東北縦断!あずましい旅

2010年12月に開通した八戸〜新青森間の新幹線
それに乗車するために青森へ出かけました

しかし単に乗るだけでは面白くないので
色々気の向くまま足の向くままのきまま旅へご案内


2011年02月11日

2010年12月4日に延伸された東北新幹線の八戸〜新青森間

ここ1年間の仕事+野球観戦+旅行を振り返ったとき
一度も足を踏み入れたことがなかった県が青森と沖縄・・

ということで、2月の3連休を使って青森を中心にした旅に出かけました。
しかし、単に青森に行って帰るのも面白くないので
気の向くままに・・

今回お世話になった切符がこれ↓
JR東日本の企画切符の「スリーデーパス」
連続する3日間JR東日本管轄の全線に加え
函館、江差まで行けるというスグレモノ
追加で特急券を買うとそれにも乗れるという自由度の高い切符です





2月11日 東京→八戸

前日の間に東京に移動を終え、
朝の東京駅 スリーデーパスも手に入れていることもあり
そのまま素直に八戸に行くのも面白くないと思い・・
まずは、山形新幹線で山形方面に移動します
自由席を待つ列は早くから長く伸び、1本乗り過ごすことに・・
東京駅で1時間待ちます。


この日の天気は東京でも雪がちらつく天気で東北もさぞかし・・と思いましたが
福島あたりでは雪の気配なし(むしろ宇都宮の方が雪景色でした)

しかし山形県に入るとさすがに一面雪景色・・
米沢の雪景色少しテンションも上がります。


山形駅に到着
東北縦断ツアーの始まりです

山形から新庄方面に向かうか鶴岡方面に向かうか・・
と色々思案しましたが、今日の目的地は八戸ですので
やはり仙台に向けて移動します(素直に東北新幹線で行っとけって話ですが 笑)

ここから仙山線で仙台に向かいます

仙山線の車窓からは山寺(立石寺)が見えます。
適度に雪が残る凛とした風景はまさに枯山水の世界
今から20年ほど前に奥の院まで登ったことを思い出します
もう一度行ってみたいけど、体力 持つかなぁ・・

山寺駅から中国人観光客のがたくさん乗り込みます
この時期は国慶節で多くの観光客が日本を訪れているとの報道がありましたが
この立石寺にも多くの観光客が訪れているようです。


山寺から約1時間で仙台駅に到着
東北縦断のためには素直に北上するべきなんでしょうが
このまま旅を続けると、福島県に足を踏み入れる機会がない
ということで無理やり仙台駅から常磐線で福島県を目指します。

宮城県から福島県に入る最初の駅「新地」
職場に近くに北新地がありますが
地名の由来はやはり新しい土地ということに由来するのでしょうか?
また調査してみたいと思います。
とにかく福島県に足を踏み入れましたので
ここで折り返して仙台に戻り
ここから宮城を代表する観光地「松島」に向かいます


仙台から仙石線に乗ること約40分 松島海岸駅に到着


訪れた時間も遅かったので
五大堂のみ観光します
五大堂からも松島の情景をうかがい知ることができます

五大堂は小島に建てられたお堂です。
小島にわたるためにかけられたのが「すかし橋」
橋げたから海が眼下に見え、ちょっと渡るのに緊張します
これはまさにそれが狙いだったらしく
五大堂に行くとき気を引き締めて行くようにこのような構造になったようです。


無事に渡りきり、五大堂と対面。
東北地方最古の桃山建築とされ、国の重要文化財にも指定されています。


五大堂を背に松島の光景が広がります。
まさに日本三景


松島といえば名物はカキ
駅から続く道沿いに多くの店が軒を連ねています。
少し遅めの昼食として選んだのが「カキそば」
たっぷりカキが入った納得の一品です。


ここから仙台に戻り、八戸に向かいます


仙台から1時間30分で八戸に到着
日本三大駒の八幡駒が出迎えてくれます


今宵の宿泊は八戸
八戸駅近くの居酒屋で地元料理を味わいます。
やはり海の幸をしっかり堪能しなければウソでしょう(笑)
ということで海鮮居酒屋「浜小屋」さんに


酒のみにはたまらないラインナップが揃っています(笑)
まずは軽く、食前酒として「いさり火」をオーダー
素直な味に思わずうなります
食前酒のつもりでしたが、結局4杯いただきました


