Blog風

久々にブログの更新です。
12月8、9日今年を締めくくる、NGK杯サンデーロードレースが鈴鹿サーキットで開催されました。
このレースに大田選手が復帰戦で出場です。
いつもなら11月末か、12月の1週目に開催されるのですが、今年はスケジュールが2週目。
しかも3日ほど前から、大寒波が日本列島を包んで、東北、北海道では爆弾低気圧で被害が出ていました。
大田選手は10月末から練習を始めたのですが、去年全日本岡山でケガをして、足の骨や靭帯はやっとひっつき、腕にはまだボルトが入った状態・・・。
体力もリハビリをやってるとは言え、完全状態には程遠い感じです。
それでも去年の8耐で乗った1000ccのマシンを思い出しながら、本番までに3回の練習をこなしました。
その間に少しマシントラブルも発生して、こちらはそれを修復。
何とか間に合いましたが、1番の敵は気温・・・。
金曜日は気温は低く風が強く、ソフトコンパウンドのタイヤで何とか2分15秒台が出ましたが、タイヤは数周でザクザク。
コンパウンドと路面温度が全然合ってない。(汗)
ライダーのインフォメーションを聞けば、どのコーナーもズルズル滑るそうです。
マシンのエンジンは元気で、問題はありません。
土曜日の朝イチに現地入りし、ライダー&メカニックと合流です。
予選は11時半開始。
天候は晴れ。しかし昨日に続き強風&極寒です。
ライダーには「3周はタイヤ暖めて様子見て、それからアタックしよかー。」「あまりにもリヤが滑るようなら、サス変更するので戻っておいで。」などと話ていました。
大田君は1年以上ぶりのレースのためか、これまで見た事無いような緊張ぶり。
あまり周りの声が耳に入って無い様子・・・。(笑)
その緊張のままコースインして行きました。
そして2周目、いきなり2分14秒台に突入!
周りのタイムを見れば、まだ4秒ほど開いて速い選手でも18秒台。
しかも最高速293.8km!! 多分、今年のサンデーでは1番早い速度ではないでしょうか?
10月の全日本でも柳川選手が300kmをオーバーしてます。現行ZX10Rはメチャ速です!
エンジンを組んだ者としては、嬉しいんですが、「大きなお釣りが来なけりゃえぇねんけど・・・。」と
心の中で拝んでます。(笑)
「あれほど様子を見ろと言ってたのに、なんじゃコリャ?」「あきません!テンパってますわー。」みたいな会話が
ピットで飛び交い、皆モニターに釘付け。
次の周またセクターに全て赤マークで走って来ます。
出走前に大田選手は、「絶対13秒台入れます!!」と言って出て行きました。
これなら出る!そう確信した時、最終シケインで前走車に邪魔され、車体が暴れオーバーラン気味に進入。
1秒半ほどロスしてその周は15秒台。
あれが無ければ13秒中盤は出ていたと思います。
それから1度ピットに戻って来て、リヤサスを少し変更して出て行きましたが、イマイチ合わずタイムアップはしません。
そうしてる内にオフィシャルがやって来て、「ピットロードのスピード違反です。」と罰金3000円・・・。(爆)
「そこはスピード出さんでえぇやろ!」てな具合で予選終了して、ポールポジションを獲得しました。
帰って来てタイヤを見ると、やはりザクザク状態。
う~ん・・・この時期のサスセットは難しい・・・。
まぁ、ポールを獲れたので良しとしましょう!ピットロードのスピード違反を除いては・・・。(笑)
その夜はライダー&スタッフで晩飯に行き、明日の本番の打ち合わせです。
と言っても、マジメな話などせず、終始バカ話ばかりでした。
明けて9日天気は良く、若干ですが風も昨日よりはマシです。
レースは昼1時半開始。それまで大田君の知り合いや、応援団がピットを訪れて和やかな時間が過ぎていきます。
朝、カワサキの野村さんに会って、色々タイヤやサスのアドバイスを頂き、こちらはそれを踏まえてセットアップします。
大田君には「しっかりタイヤ暖めて、スタートが少々失敗してもストレートでかわせるから焦らず行こう!」
と耳元で呪文の様に聞かせます。(笑)
さぁ!グリッドに整列。1番のグリッドはいつでも気持ちいいもんです。
選手紹介も終わり、ウォームアップランに出ます。
今回はウォームアップランが2周あり、しっかり?タイヤを暖められます。
が・・・何を考えてるのか?後続をブッちぎって帰ってきます。それもストレート1本位。
「オイオイ!それでタイヤ使い切る気か?しかも1人帰って来ても、後続が皆整列するまで待たなアカンし、
それでタイヤ冷えまくりますがな・・・。」(汗)
ライダーも途中で気づいたか、スピードを緩め後ろを気にしてる様子。
「あ~気が付いた!」とモニター見ながらピットでは安堵です。
しかしウォームアップラップでハラハラさせられるとは・・・。(笑)
グリッドにマシンが整い、レッドシグナルから早目にブラックアウト!
JSB1000の排気音と共にレーススタート!!
少しスタートを慎重にしたせいか、2位のマシンに先を越されます。
しかし今回はしっかり前を見ているのか、無理に抜きにかからず様子を伺ってます。
スプーンまでピッタリ後ろに付いて行き、裏ストレート前半で難なくパス。
そこから逃げの走りで、後続との距離をグングン開けていきます。
「おっ!ちゃんと言いつけを守ってるやん。」(笑)
一時は4秒近くタイム差をつけました。
2位と3位の選手はチャンピオンを争っています。
何とか3位に付けている、同じカワサキのKENレーシング水澤選手に、チャンピオンを獲って欲しいもんですが、
2位オーテックの斉木選手もバトルでスイッチ入ったか、2位争いから抜きに出て大田君を追走して来るではありませんか!
その差も2秒を切る勢い!「ありゃ~!こりゃヤバイんでないの?」

とピットで言ってたら、大田選手も差に気づいて、それ以上縮まる事は無くなりました。
残り3周・・・。デグナーを抜けた所で転倒があり、コースに車両が残ってるみたいで、7周目に入った所で赤旗です!
レースが70%消化されており、レース成立。チェッカーを受けれませんでしたが、優勝です!!
やりました!やっとの思いで勝ち取りました!
いままで2位、3位は何度かありましたが、なかなか獲れなかった優勝!
大田選手も復帰第1戦で優勝出来て、来年に向けて良いスタートが切れました。
こちらも”終わり良ければすべて良し”です!しかも最高速も叩き出してくれましたしね。パチパチ。
大田君も「いや~後半少しバテてましたー。」とコメント。明日から腕のボルトを抜くためまた入院です。
しかし忙しい奴です。(笑)

彼なら赤旗出なくてもきっと逃げ切っていた事でしょう。
こんな感じで今年のレースは終了です。
また来年に向けて色々準備もしていきますので、また皆さん応援宜しくお願いします!!


10月7日に全日本ロードレース岡山ラウンドがありました。
テームは毎年ST600クラスで参加してましたが、去年まさにこの岡山でライダーが負傷。
まだケガが完全ではないので、今年は不参加でした。
しかし友人の大阪SAM-RT、大西君が自作マシンでGP2に出場です。
それのお手伝いで、岡山入りしました。
外観からは何のマシンかわからず・・・?
実はエンジンは’07ZX-6Rで、フレームやリヤリンク周りなどは自作、その他色々のパーツを使ってます。
去年もこのマシンで出場していましたが、少し見直して進化しているみたいです。
8耐で手伝ってくれたスタッフも続々岡山に集結。
キャンギャルも1名駆けつけてくれて、ピット・・・いやテント&グリッドに華を添えてくれました。
車体セットは試行錯誤を繰り返し、個人でイチから作っていくのは、見ていてわかりますが本当大変です。
周りからは「ホンマよーやるなぁ」などと言われてます。(笑)
前日の予選は、チャタリングに悩まされ18位でしたが、決勝はスタートを決め15位でフィニッシュ。
終始アサヒナレーシングの朝比奈さんとのバトルが見応えありましたねー。
特にタイヤが暖まるまではリヤの暴れと格闘してコーナーを立ち上がってました。
周りの観客からは「ウォ~!」と歓声があがる走りでした。
全てのレースにおいてカワサキ勢が表彰台に絡み、見ていて爽快、天気も爽快な秋の1日でした。
ぜひ来年はどのクラスになるかわかりませんが、全日本岡山に出場したいもんです。

2012鈴鹿8H耐久レースがスタートしました。
今回は練習からそんなにタイムが出ていなく、ウィーク中に何とかセットアップしなければなりません。
水曜の午後に鈴鹿入りして、まずピットを作っていきます。ピットは25番。
今回も1ピット2チーム、DOG HOUSEの岩谷君達と一緒です。
知り合いのチームなので、色々助け合っていきましょう!と事前に確認済み。
その代わり今年も裏のピットスィートをGETです。(^^)v
しかしピット設営が終わった頃に、鈴鹿側から26番ピットが出走辞退のため1チームが隣に移ってくれてもOKとの事。
岩谷君のチームが移る事になり、またピットの作り直し。

今年は裏の部屋と1ピットを自由に使える事になりました。v(^^)v
夜にはライダー達も集まり、26日からフリー走行開始です。
第1ライダーの田中選手が走りましたが、まだリヤが高く感じてスロットルを早く開けれません。
タイムも18秒の前半しか出ず・・・。2回目で何とか17秒台。
少しずつですが、良い方向に向かってます。
しかし水温が94℃まで上がって、「本番これじゃ苦しいよなぁ・・・。」
など話ていたら、カワサキの藤吉さんが「合うかどうかわかりませんが、600用のサブラジエターなら予備ありますよ。」との事。
「何としてでも合わしますから貸して下さい!」と申し込み、貸して頂きました。
フリー走行も終わりマシン整備やラジエターも何とか装着済まして、部屋で色々セットアップの方向性を話し合います。
予選では車高も少し下げてチャレンジしよう・・・と話がまとまりその日も終了。
明けて金曜日、仲間も集まって来ます。
連日の猛暑で結構体力的にもキツい日々。
さぁ、いよいよ予選スタート。午前と午後に予選がありますが、昼以降は気温がかなり上昇しそうです。
田中君がまた少しタイムを縮めて16秒台、佐藤君は6月のレースでの転倒を引きずってか20秒台。
山内君は何とか17秒台へ入れました。
2回目の予選まで少しサスをいじって望みます。
西コースの改修も効いてか他のチームは去年より良いタイムを出してる様子。
何とか最後の予選に期待したいもんです。
2回目の予選スタート!

第1ライダー田中選手が頑張って4周目に2'15'866をマーク!その後も何周か15秒を連発できました。
第2ライダー佐藤選手も今日の自分の目標であった19秒をクリア。
第3ライダー山内選手も2'15'968のタイムを出せました。
しかしマシンに異変が・・・?
練習&予選で急にエンジンがストールする現象が起きるではありませんか・・・?
燃料系や電気系を色々見直す始末。
止まり方からしてどうも電気系?しかも転倒センサーぽい止まり方です。
予備のセンサーを持ってなかったので、またカワサキ鈴鹿工場??バドックのカワサキのハイエースに走ります。
しかしその部品は持って来ていないとの事・・・。
今度は2軒隣のTEAM38さんに走り、部品があったので借りてきました。
しかしウチらは借り物競争か・・・?(笑)などと話てました。
カワサキにお願いして、専門のメカに見に来てもらったら、な・・・何と転倒センサーを取り付けるステーが逆・・・。
「あ~やっちまった・・・初歩的なミス。」これでスッキリ原因究明です。
そんなこんなで予選は終了。
去年ほどではありませんが、今の所転倒も無く42位でグリッドに付く事ができます。
この後佐藤選手から第3ライダーに変更して欲しいと申し入れがありました。
第3ライダーだと1回乗る回数が減ります。「自分はタイムを出せていないので速い2人に多く乗って欲しい・・・。」
「男の決断」です。チームにとって得策は何か・・・?
監督である自分にはなかなか判断が苦しかったですが、佐藤君の
意向を汲み取って、山内選手を第2、佐藤選手を第3ライダーに変更しました。
土曜日はフリーと4耐、そしてピットウォーク。
今年はキャンギャルが来てくれます。
去年第2ライダーを務めた大田君が、今年は一転キャンギャルのマネージャーです。(笑)
「ライダーよりこっちの方が、ヤツ向いてんちゃうか?」「活々してんでー。」などと周りに言われてました。
4耐を涼しい部屋で観戦。昼イチからピットウォーク開始です。
前日もピットウォークあったのですが、その時はライダーだけで、お客さんもキッズがマシンにまたがって
写真を撮るというサービスをしてました。
しかーし!キャンギャルが立つと同時に、カメラの嵐。かなりの人だかりが出来るではありませんか!!
女性がいるとこうも違うのか?(爆)今日はキッズサービス所ではありません。
て言うかキッズがマシンにまたがりたくても、なかなか近寄れない雰囲気・・・。(^^;)
それでも何人かはマシンにまたいでもらって、はいパチリ。
ピットウォークも終わり、各部確認のフリー走行開始です。
抱えてた問題も出ず、無事フリー走行も終えて前夜祭に備えます。
田舎から友人も応援に来て、集めた協賛金も持って来てくれました。

監督ミーティングも終わり、7時から前夜祭恒例のピット練習開始です。
キャンギャルももう1人増え、3人体制。
お客さんも集まり、キャンギャル撮影のフラッシュが光るのを横目に何度も作業を繰り返しです。
夜でも暑く、1番疲れました。
フロントもクイックにしたので、去年に比べかなり作業も早くなり、タイヤ交換だけで25秒ほど。
ガソリンを入れても30秒ちょいです。
2時間ほど練習して明日本番に備えます。
さぁ、決勝当日。
この日は朝からピットウォーク。
またまた店のお客さんがピットを訪れてくれて、協賛金を持って来てくれます。
「今年こそ完走して下さい!」ホント有難い話です。
手作りプライベートチームは何と言っても資金不足・・・。
色々な人の協力があって、この大きな鈴鹿8耐というレースに出場できています。
そんな感情を胸にグリッドへマシンを並べ、選手紹介がスタート。
サイティングラップも終わり、11時30分にカウントダウン!
ライダーが走り寄り、全車一斉にスタート!!
今年は去年ほどスタートは悪くなかったのですが、それでも数台に抜かれ1周目は50位近くで帰ってきました。
「慌てず行こう!」が今年のモットー。周回を重ねるたびに順位を上げてきます。
今年は気温が高いせいか、フリーや予選から転倒車が続出。
決勝でも早くも3周目に転倒車が出ています。
第1ライダーの田中選手は無理せず無難に走行し、ライダー交代では34位まで上がってきました。
「Good Job!」親指を立てて合図します。
タイヤ交換、給油も練習の成果があってか、予定通です。
第2ライダーの山内君に交代、ピットアウトしていきます。
ピットアウトの時間もこちらが計算していた時間で、とても順調です。
少しの間、ピットの人間も休憩できます。
スタートから1時間45分ほど経ち、次のピットインに備えタイヤなどの準備をしていたら
ピット奥から悲鳴に近い「あ~っ!!」という声。
走って見に行くとゼッケン#810がスプーンの立ち上がりで転倒している映像が映るではありませんか・・・。
ライダーはアウトに避け、左足を痛そうに抱えています。
それから数分後またカメラがスプーンコーナーが捉えましたが、そこにはマシンや人間が映ってません?
「帰って来てる!」我々はピットロード入り口をずっと睨んでます。
しかし全然姿は見えません。ピットインで帰って来る他のカワサキ車両と間違えたり、焦っているのも
自分でわかります。オフィシャルから情報が降りて来て、「やはり押して帰って来ているらしいです。」との事。
去年の事がまた自分の頭の中で巡り、脱力感が襲います。
転倒から1時間過ぎにやっとピットロードに我々のマシンが現れ、待機していたクルー達が押して来ます。
ピット前でライダー共々倒れこむマシンを押さえ、作業開始です。
スタンドフックが飛び、スタンドが掛けれない状態。
ハンドルやレバーが折れカウルがキズついてる以外は、まぁ軽傷・・・?と思い作業を進めていると
「おや?こんな所に穴が・・・?」フレームサイドにピンポン玉ほどの穴が開いてるではありませんか?
「え~?何でこんな所に??」カウルを外してみるとフレームの裏には元々開いてる穴があるのですが、表の方も・・・。
エンジンのヘッド部分が表から丸見え状態。しかも少しクラックが横にも走ってるし・・・。
前から見るとエンジンハンガー部分も少し曲がってます。
これが残り1時間とかなら、そのまま外装関係を直して出走するのですが、、残りまだ5時間以上・・・。
フレームの強度がどれほどあるのか?
コーナーリングGや、300km近くのストレートスピードが車体に及ぼすストレスはどれ位なのか?
我々には知る由もありません。ウチのライダーや他のライダーに迷惑をかけてもいけないので、
スタートから2時間50分・・・悔しいですがリタイヤ届けを出しました。
転倒した山内選手にそれを告げるとピット奥で「すみません・・・。」と声を上げて男泣きです。
こちらも今彼にかける言葉が見つからず、「これもレースやで・・・。」とだけ答えました。
こうしてB-SQUARE RACING 2012年の暑い暑い鈴鹿8耐は幕を閉じました。


スポンサー各位、そして応援して下さった皆さん、完走できずにどうもすみませんでした。
改めて鈴鹿8H耐久レースの難しさを知りました。
来年またチャレンジ出来るかどうかまだわかりませんが、何とか完走したいとチームの皆は思ってます。
参戦できるなら、また応援宜しくお願いします。
どうもありがとうございました。


7月20日

さぁ、来週に迫ってきました、鈴鹿8H耐久ロードレース。
マシンも細かい最終仕上げのフロントクイックなど仕上がり、後はスポンサーステッカーを貼り、ピット練習に励むだけ?です。

フロントは私、リヤはSAMレーシングの大西君が担当。
他にも給油担当や、タイヤ交換担当、タイム管理などなど・・・多くの人々に手伝って頂き、このレースに参戦できています。
ライダーもその辺を強く感謝して、本番に望みます。

しかしまだ去年のタイムが出ていないのが現実・・・。(汗)
我々は25日から現地入りして、ピットなどを作っていき、木曜日にはフリー走行が始まるので、そこで何とかタイム向上につながるセッティングを見つけたいと思います。

しかし1年って早いですねー。
去年を踏まえて、今年は事前に色々用意していたつもりが、あれよあれよと言う間にもう来週です。

先日もお客さんが、「終わった後のビールかけに使って下さい!」と、わざわざビールを届けてくれたり、
1年近くぶりにTELがあり、「今年も出るんやろ?少ないけど振込んどくわー。」と協賛金を振り込んでくれたり、
田舎の友人が、「少ないけど今皆に声かけて集めてるから、当日見に行きがてら持っていくわー。」
など嬉しい報告をしてくれます。

また、ライダー達もそれぞれスポンサー活動をしていて、色々な会社や個人から集めて来てくれています。
こんな手作りチームですが、皆の力を合わせて8耐という大きなレースを戦います!

当日鈴鹿に見に来る人、家のTVの前で見る人、ぜひB-SQUARE RACING & 大阪SAM-RTを応援宜しくお願いします!



6月30日
やっと8耐マシンが形になりました。
思えば去年はサーキット入りする2日前に仕上がった始末・・・。
今年は去年のマシンから進化しているつもり?です。
色々な人が協力してくれて、何とか今年も走れそうです。
7月3,4日は合同テスト。
エンジンやRサスの仕様変更などをしたので、まだ全然車体のセッティングが決まってません。(汗)
今度の合同テストでその辺を煮詰めたいと思います。
しかし梅雨時、天気が心配です・・・。何とかドライで走りたいですねぇ。
ライダーの佐藤選手は日頃乗ってますが、田中選手、山内選手に至っては、殆んど乗れてませんし・・・。
まぁ、何とかなるでしょう!?(結構開き直りです。)
今年は鈴鹿サーキット50周年。
8耐も参加60チームで、色々なイベントで盛り上がりそうです。
皆さんもぜひ現地に足を運んで頂き、生の8耐レースを体感して欲しいですね。
往年の有名ライダーや、現在世界で戦ってる選手に出会えます。
そして我がB-SQUARE RACING & 大阪SAM-RTを応援して頂ければ、有難く思います。
カワサキの車両が1台でも多く、上位に食い込むように頑張りたいと思いますので、
応援宜しくお願いします。


6月9、10日鈴鹿サンデーロードレース第3戦が開催されました。
JSB1000クラスに出場する佐藤選手は、日頃仕事の都合でなかなか練習時間が取れず、何とか前日金曜日の練習にコギ付けました。
しかしコースイン3周目、さぁこれからという時、MCシケインでイマイチ原因のわからない転倒・・・。
マシンはハンドルやレバー類が折れ、スペアパーツも持って行ってなく終了。
一度マシンを大阪まで持って帰り、修復作業です。

明けて土曜日、予選は午後からで午前中は特別走行があります。
朝から雨が降っていて、初めてのレインタイヤ装着。
無難に雨の走行を終えチェッカーを受けて帰って来る予定が帰ってきません?
な・・・何と逆バンクで転倒!え~?チェッカー受けたのに??
気が抜けたのか、フロントをすくわれる形で転倒したみたいです。
マシンダメージが酷く、午後からの予選に間に合うか?
メカで行ってる大西君が何とか走行できるまでに修復してくれ、足りない部品はKENレーシングの山崎選手にお借りして
予選を走りました。(汗)
予選も普通に走行できるかの確認で3周のみ・・・。ベベ2の38位でした。(涙)
フロントフォークに問題があり、それをまた大阪まで持って帰っての修理です。
フォークアウターがヘコんでいて、ストロークするとそこで引っかかってしまいます。これは危険!
大阪に部品があるため、フォークだけ持って帰ったのですが、フォークをバラすには特殊工具が必要です。
それはなんと鈴鹿のピットの工具箱の中・・・。大阪について、さぁバラす時に気づき唖然・・・しばし放心状態でした。(笑)
しかしそこでヘコたれず、知恵を絞って近所のホームセンターで使えそうなパーツを買い集め、それを繋ぎ合わせ
何とかスペシャルツールの出来上がり!それを駆使し何とか交換できました。

翌日は快晴で、気温もそんなに高くなく過ごし易い天気。

見た目はボロいけど、気持ち入れ替えて頑張ろう!と佐藤選手に言いましたが、実は前後マグホイールも曲がってるのが発覚!!
ライダーも心折れてましたが、こちらもボキボキと心が折れる音が聞こえるようでした・・・。(爆涙)

それでも一番後ろのグリッドに並びスタートを待ちます。ガソリンタンクも大きくへこみ、中身の容量が3リッターも減っています。
しかしこんな後ろのグリッドって経験あったかなぁ・・・?など考えながら、佐藤選手には開き直って頑張って!と声をかけます。

1度スタートディレイでやり直し。1周減算でさぁ!スタート!!
1周・・・2周・・・と順位を上げてきます。
今回のサンデーは鈴鹿300kmが無くなったせいか、8耐を睨んでかなりの台数が出走、ほぼフルグリッドです。

残り3周で17位まで順位を上げましたが、ライダーも心折れてるせいか、本来のタイムを出せません。
無事17位でチェッカーを受けました。
帰って来るまで、今度はチェッカー後コケんといてやー!と心で祈ってましたが・・・。(笑)

ST600クラスに出場している瀧川選手は、チャタリングの問題に悩ませられながら予選43位、決勝はジワジワと順位を上げて
31位フィニュッシュでした。走るたびに少しずつですが速くなっていってます。

さぁ、もう来月は鈴鹿8H耐久レースです。
去年のリベンジで今年も出場します!
来月3、4日は合同テストで、何とかベストなセッティングに持っていきたいですね。
いつもながら、なかなかスポンサーが集まらず、苦しい参戦ですが知恵を絞って行きたいと思います。
皆さん応援宜しくお願いします!!

あっ!まだまだスポンサー様も募集中ですので、そちらも宜しくお願いします!!


