸内海をのぞむ
大変おだやかな光景が広がっています

中間駅 榧谷(かやたに)駅で見つけた、案内板
思わず笑ってしまいましたが、以前こういうトラブルがあったんでしょうね・・


歩きつかれた体を癒すのは、やはり甘いものに限ります。
宮島は今や全国的にも有名になった「もみじまんじゅう」発祥の地。
いたるところで、作りたてのもみじまんじゅうを堪能することができます。
宮島を訪れたならば、出来立てのもみじまんじゅうを熱いお茶と一緒にいただくことを
お勧めします。大変美味です。
やはり出来立てはいいですね。
(製造工程をみることができます)



【 西 条 】

宮島を後にして、次に訪れたのは「西条」
高校野球ファンなら「西条農業」の町で知られていますし、
広島大学の東広島キャンパスのほど近くというのも有名なのですが
何といっても「酒蔵の町」です。宮島でたっぷり時間を費やした関係で、西条に滞在したのは
わずかに20分だけ。わざわざお目当ての日本酒を買うためだけに降り立ちました。

現在西条には10の酒蔵が立ち並んでいます。
全国的に「賀茂鶴」「賀茂泉」は知られていますが、その他にもうまい酒があります。
酒蔵めぐりをしながら、ゆっくりと味わいたかったところなのですが、
時間がなくて近くにあった酒屋に飛び込み。
まだ、味わったことのなかった銘柄の「白牡丹」「福美人」の小瓶を購入しました。

すっきりした味わい。酒蔵の町で味わうことのできる至福のひとときです。
今回は酒蔵で試飲することができませんでしたが、次回訪れる機会があれば、必ず・・

今日はこれから一路、播州赤穂まで移動して、御崎温泉に宿泊です。

2005年12月31日

【 赤 穂 】

最終日は赤穂です。
宿泊は赤穂御崎温泉の対鴎館。ここからも穏やかな瀬戸内海をのぞむことができます。
そして今日は12月31日。05年も最終日となりました。
05年最後の日の出(=終い日の出といったらいいのでしょうか)です。


旅館の裏手はすぐ海!
遊歩道から瀬戸内海をのぞむと気持ちもおおらかになります。

この日は、赤穂の町を散策。
赤穂城と大石神社をめぐりました。

赤穂城の門です。歴史の重みが感じられるつくりです。


06年迎春準備の大石神舎内にあった大絵馬
忠臣蔵の町らしく「大願成就」の文字が躍る
初詣には早いのだが思わず祈願。
色んなことが成就しますように・・


05年の締めは、欲張りな旅行で終了です。
06年も時間を見つけて心のゆとりを探す旅に出たいと思います。



周遊券で得られた特典は数多くありました。
周遊券内の乗り物乗り放題だけでなく、
紀行文や石鹸、ペットボトルのお茶
もみじまんじゅうのサービス、施設入場の割引など
大変得した気分になりました。
たまにはこういうものをフルに利用した旅もいいものだと
実感した次第です。

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