M8周辺の天の川


M8周辺の銀河


 いて座の南斗六星の柄の部分にあたるところです。夏の星域で最も人気のある場所といっても過言ではないと思います。特に「干潟星雲」と呼ばれるM8(写真中央の赤い散光星雲)は、銀塩、デジカメ、冷却カメラ・・・いろいろなデバイスで撮影されている大人気の星雲です。眼では色まではわかりませんが、ボンヤリとした雲状に見え、存在はすぐにわかります。赤の感度が高いフィルムを使えば、標準レンズでも簡単に写りますので、チャレンジされてみてはいかがでしょう。

 周辺部の淡い部分を写しとりたかったので、少し長めの露出となっています。干潟星雲の中央部が飛びそうな露出時間でしたが、なんとかもってくれました。写真からはM8とM20を取り巻く銀河の濃淡、それに天の川の中に点々と存在するHII領域が見て取れます。

 撮影条件
NFD400mmF2.8+ペンタ67にて撮影
EM-200赤道儀 BORG76ED+STVにて自動ガイド
露出35分 エクタロームE200
撮影地:奈良県下北山村付近
2004年4月29日撮影

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