5月13日鈴鹿サンデーロードレース第2戦が開催されました。
今回は西コース。
ライダーの佐藤選手はどうも西コースが苦手みたいで、練習でも思うようにタイムは出ていません。
まぁ、極端に練習時間が取れてないのも、要因にひとつでしょう。
前日からスズカ入りして走ったみたいですが、車体やエンジン以前のお話・・・。
走行動画をカメラに撮って、復習で見てもラインはバラバラ、寝かし込みもバラバラ・・・。
どうやらブレーキングポイントや寝かし込みポイント、アクセルを開けるポイントも
定まってない様子です。(涙)
その夜は仲間内で反省会をしたみたいですが、いつやら宴会になって、朝4時頃までやってたみたいです・・・。(汗)
当日は朝少し気温は低めでしたが、空は五月晴れ。昼頃には暖かくなりそうです。
今回西コースは路面の張替えで、各クラスコースレコードが出そうな予感?
ぜひ佐藤君にも頑張ってもらいましょう!
まず午前9時過ぎよりST600クラスの予選。
これには前回同様、瀧川選手が出場。そんなにまだ経験が浅い選手ですが、
この激戦クラス何とか予選を通過して欲しいもんです。
A、Bとクラスがあり、瀧川選手はBクラス。予選開始です。
やはりコースレコードが出ています。路面張替えは効くもんですねぇ。
瀧川選手は何とか34位で予選通過です。
決勝は粘りの走りで、ひとつでも上を目指してもらいましょう!
さぁ次はJSB1000の佐藤選手の予選開始です。
何周か走ってもイマイチタイムアップしません?
途中でピットインしてきて、リヤが少しバタつくとの事。
リヤサスを少しいじって残り5分で再度コースイン。
何とか自己ベストを更新して7位で予選を終えました。
しかしトップとは2秒差・・・これもまたコースレコードを更新しています。
「あ~表彰台なんか霞んで何も見えへ~ん!」状態です。(笑)
まぁ今回は自分の苦手な所を勉強してもらうレースになりそうですね。
昼イチからはST600のレース。
我々はヘアピンまで行ってレース観戦。いつもはプラットホームの壁に張り付いているので
ここでレースを見るのは久々。天気もいいし、ビールでも飲みながら観戦したい気分です。(笑)
ST600クラスは台数も多いので、迫力あるレースが見れました。
瀧川選手も何とか頑張って、ポジションを2つ上げ32位で無事チェッカー。パチパチ。
2時半からはJSB1000のレースが開始です。
「今回はスタート決めてや~」などと言いながら、大田君、山内君達とグリッドにマシンを並べます。
選手紹介も終わり、いよいよレーススタート!
今回はスタートはボチボチうまくいったみたいです。
しかし、1周目帰って来たら同じ7位。
その順位をキープしたまま数周が過ぎ、残り4周ほどで後ろの選手にパスされてしまいました。
また気合を入れなおして、追いかけて差を詰めたのに、ファイナルラップでは一気に差が開いてしまい
結局8位でフニッシュ。後できいたらどうやらガス欠の症状が出ていたみたいです・・・。(爆)
前回のレースでガソリンを入れすぎたから、今回はかなり少な目にしたのが仇となりました。(笑)
やはりきっちり燃費計算はしないとねぇ・・・。
しかし今回のレースは反省点が多いレースとなりました。
苦手な点や、反省点と消して、近づく鈴鹿8耐にチャレンジしたいと思います。
おっと!
えらいこっちゃ!
その前にエンジンのオーバーホールの仕事が残ってた~・・・チャンチャン。

カワサキ走行会から一夜明けて、4月8日は朝から鈴鹿にいます。
ライダーの佐藤君は土曜日から前日練習のため、大阪SAM-RTの大西君達と鈴鹿入り。
色々サスのセッティングを試したそうです。
しかし使用タイヤが中古タイヤのため、思うようにセッティングが進まなかったみたいです。
JSB1000クラスのマシンになれば、タイヤのおいしい所はすぐに無くなり、後はすべる一方・・・。
そのすべるタイヤで、セッティングなんか出来ませんからねぇ・・・。
とりあえず新品タイヤで臨む予選で、サスのセットを決める事にしました。(笑)
JSB1000の予選は10時半から。
その前にST600クラス。こちらにエントリーしている瀧川選手の予選が始まります。
ピレリータイヤが優勢の中、ダンロップタイヤで挑みます。
予選落ちがあるこのクラス、何とか32位で予選通過でした。
続いてJSB1000クラス。
佐藤選手にも緊張が走ります。
予選開始で各選手が次々にタイムを出して行く中、佐藤選手はなかなか順位を上げてきません。
最初の5周ほどは7位前後にいます。何とかモニターの順位表の動かない所の5位に上がってきて
少しはホっとしたら、今度はピットイン。
聞けばコーナーに入る時リヤが落ち着かないとの事。
リヤサスのセットを少しいじって再びコースイン。
その2周後クリアラップも取れたせいか、ポーンと2位のポジションに名前を連ねました。
タイムは53.104「ヨッシャー!!」ピットでガッツポーズです。
しかしトップは52.375でコースレコード!速い!
レースになればどうなるかな?って所ですね。
午後から600&1000の決勝スタートです。2人のライダーに頑張ってもらいましょう!
まず昼イチからST600クラスのスタートです。
瀧川選手も緊張しているのがわかります。
スタートが切られ1コーナーへマシンがなだれ込みます。
国内ライセンス保持者レースとはいえ、このクラスのトップは国際ライセンスライダーと遜色ないタイムを出しますからねぇ。
瀧川選手は落ち着いたスタートを決め、ジワジワと順位を上げてきます。
モニターを見ながら、もう1台、あともう1台と心の中で叫んでました。(笑)
何とか無事ゴール!結果は25位フィニッシュ。
ポイントゲットは無理でしたが、色々足回りなどのセッティングがわかったレースみたいでした。
徐々に上を・・・で、次は20位以内を目指してもらいましょう!
2時半からJSB1000決勝レースです。
予選が終わりライダーのコメントから、また少しだけリヤサスのセットを変更。
午前に比べれば、路面温度も上がっています。
2位のグリッドに並び前方を眺めます。いや~前がクリアっていつ見てもいいもんですねぇ。(笑)
去年の9月のレースではスタートを失敗してるから、ライダーに「今回はスタート決めなアカンで~」
などと話ます。東コースは抜き所が少ないため、スタートが命ですからね。
いよいよスタート!JSB1000のスタートはやはり迫力満点!
ピットウォールに張り付き1周目帰ってくるのを待ちます。
轟音と共にトップグループが過ぎる中、1,2,3・・・7位?「あれ?またスタート失敗?」(笑)
2周目に入りトップは52秒台連発で逃げる一方。続いてKENレーシングの山崎選手、BMWの辻本選手、水澤選手、
吉井選手、何とか1台かわして6位で通過。
決勝始まる前に、KENレーシングのケンさんと、「またカワサキで表彰台独占したいですねー。」などと言ってたのに
こりゃ無理じゃん。(汗)
6周目辺りには5位に浮上しましたが、トップとはかなりの差。
一時は3位グループに追いつきましたが、少し失敗で3位の水澤選手と離れ、4位のBMWとのバトルです。
BMWはストレートがかなり速そうです。結局4位に0.283秒及ばす5位でチェッカーを受けました。
後でライダーのコメントを聞いた所、やはりBMWはかなり速く、逆バンクなどで色々仕掛けたらいいですが
コーナーで横に並んでもほんの少しの直線で前に出られるそうです・・・。
「何であんなに速いんですかねー?」と聞かれたので、「やっぱ値段の差ちゃうか?」などと答えておきました。(笑)
あ~、やはりスタートはオートシフターの特性がわかってなく、失敗したそうです・・・。
さぁ、次は5月半ばの西コースでのレース。
以前このレースで、田中選手がST600クラスでコースレコードを出してくれました。
クラスは違えど佐藤選手にも狙ってもらいましょう!
「コースも改修されてるから、レコード出るで」と言ったら「ボク西コースは苦手なんですよ~」と・・・。(笑)
まぁ強気で頑張ってもらいましょう!
皆さんもぜひサーキットに足を運んで頂き、応援ヨロシクお願いします!


4月7日カワサキモータースジャパンが主催で、エンジョイサーキット走行会が
岡山国際サーキットで行われました。
当店からの参加者は12名、サーキット走行経験者もいれば、お初の人もいます。
大阪を出る時は天気も良かったのですが、寒の戻りか寒い!!大阪で朝7℃ほどです。
「こりゃ岡山の山の上はもっと寒いやろねぇ・・・。」などと話しながら7時過ぎに出発。
中国道をひたすら真っ直ぐで美作に到着。そこで給油中1台からオイル漏れを発見。
まぁ、大量の漏れではないので、現地で直す事に・・・。
サーキット入りし、早速イベントの説明や走行にあたっての注意事項を聞きます。
しかし、4月に入っているのに寒すぎます。たぶん現地は2~3℃だったのではないでしょうか?
いつも大阪より5℃は低いといいますからね。(笑)
説明も終わり、先程のオイル漏れの修理に取り掛かります。
オイル漏れは、少量でも自分や走行している人に危険を及ぼします。
当日練習走行に来ている人に頼んでシールボンドを借り、何とか直せそうです。
せっかく寒い中、岡山まで来たのですから、ぜひ走りたいですもんねー。
修理をしていたら空模様が怪しくなってきました。
見上げると雪がチラホラ・・・。「え~!マジ??もう4月やで~。」
5分もすればそれが、な、なんと吹雪いてくるじゃありませんか!
路面もやや湿った感じで、皆さんかなりブルーな気分になってました。
20分×3本の走行で、1本目は湿った路面での走行。
先導もそんなにペースも上げれず、体を慣らす走行でした。
雪も降ったり止んだり・・・。

2本目に一緒に行った学生さんがちょっと転倒。
ケガなどは無く、少しステップが壊れましたが、それも修復して3本目に備えます。
3本目になれば、慣れと共に先導のペースも少し上がってきます。
終始気温は低かったですが、参加者はそれぞれサーキットランを楽しんで帰路につきました。
今度はもう少し走り安い気候の時に参加したいもんですが、サーキットを初めてとかの人には
お勧めの走行会かと思います。
カワサキもまた企画したいと言ってましたので、次回またあれば、ぜひツーリングがてら参加してみて下さい。

4月4日
レースシーズンもそろそろスタートです。
全日本は先日、茂木で開幕戦がありました。
我々のレースも今週末に、鈴鹿サーキットで開幕です。
全日本はJSBクラスで柳川選手が3位、

ST600クラスは井筒選手がポールポジション。

世界ではSBK開幕戦で、トム・サイクス選手が3位とカワサキ勢は頑張ってます。
今回開幕戦は、鈴鹿サーキット東コース、ライダーは佐藤選手です。
去年9月から全然マシンに乗ってない状態・・・。
しかもマシンはリヤサス&ブレーキが進化しています。
大丈夫かぁ?(汗)
こちらも仕事の合間をぬってマシンの整備をしてるような感じです。
まぁ、佐藤選手は東コースを得意としており、少しは安心です。
去年ST600クラス岡山ラウンドでケガをした大田選手も、ジワジワと良くなってきています。
しかし復活にはもう少し時間がかかる様子。
いつとはハッキリわかりませんが、何とか復帰して欲しいもんですね。
今年は鈴鹿選手権JSB1000クラスを佐藤選手、ケガから復活すれば全日本ST600クラスを大田選手。
鈴鹿8耐を田中選手も交えて参戦していく予定です。
ぜひB-SQUARE RACINGの応援ヨロシクお願いします。
また随時スポンサー様も受け付けておりますので、興味ある個人様&企業様、宜しくお願いします。

11月22日今年最後のダンロップサーキットステーションが鈴鹿サーキットでありました。

先導をダンロップから依頼され、朝4時起きで鈴鹿へGO!
前日まで天気もイマイチでしたが、この日は晴れ。しかしめっちゃ寒い1日です。
亀山辺りは小雨が降っていましたが、鈴鹿へ着いたら空は明るく大丈夫そうです。
 
ゲストには北川選手、坂田選手、元ヤマハワークス藤原選手などが来ていました。
足回りのセッティングやタイヤ選びの意見も色々聞けます。
その他、八代氏や全日本ライダーの津田選手、中城選手も先導の手伝いです。
そして我々世代には馴染み深い、あの木下恵二氏も遊びに来ていました。
 
鈴鹿サーキットでの走行会はずっと先導付きで、「もっとスピードを出して欲しい」とか
色々な意見を聞きますが、やはり安全第一、3回走行枠がある中、先導側も徐々にスピードを上げて行きます。
参加者それぞれ自分の技量が違いますから、ただ単にスピードを上げるわけにはいきません。
特にコースインして1周目はタイヤも暖まってないから非常に危険です。
鈴鹿サーキットはスピードレンジが高いですからねぇ・・・。
それでも熱くなったのか数台転倒が見られました。
まぁ、大きなケガなどは無いようで、参加者の皆さんは寒い中、それぞれ楽しまれたようです。
 
こちらは8耐で使用したZX-10Rで参加。
その車両に先導で見やすいように、ミラーを付けました。(笑)
シェイクダウンで乗っただけなので、感覚を忘れてましたが、まぁ何とか無難にライディングできました。
しかしこのポジションに加え、その日の寒さでか、こ・・・腰が・・・。
自分の年齢を痛感した1日になりました。(笑)
 
来年もサーキットステーションは開催されます。
エンジョイサーキットで皆さんまた是非参加して下さい。

鈴鹿8耐が終わって1ヶ月半ほど・・・。
9/18日鈴鹿サンデーロードレースが東コースでありました。
 
今回8耐で第3ライダーを務めた佐藤選手がZX-10Rで出場です。
事の始まりは、8耐が終わって「さぁどこからマシンを直していこうか・・・。」と考えてた時、
佐藤君の方から、「割れたカウルなど自分が直すので、9月のサンデーにこのマシンを借りれませんか?」
と申し込みがありました。
カウルだけでなく、マフラーや細部が2度の転倒の影響で、ダメージを受けている状態。
彼曰く、このマシンはとても乗りやすく速い!自分のベストタイムも更新できて、お気に入りだそうです。
 
急遽出場が決まり、こちらは車体関係、エンジン関係を見直しです。
マフラーはエキパイから少し曲がっていたので、それを直しテールパイプなども作り直し・・・。
ハンドルやブレーキ、フロントフォークなども全部バラして組み直す作業でした。
エンジンは8時間もレーシングスピードで走れば、少しメカノイズが大きくなっています。
ヘッドカバーを開けて各部をチェック&調整します。
問題はリヤサス・・・。オーバーホールするか悩んだのですが、オーバーホールしても中身のシリンダーや、
ピストンが変形してたら一緒だし・・・。
そこで1度カワサキのレースグループに相談。
すると8耐の予選結果が認められたか?(笑)新品のSTDサスを貸して頂ける事になりました。
実際物が来て、今あるやつと比べてもしっかり感が違います。
今度のレースはスプリントなので、これで何とかなるかもしれない!と少し安心できました。
8耐の時より1Kg弱ほどレートの高いスプリングを組み込み、今度のレースは臨みます。
まだまだテスト段階?(遅っ!)
 
前日の練習は中古タイヤで走行したせいか、所々のコーナーでリヤがスベる感じが出たみたいで、
他は不安な要素はありません。
18日予選は10時20分開始。
サインボードはスタッフに任せ、当日来ていた8耐第2ライダーを務めた大田君と東コースのショートカットで見物です。
佐藤選手は安定した走行で前車をパスしながら、53’911のタイムで予選3位をGET!
表彰台が見えてきたーー!!と喜ぶ我々。
1位2位は山科カワサキKENレーシングの水澤選手と山崎選手のベテラン組。
フロントロウをカワサキ3台でガッチリ固めました。
 
決勝は2時過ぎからで、それまで作戦を練ります。
作戦といっても車体はリヤサスを少しいじり、リヤタイヤを新品に変える程度。
ライダーに「東コースは抜く所少ないから、スタート命やで。」と言うと佐藤君は「スタート得意なので大丈夫ですよ。」
と返ってきます。「けど、このJSB1000のマシンでスタート練習やった事ないやろ?」と言うと、
「あっ・・・・。」などと、吉本新喜劇ばりの会話が続きます。(笑)
「とにかくスタート決めて、あとは逃げで行こう!」と話はまとまり、暫し休憩。
 
さぁいよいよ決勝です。
やはりフロントグリッドは気持ちいいもの。600クラスで何度か経験しましたが、前に何も無く1コーナーが見える
だけですからねぇ。
我々はグリッドを後にして、急いで今度は逆バンクに向かいます。
125&GP-MONOクラスやST600クラスで本日の鬼門、1番転倒のあったコーナーで見物です。
アナウンサーの声がかき消され轟音と共にスタートした様子。
その後アナウンサーの声が復活した時、佐藤選手は6位と聞き取れました。
大田君と「あ~やっぱちょいスタート失敗しよったなぁ。」と言ってる間に、逆バンクにマシンが来ます。
やはり6位のダンゴ状態。しかし次の周には5位に、そして次には4位で目の前を過ぎていきます。
先頭ともそんなに離れてなく5周目には3位に浮上!「お~もしかして可能性あるんちゃうん!」と言いあってました。
レースも中盤にさしかかる頃やはり1台「ガリガリガシャーン!」と逆バンクの餌食、目の前で転倒。
ライダーは無事です。その2周後にももう1台転倒・・・。
中盤に少し先頭グループ2台と1秒近く差が開き、「あ~このままの順位で行くんかなぁ?」と思っていたら
レース終盤にはまたその距離を縮め、テールtoノーズ状態。
そしてラスト2周S字の入り口で勝負をかけ、2位に浮上!
「お~っ!!頑張れーっ!」とライダーには聞こえるはずのない声援を送ります。
そしてラストラップ、ちょうど目の前で周回遅れのマシンと絡み、インからアウトからの攻防戦。
何とか2位をキープしてチェッカー!「ヨッシャー!!」
 
今回はコーナーで見れたため、なかなか迫力あるレースでした。
しかもトップと0.3秒、3位とは0.09秒の差ですからねぇ。
佐藤選手もよく頑張ったと思います。
8耐では第3ライダーの仕事に徹して、今回はそれを発散させた感じですかね。(笑)
 
表彰台もカワサキ車独占!久々のシーンです。
その後、山科カワサキの健さんとガッチリ握手を交わし、健闘を称え合いました。
 
さぁ次は10月8、9日岡山で開催の全日本ロードレース。
これのST600クラスに大田選手が出場します。
皆さん応援ヨロシクお願いします!

9月10日
8耐が終わって、店も落ち着き通常業務をこなしている日々・・・。
ビッグニュースが飛び込んできました。
 
8月初旬にアメリカで行われたハーレーのカスタムコンテスト、
2011 ADM World Championshipsのスリースタイルクラスに、昔から親交深い
TAVAXエンジニアリングの田端さんが、な!なんと!!優勝しました!

http://www.amdchampionship.com/results/2011-worlds-sturgis
これはとても凄い事で、言わば世界一・・・今の旬で言う「なでしこジャパン」みたいな感じです。
 
3年半ほど前からハーレーカスタムに取りかかり、たまにFactoryに遊びに行っても
ほとんどその製作に追われてました。
「アメリカのハーレーコンテストに出すねん。」と軽く言ってた田端さん。
軽くじゃないけど、優勝をもぎとったわけです。
車両を見ても、ハリウッドの映画に出てきそうなマシン。
TAVAXと言えばZ系のカスタムで有名ですが、話を聞けばホイルベースなどはZを基本にしたそうです。
カスタムの粋を超え、これはもう芸術・・・アーティストですねぇ。
Factoryにある、こない言ったら失礼ですがあの程度の工作機械からあれだけの物を作るとは・・・。
 
優勝してステージに上がった時は、同行した奥さんは涙していたそうです。
そりゃ感動の一言ですよね。
通訳も兼ねて同行した奥さんが、YOUTUBEで田端さんとインタビューを受けている画像があります。
あまり詳しくないマシンの事を色々聞かれ、それを田端さんに日本語で・・・また日本語を英語に変えて
相手に伝えています。時折「う~ん・・・わかれへん!」と大阪弁も登場。(笑)
お二人にとっても、一生の思い出でしょう。
 
田端さんと色々話をしてて「今の日本はホント元気ないなぁ、ショボくてもいいから、出来る事を継続してやるのが一番!」
と同じ意見でした。揺るぎない所は我々何と言ってもバイクが好き。そこに尽きると思います。
今の若者が全然バイクに興味を示さない・・・。彼らを取り巻く環境もあると思いますが、
何とか地道な努力をして、我々が次の世代にオートバイの魅力を伝えて行こうと、意見が一致しました。
 
こちらは底辺拡大やレース活動で頑張ります・・・田端さんはまた次の題材を見つけ、アーティスティックな作品を作る事でしょう。
 
世界No,1ホントおめでとうございます!

7月27日夜に荷物搬入&ピット設営で鈴鹿入りしました。
これから暑くて長い戦いの始まりです。
 
一足先に搬入してくれた大阪SAM-RTの大西君とピット設営です。
今回1ピットを2チームで使用するため、結構狭く使いにくい状態です。
そのため鈴鹿サーキット側がピット裏にあるチームオフィスを1部屋用意してくれました。
ここはレースウイークに借りると、な・・・何と34万円もするのです!
冷蔵庫にテレビ、トイレにエアコン完備なので、非常にありがたかったですねー。
ピットの狭さは日頃、地方選やエリア戦で慣れてるので大丈夫かと・・・。(笑)
設営も終わり、雑談をして寝たのが2時半。
 
明けて28日他のスタッフやライダーも合流して、午前中選手受付&公式車検を済ませ
午後から8耐フリー走行が1時間ずつ2回あります。
ライダー達はこのマシンに乗るのがこれでまだ2回目、セッティングなども全然の状態ですが
第1、第2ライダーはそこそこのタイムを出してくれます。
第3ライダーも周回ごとにタイムを詰めていき、こちらは細かいセッティングをしていきます。

と言っても、セッティングに揃ってるパーツなども殆どありません。(涙)
3名ともフリー走行を無難にこなし、大きな問題も無くその日を終えました。
 
さぁ29日はいよいよ予選開始です!
朝イチ9時からフリー走行があり、細部のチェックです。
本当は新品タイヤをフリーから使用したいのですが、資金の少ないプライベートチームなので、
先日使ったタイヤを使用します。車体も問題無く、11時からの予選を待つばかりです。
 
11時より第1ライダー田中選手の予選開始!
ガソリンも予選時間分しか入れず、軽い状態出望みます。
フレッシュタイヤのおいしい所を使って、2’15’900で35位のタイムをマーク!
他のチームはエースライダーが第1ライダーで登録してるため、良いタイムをポンポン出しています。
 
15分後に第2ライダーの予選開始です。
今の所チームで1番時計を出している大田選手!
で、フレッシュタイヤで出したタイムは何と2’14’172!ノーマルの車体でも出るんや~?
というタイム。
本人は12秒台を狙ってたそうです。(笑)しかし凄いタイムです。
第2ライダーの中では16位!結構注目を浴びたと思います。
しかし・・・ちょっとお釣りも来ました。
1度ピットインして、呼吸を整え再びコースイン。
その3周後大田君はストレートに帰って来ません?
アナウンスを聞いていたら、逆バンクで転倒~!ゼッケン810番!とアナウンスしています。
あ~やちゃったぁ!ライダーにケガが無いように・・・とマシンが軽傷であるように・・・を祈ります。
数分後、自力で帰ってきましたが、色々交換が必要です。
でないと、スケジュールが詰まっているため、Tカーも無いチームは第3ライダーが予選を走れなくなります。

急いで修復です。
ハンドルや外装関係がダメになっていたので、そこを交換。何とか間に合いそうです。
 
少し予選時間に割り込みましたが、第3ライダー佐藤選手の予選開始です。
佐藤君も徐々にタイムアップして、2’19’062で予選29位につける事ができました。
 
1度転倒しているため、午後の予選はキャンセルでマシンの整備に入ります。
一応、ちょとキズ付いたマシンをピットウォークのため展示して、その時間が終わると同時に
整備開始です。確認していったら、大きなダメージも無く、明日も走れそうで「うん、大丈夫!」
とスタッフの間にも安堵が広がります。
 
夕方に予選総合結果が出て見ると、何と!23位です!!
上を見れば名の知れた有名チームばかり。初参加がこんな所にいていいのでしょうか?
と含み笑い状態です。他チームはマシンも耐久仕様で前後クイックリリース機構が付いていますが、
ウチはリヤは何とかクイックに近い状態まで持っていけたのですが、フロントはブレーキキャリパーを
外してタイヤ交換です・・・。
まぁ、元々完走が目標なので、順位は気にせず確実にピット作業をするのみ!
その日はライダー&スタッフでおいしいお酒が飲めました。(笑)


明けて土曜日は少しゆっくりできます。
午前9時より4耐がスタート。
それをチームオフィスの部屋でゆっくり観戦しています。
その間に、続々と手伝いや応援の人が訪れてくれます。
「これ少ないけど・・・後の請求怖いんちゃう?使って。」
と追加サポート金を持って来てくれる昔のレース仲間もいます。
ホント有難い。
 
昼イチからピットウォークがはじまり、お客さんが我々のピットにも来てくれます。
タンクは少し?へこんでますが、マシンをピット前に並べてニヤニヤ・・・。
キャンギャルもいない、男ばかりのムサっ苦しいピットにありがとうございます!
しかもその男達も平均年齢高いし・・・?
ここのピットだけガソリンやオイルの臭いではなく加齢臭が漂ってたかも?(笑)
せめても・・・の思いで、家族連れで来ていたお客さんの子供たちに、マシンをまたがってもらい
ハイ、パチリ。それ位のサービスしかできません。
 
ピットウォークも終わり45分のフリー走行がはじまります。
昨日の転倒の影響が無いか、マシンの最終チェックです。

転倒の影響は無いのですが、どうもリヤサスに難があり、最初のうちは良いのですが
走行後半にタレてきて、ダンパーが思うように機能していないみたいです。
たぶんノーマルサスペンションで出場しているのはウチだけではないでしょうか?(涙)
一応、スプリングは替えているのですが、それだけじゃねぇ・・・。
昨日から、川重の開発に人達がピットを訪れて色々アドバイスをくれます。
しかし、サスペンションの変更は今更無理だし、もし変更出来てもセッティングする時間
などありません・・・。
で、知り合いのサス屋さんにガスだけ入れ替えてもらう事にしました。
スイングアームやフロントフォークも、走行終わる毎にバラしてオーバーホールをします。
オイルサポートを受けているワコーズさんや、チェーンサポートを受けているEKチェーンさんが
決勝用の品を持って来てくれます。
 
そんなこんなをやってると、TOP10トライアルです。
上位10チームが1台ずつ出走するのですが、少し雨が降ってきて中止。
普通の10台での予選形式になった模様。
そこで意地を見せヨシムラがトップをGET! 続いてFCC TSR、ハルクプロという順番。
カワサキ勢ではトリックスターがTOP10に残りましたが、最終10位です。
しかし「TOPと6秒ほどしか差がないやん。」「世界とたった6秒差やで~」などと、
どノーマルマシン&弱小プライベートの我々はほざいてます。
何というポジな考えでしょう?(笑)
ピットシャツも12~13枚しか無く、どうしようかと思っていたら
スポンサーさんがまた追加で8耐Tシャツをネームを入れて作ってくれて
増えたスタッフ達に配ってくれました。ありがとうございます!
 
6時から監督ブリーフィングが始まり、コントロールタワーに集合です。
「あ~TVカメラが入ってる。そうか、チームシンスケの番組かぁ。」と辺りを見回すと
斜め後方に島田紳助氏、物静かにに話を聞いてらっしゃいました。(当たり前か 笑)
TVのイメージが強いもんで・・・。
隣を見るとPPを獲ったヨシムラの加藤監督じゃないですか?!
平静を装いながら、素人並にキョロキョロ。(笑)
監督ブリーフィングも終わり、またピットに戻ってマシン整備に入ります。
そうしていると音楽が流れて来て、SKE48のコンサートで、前夜祭がスタートしたみたいです。
前夜祭を観覧する間など無く、我々はピット作業の練習に移ります。
まぁ、これも8耐前夜の名物みたいなものですが・・・。
他チームも練習をはじめて、ハイ、何秒!という声が聞こえてきます。
我々はその3倍近くかかってます。(笑)まぁ、しゃーないか!
それでも目標タイムを決めて、それに向かって何回もやります。
ライダー達がコンマ1秒を削ってくれているのに、それを無駄に浪費はできませんからね。
何とかピットインして、タイヤ前後交換、給油を52秒ほどで出来るようになりました。
結局その日も食事に行って、風呂入って寝たのは夜中3時半。
明日は大丈夫なのか・・・?!(笑)


決勝当日、起床は朝5時半。
2時間ほどしか寝ていません。(汗)
天気は晴れ。今日も暑くなりそうです。
さぁ、いよいよ8耐のドラマがスタートします!
 
朝6時45分からまたピットウォークがあり、「こんな早い時間にお客さんは来るんやろかねぇ?」
などと言ってたら、大勢のお客さんが訪れてくれます。
田舎から幼なじみもこんな早い時間に来てくれたり、店のお客さんも駆けつけてくれ、激励してくれます。(喜)
昨日まで男ばかりのピットでしたが、今日はライダーの知り合いの里香ちゃんが紅一点、パラソルを持って
マシンの横に立ってくれたりしています。Thank you!
 
