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メルトダウンと圧力リリース
 NHKの放射能物質の検証DBから,格納容器と圧力容器の圧力変異を鑑みる。
 Oリングパッキンからの圧力リリース
 検証ドラマから,温度328℃と圧力750キロパスカルが示されたことから,以下が推察される。

 750キロパスカルは7.65kgf/㎠で,水道配管の圧力程度で口径が大きくなると破壊へ至るが,Oリングパッキンからの漏洩による圧力軽減によって破壊していない。

 各ベントとSR弁開放は,圧力リリースで減圧と圧力抑制室(S/C)を通過することで環境への影響を抑制している。

 水素爆発にいたる経緯は,メルトダウンによってパッキン等の接続部から格納容器外に水素が充満し何らかの火種から着火爆発によるコンクリート隔壁を破壊したことは図から推測可能である。

 デブリは底部コンクリート壁を貫通している可能性から格納容器の圧力変異,格納容器とコンクリート壁の隙間から水素と放射性物質(nmサイズ)が噴出したことも推測できる。

 放射性物質は漏れ続け,爆発と同様で冷温停止するまで放射能が連続放出したことを推測できる。

 消防車から注水できたことから,逆止弁等の機能を停止すれば消防車の減圧で炉の圧力を下げれる。

 初期の放射能検出ゲージの変異で,検出場所と隔壁の数値から炉の異常は推測できることになる。