ここで堪能させていただいたのは、
イカ、ナマコ、ホヤの強力トリオ!
抜群のうまさに感動です


さらに、ブリの寿司とメバルの寿司+ゲソから揚げで大満足

八戸に来てよかった・・と心底思えた夜でした。



2月12日 八戸→函館

翌朝早朝4時30分起床
昨日4合以上お酒を飲んでいましたが全くあとを引かず
気持ちの良い朝です。
歩道にうっすらとパウダースノーが積もっていますが
今日もいい天気。


まず朝一番で昨日もやりましたが
岩手県に足跡を残そうということで八戸線で陸中方面に向かいます。
八戸発5時37分の一番列車です

久慈行の列車の行先表示板ですが
高校野球ファンには懐かしい学校が並んでいるように見えますね


さすがに朝早すぎて
乗客の方は少なめですww


揺られること約50分で八戸線における青森県最後の駅 階上駅に到着
まだ辺りは暗いんですが、この駅で対向列車行き違いで30分間待ちぼうけです


その後ようやく出発
辺りも明るくなってきて、陸中の海が車窓から見えてきます


そして陸中八木駅に到着
駅の裏には海も見えます
この駅はJRで最後まで腕木式信号機が残っていた駅としても知られています。

ここで折り返し列車に乗り込み、八戸駅に帰ります


1時間15分で八戸駅に到着
ここからいよいよ延伸された新幹線に乗り込みますが
その前に八戸駅を探訪

八戸駅で見つけたもの @
リンゴが名産ですから、リンゴジュースなどのドリンクも充実

その中で異彩を放つのが「バナナサイダー」・・

バナナが高級品だった昭和30年ごろからあるものだそうですが
バナナ果汁は入っておらず。(そもそもバナナの果汁ってなんやねんということですが・・)
甘いサイダーでほんのりバナナっぽい香りがするというものでした。

八戸駅で見つけたもの A
ほんのりと心温まる木のベンチ
八戸名産のイカをモチーフにしたイカベンチ

そして八戸から甲子園出場を決めた
光星学院応援の垂れ幕です
平成に入って青森県勢は一度もセンバツ勝利がありません
この悪い流れを是非断ち切ってほしいところです。


八戸駅の新幹線ホームはシースルーです


八戸から30分ほどで新青森駅に到着
よぐ来たねし はいよく来ました(笑)

残る足跡は秋田県
新青森から特急つがるに乗り、秋田県北の町、大館に向かいます

新青森から1時間10分で大館に到着


大館といえば、忠犬ハチ公の誕生した町
駅構内にハチ公神社が鎮座します


さらに駅前にもハチ公の銅像が


また今年の大館のビックニュースといえば
大館鳳鳴高校の甲子園出場
駅前にも応援ムードが漂っています
(朝日新聞と毎日新聞 呉越同舟の図)



訪れた当日は「大館アメッコ市」が開催されていました。
この日に飴を食べると風邪をひかないということらしく
大館の山に住む神も飴を求めに町に繰り出してくるとのこと
駅改札にも白髭の神様が歓迎のあいさつされてましたw

そして神様からのおすそ分け
これで風邪ひかないかなww


思わぬ縁起物を頂戴して機嫌よく大館を後にします


大館から各駅停車で30分
大鰐温泉駅に到着 ここで旅の疲れを癒します

そして駅前で大きなワニが歓迎してくれます(そのまんまですがww)


駅からすぐ近くに「鰐come」という日帰り入浴施設があり
ここで温泉を堪能します


エントランスでは青森らしく
ねぶたのお出迎え


泉質はナトリウム中心で
湯冷めしにくいのが特徴

湯上りからしばらく汗が
ひかず、火照ったまま
でした。とてもいいお湯!
なので・・
真冬ですけど
リンゴのソフトクリームが
とてもおいしい!

