
さつま・ひむかの旅
年末・年始恒例となりました
「どこかに行く旅」
2008−2009年にかけても
今年も親父の要望を受けて、暖かいところに行こう
ということで、さつま(鹿児島)ひむか(宮崎)の南九州旅行をしました。
写真中心ですが、どうぞ、おつきあいください
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今回のきまま旅は、南九州
毎年恒例になっている「年末年始にどっかに行く旅行」シリーズ
今年も身内(父です)の「暖かいところに行きたい」というリクエストに応え、
奮発して3泊4日の南九州の旅です
とはいうものの、行く時には宿泊先だけ決定していて
その途中どこに行くか全く決めていないいい加減さ・・
いつものことなんですが、はたしてどうなることやら
【12月31日】 1日目 鹿児島空港→(・・・・・・)→鹿児島市内
朝早いフライトで鹿児島入り
レンタカーで3泊4日の旅に出発します。
まず、九州っぱいところが近くにあるとの情報。
JR肥薩線の嘉例川駅です。
明治36年に開業。当時の風情をそのまま残しています。
もうすぐ開業106年になります。
レトロという言葉がとても陳腐に思われる、堂々とした趣です。
さらにJR駅舎巡りは続きます
嘉例川駅の次の駅が霧島温泉駅 霧島国立公園の玄関口
さらにその隣が・・
何もありませんでした (^^ゞ
なんだか、駅めぐりになってしまいましたが
ここから本格稼働
まずは旅の安全祈願を兼ねて、霧島神宮へ
森の息吹を感じつつ参道を上がります。
ここのお守りは、なかなか可愛い・・ これ「きりしま花まもり」といいます
何でも願い事が叶うとか・・

日本初のハネムーンとして知られる坂本龍馬とおりょうが立ち寄ったことでも有名です

霧島神宮から霧島温泉郷への途中、丸尾の滝に立ち寄ります。
これは、温泉が滝となって落ちている珍しいもの
コバルトブルーの滝壺と虹が印象的でした
そうこうするうちにお昼どき
12月31日ということもあって、年越しそばを食べるのも悪くないということで
霧島温泉にある蕎麦屋さんの「紗菜花(さなか)」さんに入ります。
このそばも美味だったんですが、絶品だったのがこのだし!
独特の甘みと深みがあります。
牧園の椎茸と枕崎の鰹節を使用する贅沢ささらに地元鹿児島の醤油を使う甘口つゆは、また食べたい!と思う一品
霧島温泉郷まで来て、温泉を堪能しない手はありません。
立ち寄り湯を霧島国際ホテルでいただきます。
広々とした湯船で至福のひととき
腹ごしらえ&温泉入浴も済んだので、今日の宿泊地、鹿児島市内への移動がてら、桜島へ向かいます。
その途中、霧島神宮駅。
神宮へのアクセスは決していいとはいえませんが、趣のある駅舎です。

ここからしばらく南下
大隅半島から桜島に入ります。
溶岩道路をしばらく走ると桜島の雄大な姿が目に飛び込みます。
途中、有村溶岩展望台から桜島のショットです

さらに砂防センター近くからのショット

桜島名物といえば、桜島大根そして桜島小みかん
大と小のコントラストが可愛いですね 道の駅桜島で見つけました
ドライブ途中で見つけた桜島焼
焼酎を飲むのにピッタリのグラスを発見しました!
桜島の溶岩と温泉をミックスさせた土を焼きあげてつくる焼き物
なんともいえない味わいがあります。
突然の訪問にも笑顔でお茶とお漬け物そして子みかんでもてなしてくれたお店の皆様、ありがとうございました。

1日目も終盤。
桜島フェリーで鹿児島市内へ移動します。

今日の宿泊は鹿児島東急イン
晩御飯はその横にある、「居酒屋GAORYU 高柳」さん
大阪ではいただけない数多くの焼酎を手ごろな値段でいただけます。
鹿児島の名物料理とともに気分いい年越しとなりました