8時から最後のウォームアップランが始まり、昨日夜にブレーキパッドなどを新品に変えたので、アタリをつけたりします。
メインスタンドには多くの観客が集まってきています。
さすが8耐!日ごろの全日本より、確実に観客の人数は多いのがわかります。
ライダー達にも緊張が表れ、顔つきが引き締まってきます。
 
10時前よりスタート前進行がはじまり、各マシンがコースインして行きグリッドに戻ってきます。
我々のグリッドは真ん中より前。マシンを並べ反対側へライダーの椅子を設置します。
耐久は2003年の4耐からご無沙汰・・・。8年ぶり、しかもいきなり8耐、しかもしかも、グリッドこんな前!
嬉しさと緊張と過去の思い出が蘇ってきます。
 
夢の舞台8耐・・・。頭に描いていた場所に今自分たちがいる・・・。不思議な感覚でした。
 
ここでライダーのキャラクターを書いておきます。
第1ライダーの田中選手はレース歴22年のベテラン。マシンを操る技術やレースの組み立て、マシンセッティングなどよくわかっていて
頼りになります。そんな彼も2004年に1度8耐にチャレンジしましたが、予選は通過したものの、ペアライダーの予選時転倒の
ケガで出場出来ませんでした。彼にもこの8耐に思うものが心の中にあったと思います。
 第2ライダー大田選手はずっと知り合いのチームでレースをしていました。レース歴はまだ3~4年だったと思います。
NK-ST,ST600Rのチャンピオンを捕り、今年からウチのチームで全日本ST600クラスにスポット参戦しています。
才能に溢れ、明るく元気なヤングガイです。ただここ1発はとても速いのですが、転倒も多いのです。(笑)
彼がもっと技術を習得し、戦略やセッティングを身に付ければ、凄いライダーになると思います。
 第3ライダー佐藤選手は顔見知りであったのですが、「8耐出る気ある?」と話をしたら「ぜひ出たいです!」と
急遽決まりました。彼もNSR250や、ST600、JSB1000などを経験している中堅のライダーです。
 
こんな3人が集まり、我々スタッフと共にこの8耐を走ります!
 
選手紹介が進み、TVが我々を映してくれ、刻一刻スタートが迫ってきます。
そして2周のウォームアップが済み、アナウンサーのカウントダウンと共に10時30分鈴鹿8時間耐久ロードレースがスタート!!
 
第1ライダーはスタートに失敗して20台近くに抜かれました。
しかしこれは耐久レース。日ごろのスプリントでは致命的ですが、挽回はできるはず。
ピットも「あ~ぁ。」という声は出ましたが、そんなに慌てていません。
田中選手も15秒台を連発して、1周1~2台の割合で順位を上げています。
そして9周目、用事でピットを離れていたら放送で「転倒~!これはカワサキ車か?ゼッケン810番!」と言ってるではありませんか?
慌ててピットに帰りモニターを見ると、やはりウチのマシン。
場所はヘアピンの向こう。すぐにスタッフに見に行かせて状況を待ちます。
ライダーは立っているので、どうやら大丈夫そうです。
そこからライダーがマシンを押す所が時折モニターに映しだされています。しかし場所は西コース・・・かなりの距離。
オフィシャルから不安定な情報が降りてきます。マシンを押している、いや、あきらめてライダーだけ歩いて帰ってる・・・。
しかし、モニターにたまに映る映像はまだマシンを押しています。
押して帰るにしても、どこに帰ってくるのか?
我々スタッフは数名場所を聞きそこに行きます。オフィシャルの話によれば、ダンロップコーナー下のトンネルを抜けて帰って来るとの事?
ジリジリと夏の日差しが射す中、ライダーは皮のツナギを着込みマシンを押しているのか?
「自分だったらそんな事できるんかな?あきらめて言い訳を探すかもしれない・・・。」などと自分の中で考えていました。
転倒から50分ほど経った時、暗いトンネルの向こうから人影が見えてきました。
オフィシャルに手伝ってもらいながら、マシンを押してくる田中選手です。
しかし、トンネルの金網の扉を出るまで我々は触る事ができません。
その数十秒がとても長く感じました。
「もうちょっと!頑張れー!!」と声をかけるだけです。
やっとの思いでマシンを渡した田中選手は息も絶え絶えに「すいません・・・。」と言ったまま、その場に倒れ込んでしまいました。
 
後はこっちが頑張る番です。ピットロードを数名で押して走りなが自分たちのピットに戻ります。
観客席からは拍手が起こり、この8耐の連帯感みたいなものを感じました。
マシンの状況は、外装は全部OUT、ハンドルにスロットルは折れ、ブレーキマスター、ラジエターは壊れ、マフラーは潰れて内側に曲がり込み・・・。
予選で大田選手の転倒の時に、スペアパーツを使っていたためあまりパーツがありません。
カワサキが会社から色々パーツを持ってきてくれていたため、それを借りて修復開始です。
6~7人のスタッフが手分けして各部を直していきます。狭いピットのため、隣のチームの方々にはご迷惑をおかけしました。
 
1時間近くで何とか修復完了!押して戻って来る時間を合わせると2時間ほどロスをしています。
第2ライダーの大田君に「走行してみなわからんから、アカンと思ったら戻って来て!」と声をかけます。
表に出して給油をして、ライダーがまたがり出て行った時に、また向かいの観客席から拍手が起きます。
「あ~我々みたいな初出場チームでも、ちゃんと見てくれてんねんなぁ・・・。」と仲間と話しました。
大田選手もピットに戻って来ず、15~17秒のタイムで走ってます。一安心。
「さぁ!2時間ロスしたけど、俺たちは6耐でえぇやん。」などど口々に言い合って場をなごまします。
 
順調に周回をこなし、第3ライダーの佐藤選手にバトンタッチ。
走り終えたライダーはチームオフィスへ戻り、手伝いで来てくれた鍼灸師さんにマッサージを受けます。
佐藤選手も確実に周回をこなし、今の所問題は無い状態。
そろそろライダー交代です。
オフィスで休んでる田中選手の元へ行き、「どない?走れそう?」と声をかけると「大丈夫です!」と元気回復した様子。
少し打撲はあったみたいですが、体力的には問題ないみたいです。
 
そしてピットイン。前後タイヤ交換、ガスチャージを終えまた出て行きます。
今度は田中選手も淡々と走り問題なく時間が過ぎていきます。
1時間弱でまたピットインのサイン。大田選手に交代です。
それから15分ほどした時、放送で「ヘアピンで1台転倒~!ゼッケン810!」
「ありゃ~!またかい?」ピットはモニターを見ながらまた慌しくなります。
数分たって戻ってくるかと思ったら、ホームストレート過ぎていったらしく、サインマンの方から「そのまま走ってます!」との報告。
次の周も戻ってこないため、大丈夫と判断。
あと数周でルーティンピットの所で、大田選手がピットロードに現れました。
どうしたのか?マシントラブル?戻って来たマシンを見たら、チェンジシャフトのボルトが折れています。
すぐに修理して、ライダー交代、タイヤチェンジして出ていきます。
「何でコケたんや?」「すんません、ブレーキ握りすぎました。」との事。
 
佐藤選手は無難に周回をこなして、乗るたびに自己ベストタイムを更新していきます。
「実際ライダー達は8耐ウイークでこのマシンに乗るのが2回目・・・。」大したもんだ。
あと1ヶ月でも早くマシンが仕上がってたらなぁ。と思います。
 
レースも残りあと1時間20分ほどという所で、今度は佐藤選手に異変が・・・。
ライダーの方からピットインのサイン?田中選手に用意してもらって待ちます。
ピットに戻って来た佐藤選手はマシンから降りたら立てない様子。
どうやら走行中に腰を痛めたようです。田中選手はピットアウトしたのですが、どう考えても最後までガソリンがもちません。
ほんの2~3ℓなのですが・・・。もう1度ピットインです。
田中選手を入れて、ガスチャージだけして出すか、もう1度大田選手に乗ってもらうか・・・?
大田君に「こんな状況なんやけどどうする?」と言ったら「ボク乗りま~す!」と明るい声。
元気な奴っちゃ!と周りは笑ってます。(笑)
 
最後30分ほどの走行のため燃料補給、田中選手から大田選手へバトンタッチ。
さぁ最後の走行です。トップはトップで壮絶な争いがあったみたいで、今FCCの清成選手が快走しています。
2位にヨシムラ、3位にハルクプロ・・・。
そして午後6時半ゴールの時を迎えます。

トップのFCCが過ぎて1分後ほどに我々のB-SQUARE RACING&大阪SAM-RTの
カワサキZX-10Rが目の前を過ぎて行きます。
「あ~終わった・・・。」これがその時心に出てきた一言。
クールダウンして戻って来たら、観客がコースに出てきてライダー達を拍手で迎えてくれます。
 48位・・・あと数周足らずで完走扱いにはなりませんでしたが、チェッカーは受けれました。
 
一心同体・・・連帯感・・・チームワーク・・・個々の頑張り・・・そして人との繋がり・・・。
色々な事が交ざりあってこの8耐というレースは成り立ってるんや。と感じました。
それぞれのチームに色々なドラマがあったと思います。
初出場の我々には、ちょっと刺激多すぎたドラマかもしれません?(笑)
 スポンサー様方の多大なる協力があり、スタッフがまた色々な仲間を呼び、すべてが一丸となって参加できた8耐だと思います。
終わったばかりなので、来年の事はまだわかりませんが、出来るならまたこの場所に戻ってきたいと思います。
自分の中で充実感はありますが、また悔しさもあるのは事実です。
はっきりした答えなどずっとわからないかもしれませんが、この8耐というレースにはそんな魅力があるレースです。
耐久ウイーク5日間で平均睡眠時間2.8時間、暑くて長い1日はこうして幕を閉じました。
 
応援してくださった皆さん、スポンサー様各位、どうもありがとうございました。
 

7月26日
明日7月27日から荷物搬入で鈴鹿入りします。
で、マシンが仕上がったのが、26日の夕方・・・。(汗)

ほんとギリギリでした。
でもこれで、車検をクリアできるかはわかりません?

一応、レギュレーションとにらめっこしながら、製作したつもりです。
 
8耐は世界選手権なので、装備や車両も細かく決められてます。
そこへ来て初参戦&新型車両で、まだ始まってもないのに、8耐でこんなにしんどいものか・・・?
と痛感しました。
 
後は現地で細部を調整して、ライダー田中、大田、佐藤に委ねます。
どうか神様・・・転倒だけは・・・。(祈)
が、本音です。(笑)
 
ここまで応援してくださったスポンサー、お客さん、クラブ員達のためにも、頑張ります!
 
今、元気が求められている日本・・・。
我々に出来る元気印を鈴鹿に残してきます。
そしてこの8耐の先に何があるのかを、この目で確かめて来ようと思ってます。
 
ぜひ皆さん、B-SQUARE RACING & OSAKA SAM - RT の応援宜しくお願いします!


本日7月19日・・・。
車両はまだできていません。(汗)
 
もうあと1週間というのに、大丈夫なのかぁ!?
色々な人に協力してもらっているのですが、通常の店の仕事も何故か立て込んでいます。
おまけに只今スタッフ募集状態・・・。
う~ん・・・これも試練と受け止めて頑張っています。
 
しかし8耐となればいつものレースとは違い、用意するものがたくさんあり過ぎ!
今年から給油係の靴まで耐火&耐熱靴がいるみたいです。
 
ここで弱音を言ってては、スポンサーの皆さんに申し訳ありません!
初めて来られたお客さんや、たまに遊びに来るお客さんが8耐エントリーを知っていて
「当日見に行きますんで頑張って下さい!」と嬉しい声をかけてくれます。
また、昔のレース仲間がHPを見て、「これ少ないけど遣って。」と募金してくれたり・・・。
田舎の幼なじみがわざわざ当日飲んでと、飲料水を届けてくれたり・・・。
嬉しい限りです!
 
話を聞けば今年のチケットは例年になく完売に近い状態とか?
これもチームシンスケ復活効果??
どうであれ、レースに携わる者として、嬉しく思います。
 
あと1週間、ライダー達が気持ち良く走れるように、スタッフが皆で感動を得られるように
気合いれて車両作り&用意を頑張りたいと思います!


7月6日、7日と鈴鹿8耐合同テストがありました。
B-SQUARE RACINGは6日のみの参加でしたが、好天に恵まれ良いデーターが取れました。
 
ライダー個人個人がそれぞれ想定タイムを設定し、車体のセットアップも進める事ができたかと思います。
午前中に1本、午後から2本の長めの走行枠で、ライダー3人が交互に乗ってのライディングです。
 
午前中に第3ライダーがシケインで軽い転倒がありましたが、車体のダメージも少なく走行に影響はありませんでした。
ダンロップタイヤのコンパウンドもハード、ミディアム、ソフトと試す事が出来て、少しは本番に向けて
色々試せました。
 
何せプライベート初参加とあって、何から手をつけて行けばよいか・・・?
TSRやヨシムラ、トリックスターなどは何台も車両を走らせ、データーを取っていましたねー。
さすがワークスに近いチーム!
ウチらはダメージある転倒などあれば、その時点でハイ終了!です。(笑)
 
ライダーは3人午前、午後でマシンに慣れていき、細かい足回りのセットアップをします。
最終セッションは夕方5時半過ぎからでしたが、フレッシュのソフトコンパウンドを履いて
田中君がフルタンクの状態でピットアウト後すぐに2分18秒3、次、大田君に代わって2分16秒7を出しました。
ノーマル状態に近い中、上出来のタイムです。
グループAの中で16番手ほどにつけました。
 
次のダンロップテストにはライダーの都合で参加できるかどうかわかりません?
車両もまだまだ耐久仕様にモディファイを重ねなくては・・・。
う~ん・・・時間が無い!!作る側は焦る焦る。
しかし本番には何とか間に合わせたいと思ってます。
乞うご期待!

7月4日
大田君の結果です。
 
午前中のウォームアップでは15位のタイムを出してた大田選手。
決勝は12時半スタート!
 
序盤にトップグループの転倒などもあり、順位を16位まで上げていたみたいです。
ラスト1周のヘアピンで勝負をかけたみたいですが、バンクさせて来た選手と接触&転倒!
完走扱いにはなりましたが、フィニッシュラインは不通過・・・。
 
守りの走りをするか、勝負に出るか?
どちらも間違いではありません・・・。
本人は勝負に出て、それがたとえ失敗でも何か得る物があったと思います。
幸いケガも無く、良かったと思います。
 
ただ、ライダーは少し意気消沈?
「8耐に出れるかわかりません・・・。」との事。(笑)
まぁ、周りが盛り上げて、ぜひ8耐を今度は完走してもらいましょう!
 

7月3日
今日は全日本茂木ラウンドです。
ウチのもう1人のライダー大田雅裕選手がこれにチャレンジしています。
彼はチャレンジスピリット溢れるヤングガイです。
 
木曜日から茂木入りして、メカとセットアップを進めています。
先々週に初めてツインリンクモテギを走行、その中でグングンとタイムを縮めていってるみたいです。
 
昨日の予選は1’58’122で23位を獲得!
得意なコースレイアウトのせいか、なかなか頑張っています。
本人はまだ後2秒は縮める!と言ってますが・・・。(笑)
 
今日の午前中のウォームアップ走行では古タイヤで1’57’908を出し、総合15位に浮上。
本人も好感触を掴んだと先ほど連絡がありました。
 
決勝は12時半スタート。
スタートを決めて転倒無く終えれば、必然と順位は付いてくると信じています。
頑張れ!オオタ~!乞うご期待!

6月28日


久々の更新です。
今年、夢でもあった鈴鹿8時間耐久レースに参戦いたします。
エントリー名は、B-SQUARE RACING&大阪SAM-RTで、ゼッケンは#810
ライダーは田中潤司、大田雅裕、佐藤龍彦です。
 
6年間ずっとST600で全日本&エリア選手権を戦ってきました。
その中で勉強したノウハウで、晴れて8耐にチャレンジします!
 
今年は震災のせいで、全日本などのスケジュールも大幅に変更になりました。
我々もこの時期に・・・と色々考える所があったのですが、外人選手や招待選手が減る中
1台でも多くエントリーしてその場を盛り上げ、何かの役に立てば・・・と思い参加する事にしました。
 
今年ZX-10Rは新型になり、アフターパーツやレースパーツは全然充実していません。
初参加の我々にとって情報も少なく、何と言ってもライダー達がほとんど乗ってない状況なのです。
色々な型取りやパーツ製作で時間がかかり、車両が戻って来たのが5月半ば・・・(汗)
それからまず自分で鈴鹿を走りどんな車両か確認。
次に大阪SAM-RTの大西君の手によってライディングして細部を確認!
今年のZX-10Rはなかなかのマシンです。
エンジンは申し分無いほど速い!車体の振れなども無く、あとは足回りをSET UPです。
弱小チームなので、サスペンションなど良いパーツを入れれるワケでもなく、ほぼスタンダードで望みます。
 
その後、色々有志や大口スポンサーも現れ、何とかホイールやスペアパーツを購入する事ができました。
どうもありがとうございます。
耐久レースはスプリントと違って、スペアパーツがもう1台分位必要になってきます。
その他ライトやテールランプなどもいります。
考えればため息ばかり出てきます・・・。(笑)
しかしここまで来たら後戻りは出来ません!
出来る範囲で無理をせずチャレンジしたいと思います。
 
目標はもちろん完走!
ノントラブル&無転倒で1つでも上の順位を目指したいと思います。
今年はあのチームシンスケも参戦と聞きました。
ぜひ盛り上がって欲しいと思います。
東北の人々の中にも、鈴鹿8耐やレースファンも大勢いると思います。
その人達にぜひ我々弱小チームの元気が届けば・・・と思っています。
 
皆さん応援ヨロシクお願いします!


 
昨日5月18日はダンロップサーキットステーションが
岡山国際サーキットでありました。
 
私は急遽ダンロップからの依頼で、1年ぶりの先導走行でした。
昨日は「これでもか!」という位の好天に恵まれ、雲1つない快晴でした。
参加者も120名でキャンセル待ちがでるほどみたいでした。
 
この企画が始まった頃に比べると倍以上の申し込みがあったみたいです。
やはり継続は力なり・・・ですね。
皆さん熱くなり、数台の転倒者も出たみたいですが、ケガもなく帰路につかれたみたいです。
また近々今度は鈴鹿サーキットでもあるみたいです。
 
B-SQUARE RACINGの方はといえば、新型ZX-10Rが入荷しました。
入荷したのは2月中旬だったのですが、何せ新型・・・パーツも殆ど無く
1から製作です。
ステップ諸々・・・マフラーやカウル類、その他ECUのセットアップ・・・。
そんなこんなでもう5月!
ふぇ~耐久に間に合うのか???
自分にも全くわかりませんが、とにかく進めるだけです。
もう少ししたら、皆さんにお披露目できると思います。


11月27,28日NGK杯鈴鹿サンデーロードレース、今年最後のレースです。
実は先月17日に岡山で、ウエストエリアのレース4位を走行中、知り合いのチームと接触があり
転倒&ノーポイントに終わってしまいました・・・。
チャンピオン争いをしてた最中なので、とても痛いノーポイントです。
痛いのはポイントだけではなく、ライダーも膝にケガを負って、2週間後にエントリーしていた
MFJ GP全日本鈴鹿ラウンドも欠場を余儀なくされました。
全日本の最終戦は、なかなか出たくても出られるレースではありません。
全日本のどこかでポイントを取っておくか、エリア選手権で3位以内にいなければ出る資格は無いのです。
ついて無い時はこんなもんなんでしょう・・・。
 
その雪辱もあり今回ライダーも気合が入ってます。
前日の練習から自己タイムを更新していました。
しかし、モリワキクラブの藤島選手、BMS RACINGの相馬選手は2分16秒台で走ってるとの事、
う~ん・・・皆さん凄い!!
 
27日予選は午後2時スタートです。
田中選手は2分17秒6で4位をGETしました。
しかしやはりトップ2名は16秒台前半のコースレコードを更新です。
こちらも去年までのレコードは更新してるんですがねぇ・・・。(笑)
夕方にスタッフも合流して鈴鹿入り、明日は時間的にも最後のレースなのでのんびり気分です。
早速テーブルなどを設置して、宴会部屋作りです。何しに行ってる事やら・・・。(爆)
メカはマシンを見直し、ライダーと足回りについて話合います。
それから大阪SAM-RTの大西君達と食事&風呂を済まし、宴会開始~。
夜も更けて2時過ぎに就寝。
 
明けて28日、早朝に雨が降ったみたいで、路面は少し濡れていました。
けど太陽は出ていて、天気に大きな崩れは無いみたいです。
同じピットでポイントトップの大田選手は前回、前々回と良い走りをしていたのですが、
今回はなかなか足回りのセットアップがうまくいかず、タイムが伸びない様子?
少しそちらの車両の手伝いなんかをしていました。
同じカワサキ車両、頑張って欲しいもんです。
大阪から田中選手の友人達も応援に駆けつけてくれて、ライトなプレッシャーをかけてくれます。(笑)
さぁ、スタート時間が迫ってきます。田中選手にも緊張が訪れ、ピット内をウロチョロ?
その辺中で、「あ~緊張する、あ~緊張する」を連呼しています。(笑)
ライダーなら何年経ってもスタート前の緊張は変わりません。
まぁ、今年最後のレースなので順位を気にせず、思い切り走って欲しいもんです。
 
サイティングに出て行き、グリッドに並び選手紹介。
そしてウォームアップラップを終え、グリッドに着くマシン達。
シグナルがレッドからブラックアウト!轟音と共に緊張の糸が解き放たれ、1コーナーに消えていきます。
鈴鹿の大きなモニターを見ながら、ホームストレートに帰ってくるのを待つ時間・・・。
今度はこちらが緊張する番です。1周目はどうしても接触や転倒が多いもんですからねぇ。
シケインを立ち上がって、最終コーナーに入ってくる音が聞こえます。
1周目2位で目の前を通過!「ヨッシャー!」悪くない。
しかしトップはモリワキクラブの藤島選手。かなり良いタイムを出してるみたいです。
3周目には鬼の勢いで追い上げてきた相馬選手にヘアピンで抜かれ、3位に後退です。
しかしそのまま数周3位をキープ、「よし、このままのペースで行け~」と思ってたのですが、
4位の谷選手に抜かれています?後で車載カメラでみたら、ミッションの調子が悪く、4周目位から
ギヤが抜けたり、入らなかったりが頻繁に起きています。
ライダーはその辺を労わった走行にライディングを変え、18秒~19秒台で走行していたみたいです。
う~ん、決勝でそんな事になるなんて・・・。
しかし6周目に4位の選手がMCシケインで転倒、こちらはまた3位に復帰です。
こちらも後続とのタイム差をボードに出し、ライダーはそれをちゃんと見てマシンを壊れないように走らせていました。
最後の周には後続との6秒以上あったマージンも2秒に縮まり、少し焦りましたが何とか3位でチェッカー!
「ヨ~シ!久々の表彰台GET!」NGK杯はピット上メインのポディウムに上がるので、ライダーにはまた格別でしょう・・・。
我々も田中選手も久々のシャンパンファイトに酔っていました。(もちろんノンアルコールです。笑)
田中選手の友人たちも祝福に訪れ、ピットには笑顔が広がりました。
 
この場で、レース中コースレコードを更新したモリワキクラブの藤島選手、
ウエストチャレンジカップ&スズカインターカップでダブルチャンピオンを獲ったBMS RACINGの相馬選手に「おめでとう」を言いたいです。

我々もチャンピオンを獲るつもりでこの1年頑張ってきました。
しかし、チャンピオンを獲る事はホント難しいと身にしみて感じた1年です。
ライバル達と切磋琢磨できた事を誇りに思います。
また来年どこかのサーキットで会いましょう。
ではでは・・・。
  

9月25,26日、全日本ロードレース岡山ラウンドの始まり始まり~。
我々B-SQUARE RACINGはチャレンジャーとして参加しました。
今年は大阪SAM-RTの大西君も、ST600クラスに出場します。
 
エントリーは54台、決勝に残れるのは40台・・・。
14台が予選落ちをします。全日本のボーダーはピレリータイヤユーザーが増え
一気に1秒以上上がってます。岡山入りの前にライダー達と「今回ボーダー何秒かねぇ?」
「1分36秒後半かそれ以上かもよぉ?」などと話していました。
田中君は公式練習参加のため、金曜日から岡山入りで走りこみます。
練習は古タイヤのためか、出て36秒後半のタイム。
そんな中、知り合いの地元カメイレーシングの瀬崎選手が35秒台に突入して、
田中選手にプレッシャーをかけてきます。
全日本のトップの選手達は、34秒台でラップ出来ているみたいで、さすが全日本は違うと思いました。
 
我々スタッフは土曜日朝イチから合流。
午前中の予選1回目に備え、車両の整備に入ります。
全日本にスポット参戦の我々はピットも無く、いつものテント村で作業です。
天気が怪しく、空は雲が覆っていて、たまにポツリポツリと顔に雨が当たる始末・・・。
朝、TEAM GREENの野村さんがテントを訪ねて来てくれて、色々アドバイスをくれます。
「何とか頑張って35秒台を出しや。」と励まし&プレッシャーを与えてくれます。(笑)
 
さぁ、10時から予選1回目スタート!気合を入れて田中選手、大西選手がコースインしていきます。
全日本予選は25分、いまいちコースコンディションはよろしくない状態。
数周は36秒台中盤を繰り返してラップします。
「う~ん・・・やっぱ35秒台は難しいかなぁ?」と思っていたら、
1台速い全日本トップクラスの車両の後ろにぴったり付いてストレート戻ってきます。
「ん?これはもしかして、もしかするかも?」と思った次の周、少し離されても何とか戻って来て
1分35秒8をマーク!!「ヨッシャー!!」とピットにいる野村さんにサインボードを見せたら
OKマークを出してもらえました。
1回目予選はBグループで10位!午後からの予選でよほどの事が無い限り、通過はできるタイムです。
大西選手は型遅れの車両の足回りセットアップに悩み、それでも36秒6をマーク。
この辺のタイムがボーダーになりそうです。
帰って来た田中君に聞いたら、高速S字で車体が振られ、一瞬ハンドルから手が離れながらも、
何とか出せたタイムだそうです。「危ねぇなぁ。」
トップはと言えば、モリワキの山口選手がコースレコードを塗り替えて、ポールを取りました。
「一言、う~ん・・・凄いタイムじゃ。」
 
昼からの予選に備えてタイヤ交換をしていたら、ポツリポツリの雨が強くなり、路面はウエット状態。
JSBの予選が始まる頃は、雨の強さはマシになったものの、難しい路面です。
JSBの予選はノックダウン方式のため、1時間半もあり、途中から雨は止み太陽がでてきました。
その後すぐに、ST600の予選が始まるため、我々もタイヤ選択に頭を悩ませます。
午後の予選が始まる頃には路面もすっかりドライ。急いでタイヤを組んで
予選2回目がスタート!太陽が出て、路面も乾いてコンディションも午前より良くなったはずなのに
皆タイムを縮める事が出来ません?
結局我々もタイムを縮める事が出来ず、田中選手総合26位、大西選手総合39位で何とか予選はクリア
出来ました。パチパチ・・・。
 
