「Bamboofish 2」
長さ3m
竹で編んだ魚の巨大オブジェを制作しました。水は海や森を巡っています。空を飛べるようにひれを大きくした魚で自由に旅する水を表現しました。
「SEAD from the SEA」
2013年秋にアート山美術館の遊歩道で野外展示をした作品です。
森と海を感じて制作しました。人との関わりを表現したくてダンスや朗読もしたことで空間アートにおもしろさを感じるようになりました。
上の「Bamboofish 2」と共に今回はコンクリートの安藤忠雄建築の中で展示します。
「目の感じが当たり前やなー」と大石可久也画伯が注文すれば、「人に自由に想像させる目なのよ」と鉦子夫人。「全体を白く塗ってみたら」と又、画伯。「僕は天井から吊り下げたいんですよ」と私。楽しいディベートが続きます。
「SEAD from the SEA」は二ヶ月間の森の中での展示を終えました。日光、雨、風にさらされて退色したのをそのまま手を加えずに展示しています。今年は台風が多く、アート山のスタッフの方にとりはずしていただくことが3回もありました。
チワワと裸婦に囲まれて、空調の風を受けて少しゆらゆら揺れています。
私が会場にいる時はお客さんに少し触ってもらいました。口の葉っぱを動かすとひれが動きます。中に人が入って歩き回ることもできます。100メートル以上あるこの回廊をカヌーですべるように動いたら楽しいでしょうね。
「Bamboofish 2」はばらばらの状態で搬入します。今回は3時間かかって現場で組み立てます。
小さく持ち込んで大きく広げる作品です。
「Bamboofish」は文字通り竹で作った魚ですが、名付けてくれたのはロンドンのユニコーンシアターのスタッフのRhonaです。2006年、劇場で制作展示したのがこのシリーズです。ロンドンで竹を調達するのはとても難しかったです。竹、生えてないんです。
すきまから光りが差し込んだり、朝や夕刻の時間によって見え方が変化します。回廊の絵画も印象が変わります。ブラインドを下げたり上げたり、とてもユニークな明るい回廊ギャラリーです。
ワイワイとなごやかに、話がつきない作品ばかりです。