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黒豚のしゃぶしゃぶサラダ |
キビナゴの刺身 |
黒豚の角煮 |
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特製さつま揚げ |
鶏わさ |
黒豚と野菜のゆず胡椒炒め |
【1月1日】 2日目 鹿児島市内→(・・・・・・)→市比野温泉
あけましておめでとうございます
本年もよろしくお願い申し上げます。
この日の宿泊は、鹿児島県北西の山里、市比野温泉。
なので、薩摩半島を中心にめぐることにします。
まず、朝の腹ごしらえ。
ホテル近くの鹿児島中央駅(旧:西鹿児島駅)まで散歩し、駅弁とさつま揚げを調達します。
途中、初売りの福袋を求める長蛇の列

買い求めたのは、黒豚弁当です。さらに横にあった揚立屋でさつま揚げも追加します。
まずは、鹿児島市内の観光スポット、桜島のビューポイントでも有名な城山公園に向かいます。

元日の鹿児島はあいにくの曇り空
桜島の山肌もうっすらと雪化粧するお正月となりました。

城山公園の土産物屋で見つけた、昔懐かしいペナント(笑)
しかも100円でした(在庫処分ですか?)

その後、車を南に走らせて指宿方面に
お約束の砂むし風呂に入ろうと思ったんですが・・残念ながら待ち時間が1時間以上
しかも外は雨(時々みぞれ)で泣く泣く断念・・
そして観光スポットではないのですが、JR西大山駅へ
ここは、JR最南端の駅ということに加え、開聞岳の眺望が美しいことで知られています。
しかし、雨模様で開聞岳の全景が見えなくて残念。
でも菜の花が咲き、美しい光景を見せていました。
でも・・最東端は「東根室」だよな・・・・・ これ間違いですよぉ
そこから一路 池田湖へ
イッシーで一躍有名になった池田湖ですが、湖畔の菜の花は見事でした
池田湖のレストハウスで食べたのが竹炭ラーメン
麺に竹炭が練りこまれています見た目はグロテスクですが、お味は普通のラーメンでした・・

そこから、特攻基地と武家屋敷で有名な知覧に向かいます。
その途中の峠道、鹿児島でも雪が残る光景・・

そこから約1時間
知覧特攻平和会館を訪れます。

館内で約30分、展示内容とそのいわれなどの説明を受けます。
20歳未満の少年が死の前日に屈託のない笑顔で写真におさまっていたり
数多くの遺品、遺書、絶筆を見ると、胸が締め付けられます。
出撃前の一夜を過ごす三角兵舎の内部

平和を祈る修学旅行生からの千羽鶴と展示されている戦闘機
昨年訪れた、沖縄でも感じましたが、人間の底力と無力さを感じます。
年の初めに改めて考えさせられた時間でした
まだ時間が30分ほどあります。
武家屋敷にも足を伸ばします。
落ち着いた町並み。雨が冷たかったのが残念でしたが静かな雰囲気に身をゆだねます。
知覧から北へ約1時間15分で山里、市比野温泉に到着します。
地理的には薩摩川内市に位置します。今日はここで宿泊。

夕食時に地元の焼酎を5合いただきました・・
正月から飲みすぎ。早速反省・・ 翌朝しばらく動けませんでした・・

【1月2日】 3日目 市比野温泉→(・・・・・・)→青島温泉
前日の飲みすぎで体調最悪。
しかもこの日は、薩摩川内から宮崎の青島への大移動。
どこに行くか行き当たりばったりという状態でのスタート。
とにかく、素直に青島方面には行かないで、とりあえず西へ車を走らせます。
川内経由で阿久根に出ます。
阿久根で見た、東シナ海の雄大さと青さ
酔いも一気に醒めました。
さらに道の駅で見つけた「ネーブルドリンク」
なんでも鶴翔高校(旧:阿久根農業)3年A組プロデュースの商品です
体がほしがるほどよい甘さを酸っぱさでした。

その後、出水まで車を走らせます。
そういえば、鶴の飛来地として有名だったよな・・ということを思い出し、
どれほどのものだろうということで向かいます。
すると、想像以上の飛来数・・。その光景に驚きます。

観察センターの2階で展望できます

さらに出水は知覧とともに武家屋敷が残る町としても知られます。

知覧では内部を見ることはできませんが、ここ出水では内部も鑑賞できます。
地元のボランティアの方が無料で案内してくれます。
また、町並みを牛車でめぐることもできます。
お時間のあるかたはぜひ一度堪能されてはいかがでしょうか