明日の決勝のため、マシンの整備&用意をしていきます。と言いながら、
夜は遅くまで全日本予選通過の祝杯を上げていたのは言うまでもありません。(笑)
明けて9月26日天気は快晴、レース日和です。
朝から決勝に向けての最終マシンチェックのフリー走行があります。これも全日本だなぁ・・・と感じるところです。
しかし、そこでちょっとアクシデントがありました。
大西選手と田中選手は仲良くランデブー走行。
しかし、何周目かの1コーナーで、マシンを寝かしこむ瞬間に後ろを走っていた田中選手が大西選手に急接近!
ぶつかりそうになり、慌ててフルブレーキング!!後輪が地面から30cmほど浮き上がり、ジャックナイフ状態!?
そのまま何とか回避して、グラベル方向へ逃げる事ができました。
ぶつかっていたら2台とも予選は通過したのに、決勝に出れたかどうか・・・?(笑)何も無く良かったです。
1コーナーイン側の激感ゾーンで、ビデオを映していたスタッフがバッチリ瞬間を撮っていました。
 
それから少しの平和な時間が過ぎます。
正午頃から全日本ならではのピットウォークの時間です。
我々も昨年同様、一番端っこにマシンを並べ、お客さんに見てもらいました。
そこでスタッフのモザイク太郎氏が、我々のマシンをアピールするため熊に大変身。
日頃すぐ緊張するモザイク太郎氏も、違うキャラクターになれば、かなり積極的?に行動していました。
彼の目的は、他のキャンギャルや女性達と写真を撮る事だったみたいですが、ほとんど子供達に囲まれ
写真を撮るはめになっていました。(笑) たまにやんちゃな男の子にパンチやケリも頂いてましたが・・・。(笑)
我々は後方でそれを眺め、口々に「人生そんなに甘くないわなぁ・・・。」などと話してました。(笑)
 
さぁ、ピットウォークも終わり、決勝モードへスイッチ切り替えです。
ライダーと最終セッティングを話し合い、マシンを触り、グリッドへ向かいます。
「う~ん・・・やはり全日本のグリッドは違うなぁ。」観客も多く、とても華やかです。
選手紹介も終わり、マシン40台がウォーミングアップランに出ます。
1周して戻って来て、グリッドに並びエンジン音が高まり、シグナルレッドからブラックアウト!!
轟音と共に各車スタートして1コーナーに消えていきます。
田中選手も大西選手もスタートは悪くありません!
しかし放送を聞いていたら、一番奥のコーナーで2台転倒!!
続いて裏ストレートエンドのヘアピンでも3台ほど転倒があったみたいで、赤旗でレース中断となり、
各車ピットに戻って来ます。「ウチのは大丈夫か!」と話ていたら、田中選手も大西選手も無事帰って来ました。
話を聞いたら、団子状態の目の前で転倒があったらしく、危なかったみたいです。
5分後にレースは仕切りなおし。1周目の出来事なので、周回数もそのまま15周でスタートです。
またコースへ出て行き、グリッドに並び直し。
さぁ、今度こそは・・・。
2回目のスタートも悪くありません。2回目は大きな混乱も無く皆戻ってきます。
トップはモリワキの山口選手、2番手は国川選手、3番手は大崎選手・・・田中選手は24番手、大西選手は32番手
辺りで帰ってきました。
数周は数台の塊でバトルを展開。予選を上回るタイムは出せませんでしたが、一生懸命に走っているのが
こちらにも伝わってきます。
TEAM GREENのモニターを見せてもらいながら、ピットから後ろとのタイム差、順位、残り周回数をサインボードに
出していきます。残り4ラップで21位に浮上!後1人を抜けば全日本でポイントGETです。
「頑張れ潤司!!」と心の中で叫び、毎周見守ります。
前ばかり見ててもダメ。気を抜けば容赦なく後ろからも攻めてきてドキドキハラハラ・・・。
これだからレースは魅力迫力満点です。
最終ラップに突入。「そのグループの先頭で帰って来い!」と願ってましたが、
20位の選手には0,3秒届かず21位でチェッカーを受けました。
やはり全日本ライダーは猛者揃い。なかなかスポット参戦には厳しい戦場です。
しかし、年々こちらもスキルをアップし、着実に順位を上げています。今に見てろよ・・・精神です。(笑)
田中潤司選手、予選26位決勝21位。大西明選手、予選39位決勝26位。
立派にゴールしました。パチパチパチ。
 
次は岡山エリア戦を経て、全日本最終戦、鈴鹿のMFJグランプリにエントリー予定です。
ライダー田中選手のホームコースでもあるので、何とかタイムを出して良い結果に結び付けたいと思います。
また応援ヨロシクお願いします!
 
サーキットにはライダーの走行を目と鼻の先で見れる所が多々あります。
そこで見た日にゃ、鳥肌もんですぜ、旦那!
ぜひ休日サーキットに足を運んで、間近で激バトルを見て感動して下さい。 

9月5日ウエストチャレンジカップが鈴鹿サーキット東コースで開催されました。
ランキング2位の我々B-SQUARE RACINGは、ライダー田中選手のホームコースでもあり、
気合入れて鈴鹿入りしました。
 
前日の練習から、54秒半ばで周回できていたので、目標は何とか53秒台です。
大阪から8名&田中選手の友人4名も駆けつけて、かなり大勢の応援団でした。
 
まず午前中、今年で終了となるU4-OPENクラスの予選です。
このクラスは90年代に活躍した、SP250&SP400クラスの車両が走るクラスです。
これにZXR400Rで去年チャンピオンを獲得した西川選手が出場。
最後のゼッケン#1を付けて走ります。
前日からバタバタしてたみたいで、足回りのセッティングを出せず予選8位で終了です。
本人は何とか58秒を切りたかったみたいですが、ちょっと届かず・・・。
「まぁ、こんなもんでしょう・・・」と少し悔しさを滲ませていました。
 
続いてウエストチャレンジ&鈴鹿インターカップST600クラスの始まりです。
TEAM RESETさんから今回もタイヤのサポートを頂き、新品タイヤを履いて予選がスタート!
11時半、気温もグングン上がってきて、35℃湿度64%とかなり厳しいコンディションです。
なかなかタイムを詰める事が出来ず6位に留まる状態・・・。
残り5分で1度ピットイン。リヤサスのイニシャルを少し抜いて再度コースイン!
何とか54秒8を出して、予選4位のポジションをGETしました。
ライダーが帰って来て聞いた所、フロントがバンク中に逃げるとの事・・・。
う~ん・・・ストロークを見たら、かなりフロントが入ってます。
決勝は少しイニシャルをかけて望んだ方が良いかもしれません。
さぁ!これから決勝までの時間は、メカニックが大忙しの時間。
サスの見直し、タイヤ交換、その他・・・etc
 
午後イチはU4-OPENのレースがスタート。
西川選手はスタートも悪くなく、ジワジワと順位あ上げていきます。
しかしトップ3台のペースは速く、セカンドグループでバトル中。
チャンピオンの意地で何とか5位フィニッシュできたみたいです。
 
午後3時半よりST600のスタートです。
一瞬空模様が怪しくなってきましたが、雨も降る事無く、レースはスタート!
スタートもうまく決まって、3位で帰ってきます。
そのまま先頭グループについて行ってたのですが、トップ2台はコースレコードを出し
少しずつ遅れてきます。
レース中盤では、単独3位走行になり、何とかこのままフィニッシュまで持って行ってくれ~!

と思ってたのですがそう甘くなく、モリワキの選手が追い上げてきます。
残り3周でついに抜かれて4位に後退・・・。
何とか挽回しようと、得意の1コーナー突っ込みで勝負!!
しかし、モリワキの選手も1コーナー鬼突っ込みで、入っていきます。
最終ラップ真後ろについたのですが時すでに遅し・・・。
4位でフィニッシュとなり、良いバトルでしたが、悔しいゴールでした。
鈴鹿インターカップは3位で、一応表彰台に立つことができました。
また後日車載カメラで反省会の予定です。
 
これでランキングも3位となりましたが、2位と2ポイント、トップと4ポイントの僅差になりました。
次は全日本岡山ラウンドに出場予定なので、そこで車体&ライディングを突詰められれば良いかな?と思ってます。
また皆さん、応援ヨロシクお願いします!

8月1日夏まっさかり!ウエストエリア第4戦が、岡山国際サーキットでありました。
連日の猛暑の中、ライダーは金曜の夜にサーキット入りし、土曜の練習走行に備えます。
 
1人お客さんも、土曜日に岡山国際のサーキットライセンス取得のため、土曜日にサーキットに向かいました。
ライセンスを取得し、激戦のST600クラスに今後出場するみたいです。
来年の鈴鹿4H耐久レースにも照準を置いています。
 
エリア戦のライダー田中選手は、土曜日3本走り込んでセットアップを進めていきます。
マフラーにセンサー、車体に空燃費計も付けて(本番では外しますが・・・)マップの調整も行いました。
エンジンは結構軽く良い感じで回ります。
足回りも色々試して、まだ完璧ではないですが良い方向へセットアップできたみたいです。
今回はまた田中選手の友達のチームリセットの方々から、タイヤ2セットのスポンサードを頂き、練習から新品タイヤでセットアップできると
いう贅沢な練習方法が出来ました。本当ありがたいです。
中古タイヤと新品タイヤとでは、結構足回りのセッティングが変わったりします。
今までは新品を履かせたら、大体こんなもんだろう・・・?と、だろうセッティングになってました。(笑)
そんなこんなで、我々スタッフも土曜の夜に岡山入り。
着いた途端にもうピット前にバーがオープンしていました。(笑)
ビールや水割り、おつまみなど用意された、立派なバーです。さすがに女性が隣につくシステムはありませんが・・・。(笑)
気がつけば夜中の2時、あわてて寝床につきました。
 
明けて日曜日も快晴の夏日です。
午前8時半から予選スタート。
周りのライバル達もかなり良いタイムを出してきます。
1分36秒台が何人も・・・。
田中選手も頑張りましたが、1’37’400で10番手で無事予選終了。
う~ん・・・なかなか甘くないっすねー。鈴鹿の西でコースレコード&ポールポジションを獲ったと言っても、
ここ岡山には猛者が何人もいてます。
帰ってきたライダーのインフォメーションを聞いて、決勝に備えたセッティングをします。
ライダー曰く、まだ少しコーナー進入時のフロントの低さが気になるようです。
前日はリヤサスで車体の姿勢を取っていったみたいですが、それはそれでトラクションがかかり安い良い方向にいったとの事。
今回はもう少しフロントのイニシャルを締めこんで、車体の姿勢を安定させます。
まぁ次は決勝なので、そんなに大きく変化はできません。
 

いよいよ決勝の時間が近づき、スターティンググリッドに並びます。
田中選手の友達も大阪から駆けつけて、裏ストレートエンドで応援してくれています。
12時半シグナルレッドからブラックアウト!レーススタートです。
岡山のスタート直後1コーナーはよく転倒などが多いのですが、今回は大きな混乱もなくそれぞれスタートできました。
1周目9位で帰ってきます。トップともそんなに差もなく、混戦のもよう・・・。
3周目に8位に、6周目に7位とジワジワ順位を上げていきます。
この暑さ、集中力や体力の勝負になる事でしょう。
その中でも田中選手は、最近始めたジョギングの影響か?安定してタイムを出しています。
自分も経験ありますが、昔、鈴鹿の耐久の時に、春先からジョギングをしていたら、1時間近くの走行が
全然平気にこなせたもんです。わかっていてもなかなか出来ない体力作り・・・。
ついつい歳のせいにしてしまう自分が、ちょっと恥ずかしいですね。(笑)
田中選手もレース中に自己ベストを更新できたみたいで、最終ラップトップグループの転倒もあり
無事5位でゴール。キッチリとポイントGETできました。

本当、本番に強いライダーです。
何とかチャンピオンを奪取したいと、本気で思うようになりました。
全日本の最終戦、MFJグランプリ鈴鹿ラウンドにも、ぜひ出場したいと思います。
次は9月5日鈴鹿東コース。ライダーの得意なコースなので、頑張って表彰台に上りたいと思います。
皆さん、応援ヨロシクお願いします。
 
5月9日鈴鹿サーキット西コースで、ウエストチャレンジカップ&スズカインターカップ第2戦が開催されました。
もちろん我々B-SQUARE RACHINGは、ST600クラスにKAWASAKI ZX-6Rで参戦します。
 
前回、岡山国際サーキットで4位という結果で、惜しくも表彰台に上がれませんでした。
しかし今回はライダーのホームである鈴鹿サーキットです。快晴で夏日!
前日の練習から車体のSET UPを進めていきます。
今回はライダー田中選手の友達でもある、TEAM RESETの方々からタイヤのサポートも受け一段と気合も入っています。
 
当日朝イチにサーキット位入りして、午前中の予選に備えて田中君とセッティングチャートを見ながらSET UPしていきます。
過去のセッティングを見ながら、フロント&リヤのイニシャルを締め込み、フロントの伸びを少しかけて、
「今回は予選&決勝でそれぞれ新品タイヤ使えるし、足回りはこれで行こう!」少し沈黙・・・(笑) 
ライダーから「わかりました。もし違和感あれば、途中で帰ってきます。」
てなやり取りがあり、いよいよ10時15分より予選開始です。
出走前ピットロードに並んでる時も、田中君はちょっとリヤサスを気にしている様子?
さぁ15分の予選が開始です!
早々に前回スズカインターカップST600で優勝している相馬選手が、1’25、518というタイムでトップに立ちます。
田中選手はジワジワとコンマ数秒単位でタイムを削っていきます。
違和感があれば帰って来ると言ってましたが、帰って来る気配は無し?
サスも決まってんのかなぁ・・・?
などと思っていたら、予選残り数分の8周目ついに
出た~!1’25、486でトップに踊りでます!
これはウエストチャレンジカップのコースレコード!
「やりよんなーオッサン!」と力一杯ガッツポーズ!(笑)
予選前冗談半分、本気半分で「ポールをサラっと獲ろかー。」 「えぇ、サラっと行ってきますよ。」などと会話してた所です。
予選が終わり、タイムを抜かれる事なくコースレコードで初のポールポジションを獲得!パチパチパチ。
上出来の予選でした。
周りのスタッフも笑顔と拍手でライダーを迎え、栄誉を称えます。
本人は意識して出したみたいではなく、早速車載カメラで画像を見て復習。
こちらは昼からの決勝に備え、タイヤ交換など色々な作業をこなします。
 
午後は2時半より決勝。
1時半からスタ前チェックなどを済ませ、ピット前にマシンを並べます。
ライダーにも緊張が訪れ、(田中君の場合緊張が訪れると、顔がボーっとしてきます)(笑) いよいよコースイン。
ポールポジションの証、選手紹介の時、鈴鹿のキャンギャルと握手です。
しかーし、グローブしたまま・・・。(笑)「グローブ位脱がアカンやろ~」などと思いつつ、ライダーは前方を見つめています。
なんかちょっとカッコ良かったですねー。自分も昔はポールやコースレコードに憧れたもんです。
そんなこんなでスタート進行は進み、ウォームアップランから帰ってきます。
ドキドキドキ・・・シグナルが変わり、スタート!!
スタートはそんなに悪くありません。
1周目は3位で帰って来て、2周目には2位に浮上!トップとテールtoノーズ状態です。
そして4周目にはまたまた出た~!自らのコースレーコードを更新して、1’25、177を叩き出します!
「行けんちゃうん、行けんちゃうん!」と思い5周目に突入。
しかーし!ショートカットで転倒!!とのアナウンス・・・。
「アチャー!!やっちゃいましたか!?」肩を落とします。
けどすぐに再スタートをきれたらしく、何とかレースに復帰できたみたいです。

19位近くまで順位を落とし、そこから追い上げ開始!
映画ならここで「汚れた英雄」の音楽がかかる所なんですが・・・。
まぁ、現実の世界はそんなに甘くなく、残された周回数も僅か。
それでも何とか12位でフィニッシュ。4ポイントをGETです。
しかし惜しいレースです、優勝出来たのに・・・。ライダーも反省しきり。(汗)
まぁ、終わった事をくよくよ言ってもしょうがありません、気持ちを切り替え、次に臨みます。
マシンも良い方向へ仕上がってるので、チャンピオンへGO!です。
今、ランキングは多分2位。上と下もそんなに開きはないので、気を引き締めて次のレースを頑張ります。
応援ヨロシクお願いします!

3月14日岡山国際サーキットで、ウエストエリアチャレンジカップが開幕しました。
我々B-SQUARE RACINGは、今年こそ念願のチャンピオン奪取するため、参戦しました。
 
前日13日にライダー田中選手はサーキット入りし、練習走行に励みます。
去年からの流れで、車体はセットアップが進み、大きな問題もでていません。
エンジンはとても良く走り、ストレートを見ていても速いマシンに仕上がってます。
エントリーはやや少なめで、表彰台にも期待がかかります。
無事練習走行をこなし、その日は終了。
サスペンション細部のセッティングを少し変えて明日に望みます。
練習で1分36秒台が出れば決勝も安心ですが、37秒前半に留まっている状態で、安心ではありませんが
明日はトップクラスで良いバトルが出来る事でしょう。
 
決勝当日、朝はさすがに寒く気温は1℃・・・。しかし予選になれば、10℃を超えてよい天気になりました。
予選時間は15分。走れて8~9周なので、そこでタイムアタックと車体の良い方向を探します。
何せ田中選手もなかなか時間がとれず、練習走行も雨に祟られ、去年のNGK杯から昨日まで1度もマシンに乗ってません。(汗)
予選は0.4秒の間に5人がひしめく混戦になり、田中選手は予選6番手、2列目IN側からのスタート、まぁ、まずまずです?
 
決勝は午後2時半よりスタートで、大阪からライダーの友達も応援に来てくれて、今年初戦ともあって、田中君も結構緊張していました。
ウォームアップラップも終了して、いよいよスタート!
シグナルレッドからブラックアウトで1コーナーに突入していきます!
2回ほど少しウィリーをしましたが、順位を落とさずクリアーしていきます。
1周目は5位で帰ってきて、2周目は3位と順位を上げていきます。
こちらは「よし!えぇ感じやね。」と小さくガッツポーズ。(笑)
しかし1位のマシンは邪魔が無いクリアラップで、少しずつ離れていきます。
3周目には2位に浮上!「このまま3位以下を突き放せ~!」と期待を込めていましたが、
5周目の1コーナーでハイサイドを食らい、ブッ飛ぶ寸前・・・。
何とかライダーの技量で回避したのですが、また3位に落ちてしまいました。
そのままレースは進み、ラスト2周でモリワキのライダーにヘアピン進入で刺されてしまい、4位に後退。
予選から続けて使っていたためか、タイヤが前後とも持たず、スライドがひどくなりなかなか思ったラインをトレースできません。
そのまま10周のレースはゴールを向かえました。
他のチームは予選&決勝で1セットずつタイヤを使ってたみたいで、こちらは予選&決勝通して1セット・・・。
う~ん・・・ケチったらあきませんなぁ・・・。(笑) 次回は大盤振る舞いでいきますかー?(笑)
ライダーのリカバリーもあって、今回無事レースを終える事ができました。
順位は良いにこした事ありませんが、チャンピオン奪取の目標があるので、今回ポイントが取れて良かったと思います。
 
次は5月9日の鈴鹿が第2戦になります。
皆さんぜひツーリングがてら、応援に来て下さい。
 


12月5,6日NGK杯スズカサンデーロードレースがありました。
前回、全日本ロードレース岡山ラウンドから、何とか良い方向へ車体のセットアップが進んで、今回の最終戦を迎えました。
ライダー田中選手も前日の練習走行から車体にカメラを積んで、走行ラインなどのチェックを行い、
友人の大阪SAM-RTの大西君からアドバイスをもらっていました。
予選当日は雨・・・。しかも我々のウエストエリアST600クラスの時が1番雨が強まる始末・・・。
そんなに日頃の行い悪いのかぁ?(笑) などと思いつつ、予選がスタートです。
1度セッティング変更のため、田中君はピットインしたのですが、3~4回ハイサイドでブっ飛びそうになったそうです。
それでも無難に予選を終了し、5位をGETしました。
1位はさすがモリワキ、1人だけ2分40秒台で後2位から5位までの4人は皆44秒台でした。雨も速いよなぁ・・・です。
まぁ予報では明日は晴れ、しかも寒くなるとの事。車体のセットは大きく変えず、燃料マップだけ少しいじりました。
それからは恒例の大阪SAM RACINGの面々と風呂&宴会に突入です。(笑)
 
明けて6日我々のレースは1時過ぎから。
午前中に仲間達やTEAM GREEN元監督野村さんが応援に駆けつけてくれます。
12時過ぎにスタ前チェックを済ませ、ピットにマシンを並べ備えます。
田中君も緊張が訪れ、無言で椅子に座り集中力をUPさせます。
と、言いながら田中君は「モリワキにピッタリ食いついて行って、最終ラップの最終シケインで刺しますよ!」と余裕の発言!?(笑)

1時前よりスターティンググリッドに並び、選手紹介がはじまります。
スタッフもグリッドを離れ、さぁ、サイティングラップです。
自分も以前はレースをしていたため、この緊張感はわかります。
スタートしてしまえばある程度大丈夫ですが、それまでの緊張感は何度経験しても、何とも言い表せないものがあります。 
1周してきてグリッドにつき、シグナルブルー!
良いスタートをきれて2位で1コーナーに進入します。

それからペアピン進入でトップに立ち、そのままGO!GO!
2位にはモリワキが迫って来ますが、ストレートスピードは負けていません。速いぜカワサキ!
トップで2周目に入っていきます。「お~これは有言実行以上かぁ?」と思っていましたが、そんな甘いもんじゃありません。
ダンロップコーナーでモリワキに抜かれてしまいます。
カメラを積んでいたのでリヤタイヤがスライドして、車体が揺れているのがわかります。
田中選手も負けじと食らいつき、スライドさせて画面を揺らします。レースは3位以下をこの2台が突き放していきます。
5周目辺りからジワジワと引き離されていき、こちらのタイムが少しずつ落ちていきます。
ストレートを見る限り、マシンは良く走っているので、もしかしてライダーの体力?
後で聞いたら力が入り腕上がりだったようです。(笑)


そのまま1位に離されますが、3位との間隔も稼いでいたので、まぁ転倒など無い限り大丈夫だろう・・・?
と考えながら最終ラップに突入。
「最終ラップ転倒だけは、かんにんやで~。」と思いながらトップが帰ってきます。
その数秒後無事、B-SQUARE RACING田中選手ゴーーーーール!
こちらはサインボードを振って、ライダーは足を上げて健闘を称え合いました。
ピットに戻り野村さんや仲間達とがっちり握手。皆さん「おめでとう!」を言ってくれました。
カワサキやスポンサーさんに何とか最終戦お返しできたかな?と思います。ありがとうございました。
今年のレースはこれで全部終了です。2位で甘んじる事無く、来年はぜひシリーズチャンピオンを奪取したいと思います。
 
今、世間はすごい不況で、二輪業界もかなり冷えきっています。
レース人口や観客、バイク人口も減る一方で、ホント皆で力合わせてどうにかしなければいけません。
我々も日々そんな事を考えて、まずは得意で好きな分野であるロードレースに細々ではありますが、参戦し続けています。
いくらトップカテゴリーのレースを派手にしようとも、底辺がしっかり広がらなければ、そのやぐらを支え持ち上げるのも不可能かと思います。
ぜひ1人1人に興味を持ってもらって、色々な形でバイクに接してもらいたいと思います。
最後はグチっぽくなりましたが、我々B-SQUARE RACINGは来年も元気に参戦しますので、また応援ヨロシクお願いします。
 

KAZE主催KSR110の4時間耐久レースが、11月7日岡山国際サーキットでありました。
去年は4台体制で挑んだのですが、その内2台が盗難にあい、今年は寂しく1台4人で出場しました。
出場台数は去年同様、100台近くと大盛況!
B-SQUARE RACINGはSTクラスで出場です。
 
朝7時半より受付&車検と早く、午前3時半の起床となり、朝の苦手な人々にはまぁ大変でした。
当日は天気も良く、絶好のレース日和。今回初参加の人もいて、心ウキウキで車検などを済ませました。
今年もチームグリーンの柳川選手や、グリーン元監督の野村さんなどが参加するみたいで、
朝、「横から勢いよく抜いたらアカンでー!」などと声をかけられました。
 
午前中の練習はマシンの持ち主で、今回初参加のS木さんに少しでも多く走ってもらう事になり、
S木さんはアドバイスに従い、順調に練習をこなし、コースも覚えたみたいです。
マシンのキャブセッティングを少し変えて、12時スタートの本番に臨む事となりました。
 
さぁ4時間のミニレースがスタートです。
今回も3分のピットストップがルールにあり、1人1時間弱の走行になります。
第1ライダーT中君がスタートを務め、チーム内でも2分29秒3と1番時計を出し、順調に周回をこなします。
この次点で、STクラス3位を走行です。第2ライダーは、マシンの持ち主S木さん。
昔ミニバイクの経験があり、何とか2分39秒台で周回を重ねます。
第3ライダーは最年長のS藤、今年46歳。体がデカいのをリカバリーして、何とか伏せて、伏せて走行します。(笑)
タイムは2分33秒8がベストでした。
何度か転倒の危機をクリアして、第4ライダーのN川君にバトンタッチします。
N川君もチーム内最速を目指していましたが、なかなかタイムが伸びず2分33秒2がベストタイム!
それでもトラブルや転倒も無く、無事4時間を走りきって、7位でゴールとなりました。
表彰台を目指してましたが、ちょっと無理でしたねー。
来年こそは表彰台に立ちたいと思います。
 
お遊びレースですが、色々ドラマ&感動があり、楽しい1日でした。
しかし小さいバイクに一生懸命乗って伏せて走れば、次の日は腰痛&全身痛との戦いです。

あ!ちょっとサバよみました。2日後がそれとの戦いでした・・・。(笑)

9月26、27日全日本スーパーバイクレースin岡山が開催されました。
我々B-SQUARE RACINGはここに照準を合わせていたので、もちろん参加しました。
エンジンのフルオーバーホールが完了したのが、9月の上旬。
タイヤを変えてまた1から足回りのセッティングを始めたのが、レース1週間とちょっと前でした。
間に合うのか?と正直自分の中にありました・・・。
1週間前の練習で、ライダーからのコメントはなかなかの好感触。
足回りのセッティングも変化させていくと、ちゃんとタイムに反映されるようになりました。
タイムも1秒半以上も縮まってきています。中古タイヤでの練習だったので、期待は「大」です。(笑)
 
ライダー田中選手は25日(金)からサーキットに入り、公式練習でセッティングを進めていました。
我々は土曜日の朝イチからサーキット入りしてサポートです。
朝からTEAM GREENの野村監督が我々のテントに来てくれて、色々アドバイスをくれます。
JSBもST600もカワサキ勢がちょっと少ないので、何とか頑張って決勝グリッドに並べたいもんです。
12時50分よりST600の予選がスタート!
地方や、エリア戦と違って全日本の予選は50分もあり、時間をどう使うか?も考えなければいけません。

