1960年に、カンヌ映画祭のアニメーション部門が独立して、世界最大規模で、最古のアニメーション映画祭「アヌシー国際アニメーション・フェスティバル」がフランスで始まりました。その後、1985年に国際アニメーションフィルム(ASIFA)から公認された世界5大アニメーションフェスティバルの一つとして第1回大会が開かれ、今年で22年目の11回大会を迎えました。2年に一度、だいたいこの8月の24日ごろから開かれているようです。                
 NHKのプチクレイアニメ 『ニヤッキ』で有名な伊藤さんもこの広島大会で入選したことが大きな自信になったと言われるし、先頃アカデミーアニメーション賞を3回目も受賞した『ウォレスとグルミット』で有名なニック・パークさんも遙か昔から出品されたというぐらい凄い大会なのです。                                         

 ちなみに我々日本人はアニメーションと聞くと、映画のジブリやテレビの商業アニメーションをつい思い浮かべがちなんですが、この広島国際アニメーションなどは、どちらかといえば、アートアニメーションの為の大会です。でも、前回日本人として初グランプリを受賞した山村浩二さんに言わせると、アートと商業の区別は曖昧で、どちらかといえば、制作する作家の個人の想いが表現されているかどうかを判断の基準に置くべきだとのことです。              










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