長浜・豊公園
長浜城は湖北の拠点として秀吉が築いた。湖岸の城跡とされる一帯が「豊公園」として市民に親しまれ、
とりわけ桜の季節には多くの観光客を集める。
 清滝寺徳源院
米原市、山東町清滝の徳源院は前身を清滝寺と言い、近江などの守護職をつとめた京極家の菩提寺であった。
境内には「導譽桜」があり、三重塔墓所がある。また、近くには元弘の変で捕らえられ、斬首になった北畠具行がある。
 三 島 池
米原市、山東町の三島池は伊吹山を映して季節を問わず多くの人々が憩う自然豊かな環境にある。
 奥琵琶湖パークウエイ
琵琶湖パークウエイは琵琶湖の北 、葛籠尾崎を巡るドライブウエイである。
目の前に竹生島や菅浦の集落を望む道路沿いに続く桜並木は海津大崎の桜と双璧をなす。
 海 津 大 崎
琵琶湖の北端にある海津大崎湖周道路沿いの 桜並木は数キロにおよび道路を覆い、琵琶湖に張りだす。
滋賀県随一の桜の名所となり、多くの観光客を集める。
 マキノ・清水 (しょうず)の桜
清水(しょうず)の桜は、国道161号線沿いの墓地に咲く樹齢300年以上とされるアズマヒガン桜である。
案内によるとその昔、加賀藩主前田候が、上洛の折り何度も振り返り眺めたとの事で「見返りの桜」とも言われている。
 びわ湖バレイ
比良山系の蓬莱山、打見 山が観光開発されて久しいが、この「びわ湖バレイ」ゴンドラ乗場の駐車場周辺には千本近くの桜があり、花を目的に訪れる人も多い。
 仰木・棚田の桜
棚田風景が有名な大津市仰木町は京都・大原への仰木越、現在は奥比叡ドライブウェイの起点でもある。
平尾地区の棚田を見おろす様に立つ1本のソメイヨシノである。

 奥比叡ドライブウェイ
奥比叡ドライブウェイ沿線に咲く桜は、例年4月末からゴールデンウイークが見頃の八重桜が主である。
比叡の峰々には国宝根本中堂をはじめ横川中堂など延暦寺の堂塔伽藍が数多く点在する。
 薬 樹 院
坂本周辺は古代の「ヒエ」の地、琵琶湖水運を基に多くの人々が住まうところであつた。
後年、天台仏教が比叡に興隆すると坂本は里坊の街として栄えた。 薬樹院は日吉神社大鳥居脇にあり、「太閤桜」がよく知られる。
 三 井 寺
園城寺は天智、天武、持統の三帝の産湯に用いられた霊泉があり、「御井の寺」が三井寺と呼ばれるようになった。長等山の麓に堂塔伽藍を配した天台の名刹であるとともに、西国十四番札所の観音堂もある。境内には多くの桜があってライトアップもされるなど、疎水の桜、長等公園の桜とともに親しまれている。
 疎 水
琵琶湖疎水建設は北垣京都府知事の情熱もあって明治18年に着工、最終的に第二疎水まで完成したのは明治45年のことである。この取水口が長等山のふもとにあり、三井寺とともに桜の名所として知られる。
 膳 所 公 園
近江大橋西詰めあたりにあり、 関ヶ原の合戦の翌年の慶長6年(1601) 徳川家康が琵琶湖畔の膳所崎に 大津城を移築して築城させたのが膳所城で、現在本丸跡は膳所城跡公園として市民に親しまれている。
 茶 臼 山 公 園
茶臼山公園は茶臼山古墳を中心に整備されている。古墳は彦坐王とも、壬申の乱に敗れた大友皇子一族の墓ともいわれる。現在古墳東部に除火神としての秋葉神社が祭られ、 旧膳所城の本丸二層隅櫓が一部改築されて芭蕉会館となっている。
 園 山 
昭和の初めから操業を始めた東洋レーヨン、現在の東レの所有地でもある園山は多くの桜がある。
JR石山付近からも西方に淡いピンクに染まる小高い園山の丘陵が望まれる。
 佐久奈度神社 

琵琶湖から流れ出る唯一の川が瀬田川であり、鹿跳橋のあたりでは瀬を噛み泡立つ流れになっている。
この瀬に因む祓いの神を祀るのが佐久奈度神社で、周辺にはカヌーやピクニックで訪れる人も多い。

 畑・都しだれ

信楽川の支流岩谷川を遡る畑の地はコウモリヶ岳深堂山と続く山並の山麓に開けた聚落で、深堂(ふかんど)の郷とも称される。
「都しだれ」桜は平家滅亡に際し、都落ちした人々によりもたらされたと言い伝えられ、
案内によると桜は樹齢400年以上とされている。

 旧草津川堤防

草津川は国道1号線も川の下を通る天井川で有名であつたが、近年バイパスが完成した。
旧草津川の堤防には多くの桜があり、花の季節には市民で賑わう。
旧東海道と旧中山道はこの地で分かれ、近くの本陣跡とともに標石が往事をしのばせる。

 近江富士花緑公園

野洲市三上、近江富士(三上山)の西山麓にあり、桜は数多くの品種が植栽されていて永く楽しめる。
園内には桜のほか多くの花木や草花がそだてられていて、
季節を問わず楽しめるよう公園としての施設も完備している。

 笠 原

守山市の笠原地区、野洲川左岸の堤防一帯にまだ若樹のソメイヨシノが咲く。
開花期には夜間のライトアップもあり、多くの花見客の車が堤防に列をなす。

 大福寺・徳本桜

土山町岩室の大福寺の境内、本堂前に徳本桜があり、花の季節には近隣の老若男女が訪れる。
案内によると文化年間、徳本上人の信者による徳本講の記念に植えられたとある。

 う ぐ い 川

野洲川の上流、土山の鮎河は野洲川の支流うぐい川の桜で有名である。
川の堤防沿いに咲く桜は流れに影を映し、ライトアップされた夜桜も風情がある。

 延 命 公 園

延命公園は旧八日市市、現在は東近江市の市街西側、箕作山に続く山裾にあり、
花の季節には市街に近いこともあって花見の人出が多い。

 彦 根 城
彦根城は国宝四城(姫路城・彦根城・犬山城・松本城)のひとつ 、数少ない本物の城である。
関ヶ原の戦いで活躍した井伊直政の子直勝によって、琵琶湖に臨む小高い金亀山に築造。その後、300年にわたって歴代の井伊家の居城とされた。