我々はフロントに違ったコンパウンドのタイヤを用意していたので、それを予選中に変えて決勝も使う事にしました。
それと足回りのセッティングを進める・・・。
本当は予選前にやっておかなければいけないのですが・・・。(笑)


タイヤを変える前の最終セットで田中選手が自己ベストの1分37秒4を出し、
それが公式予選結果で32位予選通過となりました。
パチパチパチ。3年ぶりの全日本の決勝に駒を進める事が出来ました。

後はもっと良く考えて、決勝日の朝にフリー走行が出来るので、それに向けてもう少しセッティングを詰めていきます。
足回りのセッティングは本当に細かく(エンジンとかもそうですが・・・)1mm、2mmの世界です。
スプリングひとつにしても、9,5N/mmと9,75N/mmではかなりブレーキングからコーナーリングまでが変わってきます。
それをその日の気候や、路面温度に合わせてベストに持っていかなくてなりません。
色々勉強になります。目指すは36秒台。なんと言ってもトップは34秒台ですからねぇ。
一通りの整備を終えて、晩飯後に知り合いの大阪SAM-RTの大西君達と明日に向けての宴会に突入です。(笑)
 
明けて27日朝8時半よりウォームアップランがスタート。数周で37秒台に入りまぁまぁの好感触です。
全日本で良い結果を残したいものですが、
次のレースに向けてもデーターが欲しいので、ライダーの意見を聞き少しフロントサスを
変更します。
12時前からはピットウォーク。我々のマシンも並べる事ができたので、ここは一発、一肌脱ごう!とご意見番モザイク太郎氏が
熊に大変身!カワサキのパラソルを持ってマシンの横に立ってくれました。(キャンギャルなんて雇えまへ~ん)
しかーし!これが以外に大人気?
子供から大人まで、しかも隣のキャンギャルのお姉さん達も一緒に写真をと、声をかけてもらう
始末です。
人生初の女性から写真をの声に、ちょっとうろたえた態度をとっていた熊太郎でした・・・。(笑)

熊の中で、気温35度の暑さに耐えた甲斐があったと思います。
 
そんなこんなでピットウォークは終了して、すぐにST600の決勝がはじまります。

グリッドにマシンを並べ、またちょっと浸ってしまいました。(笑)
 
シグナルブルーで轟音を残し40台の600のマシン達が1コーナーに消えます。
何台か1コーナーで転倒があり、それを避けたため1周目は最下位近くで帰ってきました。
まぁ、巻き込まれずホッっと胸をなでおろします。
全日本は周回数が15周と長いし、9月なのに外気温は35度。ライダーの集中力も心配です。
タイムはフリーや予選で出したタイムに及びません?
こちらとしては、「あ~ちょっとセット外したなぁ・・・」と思って、何とかゴールまで無事にと心を切り替えます。
上位でも転倒があったため、結果は28位で無事ゴールしました。
タイム的に、もう少し上を狙ってましたが、良いセッティングの方向もわかったので収穫は大です。
これを元に鈴鹿のNGK最終戦には何とか表彰台の真ん中に立ちたいなぁ。とライダーと話していました。
そんなこんなで我々の全日本チャレンジは終了しました。
 
う~ん・・・一番収穫があったのは、結局モザイク熊太郎だったかもしれません・・・?(笑)
 

8月9日 スズカサンデーロードレースが東コースでありました。
今回、B-SQURAE RACINGは
エリアST600に1台、U4-OPENに2台エントリーしていました。
 
まず、土曜日にはST600のライダー田中君が練習のため、鈴鹿入りしました。
前々からフロントのチャタリングに悩まされて、思うように走れない状態が続き
ライダーもフラストレーションが溜まる一方です・・・。
何とか色々試行錯誤を繰り返し、だいぶマシな状態になってきました。

しかし今度は、リヤの車体姿勢がどうも高い状態・・・?
何をやっても解消されません。
そこで、友人の知り合いがている専門家のサス屋さんに相談してみました。
そうするとどうもリヤサスにエアーがかんでいるとの事。
早速オーバーホールしてもらうと、やはりエアーが出てくる始末。
サスの温度が低い時はそんなに感じないのですが、
動いて温度が上がってくると空気は膨張して
そりゃ邪魔をしてくるワケです。
じっくりエアーを抜いてオーバーホール完了。

ついでに少し柔らかいバネレートのスプリングも分けて頂き、明日の予選でぶっつけ本番をむかえる事となりました。
 
本番レース日、朝からビミョーな天気です。
8時頃には雨はやんだのですが、路面はまだまだウエット。
しかし風が結構出ていて、「どうかなぁ?乾き早いかなぁ?」などと
ライダーと話していました。
ST600は朝から2番目の予選で、10時スタートです。
ピットのモニター画面と、ピットロードの実際の路面をにらめっこです。(笑)
モニターを見ていても、ラインは少し乾いて見えます。
ホームストレートはまだ濡れているのですが、水煙などは立っていません。
予選は15分・・・。
空を見上げて「よし!ドライで行こう!」ライダーもうなずき、タイヤ変更をしました。
後はぶっつけ本番のリヤサスがどう動くかです。

そして予選がスタート!
田中選手は難しい路面を経験を活かして危なげなく走り、予選5番手をゲット!
「お~!これはいけそうやね~」とニンマリです。
帰って来たライダーにインプレッションを聞いたら、リヤサスはとても良い感じで、変更なしでこのまま行くとの事。
 
続いてU4-OPENの予選開始です。
ZXR400の小池選手は先輩たちのアドバイスを受け、
トップは取れなかったけど、予選2位。
8耐ライダーの西川選手は予選5位をゲットしました。
さぁ、昼からが勝負です。
 
決勝の時間が迫り、空は何とか雨が降らずもっている感じです。
決勝スタート! 田中選手、スタートはまずまずでした。
しかし1周目、少し順位を落としています。
3、4、5周とジワジワ後退していくではないですか・・・?
ストレートを見ていてもスピードがイマイチのっていません。
何かが起きています。

結局17位まで順位を落としてのフィニッシュでした。
帰って来たライダーにコメントを聞いてみると、
今度はリヤが細かく跳ねて
フルバンクできないとの事?
そのまま寝かしていったら跳ねながらリヤがスベる状態だそうです。
「う~ん・・・どうしたものか?」
サスの使用位置を確認してみたら、かなり奥まで入ってる状態でした。
これはもしかしたら、サスが底付きして跳ねてたのではないか?
それならライダーの話と辻褄が合います。
予選ではコースがウエットに近い常態で、サスもそこまで使わないでしょうし、
決勝はコースもドライで必然的にスピードは上がります。

やはりぶっつけ本番は何か問題が出るもんです・・・。
しかしこれで次練習に行った時、それを頭にセッティングが出来るというもんです。
落としたレースはもったいないですが、
練習時間がなかなか取れない中、しょうがないっすねー。

さぁ、頭切り替えて次に備えます。
 
U4-OPENの決勝は、予選2位をゲットした小池選手が
ちょっとスタートに失敗して、6位に後退。
変わりに5位スタートの西川選手がスルスルと前に出て、3位を走行。
友人のチームの佐藤選手が、コースレコードを出して優勝。
前回のレースで早々とチャンピオンを決めた西川選手が、
2位まで上がりフィニッシュ。
小池選手も後半の頑張りを見せ、何とか5位でゴール。
年間ランキング3位をゲットしました。

 
またST600Rクラスでは、これも友人のチームの大田選手が
強豪のモリワキクラブや磐田レーシングファミリーを破り
コースレコードを樹立して優勝を飾りました。
 
次のレースは9月の岡山です。
何とかベストセッティングを見つけて、リベンジを果したいと思います。
皆さん応援ヨロシクお願いします。

2009/5/15
 
5月12日に、ダンロップサーキットステーションの走行会が、岡山国際サーキットでありました。
前日までの天気予報がちょっと心配でしたが、当日は暑い位の好天に恵まれ何よりです。
私はダンロップから先導の依頼を受け、朝4時起きで大阪を出発しました。
7時半には現地入りしたのですが、走行する人々はやる気マンマンで、もう車両整備に入ってるお客さんが
多いのにビックリしたほどです。
午前中に車検と走行が1本、午後から2本の走行スケジュールで、昼休み中にはあの元スズキワークスライダーの北川さんや、
元GPライダーの八代さんなどのアドバイスを受けれる時間もあり、かなり充実している走行会だなぁ・・・と
毎回感心しています。
そんなお陰か、毎回申し込み者が増えて、今回も120名ほど・・・。
今回は最後に少しだけ雨が降ってきましたが、その他は天気も良く、転倒するライダーも少なくて、良い走行会だったと思います。
休憩所には、フリードリンクやパン&お菓子などもあり、なかなかですよねー。
 
次回は9月15日(火)鈴鹿フルコースです。
やはり鈴鹿は人気で、すぐに定員いっぱいになるみたいなので、走りたい人は早めに申し込みした方がいいですよ~。
このような走行会は、日頃のライディングにきっと役立つと思います。
是非皆さんも参加して下さ~い。

2009/5/15
5月10日スズカサンデーロードレースがあり、'09モデルZX-6Rにスペシャルサスペンションを装着して出場しました。
セッティングもかなり細かく出来るサスペンションなので、これからが楽しみです。

ライダーの田中選手は土曜日から鈴鹿入りして、ユーズドタイヤでですが、サスのセッティングに専念しました。
練習でも今までよりも早く想定タイムを1秒ほど更新できる仕上がりだったみたいです。
他にU-4 OPENクラスに、西川選手&小池選手も出場します。
当日は大阪から4名のメカニック&ヘルパーが手伝いに駆けつけました。
まずU-4 OPENから予選開始です。
このクラスは90年台を代表したマシンたち、ZXR400やTZR250、NSR250、RGV250γなどなどで
競われるクラスで、まぁちょっと前の、SPクラスですね。
本当はこれにNK-4(ネイキッドマシン)のCB400SFやZRX、GSX400インパルスなども出場できるのですが、
レーサーレプリカが速く、なかなか勝つことが出来ないため、最近ではほとんど見かけなくなりました。
そのクラスに西川&小池選手が共にZXR400Rで出場しています。
西川選手は前回第1戦で、ポールtoウィンを決めました。
小池選手は2月にエンジンをオーバーホールして今回にチャレンジです。
予選は2台とも悪くなく、西川選手は前回に続いてポールを獲得!
小池選手も3番手につけました。
 
次は600の予選開始です。
今回はJSB1000との混走で、ちょっと走りにくいと思います。
しかし、トップがこちらより1秒半ほど速いタイムを出し、こっちはクラス4位、総合17位で予選終了しました。
これで午前中が終わり、後は仲間が作ってくれたカレーを昼食に頂いて、ニュータイヤなどを装着して、
午後からの本戦に備えます。

決勝はまず、U-4 OPENからスタート!
最前列の2箇所を独占できるのは、なかなか良いもんですねー(笑)
DJさんの選手紹介も早く呼ばれて、気持ちのえぇもんです。
後はワン・ツーフィニッシュを決めてくれれば文句ありません。
そんなこんなで、12周の決勝がスタートしました。
西川選手はキレイにスタートを決めて目の前をすぎましたが、小池選手はちょっとスタート失敗!
5番手位に順位を落としてしまいました。
しかしそこは国際ライセンスライダー、1周ごとに前との差を詰めて、5周目には4位に浮上。
西川選手の方は安定して後続を引き離し、第1戦の時のようにブッチぎり体制に持っていきます。
6周目には小池選手も3位に上がり、前を追いかけます。
一時は2位との差を詰めてきていましたが、体力?のせいか、一定の間から詰まらなくなりました。
そのままファイナルラップに突入!
西川選手は最終コーナーを立ち上がって何やらスローダウン?後ろが見る見る内に近づいてきます。
「え~!何が起きてんのー!?」と周りをヒヤヒヤさせながら、そのままトップでチェッカーを受けました。
後で聞いた所マシンには何も無く、余裕をカマした演出らしいです・・・。(汗)
 お~い、オッサン!!(怒)


小池選手も無事3位でチェッカーを受け、ワン・ツーとはいきませんでしたが、ワン・スリーで表彰台に上がりました。パチパチ!
 
さぁ!後はST600です。
こちらも表彰台へ上がれる位置にいたので、「今日は3台とも表彰台やねぇ。」と言い合ってました。(笑)

出走前点検を受け、ピット前へ・・・。

それからコース上へ出て、マシンが帰って来るのをまちます。

「JSB1000はストレートが速いので、コーナーで抜くのは何かと大変やなぁ・・・?」と一人でストレートの先を見ながら浸ってました。
決して今日の晩メシ何食おう?とか、思ってたわけじゃありません。(笑)
スタートの時間が近づいてきて、1000と600の爆音と共にレーススタートです!
田中選手はなかなかうまくスタートを決め、何台か抜いて目の前を過ぎていきました。
1周目クラスで2位、総合でも10位くらいで帰ってきました。
2台ほど前に600の1位の車両がいたので、「よ~し、イケまっせ~!」と小さくガッツポーズ!
2周目の帰りをサインボードを持って待っていたのですが、アナウンスが「ゼッケン#810ヘヤピンで転倒!」と叫んでます。
一瞬耳を疑いましたが、やはり2周目帰って来ません・・・。
モニターを見に行ったら、ライダーには怪我が無いようです。
レースが終了して、車に載せられ回収から帰ってきました。
どうやらJSB1000と絡んでの転倒みたいです。
まぁ、これもレース・・・。期待できるタイムが出てきていたので、ちょっと悔しいですが、ライダーに大きな怪我が無かったのが何よりです。
このリベンジは6月のフルコースで晴らすとしましょうかね。
そんなこんなで、5月のレースを消化したB-SQUARE RACINGの面々でした。
 
また次回も応援ヨロシクお願いします!


2009/4/27
やっと'09モデルZX-6Rが形になりました。
マフラー製作や、その他外装パーツがなかなか時間かかり

第1戦はマフラー交換と微調整で出場しました。
外装はノーマルに加工を施し、街乗りが出来そうな雰囲気でした。(笑)
 
カウル類はクレバーウルフ製をまとい、ペイントもすればレーサーの仕上がりです。

キレイな内にパチリと写真を撮っておきました。(笑)
スペシャルなサスペンションも入手でき、これでセッティングを進めていきたいと思います。
ライダーの方も、この間のスズカフルコースの練習で好感触を得ることができ、未来は明るい?と思います。
 
早速エリア第2戦は5月3日に岡山で開催されます。
前回鈴鹿の第1戦は、ほとんど街乗り状態で5位になれたので、
今回はタイムを詰めて表彰台をGETしたいと思います。
皆さん応援ヨロシクお願いします。

2009/2/24
2月22日、鈴鹿サーキット西コースで、サンデーロードレース第1戦がスタートしました。
我々B-SQUARE RACINGは、'09モデルZX-6Rで望みました。
 
全く準備不足で、ライダーも3回ほどしか練習で走っていません。
12月下旬に車両が来たのに何をしていたかって?
まだレースキットパーツもメーカーから出てない状態で、何も出来ない状態が1月の中旬までありました。
中旬頃にまず慣らし走行を終え、そのままマフラー屋さんにマフラー製作のため、車両が出ていったままでした。
新型車両の宿命ですね。
その後はそのままそのマフラーにあわせて0マップを作るためマップ屋さんへGO!
そんなこんなで、マシンが帰ってきたのが2月半ばでした。
そこからカウルもまだどこも出していないため、NK用アンダーカウルやライト周りの穴埋めをして準備していました。
そんな理由か、今回サンデー第1戦には、新型カワサキはウチの1台。
 
前日練習からライダー田中君は、鈴鹿入りして走っていました。
今回はよく出来た足回りで、不安な面は殆ど無い状態。
しかし路面温度の低さか、タイムはイマイチ出ません。
ストレートはかなり速いみたいです。
 
明けて日曜日、ST600は午前10時過ぎから予選開始。
その前にU-4 OPENクラスがあり、
そこでZXR400で出場している西川君がポールポジションを獲得しました。パチパチ。

それに便乗してこちらも上位を狙ったのですが、そう簡単にはいきません。
まぁ、何とか予選は10位で無事終了。
まだスペアパーツも殆ど無い状態ですから、ライダーもガンガンには攻める事は難しいでしょうね。
 
昼イチからU-4 OPENの決勝。
西川選手はちょっとだけスタートをミスったものの、すぐ挽回してトップになってからは、ジワジワと2位以下を
突き放して、トップを独走!
最終的には2位に4秒近く差をつけ危なげなくゴール。何とポールtoウィンを決めてくれました。
 
次のST600リバイバルのレースでは、知り合いのチームがZX-6Rで2位で表彰台をGET。
このライダーは、年明けから100%の転倒率を誇り?出場さえ危ぶまれてました。(笑)
表彰台に上った結果で、スタッフ&ライダーの苦労も報われた事でしょう。
 
さぁ、次は我々の本命レース。
今年1発目のレースのためか、田中選手の顔にも緊張が見られます。
こちらはそれが良いのか悪いのか?ジョーダンを言ってはライダーを笑わせています。
いざレースがスタート!
スタートも悪くなく、目の前を加速していきます。
その後アナウンスで数台の転倒の報告が叫ばれてます・・・。
いつでも1周目帰って来るまでは、結構こちらもドキドキで待っていなければいけません。
無事7位で1周目をクリアー。
2周、3周、4周と過ぎていく中、6位の選手との差が縮まってきています。
「これはパスできる」とつぶやいていたら、次の周は抜いて帰ってきています。
また数周たって、7周目には今度は5位の選手の後ろについています。
そうなったらこっちは、「行け~!」とサインボードを揺らしながら合図を送ります。
それに答えてか?ラスト3周で抜き、5位でストレートを通過!
抜かれたライダーも抜き返そうと、テールtoノーズで最終ラップに入ります。
何とか逃げ切り5位でフィニッシュできました。
表彰台はゲットできなかったものの、ウエストエリアで5位、スズカインターカップでは4位でした。
新型マシンで準備不足、そしてちょっとしたマシントラブルも抱えての状態では上出来?でしょう。
 
次は少し空いて、5月の岡山国際です。
それまで車体のセットアップも進め、練習も重ねて、バッチGoo状態で望みたいと思います。
また応援ヨロシクお願いします。

2008/12/28 
今年も早いもので、あと数日・・・。
先日、鈴鹿サーキットで年間ランキングの表彰式がありました。
田中選手が鈴鹿インターカップST600クラスの年間3位になったのと、

友人の大西選手がウエストエリアGP250年間2位になった代理として出席してきました。

こちらからは5名参加したのですが、みんなこんなパーティーには不慣れで、
会場についてからは右往左往していました。(笑)

しかし、立食形式のパーティーが始まれば、いつもはあまり機敏な動きを見せない

Mr,モザイク太郎氏が、ワープするかのごとく
色々な料理の前に現れ皿に乗せては消え・・・を繰り返し戻ってきます。
そんなお陰で我々は料理を堪能出来ました。(笑)
表彰式も無事に終わり、来年の抱負を語り合いながら帰路につきました。
 
そんな中、クリスマスに合わせてか、kawasakiから、Neuマシン'09ZX-6Rが届きました。
外見はもちろん、足回りもガラっと変化しています。
特にフロントのBPFというシステム。フォークピストンが約倍の大きさになり、減衰力を保持したまま減衰圧を減らしてます。
理想的なフロントフォークですねぇ。リヤ回りは大きく変化してませんが、サスペンションはフロントに合わせバランスアップしてるみたいです。
スイングアームの剛性もあがり、エンジンも数馬力ながらアップしています。
また1からのセットアップになりますが、去年&今年色々勉強したものを生かしていきたいと思います。
来年こそ、表彰台の真ん中&エリア、インターカップのダブルチャンプを目指したいと思います。
もちろんスポットですが、全日本のグリッドにもまた並びたいと思います。
皆さん応援ヨロシクお願いします!

2008/12/7 

11月29~30日スズカサーキットで、NGK杯最終戦がありました。
ST600クラスに参戦する我々は、ポイントランキング3位でこのレースに臨みます。

今スズカサーキットは大幅な改修工事中で、本来フルコースの2DAY開催ですが、
今回は西コース1DAYとなりました。
ライダーの田中選手も仕事が忙しく、前日の練習走行は参加できず、
当日のぶっつけ本番になりました。
以前の練習では1分26秒台も何回か出していて、トップグループに近いタイムで周回できそうでした。
 
当日の早朝サーキットに着いて、朝イチに行われる20分の練習走行に備えます。
しかし、練習ではなかなか28秒台を切れません?
まぁ、とりあえず練習なので、終了してからライダーと色々話し合い、セットアップを進めます。
フロントサスは問題ないので、リアを中心に少し変更し、新品タイヤをセットします。
1DAYなので、バタバタしながら予選時刻を迎え、西コース上のピットへGO。
さぁ!予選開始!「頑張ってや~」と声をかけコースインです。
数周タイヤを暖めて、田中選手はタイムアタックへ入っていきます。
しかし、なかなか想定タイムの26秒台半ばには入りません。
結局1分27秒9で予選は13位で終了しました。
 
気温の上昇もあり、マップもまた少し変更して、リヤ周りも見直しであっと言う間に決勝です。
スタートは悪くなかったのですが、結構ハデなウイリーをしてスタートしました。(笑)
1周目は9位で帰ってきて、無事目の前を通過していきます。
しかし、なかなかペースを上げる事が難しく、少しづつ前と離れていきます。
後でライダーに聞いた所、ショートカットや低速コーナーはそんなに問題無いのですが、
デグナーカーブが思ったラインを通れず、アクセルを開けるタイミングが遅くなっていたみたいです。
そんなこんなでジワジワと順位を下げて、周回数は減っていきます。
最終ラップを11位で通過して、その順位で無事チェッカーを受ける事ができました。
結果、スズカインターカップでは8位です。
レース終了後、パドックテントにチームグリーンの野村監督が尋ねてきてくれて、
この車両のセットアップの方法を色々アドバイス頂きました。
話をしていると、方向性は間違ってなかったようです。
もう少しリヤを固めてコーナーの車体姿勢は、前後の車高で調整すると良かったみたいです。
ST600クラスは改造範囲が狭いため、どうしてもピンポイントセッティングになるみたいです。
もっと早くシーズン初め位に今のセットアップがわかっていたら、もっと違っていたでしょう・・・。
う~ん・・・難しいですが、この1年かなり勉強になりました。
 
ライダーもそんな車体で頑張ってくれて、何とかインターカップ年間ランキング3位を獲れました。
来年はZX-6Rもフルモデルチェンジです。
また1からスタートになるかもしれませんが、今までの勉強を生かしてインター&エリアのチャンピオンを
目指したいと思います。
もちろんスポットにはなりますが、全日本もチャレンジしたいと思います。
また応援ヨロシクお願いします。

2008/11/22 
11月15日岡山国際サーキットで、カワサキKAZE主催のKSR4時間耐久レースがありました。
2年前にも1度参戦したのですが、ゴール前残り5分でエンジンブローによってリタイヤという口惜しい結果でした。
今回は4台12名でのエントリーで、今だから言えますが各組に国際A級ライダーを散りばめていました。(笑)
まぁ、お遊びレースなので皆その日1日を楽しもうという趣旨です。
参加者は120台近く、各クラス40台前後います。
やはり大きなサーキットでの開催は、台数多いですねー。
 
当日は朝早くから受付&車検が始まるので、我々は前日の遅くに岡山入り。
サーキット入り口は閉まっているため、下の駐車場で遅くまで宴会をして夜を明かしました。
レース日は天気も良く、絶好のレース日和。
車検終了後、30分の練習走行も皆無事に済ましました。

いや・・・1台軽い転倒をした車両がありましたね・・・。
後で登場しますが、我々は「飛び出せ!青春!」号と名づけています。(笑)
 
エントリー1台目は、ライダーはバリバリ現役の国際ライダーのT中君で、他2名はレース初心者のU山君とK本君。
まぁ、ハンディーとしてこんなもんでしょう?
次の1台はライダー1名元国際ライダー(最近は全然レースには出てないおっさんライダー)、もう1人は今年から
レースをはじめた遅咲きS原君と、レースはほとんど経験無いH木君。

もう1台は2年前のリベンジを誓った、チーム名も「KSR110kgアゲイン」。
ここは体重ハンディーを考えて、2名の国際ライダーK池君とN川君を用意して、このブログでもお馴染みの大御所、
Mr.モザイク太郎氏が登場!
最後の1台は1昨年のエリア250チャンプO垣君と、普段はモタードをかじってるI上君、そしてドラマを生んでくれる当店従業員のS崎君。
以上4台12名の組み合わせで、スタートを向えます。(我ながら上出来の人事だと思います。笑)
 
スタートはローリングスタートで、我々は皆STクラスに参戦。
グリーンフラッグでスタートです。
スタートは私が務めて、最初の40分を走る作戦です。
何とかトップグループについていってる途中、後方からK池君が追いついてきました。
何度も順位を入れ替えながら、身内同士の争いにもなってきます。
それでもSTクラスの5~6番手で、次のH木君にバトンタッチ。
燃費も何もわからないので、レースで計るぶっつけ本番仕様です。(笑)
他の1台も同じような作戦。変則的な作戦は、KSR110kgアゲインチームと飛び出せ!青春号。
後半その作戦がどう変化を及ぼすんでしょうか?
 
中盤は皆何事も無くルーティーンピットをしていきます。
しかしまず問題が出たのが私のチーム。
第3ライダーのS原君にピットインのサインを出していたのですが、必死に走ってるのか、全然サインを見てくれません。
ライダー交代を10分も過ぎて、プラットホームで大きくサインボードを振り続けてやっと気づく始末。(笑)
レース経験者なのに、何をしてるんでしょう?
 
