WindowsXP Tips

 BABELがWindowsXPを使用した際に気づいた点などについてのメモみたいなモンです。当初はWindows2000との違いが中心になると思います



新着情報

■セキュリティパッチ

2002/2/18登録

 常時接続が普及してウィルスやワームなどの攻撃にさらされる可能性が増大している今日この頃、より安全に過ごすにはウィルス対策ソフトのインストールと並んでセキュリティパッチの適用が大事になってきてます。そこでセキュリティパッチの適用方法を簡単な順に並べていきます。簡単な方法はエンバグ等の危険が減るのだけどパッチのリリース自体は遅くなってしまうので適宜使い分けてください。

1.サービスパック
その時点でリリースされている最新のサービスパック(SP)及びセキュリティロールアップパッケージ(SRP)を適用する。十分なテストがされているのでエンバグの危険性がもっとも少ないんですがリリース間隔が長いのでセキュリティとしてはタイムリーさに欠けます。(ちなみに現時点ではWindows XPにはSPもSRPも未リリースです^^;)
2.Windows Update
Windows Updateの重要な更新だけは最低限適用しておくべきでしょう。セキュリティホールの致命度にもよりますが、数日から数週間くらい遅れてリリースされるようです。
3.マイクロソフト セキュリティ情報一覧
Microsoft TechNetにマイクロソフト セキュリティ情報一覧というコーナーがあり、ここには各種のセキュリティ関連情報が集められている。速報性が高くて便利ではあるがパッチ自体はバグフィックス優先で他への悪影響などのチェックが甘いので最新のパッチについては自己責任で適用するべきだろう。膨大なパッチに対する適用漏れを確認するにはhfnetchkというツールがかなり便利につかえる。ただし日本語版のデータベースは自動ダウンロードではないし更新もやや遅れがちなので最新パッチの確認には使えないが過去のパッチ適用漏れを調べるのに適している。

■VGAモード

2001/8/9登録

 画面のプロパティからついに256色(8ビットカラー)の設定と640×480ドットが選べなくなってしまった。これはWindowsXPのデスクトップデザインが800×600ドット65536色以上を基準にしているせいだ。しかしAPI的にはドライバがサポートする限り従来通り使用可能なので画面関係を操作する各種のアプリケーションには影響ないだろう

 また特定のアプリケーションで640×480の解像度や256色が使いたい場合はショートカットの互換プロパティにチェックボックスがあるのでこれを利用するのがお手軽だと思う

■CD-ROM オートランの設定

2001/10/26登録

 グループポリシーを変更する方法とレジストリ操作による方法の二通りあります。

グループポリシーを使用する方法。
グループポリシーエディタgpedit.mscを起動。[コンピュータの構成][管理テンプレート][システム]に[自動再生機能を無効にする]という項目があるので[有効]にするとオートランがオフに[無効]にするとオートランがオンになります
レジストリを変更する方法
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Cdrom\Autorunの値を0にすればオフ、1にすればオンになる。ちなみにリブートしないと設定値が有効にならないのでご注意下さい。

■Dual CPU環境でSingle動作を実現

2002/10/2 「プログラムの割り当てプロセッサを変更する方法」を追記。

 Dual環境では動作に問題のあるアプリケーションを動かす為の方法です。シングルプロセッサ用の環境への切り替える方法とプログラムの割り当てプロセッサを変更する方法の二通りあります。

シングルプロセッサ用の環境への切り替える方法。

NT4.0/2000とまったく同様のテクニックが通用します。

起動オプションによりシングル動作に切り替えます。boot.iniを編集して
multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(3)\WINDOWS="Microsoft Windows XP Professional[Onecpu]" /fastdetect /ONECPU
とゆ〜よ〜な行を追加します。パーティション指定部分は環境に依存するので各人のboot.iniに書いてある内容に基づいて書き換える必要があります。以上で書き換え完了。再起動すれば起動メニューに今回加えたOneCPUの表示がでるのでコイツを選べばめでたくシングルプロセッサで稼動します

起動用のファイルをいじったりしますので、この説明やとよぉ判らんとゆ〜人はやめといた方が無難です。

プログラムの割り当てプロセッサを変更する方法。

タスクマネージャ(タスクバー上で右クリックメニューを表示して選ぶ)を起動します。次にプロセスタブを選んだ状態で変更したいプログラムを選択して右クリックメニューを表示し「関係の設定(A)」を選びます。ここでCPUのチェックを1つだけにします。

この方法は手軽に使えますがOS上の処理等はデュアルプロセッサで処理されるので「シングルプロセッサ用の環境への切り替え」ほど確実ではありません

■ユーザー名とトラブル

2001/10/26登録

 Windows XPで使うユーザー名は半角英数字のみにするのが安全だ。なぜかというとWindows XPはユーザー固有の情報をDocuments and Settingsの下にユーザー名のフォルダを用意して保存するのだが、パス名に2バイトコードが入ることを想定していないアプリケーションでうまく動作しなくなる事があるからだ。

 特にヤバいのはコードに$5cを含む漢字。なんとパスの区切り文字である'\'と誤読されてしまう可能性があるのだ。同様の理由でアプリケーションをインストールするパス名もできるだけ英数字にしておくのが安全だろう。

 この辺はユーザー名の入力をする際にIMEがオンになるんで、ついつい漢字で打ちこみたくなるのがクセモノなんだよなぁ…

■他のWindowsとの機能比較

2001/10/27登録

 マイクロソフトのサイトにあるWindows XP Professionalと他のWindowsの比較ページWindows XP Home Editionと他のWindowsの比較ページが割とわかり易いと思う。

 ProfessionalとHome Editionの相違についてはWindows2000 Insiderに掲載されているWindows XPの正体 という記事の新機能一覧をチェックするとわかり易い。

 ぶっちゃけた話スタンドアロンでゲームするならHome Editionで十分やけど、Dual CPU対応とか付加価値を求めるとProfessionalが要るという事。