阿久根〜出水 当初は想定していないルートでしたが、思わぬ発見がありました。
これも旅も醍醐味です。
そこから一路青島(すなわち太平洋)にとって返します。
約3時間のドライブになります。
その途中、さつま町で「薩摩ビードロ工芸」を発見。
なんで、こんな山奥に?と思うところにありました。
鹿児島を離れる名残として薩摩切子を購入します。
色は当然、紫の猪口。(でもかなり値がはりました・・)
そのまま青島にはいり、3日目が終了しました。
【1月3日】 4日目 青島温泉→(・・・・・・)→宮崎空港
いよいよ旅も最終日。
2日目の飲みすぎを反省して、前夜セーブした結果
とても目覚めのよい朝となりました。
日の出時刻は7時15分ということなので、
あさの青島海岸を散歩がてら、日の出を拝むことに。
初日の出を見ることができなかったのをここで挽回します。

さらに散歩がてら青島神社へ
実質これが初詣になります。
青島周辺には奇岩、鬼の洗濯板も見られます。

今日は日南海岸を堪能します。
まず、堀切峠から見る日南海岸です
道の駅フェニックス名物が「エビソフトクリーム」
色もほんのりエビ色。
エビの風味がなんとも微妙でした

さらに南下すると断崖絶壁に立つ鵜戸神宮。
初詣の車で大渋滞。駐車場へ至る道も走行困難な細い道。
駐車場からもさらにアップダウンの激しい参道を歩くと赤い楼門が目に飛び込んできます

朱と青のコントラストがなんとも美しい・・


鵜戸神宮名物「運玉」
素焼の玉を亀岩のくぼみに入れると願いが叶うそうですが・・これがなかなか難しい
結果は・・聞かないでください (^^ゞ


さらに南下を続けます。
日南の油津。
マグロ漁港として栄えた町です。
その油津の象徴が油津赤レンガ館です。
大正時代の趣がそのまま残ります。
なぜ「合名会社」かというと、取り壊し寸前だったこの倉庫を
地元の有志31名がお金を出し合い買取保存したということらしいです。
保存への意気込みを感じます。
漁港油津 その光景は日本の原点なのかもしれません
その後、観光地として名高い 城下町 飫肥を散策
残念ながら天守閣は明治の取り壊しでなくなってしまいましたが、
天守台の立派さと城下町の保存状態はなかなかのものでした。
飫肥の名物といえば、「おび天」と「厚焼玉子」
まず、おび天
うどんとのセットでいただきます。アツアツの天ぷらで食が進みます。

そして厚焼玉子。これは想像を超えます。
玉子焼きではありません。もはやプリンです・・
居酒屋での厚焼玉子や玉子焼き想像していると全く違うものが出てきます。
これ、一度食べないとわかりません・・
その昔、飫肥城主が参勤交代の折、持参したといわれる由緒正しい食べ物
1時間以上火を通すそうです。すっきりとした甘さが口に広がります。

さらに南下を続けます。
宮崎県の最南端、都井岬を目指します。
途中までは快適な道でしたが、険しい峠道に出くわし対向車がすれ違い不可能
その苦労を経ての都井岬です。
都井岬といえば、野生馬
いいお天気に恵まれて、日向ぼっこする姿を見ることができました。
とここで旅は終了。宮崎空港まで2時間30分の予定でしたが、途中の国道で事故渋滞・・
あと15分遅れたらフライトに間に合いませんでした・・
なんとか飛び乗り無事に大阪に帰ることができました。
ふーっ、危ない
なんとも危なっかしいスタートとなりましたが、何とかなりそうです。
今年もよろしくお願いいたします。
この期間中に見かけた学校です。
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鶴丸高校(鹿児島市)
旧:鹿児島一中 |
れいめい高校(薩摩川内市)
旧:川内実業 |
出水商業(出水市)
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宮崎商業(宮崎市) |
日南高校(日南市)
赤ヘルといえば! |
福島高校(串間市)
ここが出たことを知ってる人は
かなりの通! |
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