
「穏」・・・藤森・深草
ここのところ、何かとイライラとすることが多く
「ゆとり」とか「温和」ということを忘れていた。
そんな自分を戒めるために、ふらりと訪れたところ
藤森神社と深草・石峰寺です。
皆さんも穏やかな気持ちになっていただければ
うれしいです。
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ここのところ、何かとイライラすることが多くていけない。
原因?自分でもよくわからない。
夜、寝ながら、ふと浮かんだ文字「穏」
「穏」を探しにふらりと訪れたのが、藤森神社と石峰寺
なぜ、ここを選んだのか自分でもよくわからない。
強いて理由を挙げると
自分の心を和ませてくれる紫陽花に会いたかったことと
昔、何かの本で見た羅漢さんに会いたかった。
この2つである。
でも理由はどうでもいい。
気がつけば、藤森神社にいた。
藤森神社は、京阪本線墨染駅から徒歩5分のところにある
学生時代、ずっと京阪を使って通学していたし、墨染駅も毎日通過していたのに
下車するのは今日が初めて。
ここから歩くこと5分 そこに藤森神社があった
藤森神社は、端午の節句発祥の地であり、勝運祈願でも知られているが
何といってもこの時期は紫陽花苑が見頃である。
入口で巫女さんに300円也を支払って、中に入ると人の背丈ほどに成長した紫陽花が植えられていた
紫陽花苑は神社入口と境内にある。2ヶ所見物できて300円である。
日陰が多い境内の第二紫陽花苑はまだつぼみが多く、見頃は来週ごろだろうか。
しかし、日のあたる第一紫陽花苑は丁度見頃であった。
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約3500本あるという
色とりどりの
紫陽花を眺める
やっぱり好みの色に
囲まれると気分がいい |
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ここから、京阪藤森駅まで歩く
藤森神社は京阪藤森より墨染の方が近いので注意をする必要があるが、
藤森で下車しても徒歩10分強なので苦になるほどではない
その途中で、琵琶湖疏水〜いわゆるインクラインを見つけた
鳥羽街道駅から墨染駅までほぼ京阪に平行して流れている
ここはいわゆる鴨川運河といわれる箇所 明治期の土木技術に感服する
疏水を横切る名神高速 過去と現在の融合
深草橋で見つけた「疏水」の石碑
京阪深草駅で再び下車
この駅は昔、サークル活動で龍谷大学を訪れたときに降りたことがあるが、もう20年前の話
深草駅から東山方向に歩くこと7分で石峰寺に着く
住宅街の細い路地を抜けると、ポツンとたたずんでいた

さらに、住宅の横にある参道を登ると、そこに思っても見なかった山門が出迎えてくれた
中国風?U字磁石?
山門をくぐり、「羅漢さんの拝観に来た」旨を告げると、奥の竹藪の中にあると案内され、
「藪蚊が多いので・・」ということで、団扇と防虫スプレーを貸してくれた。
これも初めてのことで少々戸惑うが、お言葉に甘えることとした(これは大正解でした)
奥の竹藪の中を更に登る
するとそこに、五百羅漢が心静かに配置されていた。
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飾りのない表情
まさに「穏」
これらの石仏も風雨にさらされ
また自然に返る |
帰り道、ほんの少しだけ穏やかな自分がいた。
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