Windows2000でWin95/98対応のゲームなどを動かす為のコツを記載しています。
ソフト自体はWindows2000上では問題なく動作するものの他のアプリケーションとの兼ね合いで正しいバージョンのDLLがロードできなくてエラーを起こす場合があります
NT4で動作しないようにチェックをかけているソフトが散見されます。しかしソフト自体はWindows2000上では問題なく動作するケースも多々あるので回避策が必要です。
一般的にはApplication Compatibility Toolを使用する事でこの問題を解決できますがこの機能は不完全なので、どうしても駄目な場合は拙作のツール「inst2000」をご使用下さい
ディスク容量チェックの旧APIの結果がWin95/98系とWinNT/2000系で異なる為に発生します。MSの資料によるとWIN95OSR2以降では旧来のAPIは使用しないように書かれていますんで各メーカーのプログラマにはこの程度の事には対応して欲しいモンだとも思うが、一方旧APIは互換性の為にあるんやしMSには挙動をWin95/98にあわせて欲しい気もする。
Application Compatibility Toolを使用する事でこの問題を解決できます。
アクセス権の都合で駄目な場合は該当するディレクトリ以下に適切な権限を与えればOKだが、それ以外はFAT16なりFAT32のエリアにインストールしてもらうしか無いです。
ソフトによってCD-ROMが複数あるとセットしたドライブによってCD-DAがならなかったりする事もあります。そこで1台を除いてドライブレターを外してしまうとうまく動くゲームがあります。ドライブレターの削除は[コンパネ]→[管理ツール]→[コンピュータの管理]→[記憶域]→[ディスクの管理]でする事が出来ます。
Windows 2000はフラットサンクをサポートしていないので32bitプログラムと16bitプログラム間の連携が著しく制限されます。残念ながらWindows 2000上でこの類のアプリケーションを動作させる方法はありません。(PCエミュレータの類を使えば可能になりますが価格が高いのでWindows 9xとのデュアルブートにした方がマシでしょう(^^;)
Windows2000 ServicePack2で導入された特定プログラムに対してのOSの挙動をWin95/NTに似せる事ができる便利なモードです。
具体的にはWindows2000 ServicePack2以降を導入後、[スタート]→[ファイル名を指定して実行]から"regsvr32 %systemroot%\apppatch\slayerui.dll"を実行してやると、ショートカットのプロパティにCompatibilityタグが追加されます。
WindowsXPの互換モードのサブセット的(Win98が指定できない等Application Compatibility Toolをインストールして、更にバージョン1.7にアップデートしたらWin98も指定できるようになってました^^;)なものであり、従来からのApplication Compatibility Toolに比べ指定項目こそ少ないものの、より巧みにOSをエミュレートしている為、動作するソフトはいささか増えると思われます。
アンインストール等、より詳細な情報についてはマイクロソフトのkbを参照の事
特定プログラムに対してのOSのバージョンチェックやディスク容量チェックなどの問題を回避する事ができる便利なツールです。
具体的にはWindows2000のCD-ROMの\Support\tools\setup.exeを起動してインストールします。以下に簡単に使い方を解説しますが詳細に付いては同時にインストールされるTool Help(英語)を参照したください。
Application Compatibility Toolを起動するとダイアログが表示されます。ここでプログラムやオプションを指定します。
最新版を入手するにはWindows 2000 SP2 サポート ツール からダウンロードできます。
WindowsXPと同等のより詳細な指定が行えるツール「Application Compatibility Toolkit」がMicrosoft ダウンロードセンターからキーワードに"Application Compatibility Toolkit"を指定して、USダウンロードセンターも検索するをチェックして検索してやればダウンロードできます。なおこのプログラムはWindows 2000 SP3以降で利用可能です。機能の詳細についてはMSDNのApplication Compatibilityコーナーを参照してください。
ソフト本体は動作する(かもしれない)のにインストーラがWindows2000上で動作しないケースがままあります。そこでWin95/98でインストール作業をやっておいて関係するレジストリとファイルの内容を複写する方法を紹介します。
レジストリに関しては一般的にはHKEY_LOCAL_MACHINE、HKEY_CURRENT_USERの下の"Software\ソフトハウス名\ソフトウェア名"の内容をregファイルに出力すれば事足りるケースが多い。またインストールパス等を変更する場合レジストリ内容の編集も必要になって来るでしょう
ファイルについてはインストール先ディレクトリ以下を複写すれば良いのですが、ソフトによってはWindowsシステムディレクトリの下に設定ファイルやセーブファイルを配置するものもあるので要注意。
最後にこの方法はあくまでもイレギュラーなものでありレジストリを操作したりする為、ある程度の危険を伴います。この方法をとる場合はくれぐれも自己責任でお願いします
Windows2000でうまく動作しないもののうちBGMの演奏関連に問題のあるソフトはかなり多いが、これはドライバやAPIのちょっとした挙動の違いに起因する事が多い。そこでこのような場合の対処やが