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Bachimebaru

開墾と肥沃化による連作障害
  開墾(開拓)と肥沃化し土壌改良による連作障害の回避(具象化した輪作栽培)

 連作障害の防止は,土壌の酸性とアルカリ性の変化による土質の変遷PH値管理が基本で堆肥,肥料,化成肥料,有機物質の投与を野菜類と休栽年数を把握し複合的に栽培計画を先行することで連作障害を抑えることが可能とされる。

 初期栽培若しくは休栽年数が5年以上の土地では通常の連作障害はありえないが酸度とアルカリ成分度のPH値管理によって酸性度を嫌う野菜にはアルカリ化による土壌改良と堆肥と肥料,化成肥料を野菜の要求する量を散布耕うんして適期に播種並びに定植を実施することで収穫は元肥,追肥そして散水並びに人口受粉,摘果,間引きによる整理,芽描き,敷き藁による土跳ねによる土中細菌との隔離,散水時の土跳ねの防止をすることと、土中の存在する虫と細菌等による根切り虫の駆除と適切な農薬散布による収穫保護も同時に実施する。

 2年目に入ると連作障害を考慮し,土中のPH値管理と堆肥,肥料,化成肥料,天地返しによる土壌改良を施し,酸性度とアルカリ土質を要求する野菜種を選択して,1年目に欠乏した土壌成分の補給と改良を実施し適期に土壌改良とアルカリ化を促進することと,野菜種ごとの播種並びに定植を計画する。

 消石灰,苦土石灰,有機石灰,石灰窒素はアルカリ化に対して使用するものであり,石灰窒素は土中のミミズ等の虫類と菌を殺戮駆除する土中の水分に反応したカルシウムシアナミドが主成分の農薬肥料であり,毒性の高いシアナミドのガス化によって害虫と病原菌,雑草の種も除去可能である。

 その効果は2週間程度継続し効力が無効になると堆肥と肥料及び化成肥料を散布耕うんし土壌改良とアルカリ化の促進と害虫駆除と滅菌,雑草種を根絶させれる。

 消石灰も10日後の元肥,苦土石灰は2~3日後元肥,有機石灰は散布後元肥と化成肥料を散布耕うんすることで、土壌変化させアルカリ化促進はできる。

 他に,天地返し,つぎ木苗,有機物を多散布,土壌内消毒による窒息,昨年の野菜の病害虫と雑菌を駆除することと,土壌を大きく深く開墾することが連作障害の回避に適する処方であるが輪作栽培計画が唯一の防止策である。

 遅効性,即効性,緩効性のものを抽出し,葉肥(窒素:N),実肥(リン酸:P),根肥(カリ:K)石灰(Ca:酸度調整),肥料の三要素と五要素を理解して野菜の要求する適期に追肥と適切な処理をすることも土壌改良と輪作をして収穫を安定化する基本事項である。

 野菜種に合わせ,直播,ポットまき定植,条まき,条点まき,散水,追肥,摘果,摘花,人工授粉摘心と数度の間引き,芽掻き,平畝,高畝,鞍つき畝,土寄せ,散水量の把握,杖,蔓の誘導,各種杖の施行,トンネル栽培,不織布,遮光布,マルチ布,雨水遮断,水耕栽培,各種収穫時期と収穫時間を糖度良好時期に収穫する。

 暴風,防寒,耐霜,耐雪,播種定植時期を自己栽培地に準拠させて野菜毎に耕うん,耐肥量,肥料散布量化成肥料量,全てのPDCAを記録し,年度ごとの収穫と地熱とPH値の記録によって収穫と輪作の結果を成果グラフによって施策の効果を見える化することで連作障害と輪作の効果をまとめる。

 土壌の性質も把握し、粘土質,耐水性,灌水インターバル,光合成等環境も含め検証することと野菜種間の互換性によるリレー栽培も導入することが適切である。
 
 PH管理,野菜残渣鋤き込み,肥沃な土壌の継続が収穫量安定化の基本事項。

 凡例; 残渣は溶解・濾過等のあとに残った不要物(残りかす)であるので残菜(調理くずや食べ残し)として収穫後の残りとするのか,溶解や濾過後の残りかすであるかは理解していない。

 肥沃は,土地が肥えていて作物がよくできることのさまを示唆する。

 雑草木の除去,岩石・石の撤去,土質,土地の底と表面の土壌を開墾と耕うんによって,堆肥・肥料・石灰・腐葉土等の投入によってふかふかの土とPH値管理が野菜つくりの基本で日ごとの除草は必須事項。