バリバリ国際ライダーのT中君は、とんでもなく早いタイムを刻んで次にバトンタッチ。
各チームまぁまぁの順位につけてます。
そこで国際ライダー2名を起用したKSR110kgアゲインの大御所、Mr.モザイク太郎氏の登場です。
何と2名のライダーのおかげで1位を走行!
そこでバトンタッチされモザイク太郎氏必死のパッチで走行していました。
しかし3周してライダー交代でピットイン・・・?
別にピットからサインが出てたわけではないのに、自らライダー交代のためピットに入ったみたいです。
しかも1位から2位に落ちて・・・。(笑) 交代ライダーもまだ何も用意してなかったみたいです。(汗)
 
そんなこんなでレースも終盤を向えます。
残り20分近くで何と飛び出せ!青春号がマジで最終コーナーから飛び出して、転倒してしまいました。
転倒したら1度ピットに戻り、オフィシャルのチェックを受けなければいけません。
そのためピットに戻ってきたS崎君を見たら、号泣してるではありませんか?
周りも意味がわからなく、とりあえずチェックを受けてレースに復帰させます。
そのまま4時間が過ぎ、皆無事にチェッカーを受けました。
帰って来たS崎君は、まだしゃくりながら泣いてます?
周りが「どないしたん?」と聞くと「自分の不甲斐なさ&思うような走りが出来なかった・・・」と涙。
う~ん、これぞ昔あったTVドラマ、最終コーナー「飛び出せ!青春!」ではありませんか。(笑)
心の汗が止めど流れたわけですねー。
そんな彼も最後の抽選会で、ビートのステップが当たり、心の汗も何処にやら?の笑顔満開でした。
 
まぁ何にせよケガも無く、それぞれのチームが涙&笑いのドラマがあり、とても楽しい1日でした。
皆来年もあれば是非参加したいという意見で、また楽しみたいと思います。
皆さんも参加して下さい。ミニのレースとはいえ、侮れないですぞ~。

2008/10/6
10月5日鈴鹿・近畿選手権シリーズ第6戦が鈴鹿西コースでありました。
B-SQUARE RACINGからST600クラス1台、U-4 OPENクラス2台、
NK-STクラスに1台エントリーしています。
 
NK-STの篠原選手は、まだまだタイムが出ないため走りこみ合宿と題し、
2日前の金曜日から休みを取って
スズカ入りするガッツを見せていました。
しかし練習は、なかなか歯車が噛み合わず、タイムアップはしません。
小さな転倒などもあり、やや落ち込み気味で当日を待つ状態。 
U-4 OPENクラスの2台は西川選手&小池選手のZXR400R。
この2人はベテランのため、放っておいても大丈夫?な状態。
淡々と練習走行をして、当日を待ちます。
 ST600は田中選手。
9月にあった全日本選手権スズカラウンドにチャレンジしましたが、惜しくも予選落ち・・・。
まだ足回りのセットアップを探りながら、今回のレースに挑みます。
全日本終了後からマシンの方も、燃調マップや、点火時期、その他サブスロットル開度などすべてを見直し、
今回作ってきました。(と言っても、そんなに大した事はやってません・・・笑)
まぁまぁ、ライダーも納得いく仕上がりになってたみたいです。
 
夜は早目の飯&風呂に行き、秋の夜長をパドックで楽しみます。
そこへ未だデビューできないお手伝い班長の、Mr,モザイク太郎氏が大遅刻でやって来ました。
手伝いと言っても、明日の用意はすべて終わってる状態、しかも大遅刻のお詫びの手土産も無し・・・。(笑)
身体に比例して、なかなか太い神経を持ってらっしゃいます。(驚愕)
 
明けて5日日曜日は朝からシトシトの雨が降っています。
降るなら降る!止むなら止む!にして欲しいようなコンディションです。
U-4 OPENから予選スタート。予選は10分と短く、5~6周で結果を出さなあきません。
西川選手は得意のウエットでトップに0.3秒差で予選2位。
小池選手はスプーンで転倒しながらも予選7位をゲットしました。

マシンに大きなダメージも無く細かい修理で決勝に行けそうです。
 
続いてST600クラス。この時も雨は降ったり止んだり。

ベテラン田中選手は危ない走行をする事も無く、無難に13位。
リヤサスを微調整して、新品のレインタイヤを履かせて決勝に備えます。
 最後は緊張が治まらないNK-STの篠原選手。
時間が迫るにつれて口数が少なく、いざ出て行く時はパドックで2回もマシンをこかしそうになりました。
「これから起きる事を予言してんちゃう?」などと冗談を言われながらコースインに向かいます。
ヘルパー2人がピットまで行き、他の連中は昼飯を取っていました。
NK-STの予選も終了して、皆パドックに戻って来るのに、篠原選手とZRXが帰ってきません?
「マジにこけてたりして?」と言ってたら、
無残な姿のマシンと篠原選手が帰ってきます。
「あちゃ~ホンマになったのねー」と思いながらマシンを見ると、ちょっと決勝までには直せない状態。
本人もかなり落ち込んでいましたが、これもレース。これからに役立つ事と思います。
 
U-4 OPENのレースがスタートして、西川選手はホールショット&1周目トップでストレートに帰ってきました。
小池選手もスタートはそんなに悪くなく、6番手近辺で1周目を終了します。
それでもトップグループは速く、4周目位から西川選手が遅れてきます。
小池選手も後半2度オーバーランをして、結局11位フニッシュ。
西川選手はトップに離され、4位フィニッシュとなりました。
 
ST600の決勝スタートです。
田中選手のスタートも悪くなく、スタートで1~2台をパス。
新品レインタイヤのグリップを活かしジワジワと前に出てきます。
トップはモリワキクラブの2台。田中選手もレース中トップに近いタイムを叩き出して追いかけます。
最後の周はCBRとの戦いになり、ヘヤピン手前の110Rでリヤタイヤがすべり、
大カウンター大会の
エクストリームショーを演じながら転倒は免れたものの、
CBRに抜かれエリア戦では10位で無事レースを終えました。


スズカインターカップST600クラスでは3位となり、表彰台&シャンパンファイトを味わう事が出来ました。
確かポイントでは現在、2位か3位にいるはずなので、残すはNGK杯です。
今年こそチャンピオン目指して頑張ります!

2008/7/12
7月6日、知り合いのお店が主催する草レースSTAR☆QWARSに参加しました。
場所はスズカツインサーキットで、参加クラスはミニ90分耐久と250クラス90分耐久です。
ミニクラスはKSR110のストックで3台、6名のライダーです。
こちらから参加するメンバーは皆初めて走るコースで、ミニレース自体初参加の人が2名いました。
KSR110のストックでは戦闘力的にかなり不利ですが、まぁ、この1日を楽しもうという趣旨で参加しました。
11月にはKAZE主催のKSRレースが岡山で開催されるので、その前哨戦も兼ねてのレースです。
スケジュールは午前中に15分の練習とミニの耐久で、午後一番で250の耐久スタートです。
 
いよいよミニ耐久レーススタートです。
ライダー花木&篠原ペア。このペアの1人は今年スズカNK-STにデビューした篠原君。

花木君の通勤快速号で出場です。


ライダー内山&田中ペア。田中君は日頃ST600クラスに参戦、次回はスズカで開催の全日本に出場予定の
バリバリ国際ライダーで、ペアの内山君はレース初参加のライダーです。

最後は出ました、未だにスズカのレースデブーが果たせないモザイク太郎氏&栗山ペアです。
花木君はル・マン式スタートでマシンに駆け寄ったのですが、なかなかエンジンがかからずスタート失敗!
他のライダー達は良いスタートをきれたみたいです。
内山君も初めてのレース参加の中、順調に周回を重ねていきます。スタートで出遅れた花木君は
集中力を高め、堅実に順位を上げていきます。ストレートではピースサインを出す有様(笑)

モザイク太郎氏もスズカデブーできない不満をぶつけるように、直線で腰をずらして(直線ハングオン?)

戦闘的に見えます(笑)
皆転倒も無く、第2ライダーへチェンジ!
まず第2ライダー田中君はコース幅を目一杯使ったアグレッシブなライディングでの走行です。
直線では遅いKSRをコーナーの進入から脱出の速度を高め、1台1台を抜いていきます。
篠原君は速い田中君に引っ張ってもらおうと、一生懸命に付いて行きますが、ジワジワ離れていきます。

モザイク太郎氏のペア栗山君は数年前まで、スズカサンデーレースなどに参加していたライダーで
感覚を思い出しながら、結構いいペースで走ってました。
レースも転倒など無く、無事終了。彼らは仲良くクラス4,5,6位となりました。
 
昼休憩を挟み250クラスの耐久です。
梅雨というのに、あ・・・暑い。このクラスにDトラッカーでその持ち主の井上君と私が参加です。
Dトラは少しだけ乗った事があるのですが、レースやモタードなんかでは乗った事はありません。
レース前に交換したダンロップD253のタイヤはとてもグリップ力も良く、安心して体を預ける事ができました。
しかし、問題があったのが体力・・・。
草レースとは言え、レースと名がつくイベントに参加するのは
5年ぶりです。ペアライダーの井上君もレースは初めて。
スタートはうまく井上君が決めてくれて、初めは戸惑いながらの走行でしたが、周回重ねるたびにタイムもアップしてきます。

ライダー交代で、いよいよこちらにチェンジ。

最初の内は無難に走行していたのですが、20分も経てば息切れ状態・・・。
ピットに受け入れられるかわからず、掟破りのライダーからピットインのサインを出してしまいました。(笑)
ピットでは「ライダーからピットインのサイン出てんでー。無視する?」と相談があったみたいですが、
心優しき連中は?INのサインを出してくれました。(笑)
あとは、また井上君にお任せで、残りも10分になった所で、「ライダー入ってきますよー!」との事。
慌てて走行の用意をしてたら、ライダーがピットイン!
「すみません!足吊ってどうしよもないです!」と報告を受け、残り10分の全開走行に出ました。
10分位なら体力も持つやろ?と何とかベストタイムを出してチェッカーを受けました。
 
レースもすべて終了し、表彰式&ジャンケン大会がありましたが、我々だれもジャンケンに勝てず景品を手にはできませんでした。(笑)
 草レースも久々の参加でしたが、低コスト&リスクで楽しめて、絶えず笑顔で出来るレースだと思いました。

こんな休日の有効利用もありだな・・・と思った1日でした。

 
今月末には鈴鹿8時間耐久レースです。
我々は、和歌山のプラスワンMCRTさん、RSガレージハラダ姫路さんを応援しています。頑張れ!カワサキ勢!
また見に行く皆さんも応援してあげて下さい!

2008/5/8
5月3日はスズカサンデーロードレース第3戦です。 
このレースには、NK-ST・・ZRX400 篠原選手、U-4 OPEN・・ZXR400では2台、小池選手、西川選手、
ST600スズカインターカップ・・ZX-6R田中選手がエントリーしていました。
実はもう1台、NK-STクラスにエントリーしていた選手がいたのですが、家の諸事情により急遽帰郷しなくては
いけなくなり、レースはキャンセルとなりました。
その人間はそう・・・Mr.モザイク太郎氏です。今年の2月から運に見放され、未だにデブューできないでいるのです・・・。
う~ん・・・ここまでツイてない人間はそういませんねぇ?(笑)
今回私は店のツーリングとレースが重なり、レースには行けてないのですが、事前にやっていた事と、当日ライダーが
やった事をメインに書きたいと思います。
今回スズカインターカップST600はJSB1000と混走で、ライダーにとっては結構走りにくいレースになりそうです。
 前回、ST600でのレースの時、なかなかリヤ周りのセッティングが出ず、メカニックもライダーも共に悩んでいました。
今回は大幅にセッティングを変え、このレースに挑む事となりました。
今まではライダーのコーナーリング姿勢ばかり気にしていて、それを基本にセットを進めたのを
今回はサス本来の動きに重点を置いてセッティングしました。
サスのストローク量と、リヤのリンクレバー比をキッチリ測りながらのセットです。
それを基本に、リヤの車高、リヤサススプリングレート&フロントの油面、車高を微妙に変化させていきました。
前日の練習走行では、ライダーから逐一報告を電話で受け、「ここをこうしてみて、あそこをこうしてみて・・・」と
ディスカッションを
重ねました。その甲斐あってか練習ではスロットルを早くオープンできるようになり、タイムも次第に
縮まってきています。
4日、午前の予選では、フロントのサスをもう少し奥でふんばらすため、油面を上げたらしいのですが、
ちょっとセッティングを外し、予選はクラス4位、総合で24位となりました。
午後の決勝に向けて、少しフロントの油面を下げ、ライダーも奥さんからの叱咤激励?を受けコンセントレーションを
高めていったみたいです。(笑)
 いよいよJSB1000&ICST600クラス15周のレースがスタート!
スタートは悪くなく、田中選手得意のレース前半で順位を上げていきます。
レースも落ち着いて来て、巧みにJSB1000をかわして行ったみたいで、気がつけばクラストップを走行しています。
周りは「ヨーシ!そのまま行け~!!」と応援していた最終ラップ、1000クラスの車両に130Rで引っかかり、
後ろに付いていた600にショートカットでインを刺され、そのままクラス2位でフィニッシュ!!
ライダーもかなり口惜しがっていたみたいです。
とは言っても、1年近く表彰台から離れてて、久々のシャンパンファイトでその美酒に酔えたかと思います。(祝)
あと残すは、一番高い場所・・・。それは次回のお楽しみにしておきましょう。
 
あ~、その前にハードルの高い全日本が待っているのでした・・・。(汗)
 
スズカインターカップST600クラス  田 中 潤 司   予選4位 決勝2位 総合11位
U4-OPEN クラス          小 池 信一郎   予選3位 決勝5位
                    西 川 雅 人   予選5位 決勝4位
NK-ST クラス            篠 原 吉 彦   予選16位 決勝14位 

2008/4/16②
最後のレースはST2時間耐久です。
ST2時間レースのスタートは午後3時からで、昼頃までの天気はレース日和だったのに、予報は夕方から崩れるとの事。
最近の予報はなかなか正確で、ジワジワと空は厚い雲に覆われてきています。
スタートはル・マン式で、緊張が最高潮に達してる篠原選手は、スタートをするライダーでは無く
マシンを押さえる方にも関わらず、自分もヘルメットをかぶって待っている始末でした。(笑)

そんなこんなで、ST2耐はスタートです。
後方からでも無事スタートをきれて、着実に周回数を重ねていきます。
スタートと同時に空からは雨がポツリポツリと落ちてきます。
しかし、ピット前は路面を濡らすまでいきません。
オフィシャルに聞いてみると西コースの方は
東コースに比べて降ってるらしく、この後タイヤ交換が微妙になってきます。
とは言ってもこのクラス、去年まではレインタイヤを使用できず、皆普通の指定タイヤを使ってました。
周りを見てもまだどこもタイヤ交換をしていません。とりあえずこっちも様子を見ておこうと思います。

40分経ったので1回目のライダー交代です。スタートライダーの長尾選手から、緊張ドキドキの篠原選手へ・・・。
給油を済ましてる間に、長尾選手から篠原選手へ「西は結構濡れて転倒者も出てるから注意して。」と
アドバイス。「う~ん・・・なかなか耐久レースしてるじゃん!」と周りは微笑んでいました。
順位の方も亀走法?遅いながらも着実に走行して、ジワジワと上がっていきます。
少し雨が強くなったので、スタッフ達と相談し、次のピットインでタイヤ交換を行う事に決定しました。
順位よりまず耐久レースの雰囲気を楽しむ事&もしこれ以上雨が強くなれば、レインタイヤに交換するロスタイムも
帳消しになると判断したからです。
そして初レースの自分の走行を無事終えた篠原選手は、ピットサインの元ピットインしてきました。
そこからは我々の力の見せ所で、タイヤ交換開始! 

練習などはしてませんが、仕事のおかげか前後を4分強で交換完了!
「頑張ってらっしゃい!」と長尾選手を送り出します。
「雨よ強くなれ~。」と雨乞いしてましたが、日頃の行い悪いのか?雨が止んで来るではありませんか!?
う~ん、読みを間違えたか?けど、「彼らは耐久雰囲気を味わったでしょう?」と、ピットの中では勝手に納得してました。(笑)
2時間はあっと言う間に過ぎ、地道に走ったおかげで26位でフィニッシュでき、初参加でレースを楽しめたと思います。
しかしレースが終わって3分後に雨がザーザー降ってきました。(笑)
「もうちょっとこの雨足が早かったらなぁ・・・。」とピットでは皆が笑顔でした。
 
今年でST耐久が終わるとの事ですが、寂しい限りです。
レースにかかる費用も安く抑えられ、耐久の雰囲気も味わえる・・・。
こんなレースがあってもいいのでは?と思うのは私だけでしょうか?
鈴鹿サーキットさん、考え直して~!!
 
あ~そうそう、今回もレースデブー・・・いやデビューできなかった、モザイク太郎氏。
今回はヘルパーとして参加してました。もしかして、このまま引退する気なんでしょうか?(笑)
まぁ、次回の5月4日のレースにはエントリーしてるみたいです。
乞うご期待!!

2008/4/16①
明けて13日決勝日です。
タイムテーブルは、朝イチU4-OPENクラスからの開始。
西川、小池両選手はスタート前チェックを受け、ピット前にマシンを並べて待ち、

やがてサイティングラップが始まり、スターティンググリッドに並びます。
天気も良く絶好のレース日和です。ヘルパーは引き上げウォームアップラップも終わり
シグナルブラックアウト!西川、小池両選手、スタートもそんなに悪くなく1コーナーへ消えていきます。
西川選手は1コーナーでホールショットを決めるか?まで突っ込んだのですが、トップに立てず、
2コーナーで3位に落ち着きます。そのまま2~3周したら4位につけていた大西選手に抜かれ4位に落ちた所で
スローダウン・・・?どうやらマシントラブルでコース脇にマシンを止めて、そこで終了!
まったく惜しいレースでした。小池選手は堅実な走りで順位を上げて、4位フィニュッシュ!
表彰台はあと少しで無理でしたが、上位ポイントゲットでトロフィーをゲットしていました。
西川、小池両選手でバトルをして、お互い表彰台をゲットしてもらえれば一番良かったのですが、
それは次回のお楽しみにしておきましょう!
 
続いてST600クラスのレースです。
このレースは転倒マシンが出て、2ヒート制のレースになる波乱がありました。
田中選手もスタートは悪くなく、1周目は大きくジャンプアップで11位で帰ってきました。
2周3周と周回を重ねて、順位も7位まで上がった所で200Rで転倒車の影響でオイルが出て
赤旗&中断となりました。
田中選手がピットに帰って来た時、スクリーンが割れていて転倒したのかと思って聞いたら、
やはりオイルの影響でハイサイドを食らい、危ないところで耐えたそうです。
さすがベテラン!自分なら一瞬でハイサイドでハイサイナラになってる所でしょう。(オヤジギャグ過ぎ)汗

スクリーンを換え、ウォーマーを巻き直し第2レースに備えます。
田中選手は神経を集中さしてたのが途切れたせいか、「ヤバイ、腕があがってますわー。」との事。

少しの時間、腕のマッサージをして、気持ち新たにまたグリッドへ並び、残り5周の第2レースがスタート!
しかし順位を落とし、結局15位でフィニッシュ。
車体もそうですが、体力という大きな課題も残りました。
田中選手にスペシャルな腕立て腹筋の方法を伝授したので、また鍛えてくれる事でしょう?(笑)
 
最後はST2時間耐久はまたあとで書きます。

2008/4/15
4月12、13日スズカサンデー第2戦、ST2時間耐久ロードレースがありました。
B-SQUARE RACINGからST600のウエストエリア&スズカインターカップにZX-6Rが1台、
U4-OPENクラスにZXR400が2台、そして2時間耐久にZRX400 1台がエントリーしていました。
 
まず12日の午前中にU4-OPENの予選があり、小池選手が予選6位、西川選手が予選4位をゲット。
2人とも明日は良いレースが出来そうなポジションに着けることができました。
続いて2時間耐久の第2ライダーの予選、このライダー長尾選手は4年ぶりのレース復帰です。
外見は好青年?いや、中年ですかね?(笑) セッティングなんかも細かくやるように見えるのですが、
実は感覚第一の結構大ざっぱな性格で、ペアの篠原選手は細かく色々やっていくタイプ・・・。
練習の時から見ていると、まるでボケとつっ込みの吉本新喜劇をみてるようなやり取りでした。(笑)
大先輩のST600にエントリーする田中選手が、金曜日の練習時には父親のごとく色々面倒を見ていたみたいです。
その長尾選手は感覚を思い出しながら、何とか2分50秒を出したのですが、本人曰く目標は2分47秒台に
おいてたみたいで結果、第2ライダーの予選は34位でした。
 
続いて第1ライダーの予選です。
第1ライダーは、先月ライセンスを取ったばかりのフレッシュマン(実年齢は決してフレッシュマンではありません)の篠原選手。
この1ヶ月間、頑張って練習に通い、マシンの整備も仕事が終わってから作業をし、遅くまで頑張ってました。

しかし初のレース。
かなりの緊張で、顔面は少し蒼白、意味もなく喫煙場でタバコを何本も灰にする始末・・・。
ありきたりの「タイム気にせず練習のつもりで走ったらええねん。」としか声をかける事しかできませんでした。

しかし意地悪なペルパー達は、プラットホームでサインボードを出す時、ずっとタイムと一緒にUP!UP!のサインを出していました。(笑) 
練習では3分6秒しか出ていなかった彼ですが、UP!のサインに刺激されたのか何とか
3分フラット、6秒も縮める
事ができました。本人は3分を切る事が目標だったみたいですが、無事予選を終了出来て
満足していたみたいです。
 
最後にST600の予選です。
リヤサスも決まりだして、車体姿勢も良い所まで持っていけたのですが、あと一つまだ早くスロットルを開けれないのです。
そこが決まれば、あと1~2秒は短縮できると思うのですが・・・。
結局予選は2分24秒フラットで15位に終わりました。
さぁ、明日の決勝に備えて宴会だー!
 つづく
2008/3/22
3月20日カワサキK's Meetが舞洲スポーツアイランドであり、我々B-SQUAREも出展していました。

2日前までは4月上旬の暖かい天気の良い日が続いていましたが、当日はなんと強風&雨・・・。
そんなに日頃の行いが悪いのか?(笑)
そんな天気でもお客さんは1000人以上来場してくれてたみたいです。
KAZEギャルのインタビュー&トーク、TEAM GREENの柳川、高橋選手のサイン会&トークショーもありました。
もちろん恒例ジャンケン大会も来場していた人々が全員参加したみたいです。
好評だったのはニューモデルの試乗会で、雨が止んだ昼からは順番待ちの列ができるほどでした。
午前と午後には、エクストリームの曲芸披露もあり、ヤンヤヤンヤの拍手に会場は包まれていました。
しかしあの技術は凄いの一言・・・。皆さんも1度目の前で見て下さい。
これで天気が良ければ、もっとお客さんは集まり、会場は盛り上がっていた事でしょう。
我々も展示車両や、中古パーツの即売をやって、何点かお買い上げいただきました。

知り合いのトライハードさんも、Z1000Mk-Ⅱのカスタム車両を展示して、かなりお客さんの
目を引いていました。
まだ、次はいつか決まってませんが、来年もまたあれば参加したいです。
その時は前日に小学生以来の、てるてるボウズでも作って吊るしておきたいと思います。(笑)

2008/3/15
3月12日岡山国際サーキットで、カワサキニューモデルの試乗会がありました。
車種はNinja250R、D-TRACKER X、KLX250、'08ZX-10R。
乗り比べ対象車として、ZZ-R250と旧D-トラッカーが用意されており、
当日は快晴で試乗会には持ってこいの天気でした。
 
まず最初にミニコースでKLX250を乗りました。
最初の印象は軽くてかなりクイックなハンドリングだなぁ・・・という印象。
当日はロードミニコースだったので、突き詰めた走りはできませんでしたが、
オフロードではこのクイックなハンドリングがかなり有効になってくると思います。
クイックだからと言って、フロントの接地感が少ないとか言うのではなく、フロントから進入して行き
リヤのトラクションをかけやすい車体と言ったらいいのでしょうか・・・、そんな感じでした。
エンジンもインジェクションになり、扱いやすくまたパワフルで、どこのスロットル開度からも
回転が付いてくる感じでした。
 
次に乗ったのが、Ninja250R。
4スト2気等のエンジンで、外装は見ての通りレーサーレプリカを彷彿させます。
本当は4気等で作りたかったのでしょうが、このご時世環境問題の中、それは難しかったみたいです。
しかしカワサキは遊び心を忘れずに、この車両を出したのだと思います。
世間の人々はスペックから入る人、外見から入る人色々いますからねぇ・・・。
走りの方はと言えば、ZZ-R250と乗り比べたら、中速辺りにパンチが効いていて、ヘアピンの立ち上がりなど
とても楽しく乗れました。街中で乗るにあたっては、十分だと思います。
欲を言えばあと少し上の回転の吹け上がりスピードが欲しいかな?と思いました。
これは排ガス問題で、触媒などが付いた関係かと思います。
アフターパーツのもう少し抜けの良いマフラーに交換すれば、解消するかもしれません。
ワンメイクレースなどが出来れば面白いですねー。
 
その次に乗ったのがD-TRACKER X。
これは結構新鮮な驚きでした。エンジンはニューKLXと基本的に一緒ですが、
車体の味付けが足回りのせいか結構違ってました。
エンジンは4スト単気等ですが、岡山のコースでもそこそこ走ってくれました。
ブレーキもよく効いて、コーナーの侵入から寝かしこみ&立ち上がりがとても素直な感じでした。
Fサスペンションの動きも抜群で、細かいピッチングなどもかなり吸収してるようでした。
さすがに高速コーナーは車体剛性とスポークホイールのせいか、少し揺れを感じましたが
他は文句の付け所は無い車両で、この日乗った中で1番欲しい!と感じた車両でした。(笑) 
 
最後はZX-10R。
Ninja250RやD-TRACKER Xで肩慣らしをして、気持ちを引き締めRide on!
一応先導車が付いているので、その間隔をジワジワ開けて、ちょっと離れた2周目に
所々でスロットルフルオープンです。(笑)
車体はカッチリした感じが強く、ブレーキも良く効く!少しラフにシフトダウンしてもバックトルクリミッターが
車体を安定させてくれてます。ストレートで2度ほど全開して、フロントの接地感が無くなりましたが(汗)
リヤサスが踏ん張ってくれて、ラインを狂わす事はありませんでした。
とにかくパワーはあり、ストレートで全開したら、一瞬目がついていかない感覚になります。
今度はライディングスーツを着て、もっとレーシングスピードで走ってみたいと思いました。
 
このような感じで試乗会は終了しましたが、環境問題を抱える中、また新しい機種が出てくる事でしょう。
メーカーも大変かと思いますが、我々ユーザー側ももっとオートバイを楽しんでもいいのでは?と思います。
皆さん、Let's Ride!ですよー。

2008/2/29
2月24日のスズカサンデーロードレース第1戦に出場するため
我々B-SQUARE RACHINGは用意していました。
2月上旬の練習走行でリヤサスをモデファイして、車体姿勢もなかなか良い感じになり
ライダーも手ごたえがあったみたいです。
 
もう1人その日にNK-STクラスのスズカデビューを果たすため、1月から練習を重ねていた、そう、
モザイク太郎氏に
今回はスポットを当てたいと思います。
彼は2月中旬頃プライベートでもドタバタがあり、少し傷心気味でした。
しかし周りの仲間達に励まされ、何とか週末のレースに出場すべく22日(金)の練習走行へスズカへ向かいました。

しか~し!あとスズカまで4kmという所で、トランポのタイヤがバーストしてガードレールへ一直線!!