温泉で大満足したあと、遅めの昼食に向かいます
向かう先は黒石!B級グルメでちょっぴり有名になった「つゆ焼きそば」初体験です。

大鰐温泉からまずJRで弘前に向かい・・


弘前から弘南鉄道で黒石に向かいます


弘前から列車に揺られること30分 黒石に到着

駅前にある「すごう食堂」さんにおじゃまします。
大正元年から店を構える、まさに「津軽百年食堂」・・
屋根の傾き 歴史 感じます・・

で、目的のつゆ焼きそばがこれ!

見た目はコッテリですが、案外あっさりとした味
一気に食べることができます(単に腹が減っていただけという噂もありますが・・)
ポイントは小エビと豚バラが散りばめられた揚げ玉。
つゆと麺としっかりマッチングしていて素晴らしい味でした。
これで650円です。

すっかり満足し黒石から再び弘前に戻ります



せっかく弘前に来たのですから弘前城に行きたい!と思ったのですが、
次の列車の時間まで1時間少し・・
駅前でタクシーに乗り込み、事情を話すと
門前で待っていただけるとのことで、ご厚意に甘えさせていただきます。


訪れた当日はたまたま「弘前城雪燈籠まつり」が開催されていて
天守だけでなく雪像も楽しむことができました。
桜の季節もさぞかし美しいんでしょうねぇ・・

無事に弘前駅に戻り、そこで「津軽弁」の「ほたてめしとイカメンチ」を購入
青森に向かう車内で津軽の味を堪能します。

青森駅に到着すると駅の高架橋から列車の写真を撮る人山・・


上野行きの寝台特急「あけぼの」をカメラにおさめていらっしゃいました
この「あけぼの」は上野行きですが、津軽海峡冬景色の世界
上野発の夜行列車・・青森駅・・雪の中・・

そして私はここから連絡船ではなく、青函トンネルで函館まで向かいます。

青森から2時間弱で函館に到着 早いものです

今宵の宿は函館
ここでも居酒屋で海の幸を堪能
イカ刺し、ホタテバター、海鮮寿司(イクラ、イカ、甘エビ、カニ、ホタテ、サーモン)・・


2月13日 函館→帰路

翌朝、心地よい目覚め
今日も朝早くの列車に乗り込みます。
目的地は江差 スリーデーパスで行けるとなればせっかくの機会ですので行かない手はありません
1両編成のマッチ箱見たいな可愛い車両で出発です

途中、朝日が差し込み 冬の道南の海がまぶしく輝きます

ちょっと幻想的な海も車窓から撮影してみました


木古内駅から江差に向かっては携帯の電波も届かないような山間部を走ります



函館から約2時間 日本海が姿を現します 江差はもうすぐ


そして終着駅 江差に到着
今ではホーム1面、線路1線の寂しい駅ですが
かつては貨物側線も多くあったそうです

往時の名残 改札跡


江差の街並みを観光しようと思ったのですが・・
どうやら中心街はここから歩いて約20分以上かかりそうなので断念・・


その代わり、江差の海の青さを体感します


江差滞在約1時間で折り返し


ひとまず木古内へ向かいます

駅のKIOSKは何と「日曜は定休日」・・


木古内駅ホームで見つけた「ノリホ入れ」
車内改札などで乗客数を報告するための報告書用ポストですね


木古内駅から青森駅まで再び特急白鳥で向かいます

途中、青森駅敷地内にある「つがる路」さんで昼食。
最近改装されたようで、以前訪問したときと比べてとても綺麗になってました(笑)


ここで前回の訪問でも食べて感動的においしかったホタテラーメンにしじみ汁をつけていただきます。


旅も終りに近づいてきました
新青森に移動し、東北新幹線に乗り込みます。


新青森から東京まで3時間30分
東京から大阪まで2時間30分

6時間の長旅ですが心地よい疲れでした。

ほとんど列車に乗っていたような旅でしたが
おいしい食事とまぶしい景色を堪能できた3日間でした






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