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「鏡の中」 洋画演習3.jpg 2002年 F30号(90.9X72.7cm)
キャンバスに油彩
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前回「化石のゴング」を描いていてやっぱり、自分の原点は人物だ
と気づいてもう一度しっかり人物を描いた作品。
だから、前回の作と同じく人物の顔は青白い。今見ると、ホラー映
画の「リング」か何かを思わせそうですが、ちゃんと明るい現実世界
と鏡の中の青のうらぶれた世界を分けたつもりでした。
ところが、大学の先生からの評価は散々でした。
自分の作品世界の構築がせっかく見えかけたのに後退したと言われ
ました。
写真では分かりにくいけどジーパンの質感はよく描けていると珍しく
師匠のI先生も褒めてくれたんですがね…。
要は写実的な「絵」は、我々素人の毛が生えた程度の作品では全
く話にならないんでしょうね。小磯良平並にデッサン力がないと駄目
みたいだと僕は感じました。(あくまでも私見ですよ。)
確かに好きでけど、小磯良平には到底成れません。
(そもそも絵を始めた動機は、小磯良平の複製画や(ややマイナー
ですが)高塚省吾の実物を買いたいと思って、それらに数十万円払
うぐらいなら上手くなって自分で模写しようという低い志から来てま
すからね…)
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