それからJAFや警察を呼び事故処理をして、その日はとうとう練習できず・・・。

近鉄で大阪まで帰ってきました。(笑) まぁ、ケガが無く何よりです。
大阪でレンタカーを借りて、また次の日の特別スポーツ走行で練習するしかありません。
スズカサーキット近くの修理屋さんに、トランポに積んでいたマシンや荷物を預かってもらって
いるため、
土曜日は早くにスズカ入りしなければいけません。
またまたしか~し!
前日の事故の影響か、はたまたいつもの癖か・・・?寝坊してスズカへ行ったのは、お昼前!!
周りの先輩達に「ブーちゃん走る気あんねんやったら、早よ来なアカンでー!」とお叱りを受け
慣れない選手受付や車検をやっていたそうです。
そこでもドタバタで、みんなに手伝ってもらう始末・・・。(怒→呆)
何とか車検も合格、昼からの走行1回だけで練習しなければいけません。
しか~し、しか~し!
天はどこまで彼を見放すのでしょう?
雪混じりの雨が降って路面はハーフウエット!
まだ1度もそんなコンディションを走った事の無いモザイク太郎氏は、恐る恐るコースイン。
先輩達にアドバイスをもらったようにラインをトレースして、ストレートは伏せれるだけ伏せ
(と言っても自慢の腹が邪魔をする?)て走ってたみたいです。(笑)
無事走行も終わり、風呂&メシに出たのですが、スズカはかなり雪が降ってきています。
夜も早々に眠りについてレースに備えたのですが、朝起きると辺りは銀世界!

ここはどこのスキー場か?と思うほどの積雪・・・。
まるで川端康成の小説「雪国」を彷彿させるトンネルを抜けるとそこは雪国だった・・・状態。(笑)
スズカでも記憶に無いほどの出来事で、案の定レースは中止。
ここでモザイク太郎氏のデビューも延期となりました。どこまで彼はついてないのか?
 
前回ブログでモザイク太郎氏のレース珍道中を追って行くと言ってましたが、
ここまで珍道中とは・・・。(笑)
まぁ、彼も彼なりに頑張っても、やはり自然の力には勝てなかったワケです。
4月にはNK-STの2時間耐久も控えており、実質そのレースが彼のデビューになりそうです。
それまでしっかり練習を重ねて、タイムを出して行くと期待しておきます・・・。 

2008/1/21
'08年も明けて、レース第1戦も来月に迫ってきています。
この冬のインターバルで、ZX-6Rのエンジンオーバーホールをしました。
'07モデルからは全くの新設計エンジンです。
去年は最終戦で転倒して、目の前のチャンピオンが取れず、口惜しい思いをしました。
その口惜しさを愛情に変えて、エンジンを組みました。(笑)
 
'07モデルのZX-6Rのエンジンは開けてビックリ!!
とてもバランスが取れたエンジンではありませんか・・・。
コンロッドやピストンは通常1g以上、多いときは3g以上の重量バランスの狂いがあるのに
このエンジンは0,3gほどの狂いしかありません。
バルブのセット調も1000分の5ほどの差です。
ちょっとカワサキの本気を感じました。(笑)
そのエンジンにB-SQUARE TUNEを加え?今年のチャンピオン奪取に備えます。
もちろん9月の全日本ロードレースに照準も合わせています。
 
しかしまだ、これといった足回りのセッティングが出てないのが事実・・・。(汗)
フロントはなかなか好感触な感じにはなってきたのですが、リヤのサスがなかなか言う事を聞いてくれません。
レバー比など変えれないレギュレーションのクラスですから、何とか与えられた物の中で
セッティングを見つけていこうと思います。
皆さん応援ヨロシクお願いします。
 
またこのブログでの有名人、モザイク太郎氏が、念願のサーキットライセンスを取得!
今年スズカサンデーレースのNK-STクラスにデブューするそうです。(笑)
このブログでもレース珍道中レース参戦記として、追っていきたいと思います。

2007/12/4

12月1~2日NGK杯鈴鹿サンデーロードレースに、我々B-SQUARE RACINGは
チャンピオンをかけて臨みました。
前日の金曜日にライダー田中君はスズカ入りし、リヤサスを重点的にセッティングを進めました。
どうしても初期のリヤサスの入りが早いらしく、かなり硬めのバネを入れてテストしました。
車体姿勢は理想の所まで来たのですが、今度は硬いバネのせいでタイヤのすべり出しが早くなってきました。
予選では新品タイヤを履く事で、その辺はマシになるだろう?と読んで明日の予選はそのセットでいく事にしました。
 
12月1日の予選は11時15分から。大阪から我々メカニック&ヘルパーも到着して、走りを見守ります。
しかし去年の全日本に出場した時のタイムには程遠い2分23秒台しか出ません。
途中ピットインして少しサスをいじりましたが、タイムは向上しないまま予選終了・・・。
グリッドは20番手のタイムでした。
う~ん・・・厳しい状態です。
ランキングはトップと1ポイント差、3位と4ポイント差です。
何とかインターカップのチャンピオンを取りたいと考えてる我々の前には、大きな壁があるようです。
またライダーと話し合い、夕方6時近くまでセッテイングの変更を繰り返しました。
結局あと0,5kgほど柔らかいバネに変更して、イニシャルを締めこんで明日の決勝に賭けることにしました。
隣で大阪SAM-RTの大西選手も予選で転倒したため、マシンの修理を行ってます。
そんなピリピリムードの中、我がチームヘルパーのMr,モザイク太郎氏は、食料を置いているテーブルの前から
離れようとはしません。(笑) お菓子から始まって、おにぎり、おはぎ、コーヒー、カレーにまたお菓子・・・。
そのローテーションで手と口を動かしています。
そんな彼も来年はついにレースデブー・・・いや、デビューするそうです。
彼はパワーウエイトレシオという言葉を知っているのか・・・?(笑)
夜はもう1人のライバル、戸田選手達とメシ&風呂に出かけ、ピットに戻りまた小宴会の始まりです。
戸田選手もエリア選手権のチャンピオンがかかっていて、夜は早々に眠りにつきました。
 
明けて2日天気も快晴です。
我々のレースは10時スタート。
ライダー田中君が少し気になっていた点を朝イチから少し変更して、本戦にスタンバイします。
サイティングラップに出て行って、グリッドに並びます。
何とか昨日変更したセッティングが決まればあと2秒は詰めれると心強く田中君は言ってくれました。
4か5位に入賞すれば何とかチャンピオンは取れそうです。
そんな思いを乗せてレースはスタート!
スタートで長めのウイリーをしながらも4台ほどを抜いて1コーナーに飛び込んでいきました。
1周目トップが帰ってきます。しかし、B-SQUARE RACINGのマシンがいません?
思わずピットの方を振り向いて、モニターを確認している人間にゼスチャーをしますが、向こうも確認できず・・・?
放送も無いままもうトップは2周目を終えて帰ってきます。
モニターを自分の目で確認しに行っても転倒が写っていません。しかしラップは0のままになっています。
まるで神隠しにでもあった気分です。
そのまま10周のレースは終了・・・。
やはり転倒したらしく、その後レッカーに乗って我々のマシンは帰ってきました。

ライダーには大したケガも無いようです。
田中君の話を聞けば、リヤサスもかなり良い方向にいってたみたいで、フルバンク付近からスロットルを
開けていけてたそうです。
順位も14番手近辺まで上げて、裏ストレートで2台を抜いて少しオーバースピードで130Rに進入。
オーバーランして外側のアスファルトに出てしまい、その向こうの緑色の所にはみ出したとたんにスリップ!
ハイサイドで転倒したらしいです。
ライダーもそこはアスファルトに色が付いているだけかと思ってらしく、実は人工芝だったみたいです。
そんな所でスロットル全開だとあのロッシやストーナーでもコントロールは不能でしょう・・・。(笑)
ライダーに大きなケガが無くで何よりです。
チャンピオンのかかったレースでプレッシャーや焦りがあったのでしょうか?
無いと言えばウソになるでしょうが、まぁこれもレース。
ウエストチャレンジは友人の戸田選手が獲得。少し悔しいですが、おめでとうの握手を交わしました。
こんな感じで我々B-SQUARE RACINGの1年は終了しました。
 来年こそインターカップ&ウエストチャレンジのチャンピオンを目指しリベンジです!
また、全日本ロードレースも出場しますので、応援ヨロシクお願いします。

2007/10/10

全日本岡山ラウンドから1週間のスケジュールで、スズカ、近畿シリーズ第6戦です。
土曜の公式練習から、ライダー田中君は前回の岡山の雪辱を晴らすため、
精力的に
走りこみをして、セッティングを繰り返します。
リヤサスのスプリングをもう1ランク硬いものに変更し、何とかリヤの沈み込みスピードを抑える方向です。
そのスプリングにテンションをかけ、さらにコンプレッション側のダンパーも締めていきます。
ノーマルのリヤサスはピンポイントでしか言う事を聞いてくれません・・・。
低速コーナーや、シケインなどは結構良い方向にいったのですが、200Rとか、デグナーの1つめなどでは
まだリヤサスの入りが早くややリヤ下がりになってしまい、マシンが曲がらないのでスロットルも全開にできません。
リヤのスプリングを締めれば、今度はツッパリ感が出て乗りにくくなってしまいます。
う~ん・・・やはりノーマルのサスペンションには限界があります。
次回、NGK杯チャンピオンレースまでには、何とか改良をしようと思います。
 
予選は前回の岡山よりライダーの感触は良いものの、15位という成績でした。
しかし、ここはスズカを得意としている田中君、決勝は何とかまとめてくれるでしょう?(かなり他力本願)笑
 
午後イチ決勝レースのスタートです。
5列目からのスタートはベテランらしい絶妙なスタートを決め、3台ほどを抜きました。
トップグループの転倒などもあり、ジワジワと順位を上げていきます。
6周目辺りでは9位に浮上!
そこからは集団に分かれてきて、その中でのレースになってきます。
9周目には7位に上がり、「あと3周そのポジションをキープしてくれー!」
後ろとの間隔はそんなに離れてないので、ドキドキの3周でした。
でも田中君は後ろを抑えて、7位でフニッシュ!
エリア選手権は7位、スズカインターカップは4位入賞でした。
これで多分スズカインターカップのポイントランキングは2位になったはずです?
1位とは1ポイント差で次は最終戦です。
ここはやはりチャンピオンを奪取しに行くっきゃないでしょう!
今年の全日本最終戦には出れないので、我々B-SQUARE RACINGの面々は、
一致団結してこの最終戦でウップンを晴らしたいと思います。
また応援ヨロシクお願いします。 

2007/10/01

9月29、30日スーパーバイクレースin岡山に、我々B-SQUARE RACINGはエントリーしました。
ライダー田中君は前日金曜日の公式練習から岡山入りし、マシンのセットアップを進めていきました。
どうもちょっと苦手な岡山国際サーキット・・・。
何とか克服しようと、走りこみをします。
ライダー曰く、フルバンク中どうしても理想の車体姿勢に持っていく事ができません。
そのためスロットルを開けるタイミングが、少しずつずれていきます。
フロントのサスは色々手を加えて、かなり良い方向へいったのですが、今度はリヤサスの悪い所が
目を出してきます。練習ではリヤのイニシャルをしめたり、圧側ダンパーをさわったり
何とか予選への希望の光が見えてくるようなタイムを出せるまできました。
その夜は恒例の仲間達との宴会です。
しかし9月後半夜の岡山の山の中、気温は17度前後!半袖ではとても寒く風呂上りにはキツイ宴会でした。(笑)
2~3日前まで大阪では日中30度を越える暑さが続いていて、こちらも半袖の着替えしか持って出ていません。
唯一、体重110kgのスタッフは「気持ちえぇですねー。」と半袖の袖を捲り上げて、おいしそうにビールを飲んでました。(笑)
 
明けて予選当日、昨日の練習で感触を掴んだマシンに少し手を加えて、1回目の予選へ出ていきました。
しかし当日の路面温度が急変。前日は40度以上あった路面温度が25度前後しかありません。
予選中1度ピットインして、少しサスを変更したのですが、昨日の練習のタイムを
上回る事が出来ず、1'39’7で終了・・・。う~ん、どうしたら良いものか、また頭を抱えます・・・。
JSBの予選が始まる時、空からは雨が・・・。パラパラと路面を濡らしていきます。
ヤバイ!このままではこの時点で終わってしまう。
そう思ってたら、また雨は止み路面はドライになっていきます。
こうなればちょっとバクチを打とうか?とライダーと話し合い、今まで試した事の無いコンパウンドのタイヤを履くことにしました。
一応、ダンロップへ行って相談はしましたが、ダンロップの専門家も微妙な気温&路面温度との事。
じゃあ1発試してみようとの事で、リヤ&フロントとも1つ柔らかいコンパウンドを選びました。
ただ、不安な事は、我々が1度もこのタイヤを使った事が無いという事・・・。
 
2回目の予選前も少し空から雨が落ちましたが、路面を濡らすまでいかず、そのまま予選スタート。
1周目、2週目と順調にタイムを上げてきましたが、どうしても練習で出たタイムを上回りません。
また1度ピットインし、セッティング変更。やはり初めて履くタイヤは昨日までのタイヤと違う特性で
感覚的に合ってなかったかもしれません。
タイムに大幅な変化は見られず、サインボードには空しくUPのサインが出ます。
20分の予選は早々と終了して、我々の全日本チャレンジはここで終了です。

友達の戸田選手、クラスは違いますがGP250に出場の大西選手は無事予選通過です。
 
今年から全日本最終戦(去年我々が出場した)MFJグランプリ in SUZUKAはフルエントリー組か
スポット参戦組はどこかのラウンドでポイントを取ってなければ出れません。
スズカなら・・・という自信はあったのですが、今回はすべてがうまく噛み合いませんでした。
 
わざわざ「今度の岡山は出場するんですか?頑張って下さい。」と店に訪ねて来てくれたお客さんや
メールなどで応援して頂いたお客さん・・・。どうもすみませんでした。
全日本は無理でしたが、残りのエリア戦は出場予定なので、そこで結果を残したいと思います。
また応援ヨロシクお願いします。
 
最後に、最近全日本ロードレースでも重大事故や、悲しい知らせが相次いでます。
出場する側から見てレースの安全性や、運営方法などをもう1度考え直す時期にあるのかな?
と思います。興行的に見て華やか方が絶対にいいと思いますが、上は現場の下の方の選手&チームの意見を
無視せず、もっと汲み上げて欲しいと思います。
我々はきっと良い方向へ行ってくれると信じています。
色々考えても、結局はレースが好きですから・・・。

2007/8/26

8月12日は、OKYAMAロードレース地方&ウエストエリアチャレンジカップ選手権でした。
我々B-SQUARE RACINGは、なかなか岡山で練習&セッティングをする時間が無く
レース当日を向える事となりました。

ここの所、連日35度を越す気温が続き、マシンの水温も楽に90度を越してしまいます。
一応サブラジエター&シュラウドを製作して取り付けたのですが、水温で3~4度変わるだけで

大きな変化は期待できません・・・。

それより、足回りのセッティングを予選&決勝で外してしまい、ライダーもなかなか1分40秒を
切れずじまいでした。
結局予選&決勝共に20位という納得いかない順位でした。
う~ん・・・こちらはもっともっとサスペンションの事を勉強して、理解しなければいけません。 

17日に同じ岡山でのダンロップのタイヤテストに参加しました。
その時には、足回りのセッティングを大きく変更するなどして走ってみました。
その結果良好な感覚がつかめたので
セッティングの方向はわかってきた感じです。

今年のダンロップSPORTMAX GPは、急激なグリップのタレも無く剛性もしっかりした
とても良い感じの
タイヤに仕上がってると思います。

しかしやはり速く走ろうと思えば1に2に練習&セッティングだなぁ・・・と痛感しました。
ライダーの田中君も岡山はなかなか誤魔化しの効かないコースだと言ってました。

9月末にある全日本ロードレース岡山ラウンドにはスポットで出場予定です。
去年のスズカのように、まずは予選通過を目指して頑張ります!
また応援ヨロシクお願いします。

2007/6/29
6月23,24日U-4OPENのレースも行われました。
5月の連休にあったレースでZXR400に乗るN川君はトップ追走中に転倒&リタイヤしました。
その修理&エンジンO/Hを持ってきたのが、なんと今回のレース2週間ちょい前・・・。
周りの仲間から、「Nやんこんな状態の車両アカンで~、もう少しちゃんと整備しいやぁ。」
と散々言われて、やっと重い腰を上げたみたいです。(笑)
 
それにしてももっと早く持って来てもらわなければ、こちらにも段取りがあります。
先にエンジンから取り掛かり、クランクメタルやピストンリングなどを変える作業からはじめました。
ピストンやコンロッドの重量合わせを施し、エンジンは組みあがりました。
 
さぁ、エンジン始動!エンジンは始動したのに、何か吹け上がりも悪く4発がキレイに燃えてない感じです。
「エンジンに問題あり?いやいや、ちゃんと組んだゾ。」コンプレッションを測ってみてもキッチリと正常値・・・。
この問題が出たのがレース3日前。電気関係を調べてまくってもどこも異常ありません。
残るはキャブ?次の日どこからかキャブを借りてきたN川君。そのキャブをつけてみるといい吹け上がり
を蘇らせたエンジン。「あ~良かった、良かった。レース間に合うなぁ。」と言いながら外装の修理に着手しました。
本当は車体各部のベアリング類を換える予定でしたが、間に合わないと判断しレース後にする事にしました。
外装も組み上げて、最後の確認のため、エンジンを始動しようとした時!エンジンがかからなくなりました。
「さっきまで元気にかかってたのに・・・?」またバラして各部を確認です。(汗)
色々調べた結果残るはイグナイター。「これはもう無理やでー。レース諦めー。」と言った所
N川君は「いや、何とかします。借りてきます。」 う~ん・・レースに対して情熱あるというか、諦め悪いというか・・。(笑)
 
金曜日何とかイグナイターを調達して、現地へ到着したらしいです。
金曜の練習で、エンジンのナラシをする予定だったのですが、また現地でエンジンがかからず!
どこまで天に見放されてるんでしょう? 日頃の行いが悪すぎるのか?(笑)
現地で仲間達と原因究明の間に、練習走行時間終了・・・。
原因は、本当に些細なスタータースイッチのカプラーの差込不良。
笑ってはダメですが、笑ってしまいました。
おかげでナラシはバトルファクトリーのシャーシダイナモの上で、イメージトレーニングを兼ねてしたらしいです。(笑)
 
土曜の予選は5位、決勝はN川君得意な雨。
しかし、前回雨のレースでの転倒のトラウマか?足回りセッティングのミスか?7位で終了しました。
 
これで彼も準備は余裕を持って・・・というのが痛感できた事でしょう?
まぁ、何も無くレースも無事終わり今となれば笑えるのですが、しかしこの1週間はドタバタでした。(笑) 


2007/6/25

さぁ、6月23、24日ウエストエリア&スズカインターカップST600のスタートです。
前日金曜日の練習走行から先に、ライダー田中潤司君がスズカ入りして、セッティング&練習開始です。
まだ田中君はこれで3~4回目位の走行で、マシンに完璧に慣れてるとは言えない状態の中
色々なセッティングを試していきました。
燃調のマップも3種類ほど試し、いい感じの所までもってきたのですが、以前から問題点の足回りが
イマイチ決まりません。何度もピットインを繰り返しながら何とかリアは決まってきました。
ただフロントは何をやっても決まらず、23日の予選を向える事になりました。
 
土曜日、梅雨の中休みか?とてもカラっとした好天に恵まれ、予選スタートです。
予選でもやはり問題の思ったラインをトレースできずスロットルを早く全開に出来ない状態が続きます。
1度ピットに戻ってフロントセッティングを変更して、またコースに出て行くという感じです。
ライダーの田中君も出来る範囲の中で仕事をして、何とか2分24秒4のタイムを出しました。
’06モデルで、これもフロントの問題を抱えた状態でも2分19秒台前半を出せていたのに・・・。
予選は22位という結果でした。「う~ん・・・ちょっと問題デカイなぁ・・・。」マシンを作る側としては、
何とかライダーに気持ちよく乗ってもらいたいもんです。土曜の昼過ぎに大阪から3名と、その他色々なパーツを
持って行きました。スズカに着いて早速フォークをバラし作業開始です。
ライダーと色々話をしながら、明日の天気も踏まえて方向を決めていきます。
明日の天気予報は昼から雨。ST600 クラスは朝イチから決勝スタートで「天気はもつかなぁ?」
「雨になれば、こっちにちょっとは有利には運ぶねんけどなぁ・・・。」と色々な想定を考え作業を進めます。
そんな中、ただ1人手は動かず、口がモグモグと動いてるスタッフがいました。
そう、このブログに頻繁に出てくるMr,モザイクことKSR110kg君です!昼飯も2人前半食べてるというのに・・・。(笑)
そんな彼を横目にライダー、メカ、スタッフでマシンを仕上げていきます。
隣で大阪SAM,RTの大西君もマシンの調子がイマイチで自分のマシンを黙々と仕上げてます。
 
夜にはマシンも仕上がり、明日に備えてまたまた宴会?がスタートです。
大阪SAM,RTのヘルパーさん達が作ってくれた夕食を頂き、ビールも空く本数が増えていきます。
またもやその中で、KSR110kg君の本領発揮!カレーを3杯&その他おかずもモグモグ・・・。
周りから「スゲェ!」との喝采?を浴びながらその時だけ彼は光ってました。(笑)
 
決勝当日は朝5時過ぎに起床。
空を見上げれば、どんより曇って空気は重い状態。「こりゃ昼まで天気もてへんなぁ・・・?」と独り言。
ピットでドライ&レインタイヤ両方にウォーマーをかけます。
思った通り8時前には雨がパラパラと落ちてきました。
「ヨシ!これならレイン!」後はライダーの技量に任せ、前後サスを少しいじって雨使用に
するだけです。ライダーもレーシングスーツに着替えスタート前チェックへ送り出します。
コースインが始まり、グリッドにマシンが帰ってきます。
田中君に「どない?いけそう?」と聞くと「大丈夫ですよ、魔法を使ってバチーンといきますよ!」
と頼もしい答えが返ってきました。「魔法が錆びてなかったらえぇんですけどね・・・。」とズッコケそうな
一言付きでしたが・・・。(笑)
雨はパラパラからシトシトに変わって降り続いてます。さぁ!いよいよスタートです。
轟音、水煙と共に38台のマシンが目の前を通り過ぎて行きます。
田中君はスタートも悪くなく、良いポジションで1コーナーに入っていきました。
ウォールにタイム計測と、サインボードで2名出て行きます。
タイム計測は経験豊かな?KSR110kg君のお仕事です。
1周目帰って来た時に「順位は何番やった?」と聞くと「11位です。」と返答。
「えっ11位?1周で11人抜き?そんなワケないやろ~、メシの食いすぎで目悪なったんちゃうか?」
などと言ってましたが、次に帰ってきたら今度は10位じゃありませんか!!
「マジ?潤司君ホンマに魔法使ったか?錆びてへんかったんやー!」などとウォールでうれしい悲鳴です。
残り5周では6位に浮上!こうなれば上を狙うしかありません。
上位とは等間隔で差が開いてます。「イッケー!!」との叫びが聞こえたか、またそこからジワジワと
順位を上げて4位に浮上!等間隔のままファイナルラップへ突入。
ファイナルラップは何故かいつも「イッケー!」から「お願い神様・・・。」に変わります。(笑)
その順位で何とかゴール!!「オッシャー!!」というサインにライダーも足を上げて応えてくれました。
結果はウエストエリアが4位、スズカインターカップが堂々の2位で表彰台をゲットしました。
天気が味方したとはいえ、やはりライダーの技量が際立ったレースでした。
田中君も久々の表彰台でシャンパンの味を味わったと思います。
 
最近600クラスではワールドでもUSAでも全日本でもカワサキ勢は表彰台に上がってます。
エリアでも地方戦でもそれを受け継ぎ表彰台をゲットしていきたいもんです。
それを何とか実現できたレースでした。ライダー、メカニック、ヘルパー、他大食いヘルパー
みんなで力合わせた結果です。この波に乗って8月の岡山エリア戦も上位へ行きたいと思います。
9月には岡山で全日本へ出場予定です。皆さん応援よろしくお願いします。
う~ん・・・その前にフロントの問題を克服してみせます!
 
あとこの日、U4-OPENクラスのレースもあり、そちらも他のライダーは出ていました。
これがまた、1週間前のドタバタ劇があります。それはまた今後のブログで書きたいと思います。
乞うご期待!
 ウエストチャレンジカップST600/鈴鹿インターカップST600レースリザルト

2007/6/18
久々のブログ更新です。
'07モデルのZX-6RRのナラシも済み、本格的にセッティング開始です。
エンジンに関しては全然問題無く、とても速いマシンです。
今年からST600クラスはフロントはインナーカートリッジ、リヤはユニットごとサスペンションが
変更可能なレギュレーションになりました。
まず岡山国際サーキットでライダー大西君が足回りのセッティングを開始した所、やはり少し問題が浮上してきました。
普通のスピードで乗ったらとても旋回性の良いマシンなのですが、レーシングスピードに
なれば、2次旋回がイマイチなのです。
ブレーキを使ってコーナーに進入していく所はあまり感じないのですが
スロットルOFFで入るコーナーなどはフロントサスの動きが遅いのか、曲がってくれません。
フォークをバラしてみるとカートリッジを交換前提なのか、カシメタイプの非分解構造となってます。
これではフォークをいじる事も出来ず、後はオイル粘度とスプリングで調整していかなければいけません・・・。
ブレーキングでもスロットルOFFでもキッチリ反応して、その車体姿勢へ持っていける足を作るなんて、
ノーマルベース(しかも非分解)じゃ無理!!と現在頭を抱えております。
リヤは何とか車体姿勢や動きは決まってきました。
 
フロントをよく使って走る大西君はちょっと戸惑っています。
そのせいか、6月3日岡山国際サーキットであったウエストチャレンジカップでは予選10位とイマイチでした。
決勝は4位まで順位を挽回して、さぁ!これからの時、降ってきた雨に足をすくわれ転倒リタイヤに終わりました。
あれよあれよという間に今週はスズカでウエストチャレンジカップです。
ライダーは田中潤司、去年全日本のグリッドへマシンを並べたライダーです。
彼に託して、こっちは楽したいもんです。(笑)
しかしフロントの問題は何とかこっちが解決しなければばりません。
う~ん・・・と考えてる内にもう時間は無くなりました。
とりあえずやれる事はやって週末に臨みますので、みなさん応援よろしくお願いします!

2007/4/6
先日やっと岡山国際サーキットと、スズカツインサーキットで’07モデルのZX-6Rのナラシをしてきました。
岡山国際サーキットではショップの走行会に便乗させて頂いて、30分×3本を走行しました。
最初の30分は8000~10000rpm、次の30分は1000013000rpm、最後の30分はストレートで
全開を2~3回しました。
エンジンはとてもスムーズに回り、去年モデルよりとても
乗りやすさを感じました。
まだFIのマップなどは何も変更してない状態なので、エンジンブレーキや
開け始めのドンツキなどは多少感じましたが、中速辺りの扱いやすさはGoodでした。
それより、足回りの変化に驚きました。旋回性がとても良いのです。今までのマシンに
乗りなれていたら
ちょっとビックリする位クリッピングめがけて寝ていく感じです。
タイヤは'06モデルでも使用していた物で
タイヤのせいではなく、マシンの特性だと思います。
サスペンションも前後とも良く動いているのがわかり
車体が不安な動きをする事は
全然ありませんでした。
まぁ、まだナラシのスピードなのと、新品のタイヤではないので何ともいえませんが、
去年モデルと比べて、全く別物のマシンに仕上がっています。
去年我々が足回りのセットアップで苦労しましたが、
今年はその辺は解消されるかもしれません・・・。
見た感じ、リンク回りなどはそんなに変化してないように思うのですがねぇ?
しかし今年からレギュレーションでリヤサスの交換や、フロントサスのインナーなどが交換可能になり、
他の車両も戦闘力をアップさせてくるでしょう。我々は当分この純正サスを煮詰めて使っていこうと

思ってます。
また見かけたら、応援ヨロシクお願いします。

2007/3/20
本業(バイクショップ)の方が例年になく忙しいため、
07モデルのST600レーサー製作がなかなか進まずちょっと焦っています。
もうスズカも岡山も第1戦が終了してるというのに・・・。
何とかやっと形になってきて、後は外装パーツを待つのみとなりました。
早く走らせて、セッティングを進めたいと思います。
ライダーの田中君も寒いのは苦手で、ちょうどいいと言えばそれまでですが、
去年に比べて1ヶ月近く遅れています。
 
メーカーキットパーツのオイルキャッチタンクなどは、なかなか凝った作りになっています。
まぁ、収納スペースの少ない車体に取り付けるわけですから、製作した人も色々
考えた結果だと思います。
カウルのペイントまで仕上がったら、転倒しない内(笑)にキレイな姿の写真を
HPにアップするので、また見てください。

2007/1/21
新しい年を迎え、やってきました今年のニューモデルkawasaki’07ZX-6RRです。

昨年は、’06モデルでエリア戦、全日本を戦う中、そのポテンシャルの高さに驚き、
とても速いマシンでしたが、この’07は、それ以上の期待が出来そうなマシンです。
その車体はもちろんの事、エンジンは新設計でとてもコンパクトに仕上がってます。
ピストンやコンロッドも強度アップと軽量化がされていて、まんまレーシングエンジンと言ってよいでしょう。
カムシャフトも作動角は’06モデルより少なくなっているのですが、中~高速をトルクアップさせて
サーキットで扱い易くなってるみたいです。
これで馬力を2ps上げて、14,000r/min(125ps)とはスゴイっすねー。

メインインジェクターは噴射口を減らし燃焼効率を向上させ、セカンダリーインジェクターの噴射口を
増やし噴霧特性を上げてます。
フロントサスペンションもスプリングの位置を下置きにして、減衰の位置依存性を生み出しています。
とにかくフリクションの低減とマスの集中化を狙ったエンジン、車体はクイックなハンドリング特性と
高速のまま旋回できるシャシを実現してるみたいです。
今からワクワクさせてくれる’07ZX-6RR!
レーサーとして仕上げて、セッティングしていくのはまだまだ大変ですが、楽しみでもあります。
今年もB-SQUARE RACINGでは、このマシンでエリア戦&全日本を戦っていきます。
ぜひサーキットで見かけたら、応援宜しくお願いします。

2006/11/6
11月4、5日スズカサーキットで全日本ロードレース選手権最終戦が行われました。
我々、B-SQUARE RACINGは無謀にも?この度、参戦を果たしました。
11月3日の公式練習にはライダー田中潤司君と共に、大阪SAM RACINGの大西君が先に
スズカへ乗り込み、マシンのセットアップを進めました。
練習走行でのラップタイムは2分19秒台後半まで入れて、後は明日の予選へ備えて各部を微調整です。

その日の夜に我々スタッフ3名は合流し、その夜はライダーの意見を宴会?をしながら聞きました。(笑)

我々スポット参戦のチームはピットの割り当てなど無ありません。パドックのテント村で作業をこなさなければいけません。
日が落ちると、電気も少なく暗い所で寒さとの戦いになります。
 
明けて4日、予選は午前、午後の2回行われます。

朝の予選スタート!ライダーはジワジワとタイムを詰めていき、2分19秒276を出し
予選Bグループで18位の結果を出しました。

まだ完璧のセッティングではないけれど、18秒台も見えてきて、欲言えば17秒台に小指が引っかかる位まで来ました。

ヨ~シ!

昼からの予選はその辺を見据えてセットアップを進めよう!
と、サス&燃調を変更、昼の予選に望みました。
しかし、思った以上に路面温度が上がり、セットアップしたリヤのサスペンションが合わず
午前のタイムを上回る事が出来ませんでした。
周りのチームも思った以上にタイムが出てないようで、2回目の予選終了後の感触は何とか予選通過できそうな感じでした。
ST600クラスは激戦で、1秒の間に10台近くがひしめく状態です。

その後、出てきた結果は予選総合38位ながら無事通過!皆の顔に笑顔が広がりました。
出走台数の少ないカワサキ勢とはいえ、9台中3位とは上出来だと思います。
上はTEAM GREENの酒井選手、TRICK STAR MAXの山本選手、
そしてB-SQUARE RACINGの田中潤司!!(間は結構開いてますが)う~ん・・・立派なもんです。
また明日の決勝に備えて、マシンの整備にはいります。
MAX SPEEDの加々見さんが、色々アドバイスをしにわざわざテントを訪ねて来てくれてとても助かりました。
 
5日決勝の朝を向かえて、ライダーにも緊張の色が見えています。
朝8時過ぎからウオームアップランがはじまります。
前日リヤサスの変更と、フォークのオイルを変えました。
朝の気温に合わせて、マップも少しいじりそれを確かめるためのウオームアップランです。
ライダーも悪くない印象でした。
決勝は11時スタート。新品タイヤに変えてGO!です。
全日本のスターティンググリッドへマシンを並べ、ぬけるような青い空を見上げてみんなニンマリと笑顔がこぼれます。
レベル、そして誇り高き全日本のグリッド、本格的にレースを開始して10年・・・。
色々な思いがこみ上げてきます。

スタッフが引き上げて、後はシグナルを待つのみ。
シグナルが変わり、44台のマシン達がエキゾーズトノートが響かせ1コーナーめがけて目の前を駆け抜けて行きます。

ライダー田中君はちょっとスタートを失敗した様子で、数台に抜かれて1コーナーに入って行きました。
後は転倒など無く、無事に走ってくれ~!と心の中で祈ってました。
キャリアある田中君は早くも順位を戻して1周目を帰って来ました。
しかし、思ったようにタイムアップができません。
何かあったのか?今日に向けてやったセッティングが合ってないのだろうか・・・?
その後、前を行くマシンと抜きつ抜かれつの展開が続き、残り周回数だけが減っていきます。
何とかその集団のトップでチェッカーを受けてくれー!と願いが通じたのか、
頑張って残り3周で前を抜いて、34位でチェッカーを受けました。
決勝終了後ライダーに聞いてみた所、やはり前半の5周位はかなりのチャタリングが出たみたいで、
思うようには走れなかったとの事でした。
前日やったフォークオイルの交換と新品タイヤがマッチしてなかった模様です。
加々見さんに聞いたら、新品のタイヤは朝のウオームアップで少し使ってた方がいいみたいです。
今回は色々と地方戦ではわからない公式練習から予選、そして決勝レースへの運び方が勉強できました。
上位もトラブルや転倒があったみたいで、全日本カワサキ選手権(笑)で言えば2位でフィニッシュです。(そんなんあるかい!)
しかしこのリザルトを残せたのも、スタッフの力や、先月に参加したカワサキ主催のFI講習などが実になった結果だと思います。
 
今回、初参加での全日本ロード選手権、皆さん予選通過もままならない中、それをくクリアーし
尚且つ決勝も無事完走できた事を我々は誇りに思います。
我々を応援してくれた仲間達、カワサキモータースジャパン、スポンサードして頂いた皆さんに感謝しています。
順位は34位ですが、宿題も勉強も感動もくれた3日間でした。
 
ぜひ皆さんも1度サーキットに足を運んで、レースの表側、裏側から楽しんではいかがですか?
ドラマや迫力、感動を味わえますよ。
ST600 決勝正式結果表

2006/9/28
10月6日、岡山国際サーキットでカワサキ主催のFI 講習会が行われました。
14日の全日本前という事で、各チームが練習に来ている中、我々B-SQUARE RACINGはその講習会に参加しました。

事の起こりは少し前にTEAM GREENの野村監督から
「今度、岡山でFIセッティングの講習会をやんねんけど、自分ら参加
せえへんか?」と、連絡をもらい参加に至ったわけです。
野村監督曰く、「戦闘力の高いマシンなのに、みんなセッティングの方法&方向性がわかってない。」との事・・・。(汗)
 
当日は、MAX SPEEDの北浦さん、加々見さんを講師に向え午前中を座学、午後よりライディングとなりました。
午前の講習で色々説明を聞き「う~ん・・・なるほど。」と唸る事が多々ありました。
どうも我々はアナログな人間で、このキャブレターに変わるインジェクションシステムのセッティングについては
キャブセッティングの考えをを引きずってる傾向がありました。
全くキャブと違うというワケではありませんが、ファジーなキャブレターに比べ、インジェクションは数値による燃料の制御を行うため、
細部にわたり補正をしなければいけません。
で、その数値を引き出すためには、空燃比計やロガーなど車体に色々取付けて実走し、データ収集するのが1番いいのですが、
これがなかなか高価な物が多くて・・・。(笑)
 
午後からの実走ではまず我々のデーターを加々見さんに見てもらい、少し補正を加え、
スロットル全閉時のエンブレの効き具合や、中速時のスロットルの付きを調整してみる事にしました。
走行後ライダーからは、かなりフィーリングが良い方向に変わり、乗りやすくなったとのコメント。
当日は不安定な天候の中、セッティングとテストを繰り返し、結局30分×4本を走り、気圧が変わり気温が下がったり、
湿度が上がったり、雨が降ったりで、その度フィーリングが変化して、実戦に向けたマップ補正の勉強ができました。
車体のバランスもサスペンションだけでなく、FIの調整でもかなり変わる事が
わかり、収穫の多い1日になりました。
出来ればこれから、空燃比なども拾い上げて、点火時期の補正なども行っていきたいと思います。
今回は実験的なカワサキの講習会でしたが、来年からは定期的に各サーキットでやっていきたいとの事でした。
FIセッティングが迷路に入ってしまってるカワサキライダーの皆さん、またこのような講習会があった際は
ぜひ参加してみてはいかがですか?
霧が晴れたような気分になると思います。
まぁそのためには、我々がもっとFIを勉強していかないといけないと思いますが・・・。(笑)
 
この日最後のセッションは霧雨が降っていましたが、我々の気分を現すように空にはキレイな虹が出ていました。 
さぁ次はこのデーターを元に、スズカのセッティングを探さなければ!
引き続きサスペンションも模索中です。これがまた難しいねんなぁ・・・。(笑)

2006/9/28
今回はレーサーZX-6RRのエンジンオーバーホールしました。
 
新車からFIの変更、サスペンションのセッティングなどを進めて来ましたが、
今回は少しレースインターバルがあったので、この機会に6RRのエンジンのオーバーホールをする事にしました。
オーバーホールと言っても、使用時間はまだ10時間ほどです。
しかし新車出荷時のエンジンの状態は、色々な所がオーバートルクで締まってたりするので、
あまり車体&エンジンに手を入れられないSTクラスには、これによって生まれる
フリクションのロスが結構大敵になってきたりします。
そこで、今回はエンジンの組み直しとメタルの消耗具合を見てクランク&コンロッドメタルの交換、
ピストンリングの交換、
クラッチの交換、各クリアランス調整、燃焼室の加工などをしました。

クランクシャフトのダイナミックバランス、コンロッド&ピストンの重量合わせもフリクション低減に
役に立つと思います。

コンロッドで3g前後、ピストンで1,8gほどの重量差がありました。

一つ一つを組み直していく時、念入りに・・・・”愛情”を込めたつもりです。(笑)

後は少しのならしと、FI&足回りのセッティングをもっと進めて、
11月の全日本ロード選手権、鈴鹿ラウンドへ殴り込み・・・いや、お邪魔しに行きます。(笑)
今、一番激戦の全日本ST600クラス、ものごっつ敷居が高いんやろなぁ・・・?
最後尾でも予選通れば上出来でしょう!
みなさん、応援ヨロシクお願いします!

2006/8/7
8月6日岡山国際サーキットで行われた、ウエストチャレンジカップST600。
我々、B-SQUARE RACING & 大阪SAM,RTはライダー大西明君で臨みました。

1週間前の練習で、ライダーが転倒してマシンが大破・・・。

しかし、マシン本体にはそんなにダメージは無く、外装関係その他諸々で済みました。
1週間で修復を完了し、2日の水曜日からライダーは現地入りして、セッティングを出す試みをしていました。
なかなか思ったセッティングを探したんですが、これといった方向が定まらず決勝を迎えました。
車高を上げたり下げたり、ダンパーをかけたり抜いたり・・・。足が決まらなければどうにもなりません。
まるでピンポイントのセッティングを探すような作業が続きました。
 
ライダー大西君は普段はTZ250で、このサーキットでは楽勝1分35秒前半は出せるライダーです。
しかし足回りのセットが出ないマシンでは、1分38秒4で予選を終了、12位でした。

決勝は11時過ぎからで、気温も上昇!水温もかなり上がって95℃を越える有様・・・。
う~ん、真夏のレースは辛そうです。ストレートも普段はパワーあるマシンですが、水温上昇で
イマイチ伸びない状態でした。
そんな中、足回りの決まらないマシンで大西君はよく頑張ってくれて11位でフィニッシュしました。

水曜日から知恵熱が出るほど、ああでもない、こうでもない・・・とセッティングを考えてましたからねぇ。(笑)
今回も課題が多く残るレースとなりましたが、何とか次に繋げて克服していきたいと思います。
しかし難しい・・・誰か教えて~!(笑)

ウエストチャレンジカップ選手権ST600リザルト

2006/7/5
さぁ、KSR110の4h耐久レースがやってきました。

前日夜より現地入りした、ライダー4名、初心者ヘルパー1名、熟練ヘルパー1名、カメラマン兼チーム監督1名の
B-SQUARE RACINGの面々。
当ブログでプチ有名人になった?モザイク太郎(Y氏)は前日よりやや興奮気味でした。(笑)
晩メシを取りながら、色々彼なりに戦術を考えたり明日の天気を気にしたりしてました。
ダイエットの効果もあったようで、1週間前に体重を量ったら、99,8kgに落ちていて
「見てください!」と周囲に確認させるありさまでした。

-10kgはよく頑張ったと思います。

一夜明けてレース当日、朝から雨はシトシト降っていました。
私は雨のレースは得意で、このまま雨が続いてくれても全然OKなのですが、モザイク・・・いや、Y氏はやはり
雨は怖いみたいで、不安の色が顔中出ていました。
「大丈夫!体重あればブレーキングさえ気をつければ、トラクションかかって普通よりスベリにくいから。」と
励まし選手受付、車検を済ませました。

午前中30分という短い練習時間で、マシンのセットアップを見なければいけません。
練習時間が始まり、私が1番でコースイン。タイヤはダンロップTT72GP。
タイヤのグリップを探りながら走ります。TT72GPはかなりのグリップ力を見せてくれて、まったく不安は
ありませんでした。マシンの方は思っていた通りバックストレートに入る前のコーナーでは上り勾配がキツく
思ったようには走ってくれませんでした。これはコーナーリングスピードを落としたらキツイなぁ・・・。
なるべくスロットルオープンで大きなラインを取って、ストレートは蛇行で走るか・・・。と色々探っていました。
ヘアピンのシフトダウンは特に気をつけなければ、2速と3速のギヤが離れているのか、3→2へ落としたら
かなりのエンブレがかかるみたいで、早めのシフトダウンはオーバーレブ気味になるので、ブレーキで減速してからの
シフトダウンが要求されました。一応練習が終わって他のライダーにその事を伝えました。
 
いよいよ午後1時過ぎローリングスタートでレース開始です。
第1ライダーの私は、とにかく前を走るマシンを目標にさだめ、1台1台を抜いていきました。
我々のクラスはSSクラス(ちょこっと改造クラス)、オープンクラスの車両はストレートは速いので、コーナーの突っ込み
でかわすのがほとんどでした。何とかクラス1位で第2ライダーへ。
第2ライダーは原付レース経験者二十歳のヤングガイ!元気に飛び出して行ったのはいいのですが、
2周後他車と絡んで2コーナーで転倒!ダメージは無くすぐにリスタートできたみたいです。
その転倒で4位まで落ちたのですが、Y氏の堅実な?(笑)安定感あるライディングでそれ以上
順位を落とすこと無く2時間が経過・・・。雨は時折強く降ったり、また弱まったりのコンディション。
2時間後また第1ライダーへ交代。スズカなどの耐久で使っているクイックチャージャーで給油を済ませ
いざGO!何とか2位まで順位を上げて(総合でも15位)、第2ライダーヤングガイへバトンタッチです。
今度はヤングガイも頑張りを見せて、前回より数秒速いラップタイムを刻みます。

30分の走行を終え、出番です!Mr,モザイクY氏!!

Y氏もかなり慣れて来てどんどんタイムを上げてきました。雨も止んで薄日も射してきて、
路面はヘビーウエットからウエット路面へ・・・。
第4ライダーはとても安定感あるライダーで安心して任せられます。
残り5分を切って、我々は秘かに心の中で「2位GET!」のガッツポーズをしていました。

しかし!!レースとは・・・を思い知らされる場面に出くわしたのです。

場内アナウンスが「お~っと?ゼッケン#45ヘアピンでストップ!!これは現在クラス2位のB-SQUARE RACINGかぁ?」
「これはKSR110kgのチームだー!このチームには完走してもらいたかったー!」と言ってるではありませんか・・・。
耳を疑いましたが、確かにアナウンスしています。我々は息を切らしながらヘアピンまで走って行きました。
やはり現実にKSR110kg号はストップしています。ライダーに近寄り状況を聞いたら、どうもエンジントラブル。
ヘアピンを抜けて行くマシンを横目に、ここで我々のレースは終わりました・・・。

次の周にはクールダウンでみんな走って来ます。あと1周半・・・劇的なENDですが、悔しさ倍増のENDでもありました。
第4ライダーに詳しく聞いた所、1位のチームが見えていたので、無理なシフトダウンを繰り返したそうです。
欲をだしたらこうなるのか?いや、レースは欲を出さなければ前には出れませんからねぇ・・・。
いい勉強&教訓になったレースでした。天気にもかなり助けられたと思います。
90台位のエントリーの中、クラス2位、総合でも15位を走行できたのですから・・・。
 
Y氏は今回とてもエンジョイできたらしく。大阪に帰ってきて打ち上げをしてる時、
目を輝かせて「次回までもっと練習をしますよ!えっ?ダイエット?もちろん頑張りますよー!」
と、つくねハンバーグとラーメンと、もちチーズベーコンとから揚げを頬張りながら語ってました・・・。(笑)
 
経済的にもリスク的にも少なくて済むKSRレース、皆さんも一緒にエンジョイしませんか?
小さいながらも充実したレースを経験できると思います。



2006/6/28
今回ウエストチャレンジ/鈴鹿インターカップST600が我々B-SQUARE RACING、久々のレースとなりました。
’06ZX-6RRを3月からセッティングを詰めてきて、何とか練習ではいい感じになってきていました。
想定タイムは練習で22~23秒台が出ていたので、新品のタイヤを履かせて、20秒台。
コースコンディション&ライダーコンディションが良ければ、19秒台を狙ってました・・・。
が、しかーし!!24日の予選で、新品のタイヤを履かせた所、タイヤのグリップが強すぎるせいか、
今まで眠っていたフロントのチャタリングが起きてきたんですねぇ・・・。
予選結果は22秒後半で、21位です。練習の古タイヤとそんなに変わらず?
ライダーの田中君曰く、「すごろくの振り出しに戻る状態ですわー。」との事。

う~ん・・・よりによってこんな時に・・・。練習でも新品タイヤを履かせて1度位は走行しておけばよかった・・・。

が正直な感想です。(プライベーターの辛いとこです。笑)
けど四の五の言ってる余裕は無く、明日朝イチからのレースなので、セッティング変更の方向を決めなければいけません。
一応、今入れてるスプリングより一つ硬目のスプリングを用意して行って、最後の判断はライダーに任せました。

夜の7時位まで田中君は悩んでましたが、とりあえず今回は大きなバクチは止めておこうとの判断で、
フロントの突き出し量、イニシャル、ダンパーの伸び&圧の変更にとどめました。
後はブレーキ廻りの清掃やら、車体関係の整備をして終了。
夜は、大阪SAM RACINGの人々とバーベQを楽しみ、翌日に備えて・・・zzz。
 
明けて25日、朝5時半起床!う~ん・・・いくつになっても朝早起きは辛い!
天気は曇り、予報では昼前より雨。
大阪からお客さんも応援&手伝いに朝早くから駆けつけてくれました。
7時半よりスタート前チェックが始まり、スタート進行でいざグリッドへ・・・。
ポジションは真ん中よりやや前で、田中君にとっても久しぶりのレース。
グリッド上で、「ほな頑張って!」と言って、我々はピットへ戻りました。
さぁ!シグナルがレッドから消えてスタート!!
と思ったら、1人だけ大ウィリー大会(笑) あ~ちょっとスタート失敗です。
2~3台順位を下げましたが、そこは経験豊かなライダー田中!
3周後には、11位まで順位を上げて来ました。
しかし、また試練?です。5周を過ぎたあたりからパラパラと雨が落ちてくるではありませんか・・・。
「う~ヤバイ!」しかし「いや、待てよ?サスペンションのハンディが少しはマシになるかも?」
雨はそれ以上増える事も無く、終盤までパラパラ状態。
7周辺りには8位まで順位を上げる田中君、一時は7位のライダーに0,7秒位まで迫りました。
こちらはやや路面がすべりやすくなっているので、モニターとストレートを過ぎる姿を確認しながら、
心の中で「神様~!」100回位唱えていました。(笑)
そして無事8位でチェッカー!「ヨッシャー!!あのフロントで大変よくできましたの◎!」
クラスでは7位ゲット!しかし、これから少しインターバルがあるので、色々と煮詰めていかなあきません。
ライダーの田中君曰く、「2,3回逆ハンあててのヤバイ時ありました。滑って行って、止ってくれー!がありましたねぇ。」
との事。いやいや、よくご無事で・・・。

友達の大阪SAM-RTの大西君はウエストチャレンジGP250で大垣君は近畿、鈴鹿選手権で共にGP250クラスで優勝を飾りました。
しかも大西君はポールtoウィンで、「すんげぇなぁ・・・。」の一言に尽きます。
我々も見習う所が多かったですねー。
と、こんな感じでレースは終了しました。
 
さぁ!これからは今週末に岡山国際サーキットであるKAZE主催KSR110の4時間耐久レースに向けて切り替えです。
何とかマシンも仕上がってるのですが、その辺を少し走っただけで、コースでは1回も走らせていません。

ミニのコースへ1回でも走らせれば、色々わかるんですがねぇ・・・。
これはホンマのぶっつけ本番になるみたいです。
大丈夫か?110kgモザイク太郎!(笑)
                          つづく

2006/6/3
来る7月1日、KAZE主催、岡山国際サーキットで行われるKAZEスーパーバイカーズミニレースin岡山国際サーキット

kawasaki KSR110 の4h耐久レースに参加することになりました。
元々はお客さん(以下 Y氏)が、「今年はスズカサーキットのライセンスを取得してレースをしたい!」という思いから話がはじまりました。
Y氏は今まで、1度もレースらしいレースは経験した事が無く、サーキットも走行会で2度ほど走っただけ・・・。
じゃあまずはレースを経験しよう!という事で選んだのが、今回のお手軽なミニレースからのスタートになりました。
ベースとなる車両は Y氏 所有のKSR通勤快速号、早速レギュレーションにあわせて只今改造中です。
耐久レースなので今の所、4名でエントリー予定です。真剣勝ちに行くゾ!という雰囲気ではなく、
和気あいあいと、その日1日を楽しもうという趣旨です。
何故なら、その Y氏 は何と体重110kg!!
KSR110とは排気量じゃなく体重だったのか?(笑)しかし Y氏 も現在少しは努力しようと、只今減量中でございます。
Y氏には まぁ、ぶっつけ本番のレースになると思いますが、またこの場で色々報告していきたいと思います。
乞うご期待!

さて、ST600の方はと言えば、やっとフロントのチャタリングも消えつつあり、良い方向へセッティングが進んでいます。
フォークのオイル&スプリングを変えたり、フォークの突き出し量を変更したり・・・。
リヤの高速ダンパーのセッティングを変えていった所、なかなか良い方向へ進みました。
6月25日のウエストエリア&スズカインターカップST600クラスに出場予定です。
皆さん、応援ヨロシクお願いします!


2006/5/16
連休明けの5月8日にスズカサーキット東コースでダンロップ主催、ニュータイヤGPR-α10の試走会がありました。
中型車から大型車までをカバーするスーパースポーツラジアルタイヤです。
 
私はダンロップから依頼を受け、その試走会の先導を務める事になりました。
他にも国際ライダーや全日本ライダーが数名先導を務め、空いた時間に先導車が9台でデモレースを行うというイベントでした。
当日は天候にも恵まれ、タイヤの試走会にはとても良いコースコンデションでした。
まず我々スタッフはダンロップの技術関係者から今回のGPR-α10の開発コンセプトや構造などを色々聞き、頭で理解して、
さぁ次は実走でどんなタイヤなのかを判断するわけです。
試走会に参加してくれていたお客さんも、走行後色々アンケートに答え
ていました。
 
私は、試走会の先導役なので、全開で走るわけにもいかず、そこそこのスピードで走ったところそれでもグリップ力、ハンドリングな
どは結構わかりましたね。
それから先導車9台による全開デモレースのスタートです。一応デモレースなので、本番のレースより力を抜いた走行をしましたが
、それでもGPR-α10の高いパフォーマンスがわかりました。
デモレースを行ったマシンはさまざまで、スーパースポーツ1000cc、ミドルクラススポーツ600cc、ビッグネイキッドなどなど・・・。
 
走行後の感想を簡単に書いておきます。
まず剛性感が高そうなタイヤなので、内圧をフロント2,1kpaリヤを2,2kpaに設定。
タイヤ形状なのか、切り替えし時にフロントは少し重たく感じましたが、安定感は抜群でフロントの不安な動きは全くありませんで
した。
スズカ東コースの2コーナーと最終(ショートカット)コーナーでフルバンクからスロットルオープンしていったら、リヤが少し流れる
感じがありました。流れると言っても、スパッと来るものではなく
ニュルニュルとリヤが出る感じです。
これは私が乗っていたZRX1200の車重などによるものかと思われます。
 
全体的にはとてもナチュラルな感覚で、安定感があるタイヤだと思いました。
ワインディングやサーキット走行会などにとても適してるタイヤだと思います。
皆さんも1度、このダンロップGPR- α10を履いてみてはいかがですか?

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